JPS606856B2 - 柔軟性のあるシ−ト状材料の整置装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ 産業上の利用分野 本発明は一般に運搬されつつある柔軟なシート状の材料
の向きをそろえるための方法及び装置に関し、さらに具
体的にはシート状の材料の前縁によって望ましい位置に
沿って配向され、解放可能に掛止されている装置部材に
向けて積極的に押しやられる紙の如き柔軟なシート状材
料の向きをそろえ、シート状の材料が整層部材に接触し
た時を感知し、掛金（ラッチ）装置を解放して装置部村
がシート状材料を所望の整層状態のまま積極的に保持す
る様に適合された輸送装置にシート状材料の前縁を導入
せしめる様にする方法及び装置に関する。

Ｂ 従来の技術 複写、印刷、読取り等の目的のために、ローフもしくは
他の輸送装置によって運搬される紙の如き柔軟なシート
状の材料の向きを適切にそろえるための必要性が長年に
わたって認識されている。

言うまでもなく、シート状材料の前縁は移動の経略に直
角に位置付けられる事が望ましいが、不平等な送りもし
〈は片寄った輸送部村がシート状の材料を斜めの位置を
占める様にする。この様な柔軟なシート状材料の向きを
適切にそろえるための装置及び方法についての数々の提
案がなされている。米国特許第３６６７７５２号明細書
は複数個の枢支されたフィンガが移動する文書の前緑を
遮ぎり、これによって文書はフィンガによって決定され
る所望の向きに従う様に強制される機構を開示している
。

フィンガは枢支されており、輸送される文書の力がフィ
ンガを変位させ〜文書はフィンガに隣後する輸送装置の
導入挟みによって係合される様になっている。この特許
の配列体は確かに価値あるものであり、有用な機構であ
るが、重さ及び厚さの異なる文書は勿論フィンガの抗力
の調節を必要とする事は容易に明らかである。特にかた
い文書はフィンガを移動させる傾向を有し「整層が達成
される前に輸送装置に文書を解放してしまう。他方、軽
い文書は機構にっまる傾向を有する。なんとなれば、フ
ィンガを移動させるには不十分な力が湾曲文書によって
伝達されるからである。他方若干複雑な配列体が米国特
許第４０２５１８７号明細書に開示されているが、この
特許の問題は湾曲したシート状紙の給送装置に向けられ
ている。この米国特許は輸送されるシート状紙の前縁を
感知する装置、該感知装置に応答して所望の時間間隔を
与えるタイミング装置を使用し「該時間間隔が切れた時
に給送装置がシート状紙の給送を停止させる技法を開示
している。米国特許第３９８０２９５号明細書には輸送
されるシート状材料の片寄りを除去する他の配列体を開
示されている。

この装置においては、機構はシート状紙の前緑が適切に
ローラに達した時にのみローラを通してシート状紙を前
進させる様に間隔を隔てた給紙ローラを駆動し、前縁の
正しい再配向を可能にするためにシート状材料の湾曲を
利用している。クラッチ継いでローラを駆動するための
機構は上記の問題に対する比較的複雑ではあるがおそら
く有用な答を与えている。英国特許第１１４９５３計号
明細書はシート状の材料を整暦させるための他の配列体
を開示している。

この特許においては、てこがはずされた時にノッチのつ
いた板が回転してローラ間にシート状材料を前進させて
いる。Ｃ 発明が解決しようとする問題点 上記のシート状材料の向きをそろえる問題に対する従来
の試みから、比較的複雑でこみ入った機構が従来提案さ
れていた事が明らかであろう。

Ｄ 問題点を解決するための手段従来のシート状材料の
整瞳機構及び方法に対して従来利用可能でなかった改良
を与える本発明は「整暦部材がシート状材料の前縁にと
って望ましい位置に掛止される方法及び装置より成る。

従ってシート状の材料は送りローラの如き給送装置によ
って確動又は強制的に整層部材に向かって推進され「機
械的トｉｊガ部材もし〈は光電感知装置であり得る位置
感知装置がシート状材料の前縁の適切な整層を感知して
いる。適切な装置に基づいて、ラッチ装置が解放され、
整層部材が回転して「整暦したシート部村の前緑を輸送
装置に向けて解放し「輸送装置はシート状材料を確実に
係合し、従ってシート状材料の整層を堅固に保持する。
本発明の装置及び方法は柔軟なシート状材料の整暦を達
成するために簡単で、従って故障の少ない機構を与える
。

本発明の方法及び装置は同様に色々の硬さを有する数々
の曲げ易い材料を受入れる機構を与える。

Ｅ 実施例 次に図面を参照するに、同一構成要素は同一番号で指示
されている。

第１図において柔軟なシート状材料を整遣させる装置は
参照番号１０もこよって総括的に示されている。装置１
０は入口上側案内部材１４及び入口下側案内部材１５間
に導入される柔軟なシート状材料に係合し又前方向に強
制する様に位置付けられた被駆動送りローラー２を含む
。中央上側案内部材１６及び中央下側案内部材１７は送
りローラ亀２間を送られて釆るシート状の材料をゆるく
開込め、入口案内部材１４及びｊ５並びに出口上側案内
部材１８及び出口下方案内部材１９と整列されている。
輸送ローラ２２は送りローラ１２と類似であり、中央案
内部材１６及び１７と出口案内部材１８及び１９間に介
在している。輸送ローラ２２に直ちに隣接し、中央案内
部材１６及びＩＴ間に延び出て整層部材２４が存在し「
これは代表的には移動経路に垂直に配向されていて、
送りローラー２によって前方に推進される柔軟なシート
状材料の前緑の所望の配向を定めている。てこ部村２５
が整暦部材２４から延び出しており、整層部材２４及び
てこ部材２５の両方はベアリング２７に枢支されたピボ
ツト軸２６に取付けられている。止めまくら２９がてこ
部材２５と係合し、ばね３０がてこ部材２５を止めまく
ら２９に押しつけている。第１図及び第３図中に詳細に
示された如く、位置感知部村３２は、整層部材２４に隣
接して若干前方に配向されている。

説明の目的のためには、位置感知部材３２は整直部材２
４と整列している様に参照されているが、位置感知部村
３２は、運ばれる柔軟なシート状の材料と整層部材２４
との始まったばかりの接触を示すために、実際には整層
部材２４の前方に存在する事を理解されたい。支持軸３
４が位置感知部材３２を支持し、それ自身はベアリング
３６に取付けられているピボツト軸３５によって支持さ
れている。ラツチ部材３８がピボット軸３５から延出し
、第１図に示された如くてこ部材２５と係合し、柔軟な
シート状部材の前縁が従わされる位置に整列部材２４を
掛止めし、保持している。ばね４０が支持軸３４を図示
されたる如く止めまくら４１に押付けている。第４図に
示されたる如く、片寄った位置にあるシート状の紙４５
′の如き柔軟なシート状材料は第１図から明らかなる如
く給送ローラー２によって前方に給送される。最初片寄
っている紙４５‘は整層部村２４の唯一個所と係合する
が、材料の連続給送に基づいて湾曲され、前緑は紙４５
によって示された如く整層位置へもたらされる。従って
紙４５が整層部材２４と実質上完全に接触する時、中央
に位置する位置感知部材３２が接触され、掛金（ラッチ
）部材３８は第２図に示された如くレバー部材２５を解
放して整層メンバ２４をして紙４５の前縁を輸送ローラ
２２の方向へ前進せしめる。輸送ローラ２２の挟み整層
輸送を続けるために所望の整層状態で確動的又は強制的
に位置決めされた紙４５をはさみ込む。第１図乃至第４
図及び上述の説明から、送りローラ１２が整層部材２４
に対して紙４５の前縁を湾曲して紙４５の前緑を整列さ
せるに十分な力を与える点で、多くの重さ及びこわさの
柔軟な材料が等しく十分に整遣される事が明らかにされ
たであろう。この様な適切な整層に基づいてのみ位置感
知部材３２は整層部材２４を掛金からはずして輸送ロー
ラ２２と係合させる様にする事が出来る。軽い紙もしく
は重い紙の両方を受入れるために、整層部材３２による
紙４５の前進運動に対抗する抵抗は最小であることが好
ましい。第１図乃至第４図に示された位置感知装置の互
換実施例のブロック図が第５図に示されている。

図示された如く、光源５０及び光検出器５２は第１図の
実施例の位置感知部材３２によって占められた位置と同
等の位置に配列されている。光源５０及び光検出器５２
は夫々線５５及び５６を介して電力供給源５３から好ま
しくは低電圧電力が供給される。従って再び第１図乃至
第４図の実施例を参照するに、紙４５の前緑の装置に基
づいて、光源５川ま光検出器５２から遮断され得、これ
によって線５８を介して出力がリレー６０に与えられる
。次いでリレー６０は線６２を経てスイッチ６４を付勢
する。スイッチ６４は線６６を経て好ましい配列体では
高電圧電力源である電源６５に接続されている。従って
スイッチ６４は線６８に従ってラツチ・モータ６９を電
力供給源６５に接続し、ラッチ・モータ６９は第１図乃
至第４図中に開示された機械的ラッチと全く同様にして
例えば第１図乃至第４図のてこ部材２５を解放する。第
１図乃至第４図の機械的位置感知装置及びラッチ配列体
が簡単性、信頼性及びコスト効率性の見地から好ましい
ものであるが、第５図の電子光学的配列体も同様に使用
可能である事は当業者にとって容易に明らかであろう。
上述の説明から、本発明の装置及び方法は移送される柔
軟なシート状材料に極めて簡単な、しかも万能的整贋作
用を与える事は明らかであろう。

整層部材は掛止めされていて、適切な整層に基づいての
み解放されるので、装置は柔軟性のシート状材料の性質
のかなりな変化に対して敏感でない。複雑なクラッチ配
列体、タイマ等は全く必要とされず、簡単なラッチ機構
のみが必要とされる。本発明は移動の本来の公称方向に
ついてのシート状材料の整層について論じられたが、本
発の装置及び方法は異なるづ移動経路に沿うシート状材
料を整層するのにも使用され得る事は明らかであろう。
Ｆ 作用 若しも柔軟性のあるシート状材料が斜行したならば、第
１の輸送ローラがシート状材料を間にかみ込んで強制的
に前進させいるので、シート状材料の進んだ一端が先ず
一方の可動性整道部材の位置決め表面にぶつかる。

しかしこの状態では掛金（ラッチ）部材が整層部材をま
だ解除しないので、シート状材料の進んだ一端は前進を
続けてわん曲する。１対の可動整層部村間の中央に単一
の感知装置を配置たことにより「シート状材料の遅れた
前縁が実質的に整層位置に達したときこれを感知するこ
とができる。

この感知に応答して整暦材料はシート状材料の前進を妨
げない位置へ退避するので「以後の輸送は第２の輸送ロ
ーラ対へ引継がれる。Ｇ 発明の効果 斜行したシート状材料の進んだ一端を位鷹決め表面で面
受けしてわん曲させて遅れた池端の到着を待機させ、シ
ート状材料の前緑が揃った状態で初めて１対の整層材料
のラッチを同時に解除して、第２の輸送ローラ対による
輸送を開始するので斜行が矯正される。

可動装置部材は位置決め表面によりシート状材料の前縁
と面接触するので、斜行した柔軟性シート状材料の一端
の前進が強制されてわん曲しても前緑が損傷するおそれ
がない。

従って材質及び柔軟度の異なる種々のシート状材料が混
在しても無調整で斜行矯正が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に従う機械的位置感知装置及びラッチ配
列体を使用した柔軟性シート材料整瞳装置は簡単な部分
断面図である。 蔓０……柔軟性シート部材整檀装置「 １２……駆動ロ
ーラ、１４；１５，１６９ 亀了９ １８及び１９……
案内部材、２２……輸送ローラｔ ２４……整層部村、
２５・・。・・・てこ部材、３２……位置感知部材、３
４・・・・・・支持軸、３８・…・・掛金部材。第２図
は第１図の整層部材が解放されたところを示す第１図と
類似の図である。 第３図は第亀図の装置の線３−３に沿って見た断面図で
ある。第４図は柔軟性シートの代表的な再配向を示した
第１図の装置の線４−４に沿って見た断面図である。第
５図は第１図において使用可能な互換位置感知配列体の
ブロック図である。Ｆ■Ｇ。 富ＦＩＧ．５ ＦＩＧ．２ ＦＩＧ．３ Ｆ！Ｇ．４

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 柔軟性のあるシート状材料の前縁の長さ方向に沿っ
   て延びる位置決め表面を有する１対の可動整置部材と、
   上記位置決め表面が柔軟性のあるシート状材料の前縁の
   所望の整置位置に来るように上記整置部材を解除可能に
   固定するため上記整置部材に係合し得るラツチ部材と、
   上記柔軟性のあるシート状材料を間にかみ込んで強制的
   に前進させる第１の輸送ローラ対と、上記１対の整置部
   材間の中央に配置され上記柔軟性シート状材料の前縁の
   中央部分が実質的に整置位置に達したときこれを感知す
   る単一の感知装置と、上記感知に応答してラツチ部材の
   係合を解除して上記整置部材を、シート状材料の前進を
   妨げない位置へ退避させる手段と、上記整位置の背後に
   隣接して位置付けられ上記感知に応答して上記柔軟性の
   あるシート状材料の前縁を間にかみ込んで前進させる第
   ２の輸送ローラ対とを含むことを特徴とする柔軟性のあ
   るシート状材料整置装置。