JPS608232Y2 - 消音装置 - Google Patents

消音装置

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Publication number
JPS608232Y2
JPS608232Y2 JP1978087892U JP8789278U JPS608232Y2 JP S608232 Y2 JPS608232 Y2 JP S608232Y2 JP 1978087892 U JP1978087892 U JP 1978087892U JP 8789278 U JP8789278 U JP 8789278U JP S608232 Y2 JPS608232 Y2 JP S608232Y2
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JP
Japan
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sound
duct
absorbing
cross
sectional area
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Expired
Application number
JP1978087892U
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JPS557404U (ja
Inventor
守正 板本
Original Assignee
マイクロダクトシステム株式会社
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Publication date
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、空調用消音装置その他の消音装置に関する。
従来、通風ダクトを介して調和空気などを送る際に騒音
(ダクト内を流通する調和空気とともに伝搬される送風
機による騒音およびダクト内を流通する調和空気の摩擦
音)を減衰せしめるために通風ダクトに消音装置を設け
ることが知られている。
たとえば通風ダクト間に該通風ダクトの断面積とほぼ等
しい断面積を有し吸音材で形成した有底筒状の吸音ダク
トを介在させて、前記吸音ダクトの両端のそれぞれを通
風ダクトの端部に対して離間対向させるとともに、該吸
音ダクトの周囲を吸音ダクトの断面積より大きい断面積
を有し吸音材を内張すした消音ボックスにて囲った消音
装置が実公昭45−13243に記載されている。
また、実開昭52−8246号公報には、遮音材で形成
した通風ダクト間に該通風ダクトの断面積とほぼ等しい
断面積を有しグラスウール等の吸音材にて形成した中空
筒状の吸音ダクトを介在させて、前記吸音ダクトの両端
のそれぞれを通風ダクトの端部に連結させることにより
通風ダクト相互を接続するとともに、該吸音ダクトの周
囲を吸音ダクトの断面積より大きい断面積を有し吸音材
を内張すした消音ボックスにて吸音ダクトの全周囲に空
間を保ちながら囲った消音装置が記載されている。
しかし前者においては吸音ダクトの一端は吸音材が貼着
され、かつ吸音ダクトの両端は通風ダクト端部とは連結
されずに離間しているので、通風抵抗が増大して圧力損
失が大きくなる欠点がある。
また後者の消音装置においては前者における通風抵抗の
増大は避けられるものの、低周波数域における音の減衰
がそれほど大きくない。
本考案はこのような従来の消音装置の欠点も解消して、
通風抵抗が小さくかつ低周波数域における音の減衰が大
きい消音装置を提供することを目的とするものであり、
この目的は本考案により遠戚される。
すなわち本考案は、遮音材で形成した通風ダクト間に該
通風ダクトの断面積とほぼ等しい断面積を有しグラスウ
ール等の吸音材にて形成した中空筒状の吸音ダクトを介
在させて、前記吸音ダクトの両端のそれぞれを通風ダク
トの端部に連結させることにより通風ダクト相互を接続
するとともに、該吸音ダクトの周囲を吸音ダクトの断面
積より大きい断面積を有し吸音材を内張すした消音ボッ
クスにて吸音ダクトの全周囲に空間を保ちながら囲った
消音装置において、前記通風ダクトのすくなくとも送風
機側のダクトの端部を消音ボックスの内側に約0.9m
の長さ突出させ、前記端部の突出によって開口端反射に
る音の減衰を増大せしめたことを特徴とする消音装置で
ある。
別紙図面について本考案実施の一例を説明すると、11
,1゜は調和空気を送る通風ダクトで、該通風ダクト1
.,12間に通風ダクトの断面積S1とほぼ等しい断面
積S2を有しグラスウール等の吸音材にて吸音ダクト2
を介在し、該吸音ダクト2にて通風ダクト1□、1□相
互を接続するとともに、この通風ダクトを接続する吸音
ダクト2の周囲を吸音ダクト2の断面積S2より大きい
断面積S3を有しグラスウール等の吸音材3を内張すし
た消音ボックス4にて囲ったものである。
通風ダクト1□、1゜は消音ボックス4に対して送風機
側のもの1□は鉄板もしくはこれと同等以上の遮音性を
有する材質にて形成されており、消音ボックス4に対し
て送風機と反対側に位置するもの1□は前記送風機側の
通風ダクト1□と同材質のもの或いはグラスウール等の
吸音材にてて形成されている。
なお、通風ダクトおよび吸音ダクトの形状は第1図示の
如く円形断面を有するものであっても或いは第3図示の
如く角形断面を有するものであってもいずれでもよい。
消音ボックス4は鉄板もしくはコンクリート、木材等鉄
板と同様の遮音性を有する材質にてQJffiするが、
これは格別な箱体を形成しても或いは建造物の構造体を
そのまま利用するものであってもさしつかえない。
例えば多層階に亘るビル等においては、床と天井と梁に
て囲まれる空間内に前記通風ダクト11,1゜と吸音ダ
クト2を挿通し床と天井と粱にて囲まれる空間の内壁面
に吸音材を内張すしてこれを消音ボックスとして利用す
るようになしてもよい。
本考案は叙上のように、通風ダクト間に該通風ダクトの
断面積とほぼ等しい断面積を有しグラスウール等の吸音
材にて形成した吸音ダクトを介在して該吸音ダクトにて
通風ダクト相互を接続するとともに、通風ダクトを接続
する吸音ダクトの周囲を吸音ダクトの断面積より大きい
断面積を有し吸音材を内張すした消音ボックスにて囲っ
て空調用消音装置を形成せしめたので次の効果を有する
即ち、グラスウール等の吸音材は吸音性には優れるが遮
音性には乏しく吸音した音のエネルギーの大部分は外部
に透過してしまう性質を有しており、したがって単に斯
かる吸音材にて形成された吸音ダクトにて通風ダクト相
互を接続したのみに過ぎない場合、通風ダクト11内を
伝搬してきた音は吸音ダクトにて吸音されるがその音の
エネルギーの大部分は吸音ダクトの外部に透過し、再び
通風ダクトb内に侵入する割合が高く、有効な音の減衰
を図ることができないものである。
しかるに本考案においては通風ダクトを接続する吸音ダ
クトとの周囲を吸音ダクトの断面積より大きい断面積を
有し吸音材を内張すした消音ボックスにて囲ったので、
吸音ダクトの外部に透過した音のエネルギーは消音ボッ
クス内壁面の吸音材にて吸音されるとともに消音ボック
スにて遮音されて外部に漏出することはなく、シたがっ
て吸音ダクトを透過した音のエネルギーが通風ダクト1
゜内に侵入するおそれはなく高い音の減衰率を得ること
ができる。
なお、その際通風ダクトの断面積に比して消音ボックス
の断面積は大きく採られているので、通風ダクト11内
を調和空気とともに伝搬してきた音のエネルギーの一部
(特に低周波音程その割合が高い)は、音の開口端反射
の現象により、吸音ダクトから消音ボックス内に透過し
た後通風ダクト11内に帰されることとなり、これによ
っても特に低周波音の減衰が高められることとなる。
そして、この音の開口端反射の現象は大きな空間に開口
するダクトの開口端部にグラスウール等の吸音材にて形
成した吸音ダクトを介在せしめた場合においてもほぼ同
様に生ずることは本考案者の実験により実証済みである
(第4図および第5図参照)したがって本考案において
は、吸音ダクトにて騒音を吸収すると同時に吸音ダクト
の遮音性に乏しい性質を利用してその音のエネルギーの
大部分を一旦吸音ダクトの外部に透過せしめ、透過した
音のエネルギーに対し吸音ダクトの周囲を囲った消音ボ
ックスにて吸音と遮音を図り、かつ、音の開口端反射の
現象を利用して特に低周波音の減衰を図ることを加味す
ることによって、中、高周波音、高周波音、低周波音の
いずれにおいてもその効率的な減衰を図ることができる
また、前記の如き吸音ダクトを介在することなく単に通
風ダクト間に吸音材を内張すした消音ボックスを介在せ
しめることによって騒音の減衰を図ることはできるもの
であるが、この場合には通風ダクトの断面積に比して消
音ボックスの断面積が大であるために通風抵抗が増大し
、したがって送風機の出力を大きくしなければならず調
和空気を送る圧力損失が大きくなるという問題がある。
しかるに本考案においては、消音ボックス内における通
風ダクト相互の間は通風ダクトの断面積とほぼ等しい断
面積の吸音ダクトにて接続せしめているので、通風ダク
トと消音ボックスの断面図の相違にかかわらず調和空気
の流通経路の断面積は変化することなくほぼ一様であり
、したがって前記の如く消音ボックスが配置されている
個所において通風抵抗が増大するようなことはなく、調
和空気を送る圧力損失を小さくすることができる。
なお、消音ボックス4の長さを11通通風ダクト間(送
風機側)の消音ボックス内における突出長さを11、通
風ダクト1□の消音ボックス内における突出長さを12
とすると、消音効果を最大限に発揮せしめる(音の減衰
率の理論値が得られる)ためには、1は(11+1□+
1)rrL以上であること、また、消音ボックス4の断
面積S3は通風ダクト11の断面積S1のW倍以上であ
ることが望ましい。
これは通風ダクト11,12を接続する吸音ダクト2の
長さが通風ダクト11,1□の端部間の距離ではかつて
1m以上あればほとんど全ての音のエネルギーを吸音ダ
クト2の外部に透過させることができるからである。
送風機側の通風ダクト11の先端を消音ボックスの内側
に所定長さl□だけ突出させることにより、突出させな
い場合に比して低周波数域の音を大幅に減衰させること
ができる。
第5図は突出長さ1□をゼロとした場合を基準にして、
11を0.9mとした場合の音の減衰を示している。
なお12は0.1m程度でさしつかえない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案実施の一例を示すもので、第1図は斜視図
、第2図は第1図の縦断面図、第3図は他の実施例を示
す斜視図、第4図および第5図は実験成績説明図である
。 11.1゜・・・・・・通風ダクト、2・・・・・・吸
音ダクト、3・・・・・・吸音材、4・・・・・・消音
ボックス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 遮音材で形成した通風ダクト間に該通風ダクトの断
    面積とほぼ等しい断面積を有しグラスウール等の吸音材
    にて形成した中空筒状の吸音ダクトを介在させて、前記
    吸音ダクトの両端のそれぞれを通風ダクトの端部に連結
    させることにより通風ダクト相互を接続するとともに、
    該吸音ダクトの周囲を吸音ダクトの断面積より大きい断
    面積を有し吸音材を内張すした消音ボックスにて吸音ダ
    クトの全周囲に空間を保ちながら囲った消音装置におい
    て、前記通風ダクトのすくなくとも送風機側のダクトの
    端部を消音ボックスの内側に約0.9mの長さ突出させ
    、前記端部の突出によって開口端反射による音の減衰を
    増大せしめたことを特徴とする消音装置。 2 前記消音ボックスは前記吸音ダクトの断面積の旬倍
    以上の断面積を有する実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の消音装置。 3 前記吸音ダクトの長さが2個の通風ダクトの端部間
    の距離ではかつて1rrL以上である実用新案登録請求
    の範囲第1〜2項記載の消音装置。
JP1978087892U 1978-06-28 1978-06-28 消音装置 Expired JPS608232Y2 (ja)

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JPS557404U JPS557404U (ja) 1980-01-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020080152A1 (ja) 2018-10-19 2020-04-23 富士フイルム株式会社 防音構造体

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