JPS6061288A - 感熱記録材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は感熱記録材料に関するものであり、特に定着可
能なジアゾ感熱記録材料に関するものである。更に詳し
くは、熱記録前の保存性が優れ。

しかも熱記録時の発色濃度が高く、熱記録後光定着が可
能な感熱記録材料に関するものである。

（従来技術） 感熱記録方法は、（１）現像が不要である、（２）支持
体が紙の場合は紙質が一般紙に近い、（３）取扱いが容
易である、（４）発色濃度が高い、（５）記録装置が簡
単であり安価である、（６）記録時の騒音がない等の利
点があるため、ファクシミリやプリンターの分野で近年
急速に普及している。これの感熱記録材料としては、主
として発色濃度や発色速度に優れたロイコ発色型感熱記
録材料が用いられている。

しかしながら、ロイコ発色型感熱記録材料は、記録後の
取扱いや加熱あるいは溶剤類の付着により発色し、記録
画像を汚してしまうという欠点を持っており、又セロテ
ープ中の可塑剤により消色するという欠点も持っている
。

これらの不注意な取り扱いによる兇色を防止するために
、粒状系ワックスを添加する（特公昭ｊＯ−／≠ｊ′３
７号）とか、可塑剤の浸透を防止するために、被覆層を
設ける（実開昭ｊＪ−／２！３１４’号）等が知られて
いる。しかしながら、まだ充分満足されるものではなく
２％に記録後の改ざんをきらう目的には用いられず、そ
の改良が強く望まれていた。熱記録後不要な部分の発色
を停止させる方法として、特開昭６７−　／　２３０１
　Ａ号、特開昭３７−／、２５０９．２号等に開示され
ているようなジアゾ化合物、カップリング成分及びアル
カリ発生剤又は発色助剤からなる感熱記録材料を用いて
、熱記録後光熱射を行なって未反応のジアゾ化合物を分
解して発色を停止させる方法が知られている。

しかしこの記録材料も保存中にプレカップリングが徐々
に進み、好捷しくない着色（カブリ）が発生することが
ある。このために発色成分の内少なくとも一種を不連続
粒子（固体分散）の形で存在させることにより、成分間
の接触を防ぎ、プレカップリングを防止することが行な
われているが、未だ記録材料の生保存性が充分でない。

他の対策として成分間の接触を最小にするために、ジア
ゾ化合物とカプラー成分とを別層として分離するとと７
３ｉ知られている。

この方法は生保存性は、良好に改善されるものの熱発色
性の低下が大きく、パルス巾の短かい高速記録には応答
できない。

この他にカップリング成分及びアルカリのいずれかを非
極性ワックス状物質（特開昭タ７−ダ≠／４’号、特開
昭ｊ７−／≠、２ｔ３を号）や、疎水性高分子物質（特
開昭Ｊ′７−／り２９１１４４号）でカプセル化するこ
とにより他の成分と隔離することが知られている。

しかしこれらのカプセル化方法は、ワックスあるいは高
分子物質を、それらの溶媒で溶解しそれらの溶液中に発
色成分を溶解するかあるいは分散し次後、溶媒を蒸発除
去してマイクロカプセルを形成するという煩雑な方式で
ある。

以上の諸方法は、いずれもジアゾ化合物が、かなりの水
溶性を持つという基本的事象を如何に補うかという為の
努力であるが多くは生保存性を改良する為に高速印字性
を犠牲にしがちである。

（発明の目的） そこで、本発明の第１の目的は１発色スピード及び発色
濃度が高く、かつ、実用的な温湿度条件では殆どかぶり
の増加のみられぬ生保存性の優れた感熱記録材料を提供
することにある。本発明の第２の目的は、熱記録後未反
応のジアゾ化合物を光分解して、発色不要部分の発色を
停止する（以下、定着と呼ぶ）ことができる感熱記録材
料を提供することにある。本発明の第３の目的は、製造
適性の優れた感熱記録材料を提供することにある。

本発明の第≠の目的は、光記録により露光部のジアゾ化
合物を分解した後、加熱によシ未露光部を発色させ可視
像を形成する熱現像記録材料を提供することにある。

（発明の構成） 本発明者等は、鋭意研究の結果、支持体上にジアゾ化合
物、カップリング成分及び塩基性物質を含有する記録層
を設けた感熱記録材料において、該ジアゾ化合物が下記
一般式で表わされるものを用いると固体分散状態で発色
スピード及び発色濃度が高く、かつ、実用的な温湿度条
件では、がぶりの増加の少ない感熱記録シートが得られ
ることを見出し本発明に到達した。

一般式　ＡｒＮ　十Ｘ− ここでＡｒ：置換あるいは無置換の芳香族部分 Ｘ−：パーフルオロアルキル基ヲ含む 酸アニオン又はパーフルオロア ルケニル基ヲ含ｔｒ　Ｈ７＝オン を表わす。

とのジアゾ化合物は固体分散状態以外の存在状態（タト
えハオイルに溶がしてのカプセル化状態）や、積層状態
においてもがぶシの増加の少ないという特徴が存続する
ので目的に応じて存在状態等を選ぶことができる。ジア
ゾ化合物の酸アニオン中に含まれるパーフルオロアル基
又はパーフルオロアルケニル基の炭素原子の数はλＱ以
下が好ましい。以下に代表的化合物を挙けるがこれに限
定されるものではない。

（３） ＯＣ２Ｈ５ Ｃ２Ｈ５ ０Ｃ４Ｈ０ （５） ＯＣ４Ｈ０ （６） Ｕ　の Ｚ−（Ｊ の 本発明に使用するカップリング成分は塩基性雰囲気でジ
アゾ化合物とカップリングして色素を形成するものであ
シ、具体例としては、コーヒドロキシー３−ナフトエ酸
アニリド、ｌ−ヒドロキシ−２−ナフトエ酸モルホリノ
プロピルアミド、λ−ヒドロキシー３−ナフトエ酸モル
ホリノプロピル了ミド、コーヒドロキシー３−ナフトエ
酸−２’−メチルアニリド、２−ヒドロキシ−３−ナフ
トエ酸オクチル了ミ、ド、２−ヒドロキシ−３−ナフト
エ酸−Ｎ−ドデシル−オキシ−プロピルアミド、／−フ
ェニル−３−メチル−よ−ヒラゾロン等力あげられる。

本発明に使用する塩基性物質としては、トリフェニルグ
アニジン、ジフェニルオルトトリルグアニジン、シフェ
ニルノξラトリルグアニジン、２一ペンジルイミダゾー
ル％≠−フェニルイミダ°ゾール、コーフェニルー≠−
メチルーイミダゾール、コーウンデシルーイミダゾリン
、弘、参′−ジチオモルホリン、２−アミノ−ベンゾチ
アゾール、コーベンゾイルヒドラジノーペンゾチアゾー
ルがある。これらの発色剤又は発色助剤は２種以上併せ
用いることができる。

又１本発明に使用する安定剤は一般のジ了シタイブ複写
紙に使用される物質を用いることができる。

又、融虞降下剤として、公知のものを用いることができ
る。

本発明の感熱記録体は、概略、次のような方法によって
得ることができる。すなわち、ジアゾ化合物、カップリ
ング成分、塩基性物質を各々別々に、又は必要に応じて
同時に適当な濃度のバインダー中で、ボールミル等の粉
砕機を使用して数μ以下に粉砕分散する。これらを適当
量すつ混合し。

その他適宜、安定用酸類、酸化防止剤、融点−下剤を加
え支持体上に塗布することにより定着型感熱紙を調製で
きる。

好ましい使用量としては、ジアゾ化合物１重量部に対し
てカップリング成分は０．／−１０重量部、塩ジε性物
質は０．／−コＯ０重量部Ω割合いで使用することであ
り、ジアゾ化合物はＯ，ＯＳ〜コ、０９／ｍ　塗布する
ことが好ましい。またバインダーは固形分としてＯ９！
〜ｊ　９　／　ｍ　２塗布することが好ま１２い。

バイア’Ｘ”−、！：Ｉ、−Ｃｄ、ポリビニルアルコー
ル。

メチルセルロース、カルボキンメチルセルロース。

ヒドロキシメチルセルロース、アラビヤゴム、ゼラチン
、カゼイン、スチレン−無水マレイン酸共重合物、ポリ
アクリルアミド等を用いることができる。支持体として
は紙が一般的でおるが合成樹脂フィルム、ラミネート紙
、等も使用できる。

次に実施例と比較例により、本発明を更に詳細に説明す
る。

実施例　１ ■　ジアゾ化合物の固体分散物の調製 上記組成をボールミルにてコダ時間粉砕分散した。平均
粒径１．ｊμであった。

■　カップリング成分の固体分散物の調製ボールミルに
て２≠時間粉砕分散した。平均粒径コμであった。

■　塩基性物質の固体分散物の調製 ボールミルにてλ≠時間粉砕分散した。平均粒径λμで
あった。

■　感熱層塗液の配合 上記組成を、乾燥後の塗布量がｊ、ｊｔ９／ｍ２になる
ように塗布した。

実施例　２ 実施例１の■においてジアゾ化合物として、を作成した
。

比較例　１ 実施例１の■においてジアゾ化合物として、を用ハた他
はすべて実施例１と同様にして感熱紙を作成した。

比較例　２ 実施例１の■においてジアゾ化合物として、０Ｃ４Ｈ９ を用いた他は、すべて実施例１と同様にして感熱紙を作
成した。

以上得られ１ｃ感熱記録紙を、三菱メルファス６００（
Ｇｍモード、三菱電機■製）を用いて熱印字し次にリコ
ビーハイスタートμ型（リコー■製）を用いて全面露光
して定着した。得られた記録画像をマクベス反射濃度計
によりブルー濃度を測定した。定着後の地肌部を１ｊＯ
０Ｃに加熱し、青に再発色するか（定着性）調べた。次
に生保存性を見る為に試料を、３００Ｃ１相対湿度７ｊ
％Ｒ、Ｈの強制条件で、暗所に７日間保存し、その前後
の地肌濃度（カブリ）をマクベス濃度計で測定しカブリ
の変化を見た。

以上の結果を表１に示す。

表１ 以上説明したように本発明のジアゾニウム化合物を、カ
ップラー成分、塩基性物質と共に用いることにより保存
性の良好なしかも発色濃度の高い定着可能な感熱記録体
を得ることができた。

特許出願人　富士写真フィルム株式会社手続補正書 特許庁長官殿 １、事件の表示　昭和！を年　特願第１ｔ９ｏｉｓ号２
、発明の名称　感熱記録材料 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 件　所　神奈川県南足柄市中沼２１０番地名　称（５２
０）富士写真フィルム株式会社４、補正の対象　明細書 ５、補正の内容 明細書の浄書（内容に変更なし）を提出いたします。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 支持体上に、ジアゾ化合物、カップリング成分及び塩基
   性物質を含有する記録層を設けた感熱記録材料において
   、該ジアゾ化合物が、次の一般式で示されるものである
   ことを特徴とする感熱記録材料。 十　− 一般式　Ａ　ｒ　Ｎ　ｚ　Ｘ ここでＡｒ：置換あるいけ無置換の芳香族部分 Ｘ；／ｅ−フルオロアルキル基ヲ含む 酸アニオン又ハ／ξ−フルオロ了 ルケニル基を含む酸アニオン を表わす。