JPS6066957A - 食品添加剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は米糠を利用した食品添加剤に関する。

従来、食用精米に際し、副産物として米糠（以下単に糠
と称す。）が相当量採取されながら、その殆んどが有効
に利用されていＩＫかった。

精米に際しての糠発生量は、精米方法、機械の種類によ
り多少の相違はあるものの、品質に変わりなく生ずる順
番によって１番糠、２番糠、３番糠等の様に呼ばｉｌ、
通常は玄米景σ）６−８−程度であり、このよう圧して
得られた糠の成分としては通常、玄米中の３０俤に達す
る多量のビタミンＢ１を含む他、ビタミンＡ、Ｂ、、ミ
ネラルとしてリン化合物、多くの脂肪、炭水化物。

少量の糖などを含み、栄養学的にいえば十分な養分を含
んだものと云える。

しかしながら、玄米より採取された段階での生糠１よ非
常に変質し易いもので、この変質の主たる理由は、含有
脂肪に対する含有脂肪分解酵素の作用による脂肪の酸価
の増大と、含有不飽和脂肪酸に対する大気中酸素の酸化
作用での含有脂肪の酸化、及び高い含有栄養分状況での
微生物の高い増殖率による腐敗等が上げられる。

このため、糠に対しては高い栄養価値のあることが知ら
れながらも上記変質し易いという性質のため、有効な利
用法や用途が開発されず、豚その他の家畜の飼料用や野
菜の漬物用等の狭い利用分野で且つ量的にもそれ程多量
でなく使用され残りは未利用のままとされていたのが実
債である。

そこで、本発明は、上記変質を防ぐことにより栄養価の
高い糠を食品添加剤として利用可能とすることを目的と
している。更に詳しくは精米時採取され石生糠を焙焼し
て糠粉にすることにより糠の変質を防止し、更にその糠
粉な食品添加剤として利用し易いように顆粒成形するこ
とにより、その有用性が充分に承知されながらも、殆ん
ど利用さハなかった糠の新規にして有用な用途を開発せ
んとするものである。

以下、本発明についての一実施例を説明する。

先ず機械精米に際して採取された生糠の内、特に、果皮
１種皮の多い１番糠でなく糊粉層の多い養分を多く含ん
でいる２番糠、３番糠を選択スるものとし、この集めら
れた生糠を、オーブン等で焙焼するものである。焙焼の
手段としてはガス、電気等種々のものを利用できその焙
焼具合は目安として全量の１０チ位がこげる位に仕上げ
ると好適である。

このようにして得ら１１だ焙焼糠粉の成分を分析したと
ころ以下の通りであった。

そして出来た糠粉な更に微粒粉化した上で流動層乾燥機
内に入れる。そしてこの流動層乾燥機内の流動気流中に
ある糠微粒粉に結合剤を吹付けて造粒・乾燥する所謂「
流ＩＩｓ層造粒法」により糠の顆粒剤を得る。

このようにして得られた食品添加物の利用例としては２
例えばビスケットやせんべいなどのお菓子に添加した場
合、・これらお菓子の味や香り、風味を損なうことなく
栄養価を高めることができる。また海苔の佃煮などには
増量剤と１−ても添加することができ一海苔などの内容
物の節約ができる上に栄養価を高めろことができるとい
う有用性もある。更にこの顆粒状の食品添加剤に海苔、
ゴマ、調味料等を混ぜてそのままふりかけとしても利用
することもできるし、この食品岳加剤の有する栄養分を
更に直接摂取し易いように糖衣錠等の錠剤にするように
してもよい。

尚７本発明に係る食品添加剤が上記実施例及び利用例に
のみ特定されないのは言うまでも１よく、その製造過程
において香料や他の栄養素などを必要に応じて適宜添加
させても良く、またその利用分野によっては他の顆粒製
法を採用（２て種々の形状の顆粒剤に成形しても良い。

本発明は以上説明してきたように今まで十分に利用でき
なかった糠を食品添加剤として利用することにより糠が
本来備えている栄養分を簡単に人に与えることができる
という効果がある。

しかも、この食品添加剤は原料を新しく他にめたりする
必要がなく精米時に採取されるず粂を焙焼した上で用い
ているので、省資源的な効果は無論のこと糠の変質を防
いで優れた栄養分を食品の栄養素として寄与でき、更に
は顆粒状としておくので保存し易く、又溶は易いので種
々の食品にも添加し易いという附随的効果も期待できる
ものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 精米時採取される生糠を焙焼加工して糠粉とし、この糠
   粉を顆粒状に成形してなる食品添加剤。