JPS6085481A - 磁気デイスク記憶装置 - Google Patents

磁気デイスク記憶装置

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JPS6085481A
JPS6085481A JP19298783A JP19298783A JPS6085481A JP S6085481 A JPS6085481 A JP S6085481A JP 19298783 A JP19298783 A JP 19298783A JP 19298783 A JP19298783 A JP 19298783A JP S6085481 A JPS6085481 A JP S6085481A
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spindle
spindle shaft
bearing
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Toshio Hishinuma
菱沼 寿夫
Chikayuki Sogabe
曽我部 親之
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は小形化・高密度化・大容量化を実現するのに好
適な磁気ディスク記憶装置に関する。
〔発明の背景〕
近年、小規模電子計算機用の記憶装置として8インチ径
、5インチ径、3インチ径磁気ディスクを使用した小形
の磁気ディスク記憶装置が普及しつつある。このような
小形磁気ディスク記憶装置は、フレキシブルディスク装
置と互換性を持たせると非常に便利である。ここで互換
性とは、例えばTEC装置(ターミナルコントローラ)
に搭載されていたFDI)(フレキシブルディスク装置
)を前記小形ディスク記憶装置と取り換えるということ
を意味する。互換性を持たせるためには物理的インター
フェイスおよび電気的インターフェイスをフレキシブル
ディスク装置と同等のものにする必要がある。このため
、小形化された高密度大容量磁気ディスク記憶装置の開
発が切望されてるが、大形磁気ディスク記憶装置以上に
技術的に難しい点が多い。
従来の5インチ程度の小形磁気ディスク記憶装置は、記
録密度が低く、サーボ位置決め方式を採用していないた
めに、トラック間隔予裕度も大きく少々スピンドル部が
傾いてオフトラック現象(熱変位等により所望のトラッ
クアドレス位置よりずれ、目的のトラックアドレスの情
報が読み出せなくなる)が発生しても10μm程度まで
は問題なく読取り可能であり、またスピンドルハウジン
グ剛性が少々小さくてもサーボヘッドがないためサーボ
振動を発生しない。そのため、スピンドルハウジングは
、アルミニウムダイキャスト鋳物で一体構造に形成され
たものを使用しており、スピンドルシャフトを支持する
一対の軸受と材質が3− 異るため、スピンドルハウジングと軸受とは異なった線
膨張係数を持ち温度変化により隙間を生じ、その結果ス
ピンドルシャフトが傾くことになる。
一方、低価格で高密度化を図るためには、トラック間隔
およびトラック幅を非常に小さなものにしなければなら
ない。この結果、トラック間隔予裕度は1.5μm程度
の小さな値となる。したがって、記録密度が低くトラッ
ク間隔予裕度が比較的大きい場合には問題にならなかっ
た温度変化に起因するオフトラック現象が問題となって
くる。
ハード磁気ディスクを使用した磁気ディスク記憶装置の
ヘッドディスクアッセンブリの封止体(以下、HDAと
呼ぶ)に収納する部品は清浄なものでなければならない
。また、HD A内部で異物粒子を発生したり、外部よ
り異物粒子が侵入してはならない。これは、磁気ディス
ク面と磁気ヘッドとの間は0.5μm程の浮上量を保ち
ながら空気ベアリング効果により浮上しており、このよ
うに近接して高速回転している磁気ディスク面と磁気ヘ
ッドとの間に異物粒子が介在すると、磁気ディ4− スフ面に損傷を与え、情報の記録/再生が不可能となる
。このために、HDA内に収納する部品は超音波洗浄等
を行い、かつ組込み部品はすべて防塵室内の非常に清浄
な雰囲気中で組込まれるのが一般的である。しかし、い
くら注意を払ってもある程度の異物粒子の存在は避けら
れない。この異物粒子は装置の信頼性を著しく損なうこ
とになるため是非とも除去しなければならない。
従来の塵埃濾過機構は自己循環空気系が主体である。自
己循環空気系とは高速回転する磁気ディスクの内外周の
差によりHDA内の空気を循環(ポンピング効果)させ
るものである。
自己循環空気系の塵埃濾過機構の一つに、磁気ディスク
組立体の上部に平板形塵埃濾過機構を設けHDAの封止
体内の空気を清浄にする方式のものがある。この方式は
、塵埃濾過機構が平板構造であるため濾過効率が悪く、
内部を早く清浄にすることが難しい。また、上部ディス
ク面と平板形塵埃濾過機構との間隔をある程度とってお
かないと、磁気ディスクの高速回転により風損が多くな
リ発熱量が増大するため小形化に限度がある。さらにこ
の間隔が大きい場合は、塵埃が塵埃濾過機構を通過しな
いこととなり、濾過効率を低下させるという欠点がある
自己循環空気系の塵埃濾過機構のもう一つの例として、
HD A封止体内に立方体形塵埃濾過機構を設けたもの
がある。この方式では濾材の表面積を大きくし濾過効率
を高めるため、濾材を数層に折り曲げている関係上、塵
埃濾過機構が大きくなるので小形化には不適当である。
また、このような塵埃濾過機構を5インチ径、あるいは
3インチ径の磁気ディスク記憶装置の封止体内に収納で
きるようにするため濾材の折り曲げ層数を少なくし形状
も小形にしようとすると、塵埃濾過機構を適度の風量が
通過するとき抵抗が大きくなる結果、圧力損失が大きく
なり内部循環効率および塵埃の補数効率が悪くなる。さ
らに、立方体形塵埃濾過機構を形成するケーシングと折
り曲げ構造となっている濾材の端面(ケーシングと接す
る面)を完全に封止するため、接着材等でその周囲を密
閉しなければならない。また、接着する場合、端面が平
面でないため作業が難しく、作業工数も多くなる。この
ため塵埃濾過機構が非常に高価なものとなり、安価に製
作すべき小形磁気ディスク記憶装置には不適当である。
=7− 次に、従来の小形磁気ディスク記憶装置の空気循環系の
欠点について説明する。
HD Aの封止体内の異物粒子を取り除き、さらに封止
体内の温度を一定にするために内部の空気を循環させる
必要がある。フレキシブルディスク装置と互換性を持た
せ交換可能とするために、装置自体の高さ寸法に制限が
あり、空気循環方法として装置の下部にあるベース側を
循環する方法がとられている。この方式では、スピンド
ルシャフトに取り付けられたハブの下部より空気を流入
させ、ハブの側面に複数個の貫通穴を設け、かつ複数個
のディスクスペーサに複数個の貫通穴を設け、内部空気
を循環させるものが主体である。
しかし、この方式は、スピンドルハウジングの外径とハ
ブの間が非常に負圧になるため、スピンドル軸受の高速
回転による軸受グリースの基油の油味や、外部からのH
DAの封止体内への異物粒子の流入を助長することにな
る。そこで、この欠点を解消するため、回転時密封すべ
きスピンドルシャフトとスピンドルハウジングとの間に
磁性流=8一 体を注入し、磁気回路を構成することにより磁性流体シ
ールを形成している。
しかし、磁性流体シールは、部品点数が多く、作業工数
も増大するため非常に高価なものになる。
また、磁性流体の注入作業は非常に困難であるうえ、適
量を注入しないと磁性流体が回転時に漏れ飛散してくる
。さらに、長時間の使用によりシール効果が低下する。
また、磁性流体はスピンドルシャフトと接触しており粘
性トルクにバラツキが出るため、立上り/立下り時間に
バラツキが出たり、温度変化時に回転ムラを発生するこ
とになる。
また、前述したハブの側面に設けられた複数個の貫通穴
は、ハブの削性を低下させ、振動の原因となる。
次にヘッド位置決め機構について説明する。
フレキシブルディスク装置は、横置き、縦置き、垂直置
きといろいろな向きに搭載されているため、フレキシブ
ルディスク装置を小形磁気ディスク記憶装置に置き換え
るためには、ヘッド位置決め機構についても各向きに搭
載が可能となるよう構成する必要がある。
ヘッド位置決め機構には、大別して、磁気ヘッドを回転
的に移動させる回転駆動方式と直線的に移動させる直線
駆動方式との2種類がある。
垂直方向に搭載すると、直線駆動方式では前進方向と後
退方向とでキャリッジ重量が異なってくるため、ボイス
コイルを使用する場合、速度制御をするための速度カー
ブが2種類必要となり、2種類の制御機構を要するため
高値なものになる。
また、回転駆動方式においても回転支軸に対する第1次
モーメントの釣り合いがとれていないため同様のことが
言える。また、装置を輸送する場合、第1次モーメント
の不釣台によりヘッドと磁気ディスクが回転接触し磁気
ディスクに損傷を与えることになる。さらに、回転支軸
の剛性不足によりサーボヘッドの振動を誘起したり、組
立性が非常に悪いものとなっている。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記のような従来技術の欠点を解消す
るため、オフトラックマージン向上、塵埃濾過機構の小
形・安価・高性能化、およびサーボヘッド振動の低減を
図り、装置をあらゆる方向に実装できるようヘッド位置
決め機構を構成し。
フレキシブルディスク装置と互換性のある安価、小形、
大容量、高性能の磁気ディスク記憶装置を実現すること
にある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため、本発明は、スピンドルシャフ
トと、該スピンドルシャフトを軸受を介して回転支持す
るスピンドルハウジングと、磁気ディスクを支持し前記
スピンドルシャフトと連動して回転するハブと、磁気ヘ
ッドを位置決めするヘッド位置決め機構と、塵埃濾過機
構とを、ベースとカバーとで形成される封止体内に有す
る磁気ディスク記憶装置において、前記スピンドルハウ
ジングを嘆質の異なる第1部材と第2部材とで構成し、
前記軸受と接合する前記第1部材の材質を該軸受と同一
にし、前記ベースと接合する前記第2部材の材質を該ベ
ースと同一にし、また前記ヘッド位置決め機構として回
転型を採用し、その回転11− 支軸に対する第1次モーメントを同一にし、また、前記
塵埃濾過機構を円錐形とし、その一部に前記磁気ヘッド
の通行用孔を設け、該通行用孔の縁に立下げ部を設け、
前記スピンドルシャフトに対向する前記カバーの位置に
当該塵埃濾過機構を設置し、また、前記ハブの形状を貫
通穴のないリブ形状とし、前記ベースをリブ形状とし、
さらに該ベースの外周縁部に立上げ部を設けたことに特
徴がある。
12− 〔発明の実施例〕 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
磁気ディスク組立体1は、概略構造としてはスピンドル
シャフト5を回転支持するスピンドル部4と、磁気ディ
スク11を支持するハブ12とから成る。スピンドル部
4のスピンドルハウジング9は、材質の異なる第1部材
100と第2部材101とが接合されてできており、ベ
ース1oに個室され、軸受6.7を介してスピンドルシ
ャフト5を回転支持する。第1部材は円筒形であり、第
2部材は底部にツバを有する円筒形である。ハブ12は
、スピンドル部4のスピンドルシャフト5の上部に焼バ
メ等により固定され、回転駆動部2の駆動モータ3に接
続されたスピンドルシャフト5と連動して回転する。 
スピンドルシャフト5は1回転槽度を良くするため出来
るだけ太くし剛性を上げるようにしている。また、高速
高精度回転を得るため、上下一対の軸受6.7でスピン
ドルシャフト5を支持し、軸受6.7として超高精密の
ものを使用することによりラジアル方向およびアキシャ
ル方向の位置決めの正確化を図るとともに、軸受6.7
間にスプリング8を設けて適正な予圧を与えることによ
り軸受6.7の剛性を高め、スピンドルシャフト5の振
れを抑制している。
スピンドルハウジング9の第1部材100は、線膨張係
数が軸受6,7の外輪材質のものと同等の鉄系材質(例
えばステンレス剛等)を使用する。
したがって、温度変化があったとしても第1部材100
と軸受6.7との変形量は同量であるため両者間に隙間
が発生することはなく、温度変化によるスピンドルシャ
フト5の傾きを防止することができる。また、第1部材
100は鉄系のものを使用し、形状を円筒とすることに
よりハウジング剛性を高めている。このため、スピンド
ル部4における固有振動数を高めることができ、サーボ
振動への影響を少なくすることができる。
スピンドルハウジング9の第2部材101は、スピンド
ル部4をベース10へ固定締結するための部材であるた
め、線膨張係数差によるベース10の熱変形(バイメタ
ル効果)を防ぐ意味でベース10と同じアルミ系材質(
例えばアルミニウムダイキャスト鋳物等)を使用してい
る。このように金属の異種結合を廃除することにより、
バイメタル効果でベース10が熱変形し、ベース10上
に設置されたヘッド位置決め機構と、磁気ディスク11
との相対位置が変動することはなくなり、オフトラック
現象を防止することができる。同時に、スピンドルシャ
フト5の傾きによるオフトラック現象も防ぐことができ
る。
以上のようにスピンドルハウジング9を構成することに
より、オフトラック余裕度を1.5μmまで高めること
が可能となった。
磁気ディスク11を支持するハブI2は、スピンドルシ
ャフト5の上部に固定されている回転系であるが、この
回転系と固定系であるスピンドルハウジング9との間の
隙間には軸受6,7の高速回転により発生するベアクン
ググリース基油の油味の飛散を防止する工夫がなされて
いる。すなわち、グリース材質を選定し基油の油味の少
ないワ15− イルドレンジ系グリースを使用するとともに、無接触の
ラビリンス機構(スピンドルハウジング9の第1部材1
00の上部の内外径部とハブI2との間で小さな凹凸の
隙間を持つ密封機構。この隙間をラビリンス隙間14と
呼び、四部15に油味かたまるので、この凹部15を油
味だまりと呼ぶ。
)を設け、HDAの封止体13内に油味が拡散しない構
造となっている。このラビリンス機構は、前記第1部材
100上部の内外径、および対応するハブ12の加工精
度を上げることにょリラビリンス隙間14出来る限り小
さくし密封効果を上げている。さらに、ラビリンス抵抗
を出来る限り高めるためにラビリンス隙間14の形成部
分を可能な限り長くし、かつ油味だまり15を複数個設
け、密封効果を最大限上げるよう設計されている。この
ようにすることにより、ラビリンス抵抗を従来に比し約
1.5倍まで向上させることができた。
空気循環方式として、本実施例では、ハブ12の下部よ
り空気を流入させることなく、磁気ディスク11および
ディスクスペーサ16を位置決め=16− 固定するためのディスククランプ2Iにi数gの穴22
を設けることにより、装置の上部から磁気ディスク11
面上に空気を導入する方式を採用している。
前記穴22から磁気ディスク11面上に空気を導くため
に次のように構成している。すなわち、前記ハブ12の
外周側面2oを傾斜面とし、複数枚の磁気ディスク11
と複数個のディスクスペーサ16を位置決め案内する案
内部19との間に先細りの空気流通路を形成している。
空気流通路が先細り形状であり、吸込み風量大の上部で
は流路が広く、吸込最小の下部では流路が狭くなってい
るため、各磁気ディスク11には適正な風量が導かれる
。また、案内部19は凸形に形成され、インペラーの役
目をする。したがって、凸状案内部19によっても適正
循環風量が得られる。なお、ハブ12は剛性を落さない
肉厚であり、さらに剛性を上げるためリブ形状となって
いる。
先細り空気流通路から各磁気ディスク11に空気を導く
ために、各ディスクスペーサ16には複数個の貫通穴1
7を設けている。空気は、ディスククランプ21の穴2
2→先細り空気流通路→ディスクスペーサの貫通穴17
→磁気ディスク11→円錐形塵埃濾機構41→穴22の
ように循環し、ハブ12に空気循環用貫通穴を設ける必
要がないため、ハブ12の剛性を落すことはない。
また、スピンドルハウジング9の外径とハブ12との間
には空気の循環がないため、スピンドル部4(軸受側)
が負圧になることはない。したがって、軸受6.7の基
油の油味あるいは外部より異物粒子がHDAの封止体内
に流入することは抑制され、この流入はラビリンス機構
により完全に阻止される。
次にヘッド位置決め機構24について第1図、第2図を
用いて説明する。
キャリッジ25には一端に複数の磁気ヘッド23を搭載
したアクセスアーム26が連結され、他端にはボイスコ
イル部27が係合され、これらの重心位置にピボットシ
ャフト28の回転支点が配置されている。この重心位置
については問題点がある。すなわち、回転型位置決め機
構では、磁気ディスク11面上において磁気ヘッド23
を円弧運動させなガら移動するため、磁気ヘッド23が
磁気ディスク11上トラツクの接線方向に対して常に微
少角度(以下ヨーアングルと呼ぶ)だけ傾くという欠点
をもっている。このゴーアングルの発生は、磁気ヘッド
23の浮上量の不安定さを招き、磁気ヘッド23と磁気
ディスク11との間のヘッドクラッシュ現象を誘起する
とともに、磁気ディスク11の内外周において実質的に
読み出すトラック幅が異なるため、記録再生信号の不安
定さを誘起するという現象が発生する。これらの現象は
、実験によるとヨーアングル13度が限界であることが
判明している。そこで、本実施例においては、内周側で
磁気ヘッドが浮上している場合のヨーアングルを7度に
設定し、周速が速く浮上量が高く記録再生特性の比較的
良い外周側のヨーアングルを大きくとるようにした。ヨ
ーアングルを上記のようにするため、回転支持部たるピ
ボットシャフト28より磁気ヘッド23の位置までの1
9− 距離を約70mmと長くとることにした。このように磁
気ヘッド23側を長くしたため、磁気ヘッド23側の質
量が大きくなり、このままではボイスコイル部27側と
の第1次モーメントの釣り合いがとれない。そこで、ボ
イスコイル部27を構成しているボイスコイルボビン2
9の材料を質量の大きな材質(例えば亜鉛合金等)にす
るとともに、ボイスコイル30の材料を質量の大きい材
質(例えば銅線等)にすることにより回転支軸に対する
第1次モーメントの釣り合いを取ることが可能となった
。このため、いかなる実装方向でも動作可能となり、か
つ輸送時に生ずる弊害を防止するためのキャリッジロッ
クが不要となる。
キャリッジ25の回転支軸たるピボットシャフト28は
、キャリッジブロック31上に固定されている。キャリ
ッジブロック31は、ヘッド位置決め機構24をベース
10上へ固定するためのものであるが、金属の異種結合
によるベース10の熱変形を防ぐためにベース10の材
質と同じ材質=20− で構成している。キャリッジ25には一対の高剛性の軸
受32(例えばニードル軸受等)が所定の位置に圧入さ
れている。この軸受32はピボットシャフト28上で回
転するわけであるが、ピボットシャフト28と軸受32
との間の隙間を零にし剛性を上げるために、各軸受32
に対応したピボットシャフト28の位置にセミサークル
ピース33を介し予圧スプリング34を設け、予圧がか
けられている。また、上下方向の精度を維持するために
、スラスト軸受板35がキャリッジ25に圧入され、ピ
ボットシャフト28上とスラスト軸受板35の上部にス
ラスト軸受群36を設け、さらに予圧スプリング37で
予圧がかけられ位置決めされている。この構成は、キャ
リッジブロック31に対して上方より組み立て可能な構
造をとっているため、作業性が大巾に向上する。
また、ボイスコイル30の駆動源である磁気回路部38
は、2個の永久磁石と1個のセンターヨークと2個のサ
イドヨークとで構成されており、ボイスコイル30に電
流が供給されると、ボイスコイル30と永久磁石との間
に発生する電磁力によりキャリッジ25を磁気ディスク
11の半径方向に回転するよう移動する。このようなヘ
ッド位置決め機構24はベース10に固定される。
ベース10は、軽量化、高剛性化を図るためリブ構造が
とられている。リブ構造は表面積を大きくとれるため、
封止体13内の放熱効果を上げることにも役立つ。ベー
ス10の剛性を上げるために、さらにベースlOの端面
を図示の如く立ち上げている。このベース立ち上げ部の
上面に溝を設け、溝には封止体を形成するためにパツキ
ン39が取り付けられている。溝にパツキン39を入れ
る理由は、パツキン39のたわみ量をか永久変形を起こ
さない量(パツキン厚さの約20〜30%)とするため
である。さらし;、封止体13を形成するためカバー1
8がパツキン39を介して固定されている。カバー18
もベース10との金属異結合を避けるためベース10と
同じ材質で構成されている。スピンドル部4の上方に対
応するカバー18の位置には外気を取り入れるための呼
吸用フィルタ40が設けられているが、この呼吸用フィ
ルタ40は温度変化による封止体13内の空気の容積変
化によりスピンドル部4から外部塵埃が流入しないよう
にするため、スピンドル部4の流入圧力損失(抵抗)よ
りも小さな圧力損失をもつよう設計されている。
また、封止体13内の異物粒子を除去するために、円錐
形塵埃濾過機構41がカバー18に固定されている。こ
の円錐形塵埃濾過機構41は、その中心がスピンドル部
4の中心に位置し、前記空気循環系と合せて空気循環路
を形成させるため、磁気ディスク組立体1の最上部の磁
気ディスク11とカバー18との非常に狭い空間に収納
している。また、円錐形塵埃濾過機構41は、異物粒子
を含んだ空気が逆流せずフィルタ42を完全に通過する
ようにしてして濾過効率を上げている。すなわち、磁気
ディスク11の外周側は磁気ディスク11と非常に接近
させて逆流を防止し、内周側はカバー18に接合し空気
の進行方向をフィルタ42を通過する方向に限定するこ
とにより、異物23− 粒子を含んだ空気が全てフィルタ42を通過するように
している。このために円錐形塵埃濾過機構41の形状を
円錐形としたのである。
円錐形塵埃濾過機構41は、空気流入孔43ti−複数
個有する円錐形部材44とフィルタ42により構成され
、フィルタ42は円錐形部材44に接着固定されている
。これは平面状で接着されるため接着作業も容易で、形
状も簡単なため非常に安価な濾過機構が得られる。円錐
形部材44は、磁気ヘッド23が磁気ディスク11をア
クセスする際、磁気ヘッド23の通路を確保するために
ヘッドアクセス孔45を有する。また、ヘッドアクセス
孔45部にて異物粒子が逆流しないように磁気ディスク
11面に近接した立下げ部46が、ヘッドアクセス孔4
5周囲に形成されている。封止体13内の異物粒子を除
去するための空気循環流は、第2図の矢印方向へ流れ、
濾過が完全にものとなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、スピン=24− ドルハウジングを材質の異なる第1部材と第2部材とで
構成し、スピンドルシャツ1へ用軸受と接合する第1部
材の材質はスピンドルシャフト用軸受と同一にし、ベー
スと接合する第2部材の材質はベースと同一にするなど
同種金属締結部を設けることによりオフ1〜ラツクマー
ジンを向上させることができ、塵埃濾過機構を円錐形と
しヘッドアクセス孔の縁に立下げ部を設けることにより
塵埃濾過機構の小形・安価・高性能化を図ることができ
、ハブ形状を貫通穴のないリブ形状に構成すること等の
手段を用いて装置全体の剛性を高めることによりサーボ
ヘッド振動の低減を図ることができ、回転型ヘッド位置
決め機構の回転支軸に対する第1次モーメントを同一に
することにより装置をあらゆる方向に実装することがで
き、フレキシブルディスク装置と互換性のある安価、小
形、大容量、高性能の磁気ディスク記憶装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面図、第2図は第1
図の側断面図である。 5ニスピンドルシヤフト、6,7:軸受9ニスピンドル
ハウジング、10:ベース、12:ハブ。 14:ラビリンス隙間、15=油沫だまり、28:ピボ
ットシャフト、41:円錐形塵埃濾過機構、46:立下
げ部。 27− 艶 手続補正書(自発) 特W 1件の表示 昭和58年 特 許願第192987号1明の名称 磁
気ディスク記憶装置 補正をする者 事件との関係 特許出願人 大 理 人 1正により増加する発明の数 な 。 1正の対象 明細書の「特許請求の範囲」およす\ (a)明細書第1頁3行〜第3頁6行の「特許請求の範
囲」を次のように補正する。 r(1)スピンドルシャフトと、該スピンドルシャフト
を軸受を介して回転支持するスピンドルハウジングと、
磁気ディスクを支持し前記スピンドルシャフトと連動し
て回転するハブと、磁気ヘッドを位置決めするヘッド位
置決め機構と、塵埃濾過機構とをベースとカバーとで形
成される封止体内に有する磁気ディスク記憶装置におい
て、前記スピンドルハウジングを材質の異なる第1部材
と第2部材とで構成し、前記軸受と接合する前記第1部
材の材質な該軸受と同一にし、前記ベースと接合する前
記第2部材の材質を該ベースと同一にし、かつ前記ヘッ
ド位置決め機構として回転型を採用し、その回転支軸に
対する第1次モーメントを同一にしたことを特徴とする
磁気ディスク記憶装置。 るカバーの位置に設置されることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の磁気ディスク記憶装置。 (1))明細書第13頁1行〜9行の「支軸に対する第
1次モーメントを・・・・・特徴がある。」を「支軸に
対する第1次モーメントを同一にしたことに特徴がある
。」K補正する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スピンドルシャフトと、該スピンドルシャフトを
    軸受を介して回転支持するスピンドルハウジングと、磁
    気ディスクを支持し前記スピンドルシャフトと連動して
    回転するハブと、磁気ヘッドを位置決めするヘッド位置
    決め機構と、塵埃濾過機構とをベースとカバーとで形成
    される封止体内に有する磁気ディスク記憶装置において
    、前記スピンドルハウジングを材質の異なる第1部材と
    第2部材とで構成し、前記軸受と接合する前記第1部材
    の材質を該軸受と同一にし、前記ベースと接合する前記
    第2部材の材質を該ベースと同一にし、かつ前記ヘッド
    位置決め機構として回転型を採用し、その回転支軸に対
    する第1次モーメントを同一にしたことを特徴とする磁
    気ディスク記憶装置。 前種金属使用によるオフトラック防止
  2. (2)スピンドルシャフトと、該スピンドルシャフトを
    軸受を介して回転支持するスピンドルハウジングと、磁
    気ディスクを支持し前記スピンドルシャフトと連動して
    回転するハブと、磁気ヘッドを位置決めするヘッド位置
    決め機構と、塵埃濾過機構とをベースとカバーとで形成
    される封止体内に有する磁気ディスク記憶装置において
    、前記ヘッド位置決め機構として回転型を採用し、その
    回転支軸に対する第1次モーメントを同一にし、また前
    記塵埃濾過機構を円錐形とし、その一部に前記磁気ヘッ
    ドの通行用孔を設け、該通行用孔の縁に立下げ部を設け
    、前記スピンドルシャフトに対向する前記カバーの位置
    に当該塵埃濾過機構を設置したことを特徴とする磁気デ
    ィスク記憶装置。
  3. (3)スピンドルシャフトと、該スピンドルシャフトを
    軸受を介して回転支持するスピンドルハウジングと、磁
    気ディスクを支持し前記スピンドルシャフトと連動して
    回転するハブと、磁気ヘッドを位置決めするヘッド位置
    決め機構と、塵埃濾過機構とをベースとカバーとで形成
    される封止体内に有する磁気ディスク記憶装置において
    、前記ヘッド位置決め機構として回転型を採用し、その
    回転支軸に対する第1次モーメントを同一にし、また前
    記ハブの形状を貫通穴のないリブ形状とし、前記ベース
    をリブ形状にし、かつ該ベースの外周縁部に立上げ部を
    設けたことを特徴とする磁気ディスク記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0335469A (ja) * 1989-06-30 1991-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスク駆動装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558692A (en) * 1978-07-05 1980-01-22 Ibm Magnetic disk device
JPS56136391U (ja) * 1980-03-14 1981-10-15

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