JPS606269Y2

JPS606269Y2 - 自立式整理棚

Info

Publication number: JPS606269Y2
Application number: JP1980034290U
Authority: JP
Inventors: 章次蛯原
Original assignee: 株式会社淀川製鋼所
Priority date: 1980-03-13
Filing date: 1980-03-13
Publication date: 1985-02-27
Also published as: JPS55127552U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、上部には整理棚本体を、下部には洗濯機収容
空間を有する自立式整理棚に関し、使用者の背の高さや
洗濯機の高さ等に応じて整理棚本体の位置を容易に変更
でき、しかも、この位置変更を可能としたために強度が
低下したり発錆が生じやすくなったりすることがなく、
シかも、外観上すつきりしていて意匠価値が高く、且つ
デッドスペースを生じず納まりのよいものを提供するこ
とを目的としている。

以下に本考案の実施例を図面に基いて説明する。

第１図は本考案に係る自立式整理棚の全体構成を示し、
１，１′は例えば鋼製の中空角柱からなる一対の支柱、
２，２′は例えば断面の形状の鋼製枠体からなる脚部で
、前記支柱１，１′の下端部に対して連結板３，３′及
びボルト、ナツト４・・・によって着脱自在に取付けら
れている。

また、この脚部２，２′の前後両端には適宜の合成樹脂
部材が嵌入され、該部材に対して下方よりアジャスタボ
ルト（高さ調節部材の一例）５・・・が螺入してあって
、該ボルト５・・・を回動ずれば自立式整理棚の高さ及
び水平姿勢の調節等が行ない得るようにしである。

６．６′は前記両脚部２，２′を補強する補強桟で両端
を略り形状に折曲して平面視略Ｒ形状に折曲形成された
鋼製のバーを用いている。

このバー６．６′はその一方６の両端が脚部２，２′の
後方部に、他方６′の両端が脚部２，２′の前方部に挿
通され、さらに、これら両端にナツト７・・・が螺着さ
れている。

８は棚部を形成する整理棚本体で、下部に洗濯機収容空
間Ａを有して前記支柱１，１′の上方部に枝持されてい
る。

第２図はその支持構造を示したもので、整理棚本体８の
前記背面板１６と左右側板１５．１５’とが交叉するコ
ーナ一部９゜９′に前記支柱１，１′の外部と同一寸法
で平面視」形の角状凹入面９ａ、９ｂ、９’ａ、９’ｂ
を設け、当該凹入面９ａ、９ｂ、９’ａ、９’ｂに前記
角柱状支柱１，１′の各々二面を外側から当接させた状
態で取付け、支柱１，１′が左右にも後方にも出つばる
ことなく埋設すると共に、該支柱１．１′の適当箇所に
埋込んだインサートナツトｌａｗｌ’ａｔｌｂ
ｔｌ’ｂに、整理棚本体８内側から凹入面９ａ、９
’ａを貫通してボルト１０・・・を螺着し、もって整理
棚本体８の固定支持を行なっている。

又、コーナ一部９，９′の凹入面９ａ、９’ａには、上
下方向に複数個のボルト挿通孔１０′・・・を形成して
あり整理棚本体８の支柱１．１′に対する取付高さを任
意に選べる。

前記整理棚本体８は第３図に示すように、上側の棚１１
と下側の棚１２とを連設したもので、上側の棚１１は天
板１３、底板１４、左右側板１５．１５’及び背面板１
６からなり、下側の棚１２は天板（上側の棚の底板１４
を共用）、底板１７、左右側板（前記側板１５．１５’
の下半分）１５ａ、１５ａ′及び背面板（前記背面板１
６の下半分）１６ａからなっている。

前記左右側板１５．１５’は第１図乃至第３図に示され
ているように下側の棚１２に相当する部分１５ａ、１５
ａ′の前端縁１５ｂ、１５ｂ’が側面視において、漸次
下方に行くに従って後方に位置するよう傾斜した状態に
形成されている。

従って下側の棚１２は上側の棚１１に比して側面視にお
いて後方に凹入し、しかも下方程、幅狭となるよう構成
されている。

前記上側の棚１１は前面に観音開き式の開閉扉１８．１
８’が設けられると共に、内部には複数の線材１９・・
・を適当間隔おきに配列し、−側端を垂直に折曲して足
部２０ａを形成した側面視逆り状の線材側２０が設置さ
れておりその他側端は左側板１５に固着された係止金具
２１．２１に係止させである。

この上側の棚１１内には例えば箱入洗剤や洗面器等比較
的大きな物品が収納できる。

一方、下側の棚１２は、縦仕切板２２によって左右１２
ａ、１２ｂに仕切られ、かつ一方の棚１２ａは水平仕切
板２３によって更に上下に仕切られ、水平仕切板２３の
上面には第４図に断面図で示す如き合成樹脂製の収納ケ
ース２４．２４’を挿脱自在に設け、下側に形成された
箱状部には小物入れ２５として例えば第５図Ａ、Ｂに示
す如き把手２６付きの合成樹脂製の小物入れを揺動開閉
自在且つ挿入、取り外し自在に設けである。

すなわち、小物入れ２５の下部前端に突起２５ａ、２５
ｂ（係止部の一例）を形成腰他方底板１７に前記突起２
５ａ、２５ｂを遊嵌する孔１７ａ、１７ｂ（被係
止部の一例）を形成し、該孔１７ａ、１７ｂに突起２５
ａ、２５ｂを嵌入係止してあり小物入れ２５はこの係止
位置を支点として前後に揺動開閉自在であり、前方への
揺動時、すなわち小物入れの開放時には小物入れ側壁上
端２５ｃが水平仕切板２３に当接することによって開放
状態が保持される。

また、小物入れ２５が棚内に収納された状態で該小物入
れ２５を持上げ、前記突起２５ａ、２５ｂを孔１
７ａ、１７ｂから離脱すれば、小物入れ２５を取外しで
きる。

この小物入れ２５に例えば洗剤を入れると必要な時のみ
前方へ揺動ずればよく、また洗剤がなくなった時は小物
入れを取外して補充することができ非常に便利である。

一方、右側の棚１２ｂには前記小物入れ２５、収納ケー
ス２４．２４’に入らない小物を収納する。

この棚１２ｂの天板１４の前方部−側にはタオル等を掛
ける丸棒状のハンガー２７が水平方向に回動自在に枢着
されている。

天板１３の上面は、該天板１３よりも上方に延出された
左右側板１５．１５’と正面プレート２８によって三方
向から囲まれていて、空箱等を落下しない状態で載置で
きるようにしであると共に、該天板１３後方部に第６図
に示す如きＬ型の転倒防止金具２９が設けてあって、自
立式整理棚を壁際に設置する場合、必要ならば該金具２
９によって整理棚を壁面に固定できるようにしである。

この金具２９は長孔２９ａに、天板１３に固着された振
止用突片１３ａ１ポル）１３ｂを挿通し、ボルト１３ｂ
に蝶ナツト１３ｃを螺着することによって、天板１３に
取付けるもので、蝶ナツト１３ｃをゆるめれば前後にス
ライドでき、これによって整理棚の位置調整を行なえる
。

図中２９ｂは緩衝用のゴム、２９ｃは壁への固定用釘等
の挿通孔である。

尚、本考案は、上述した実施例の具体的構造に限定され
るものではなく、その技術的思想の範囲内においてなさ
れる種々の設計変更を含むものである。

たとえば、各欄１１．１２は最低、天板、底板、左右側
板及び背面板から組立てられたものであればよく、扉等
は設けずともよい。

又、小物入れの他の態様を説明すれば、前記実施例では
水平仕切板２３によって仕切られた下方の棚に小物入れ
を設けているが、上方の棚に設けてもよく、また、水平
仕切板２３、及び収納ケース２４．２４’を排して、左
側の棚１２ａ全部を占有する状態に小物入れ２５を設け
てもよく、更には右側の棚１２ｂに設けてもよい。

本考案は、上述した構成よりなるので、前記コーナ一部
の凹入面に設けた複数個の孔のうち適当なものを支柱側
の孔ｌａｗｌ’ａｗｌｂｔｌ’ｂと位置合
わせしてボルト等留具を挿入、固着することにより、使
用者の背の高さや、下方に設置される洗濯機の高さ、及
び水道の蛇口の高さ等に応じた位置に整理棚本体を取り
付けることができ便利である。

しかも、従来のように、最も荷重のかかる支柱に棚の取
付は高さ調節用の孔を多数設けてはいないので耐久性が
向上すると共にコーナ一部の凹入面に設けられた複数の
孔の外側からは支柱が当接されるので、これらの孔の外
側は、外気に晒されず、且つ洗濯中この孔に湿気、水分
が付着することもないのて発錆等四ない。

さらに、本考案にあっては、前記左右側板と背面板とが
交叉するコーナ一部に角状の凹入面を設け、当該凹入面
に前記角状支柱の二面を当設させた状態で取付け、且つ
前記支柱が左右側板及び背面板よりも外方に突出しない
ように構成したので（イ）角状凹入面に角状支柱の二面
を当接するだけで支柱の正確な位置が決まり、支柱取付
は位置の位置決めを迅速且つ正確に行なえる。

（ロ）角状凹入面に角状支柱を当接させるので整理
棚本体の位置が支柱に対しねじれることがなく、強固に
取付けられる。

（ハ）支柱は、左右側板及び背面板よりも外方に突出し
ないから、外観上すっきりしていて意匠価値が高い。

又、保管時、展示時、使用時等においてこの整理棚を複
数台並設する場合、あるいはこの整理棚と他物とを並設
する場合において、支柱が外方に突出していないから、
支柱が邪魔になってデッドスペースが生じるといった不
都合がない。

という格別の効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は全体斜
視図、第２図は整理棚本体の支柱への取付構造を示す斜
視図、第３図は整理棚本体の全体斜視図、第４図は収納
ケースを示す側断面図、第５図Ａは小物入れを示す正面
図、同図Ｂは同上側断面図、第６図は転倒防止金具を示
す斜視図である。１．１′・・・支柱、２，２′・・・脚部、８・・・整
理棚本体、９−：Ｉ−ナ一部、９ａ、９ｂ、９’ａ、９
’ｂ・・・凹入面１３・・・天板、１４・・・底板、１
５，１５’、１５ａ、１５ａ’・・・側板、１６・・・
背面板、１７・・・底板、Ａ・・・洗濯機収容空間、１
０′・・・留具挿入用の孔。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

天板、底板、左右側板及び背面板を有し、且つ棚を上下
に複数段設置した整理棚本体と、該整理棚本体を、下部
に洗濯機収容空間を有する状態で支持する一対の角状支
柱と、該支柱の下端に設けた一対の脚部とを備え、かつ
、前記整理棚本体の支柱への取付部において、前記左右
側板と背面板とが交叉するコーナ一部に角状の凹入面を
設け、当該凹入面に前記角状支柱の二面を当接させた状
態で取付け、且つ、前記凹入面には留具挿入用の孔を上
下方向に複数個設けて整理棚本体の支柱に対する取付は
高さを調整可能となし、さらに、前記支柱が左右側板及
び背面板よりも外方に突出しないように構成したことを
特徴とする自立式整理棚。