JPS6057100B2 - 開催デ−タ設定方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）発明の技術分野 本発明は開催ゼータ設定方式に係り、特に複数台の投票
券発売機に開催データを速やかに設定し得る開催データ
設定方式に関する。

回 技術の背景 競馬券の投票券発売機に対するユーザの要求は従来の１
男専用型だけでなく発売機が或る特定の場に固定されな
い型式に対しても根強く存在するようになつて来ている
。

そして、後者の型式のものにあつても、発売場名、式別
、年次、回次、日次の開催データを投票券発売機におい
て設定しなければならない。そのような投票券発売機が
投票所に複数台ある場合であつても、上記開催データを
速やかに設定し得ることが望ましい。しかし、従来の方
式では、各投票券発売機毎に設定機構を設けて設定しな
ければならない構成となつていたので、上述のような要
求に応え得なくなるばかりでなく、嵩高な構成となる故
、このような不具合を解決し得る技術手段の開発が要望
されている。

同 従来技術と問題点 従来の他場発売を行なう方式は１場売専用型の構成を単
に他場発売型式に取り入れて成るものであつたため、そ
の構成は各場毎に、残りの開催データを設定するための
ロータリスイッチを設けなければならないから、ロータ
リスイッチが多くなるばかりでなく、その数多いロータ
リスイッチを逐一操作して開催データの設定をしなけれ
ばならず、速やかな設定をしたいという要求は満たし得
なかつた。

（二） 発明の目的 本発明は上述のような従来方式の有する欠点に鑑みて創
案されたもので、その目的は複数台の投票券発売機を設
置している投票所の各投票券発売機に開催データを速や
かに設定し得る開催データ設定方式を提供することにあ
る。

（ホ）発明の構成 そして、この目的達成のため、本発明方式は投票所に設
置された複数台の投票券発売機に開催データを設定する
方式において、その或る投票券発売機のキーボードの操
作により開催データを上記或る投票券発売機に入力して
上記開催データを記録した設定券を上記或る投票券発売
機から発券し、その設定券を上記開催データ未設定の投
票券発売機に読み取らせて上記開催データをそれら投票
券発売機に設定するようにしたものである。

（へ）発明の実施例以下、添付図面を参照しながら本発
明の実施例を説明する。

第１図は投票所に設置される複数台の投票券発売機のブ
ロック図で、第２図はその本発明に関係する機構を示す
図を示す。

第１図において、１０は主制御部で、これにインタフェ
ース部１１、メモリ１２、控券印刷部１３、本券印刷部
１牡磁気制御部１５、搬送制御部１６及び操作卓制御部
１７が接続されている。インタフェース部１１は中央処
理装置（図示せす）へ接続されている。又、操作卓制御
部１７は操作卓１８が接続されており、この操作卓１８
はキーボード１９（第３図参照）及び表示器２０を有す
る。第２図において、４１はロール式投票券用紙給送機
構で、４２はスタッカである。

これら４１，４２の間に搬送モータ４３によつて駆動さ
れる搬送機構（明示せず）が設けられている。４４は印
刷機、４５はカッタ、４６は書込みヘッド、４７は読み
取りヘッド、４８はパンチ、４９はストッパ、５０は切
替機構、５２は挿入釦、５３は挿入口、５４はシャッタ
、５５は発券口である。

次に、上述構成の投票券発売機の動作を説明する。投票
券発売機を動作させるべくその電源スイッチをオンにす
ると（第４図のステップＳ１）、表示器２０に第５図に
示すような画面１が表示される（ステップ２）。

そして、設定券の有無がステップＳ３で判定される。設
定券がなければ、ステップＳ４，Ｓ５で、年次データが
キーボード１９の操作により入力され、主制御部１０を
介してメ′：＋Ｉ月２に書き込まれると共に表示器２０
の画面に表示される。

これに類する処理が式別の入力、並びに各場毎．に場名
人力、回次入力及び日次入力についてステップＳ６〜Ｓ
ｌ３においてなされる。そして、設定券の枚数設定がキ
ーボード１９の操作により行なわれ（ステップＳｌ４）
、セットキーの押圧（ステップＳｌ５）を生ぜしめれば
、第６図に示されるような画面２が表示器２０に表示さ
れる（ステップＳｌ６）。

次いで、発券釦を押圧すれば（ステップＳｌ７）、主制
御部１０の制御により本券印刷部１４、磁気制御部１５
、搬送制御部１６が動作態勢に入り、搬送モータ４３が
駆動されると共にロール式投票券用紙給送機構４１から
用紙が繰り出され、その用紙が搬送機構にて搬送されて
いく途中において印刷機、例えば感熱プリンタ４４にて
その上表面に第７図に示す如く開催データを印刷する。

このような印刷が行なわれた設定券の後端がカッタ４５
を通過する際にカッタ４５の作動が生ぜしめられて一枚
の設定券となる紙片が作り出さノれる。次いで、その設
定券が書込みヘッド４６を通過していく際に、設定券の
裏面に予め設けられている磁気ストライプに上述印刷機
４４にて印刷した開催データを書込みヘッド４６にて記
録する。こうして、開催データ記録済みの設定券は搬送
機構にて撮送され、発券口側へ切り替えられている切替
え構５０を経て発券口５５から排出される。

こうした一連の過程が所要枚数の設定券毎に連″続的に
生ぜしめられる。

ここまでの処理がステップＳｌ８として第４図に示され
ている。このようにして発券された設定券を開催データ
未設定の投票券発売機の挿入口５３から挿入すべく、挿
入釦５２を押圧してそのシャッタを開き、設定券を挿入
し、搬送機構にて搬送し、その途中にある読み取りヘッ
ド４７にて搬送中の設定券磁気ストライプを読み取り、
こうして得られた開催データを磁気制御部１５、そして
主制御部１０を介してメモリ１２の所定の格納領域に取
り込んで、爾後の投票券の発売に供する。

このように、本発明によれば、各投票券発売機毎と各別
の開催データの設定操作の必要性を除去し得る。

従つて、複数台の投票券発売機を設置している投票所全
体としてσ入開催データの設定に要する時間は大幅に短
縮することが出来る。この効果は設置台数が多ければ多
いほど大きい。このことはとりもなおさず、係員の負担
の軽減となり、ユーザへのサービスの向上ともなる。な
お、ステップＳｌ９乃至Ｓ２５は投票券の発売態様を示
す。

画面３〜画面５の例を第８図乃至第１０図に示す。ステ
ップＳ２６は従来公知の減算操作を表わし、この機能は
ストッパ４９とパンチ４８により生ぜしめられ、この機
能を受けた券は切替え機構５０を経てスタッカ４２内へ
送り込まれる。（卜）発明の効果 以上述べたように、本発明によれば、 １複数台の投票券発売機を設置した投票所全体としての
開催データ設定時間を大幅に短縮し、２これにより係員
の負担を軽減すると共に、３客へのサービスの向上が図
れる、等の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施する投票券発売機のブロック図、
第２図は第１図発売機の要部機構図、第３図は第１図発
売機のキーボード平面図、第４図は第１図発売機による
設定券の発売過程の説明図、第５図および第６図並びに
第８図乃至第１０図は夫々、第１図発売機の表示器に表
示される画面の例を示す図、第７図は第１図発売機によ
り発売された設定券の例を示す図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 投票所に設置された複数台の投票券発売機に開催デ
   ータを設定する方式において、その或る投票券発売機の
   キーボードの操作により開催データを上記或る投票券発
   売機に入力して上記開催データを記録した設定券を上記
   或る投票券発売機から発券し、その設定券を残る上記開
   催データ未設定の投票券発売機各々に読み取らせて上記
   開催データをそれら投票券発売機に設定するようにした
   ことを特徴とする開催データ設定方式。