JPS606397Y2 - 引込み係留式灯浮標 - Google Patents

引込み係留式灯浮標

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Publication number
JPS606397Y2
JPS606397Y2 JP1978083199U JP8319978U JPS606397Y2 JP S606397 Y2 JPS606397 Y2 JP S606397Y2 JP 1978083199 U JP1978083199 U JP 1978083199U JP 8319978 U JP8319978 U JP 8319978U JP S606397 Y2 JPS606397 Y2 JP S606397Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mooring
marker
buoy
buoyant body
water
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978083199U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54184093U (ja
Inventor
昌一 柏谷
精三郎 宗像
Original Assignee
株式会社ゼニライトブイ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ゼニライトブイ filed Critical 株式会社ゼニライトブイ
Priority to JP1978083199U priority Critical patent/JPS606397Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は海峡とか河口附近のように水の流れやかなり速
くまた時間によって流れの方向が反対方向に変るような
場所に適する引込み係留式灯浮標に関する。
水底附近に達する細長い円柱状標柱体の途中に浮力体を
設け、沈錘により浮力体が常に水中に全没する状態に引
込み係留し、浮標の大きな余剰浮力(浮標の浮力浮標と
係留索の重量)により強力に上方に附勢し、灯浮標を直
立させるようにした引込み係留式灯浮標は、その特質と
して波浪による動揺が少なく、従ってふれ回りが極めて
少ないので浮遊式灯浮標に比し性能は非常に優れたもの
である。
しかし標体が水面から水底近くにわたって垂直状に存在
するため潮の流れの速い所では水の抵抗が大きく使用は
不向きとされていた。
これは潮流などにより標体が傾斜するといった問題につ
いては、浮力体の容積を大きくして予備浮力を増し、沈
錘の重量も増すことによって潮流に抗して標体をほぼ垂
直状態に保たせることは可能であるが、潮流によって振
動が発生する可能性があるため、潮の流れの速い所では
使用されていなかった。
標体にひとたび振動が発生すると灯器の故障、標体の強
度疲労などの不具合を誘発して使用不能の事態に陥る恐
れがあった。
振動の原因としては、水の流れにより標体のまわりに第
6図に示すようにカルマン渦が発生しその影響で水流に
より横方向の力が水流に対して直角方向に交互に標体に
作用し、これが起振力として働く。
比較的短い係留索により係留される引込み係留式灯浮標
の場合、実験の結果第7図に示すように沈錘を中心とし
係留索を振子の長さとした振子運動と、浮力体を中心と
した標柱体の往復運動とが加わって生ずる連成振動(こ
の振動は浮標が太きな余剰浮力により強力に上方に附勢
されているため起る)と、上記カルマン渦の影響による
起振力とが共振して発生することがわかった。
本考案は浮力体および標柱体の構造を前後に長い形状と
し、標柱体下端部に振動防止用の十字状板を取付けるこ
とによって海峡とか河口などのように急潮流の場所にお
いても振動、動揺を発生しないしかも水流の抵抗の少な
い引込み係留式灯浮標を提供するもので以下図面に従っ
て本案内容を詳述する。
第1図Aは比較的短い鎖等で係留された引込み係留式灯
浮標に本考案構造を装着した例を示し、図中1は標柱体
で第3図Aに示すように断面が扁平な楕円状または同図
BXCのように円柱に整流板を付けた構造とする。
2は標柱体1の途中に装着された前後に長い筐体よりな
る浮力体で、第1図Aは前後に長い扁平筒体でその平面
は第2図A−Dに示す前後に長い抵抗の少ない形状とな
すでいる。
第1図Bは他の実施例で浮力体2の側面が第2図A〜D
に示す平面と同様な形状をもったものを示す。
3.3′は係留環で標柱体1の下端において、浮力体2
の短軸方向と同一方向に突設される。
4.4′は鎖等でなる係留索、5は沈錘、6は十字状板
で標柱体1の下端部に設けられる。
以上において、標柱体1はその途中に装着された浮力体
2が常に水中に全没して水線が浮力体2より上方の標柱
体1の途中にあるようにし、かつ浮標の大きな余剰浮力
により標体が水中で直立するように係留索4,4′によ
って沈錘5に係留される。
係留索4,4′は浮力体2の短軸方向において標柱体1
の下端の左右両側をそれぞれ沈錘5に浮標の大きな余剰
浮力に抗して引込み係留するので標体の方向を固定でき
、浮力体2の長軸方向を水流の方向に一致させて設標す
ることか可能となる。
以上のように本案は浮力体2および標柱体1を前後に長
い形状としその長軸方向の尖鋭部が水流の方向に向かう
ので、水の抵抗が少なく流れが円滑となって整流効果を
増し、乱流やカルマン渦の発生を防いで沈錘を中心とし
た振子運動(第7図参照)の発生を防ぐとともに水流の
抵抗を感じ、標体の直立を助ける。
標柱体1ならびに浮力体2の形状の選択は工作上の容易
性、標柱体と浮力体との調和など考慮し経済的なものと
すればよい。
標柱体下端部に十字状板6を装着することによって、た
とえカルマン渦が発生した場合でも、水に対する抵抗体
として作用するので急速に振動が減衰し、実際上振動の
発生を防止することができる。
以上のように本考案は浮力体および標柱体を水流方向に
前後に長い形状としたことにより水流中でのカルマン渦
の発生を防ぐとともに水の抵抗を減じ標体の直立を助け
、十字状板6を取付けたことおよび係留索4,4′で左
右より係留する構造としたことにより、振動の発生を防
止し、これらの相乗効果により、本願考案の灯浮標は急
潮流中でも振動発生のない安定した直立性のよい灯浮標
となった。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは係留索を用いた引込み係留式灯浮標の正面図
、第2図は第1図Aのa−a断面図でA〜Dはそれぞれ
実施態様を示す。 第1図Bは浮力体の別の実施例を示す側面図。 第3図は第1図のb−b断面図でA−Cはそれぞれの実
施態様を示す。 第4図は係留部の側面図、第5図は第1図のc−c断面
図、第6図はカルマン渦発生状況図、第7図は係留索に
より連結された標体の振動が発生した場合の状況図。 1は標柱体、2は浮力体、3,3′は係留環、4.4′
は係留索、5は沈錘、6は十字状板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 標柱体の途中に浮力体、下端に係留環を有し、該係留環
    と沈錘とを比較的短い係留索で係留し、浮力体を水中に
    全没させ、かつ水線が浮力体の上方の標柱体の途中にく
    るようにし、浮標の余剰浮力により水中に直立するよう
    にした灯浮標において、浮力体を前後に長い筐体とし、
    標柱体を前後に扁平な柱体とし、標柱体下端部に十字状
    板を設け、標柱体下端を左右方向から係留索で沈錘に係
    留するようにしたことを特徴とする引込み係留式
JP1978083199U 1978-06-16 1978-06-16 引込み係留式灯浮標 Expired JPS606397Y2 (ja)

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JP1978083199U JPS606397Y2 (ja) 1978-06-16 1978-06-16 引込み係留式灯浮標

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JP1978083199U JPS606397Y2 (ja) 1978-06-16 1978-06-16 引込み係留式灯浮標

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Publication Number Publication Date
JPS54184093U JPS54184093U (ja) 1979-12-27
JPS606397Y2 true JPS606397Y2 (ja) 1985-02-28

Family

ID=29004761

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JP1978083199U Expired JPS606397Y2 (ja) 1978-06-16 1978-06-16 引込み係留式灯浮標

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7076344B2 (ja) * 2018-09-10 2022-05-27 日立造船株式会社 係留システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1269599A (en) * 1970-10-06 1972-04-06 Honeywell Inc Improvements in or relating to sea anchors
JPS5125183U (ja) * 1974-08-14 1976-02-24

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB1269599A (en) * 1970-10-06 1972-04-06 Honeywell Inc Improvements in or relating to sea anchors
JPS5125183U (ja) * 1974-08-14 1976-02-24

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