JPS6077720A - 金属製保温容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属製の保温容器に係シ、堅牢にして保温性能
に優れ、しかも製作容易な保温容器に関する。

保温容器、例えば魔法瓶はガラス製、合成樹脂製、金属
製など各種材質のものが製造されているが、これらは材
質に起因する長所、欠点をそれぞれそなえている。

この内、金属製の魔法瓶はガラス製などに比べて耐衝撃
性に優れている反面、製造工程が比較的煩瑣であるとい
う欠点がある。

本発明けよシ一層堅牢にして保温性能に優れた製作容易
な金属保温容器を提供せんとするものであり、その骨子
とするところは、分割された金属製容器部材の結合で形
成した内容器と外容器との組合せ一体化によって得られ
、内外容器間を真空断熱してなる金属製保温容器におい
て、内容器および外容器は共に容器胴部の同位置におけ
る分割部材の接合部を持ち、該接合部は部材端縁を全周
に亘って外方に曲折させた鍔状縁の重ね接合で形成され
、ると共に、内容器接合部の複数ケ所には外容器接合部
内壁に形成された曲折溝に嵌入する突状重ね接合部が形
成されてなる金属製保温容器である。

以下、図面を引用しつ＼本発明を詳述する。

第１図は本発明保温容器の一例を示す金属製＋１．α法
瓶の倹断面図であり、第２図は第１図のＡ−Ａ’断面図
、第３図は第１図における内容器及び外容器の接合部を
示す拡大縦断面図である。

これらにおいて、８σ法瓶本体１は内容器２と外容器３
′との結合一体化により形成されている。

内容器２は底部を構成する底体２′と、瓶口部を構成す
る開口体２″の両者の分割部材の接合で形成されている
。

一方、外容器３も底部を構成する底体３′と瓶口部全構
成する開口体３″との両者の分割部材の接合で形成され
るが、これら内外容器は共に容器の胴部の同位置におい
てそれぞれ接合されるものである。

外容器３における底体３′と開口体３″の接合部分は部
材の端縁を全周に亘って外方に彎曲させて鍔状縁をなし
、これら両者をシーム溶接して接合部４が形成されてい
る。

内容器２における底体２′と開口体２″も外容器の場合
と同様に部材の端縁を全周に亘って外方に烟・曲させて
鍔状縁となし、これら両者をシーム溶接して接合部５を
形成しているが、この接合の４ケ所においては、重ね接
合の突出長さを長くした突状重ね接合部６を形成してい
る。

そしてとの突状重ね接合部６は内外容器を組合せ一体化
した場合、第３図で特に明らか々通り、外容器の接合部
内壁に形成されている曲折溝７に必要によっては、熱伝
導の低い例えばグラスファイバー等１０を介在して嵌入
する突出長さを持つものである。

又開口体２“と３″は口部８においてシーム溶接されて
いる。

尚、９は外容器の底体３′下部の全周に設けた膨出部で
あり、内外容器の間隙は真空により断熱性が保持される
ものである。

本発明の保温容器は上記の構造を持つものであるが、内
容器および外容器を構成する分割部材を同じ位置で接合
し、かつその接合が部材の端縁を全周に亘って外方に曲
折させて重ね接合せしめておシ、更に容器口部８も重ね
接合により内外容器の一体化をはかつている。

通常、重ね溶接は、突合せ溶接に比べて水密性、気密性
に優れた接合が得られるものであるが、本発明容器にお
ける内外缶容器の接合は、上述の通シ、すべて市ね接合
によって形成されているので極めて堅牢であシ、衝撃に
対して優れた耐性を持つのみならず、高い水蜜性、気密
性を有する保温容器が得られる。

又、内容器の接合部に設けた複数の突状重ね接合部が外
容器の接合部内壁に形成された曲折溝に接触的にｖ人し
ているのでこれが内外容器の間隙を一定に保つスペーサ
ーの役割をはだし、内容器が内部でゆれ動くことなくし
っかりと固定される。又か＼る突状重ね接合部は外容器
の前記曲折溝に嵌入して内容器の上下方向への動きをも
固定出来るため、内外容器間の底部を支持体で支持する
必要がなく、この様に内容器を前記突状重ね接合部と曲
折溝とによって支持するのみで他にスペーサーや支持体
を使用する必要がないので材料の節約及び容器の断熱性
を高めることが出来る。

か＼る突状重ね接合部は内容器周囲の複数個所、好１し
くは２〜５ケ所に配置することでよい。又、外容器の上
記重ね接合部は、容器外部の全周に亘って帯状の突出部
を形成するため、保温容器の体裁を良くシ、美観を与え
る効用もある。

本発明の金属製保温容器の材質は特に制限はなく、アル
ミニウムその他の加工し易い耐食性金属、或はステンレ
ス鋼その地熱伝導率の比較的低い耐食性金属材料が好ま
しく使用出来る。

又、接合部の接合方式にも特別な制限はないが、水密性
、気密性を高めるためにはシーム溶接が最も推奨出来る
。

本発明の保温容器の形状については前記した構成を満た
している限シ如何なる形状でもよく、又、内容器の突状
重ね接合部と、外容器接合部内壁の曲折溝の構造につい
ても前記の彎曲状の溝に限定されるものではなく、例え
ば第４図に示す通シ、段部をもって形成した曲折溝７′
に嵌入する構造であってもよい。

本発明の保温容器を組立てるに当っては、内容器の底体
と開口体とを接合し、内容器を外芥器の底体内に収容し
た後、外容器の開口体を接合し、口部を接合した後、内
外容器の間隙内を真空とすることにより、極めて容易に
製作することが出来る。又その際必要に応じて把手や提
げ子部品を取付けることにより最終的に機能性に富んだ
保温容器とすることが出来る。

なお自然のことながら、本発明に係る保温容器は冷却物
を収納する保冷８Ｂとしても使用可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る保温容器の一例を示す縦断面図、
第２図は第１図のＡ−Ａ’断面図、第３図は第１図にお
ける内容及び外容器における接合部を示す拡大縦断面図
であり、第４図は第３１図の他の態様を示す縦断面図で
ある。 １・・魔法瓶本体、２・・・内容器、 ３　外容器、　４，５・・接合部、 ６・突状重ね接合部。 Ｖ、１０ 第２図 第３０ 箆Ｌ＋い

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　分割された金属製容器部材の接合で形成した内容
   器と外容器との組合せ一体化によって得られ、内外容器
   間を真空断熱してなる金属製保温容器において、内容器
   および外容器は共に容器胴部の同位置における分割部材
   の接合部を持ち、該接合部は部材端縁を全周に亘って外
   方に曲折させた鍔状縁の重ね接合で形成されると共に、
   内容器接合部の複数ケ所には外容器接合部内ｉ＋ｇに形
   成された曲折溝に嵌入する突状重ね接合部が形成されて
   なる金属製保温容器。