JPS605623Y2 - 多段同調形濾波器 - Google Patents

多段同調形濾波器

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JPS605623Y2
JPS605623Y2 JP17614977U JP17614977U JPS605623Y2 JP S605623 Y2 JPS605623 Y2 JP S605623Y2 JP 17614977 U JP17614977 U JP 17614977U JP 17614977 U JP17614977 U JP 17614977U JP S605623 Y2 JPS605623 Y2 JP S605623Y2
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JP
Japan
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circuit board
printed circuit
copper foil
casing
stage
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JP17614977U
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JPS54103726U (ja
Inventor
卓二 鈴木
Original Assignee
株式会社富士通ゼネラル
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプリント基板上の銅箔面を共振回路を囲撓する
金属外筺の一側となし、同プリント基板上に仕切板を設
けることな(、複数個の同調コイルを同軸状にて、且つ
同一周波数に共振げ1−めるように配置すると共に、他
の回路素子等をも同様にせしめてなる多段同調形ろ波器
に関するものである。
従来、同調コイを同軸状に複数個配置する乙共に、可変
容量素子との組合せによりタンク回路(以下、共振回路
ど称す)を形成し、且つ各共振回路相互間には仕切板を
有しない構造となしまたものがあるが、この場合は共振
回路の周囲を個々に金属製のケース或いはシールド蓋体
等にて囲撓することにより多段同調形ろ波器を構成して
いた。
従って、他の増幅回路等を同調コイルと同一の面上に構
成することは不可能であった。
又、このような構成におけるろ波器は、同一金属板より
なる取付台上に共振回路が構成され、且つその周囲が密
封構造をなすように金属板にて囲撓されていることによ
り、例えば各共振回路において次段との結合度を調整す
る場合、その都度シールド筐体等を取付台から完全に取
にはずした後でなければならず、そのため調整に際して
は非常に手数を煩わすと共に、装置自体も高価であると
いう欠点を有していた。
ここに、本考案は前記の如き従来のろ波器における欠点
を改良し、同軸状にある同調コイルを、三方を金属壁で
、一方を両面プリント基板で囲撓することにより共振ろ
波器を構成し、且つプリント基板の結線部以外のアース
部にて、スルーホールにより導通された両面の銅箔面を
通じて内部筐体と共に電気的閉回路の一部を作り、この
閉回路が同調コイルと共に同軸状になるように配賦性の
銅箔面に同調コイル及び他の回路素子の保持及び相互結
線等を行わせしめるように構成してなる多段同調形ろ波
器を提供するものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は多段同調形ろ波器1の外形を示し、その概略側
断面及び側面の状態を第2図a、 bに、又その分解状
態を第3図に示す。
この第3図において、a図は箱形状をなす金属製の外部
筐体2にて、同外部泣体2の上面には可変容量素子6の
調整用の複数個の孔部3が設けられ、又その下端部には
外部プリント回路基板(図示省略)等に装着するための
舌片4が複数個配設されている。
b図は各種素子を取付けるためのベースであるプリント
基板5にて、同プリント基板5の両面には、第6図a又
はbにおける点線内の回路を銅箔によりパターン化した
ものが、第4図す及びaにて示す如(形成される。
この回路パターンの中心部には、その長手方向に対し可
変容量素子6の端子挿通用の対をなす複数個の透孔21
,2m’が設けられ、又端部には貫通端子9の挿通用の
透孔22が設けられている。
更に、独立した各透孔の周囲はハンダ付けのため、銅箔
により囲撓されると共に、一方の面における斜線部25
及び他方の面における斜線部の幅広部は、夫々アース部
として形成されている。
これ等のアース部は、各素子間の信号用結線部をなす部
分に対し、相対的に犬なる面積比をもって形成され、且
つ一方の面のアース部をなす銅箔面23と他方の面アー
ス部をなす銅箔面25との間には、第7図に示す如く、
内部にメッキを施されたスルーホール26を両端部に設
けることにより、両面の電気的導通を維持されると共に
、他方の面における銅箔面25は内部筐体5の内壁面に
接触しない範囲にて、且つ一方の面における銅箔面23
の幅よりも稍小さく、その幅をわずかにオフセットされ
ている。
0図はプリント基板5を貫通し、且つd図に示す如き断
面(側面)がコ字状をなす金属製の内部筐体10に固着
される貫通端子9であり、銅箔面における回路パターン
と電気的に導通されて、信号を外部へ導出する。
一方、内部筐体10の両側には、同調コイルのインダク
タンス調整用の複数個の孔部11が設けられ、又内壁面
上部に位置して、プリント基板5の装着用の複数個の突
起部12が設けられ、更にプリント回路基板等に装置す
るための舌片13が下端部に配設されている。
以上の構成に基づき、次にその組立状態を説明する。
先ず、プリント基板5の他方の面〔第4図a〕において
、各対をなす透孔24,24’間には夫々同調コイル8
の端子を挿通し、これを一方の両側にて、回路パターン
に対しハンダ付けすることにより、各同調コイル8は同
軸状に装着される。
又、プリント基板5の一方の面〔第4図b〕において、
各対をなす透孔21,21’には可変容量素子6の端子
を挿通し、これを他方の両側にて、回路パターンに対し
ハンダ付けすることにより、同調コイル8と対応した位
置関係にて、直線状に装着されることになり、この時性
の回路素子7等も同時に装着される。
この装着状態を概略的に示すと、第5図の如くなる。
次いで、この複数個の同調用コイル8及び可変容量素子
6等を夫々の面に装着した状態のプリント基板5を、内
部筐体10における突起部12に対し載置装着せしめる
この時、貫通端子9はガラス或いは樹脂等の絶縁物14
を介して、予じめ内部筐体10に対し固定され、従って
プリント基板5における透孔22に貫通端子9を挿通さ
せて後、突起部12によって一且係止状態とする。
しかる後、プリント基板5におけるアース部の銅箔面2
3と内部筐体10とによる接触部をハンダ付けし、更に
貫通端子9と透孔22の周円の銅箔とをハンダ付けする
ことにより、内部筐体10、プリント基板5及び貫通端
子9の三者間は完全に固着状態となる。
この場合、内部筐体10の孔部11は、同調コイル8の
各段間部に配置されるよう、予じめ位置合せが行われる
この固着状態に対し、更に外部筐体2を内部筐体10の
開口部側、即ちプリント基板5の装着側に対向する方向
にて密閉するように嵌合せしめることにより、同プリン
ト基板5はアース部としての銅箔面23.25を一つの
金属壁と見做して、完全に密閉された状態となり、又外
部筐体2の孔部3は可変容量素子6と位置的に対向する
ように配設されることにより、完成された多段同調形P
波器1が得られることになる。
次いで、上記構成の多段同調形ろ波器を、外部のプリン
ト回路基板上へ取付ける場合、及び調整の場合について
説明する。
先ず、第1図に示す如く完成された多段同調形ろ波器1
を、外部接続のプリント回路基板(図示せず)上の所定
の位置に載置する。
この時、多段同調形ろ波器1における外部筐体2及び内
部筐体10に配設されている舌片4,13の位置に対応
して、プリント回路基板には予じめ舌片挿通用の透孔が
、アース回路をなす銅箔を貫通して設けられており、又
信号伝送用の貫通端子9のための透孔も、同様に他の信
号伝送回路をなす銅箔を貫通して設けられている。
従って、これ等の舌片4,13及び貫通端子9を各透孔
に神道後、ハンダ付けすることにより両者は相互に機械
的に固定され、且つ電気回路的にも接続状態となり、多
段同調形ろ波器1をプリント回路基板に対して簡単に装
着することができる。
一方、この装着状態に対して調整を行う場合、可変容量
素子6については、外部筐体2の上面に設けられている
孔部3を通じ、同可変容量素子6の頭部の溝をドライバ
ー等によって回動せしめることにより、キャパシタンス
の調整を装着状態そのままにて容易に行うことができる
又、同調コイル8については、外部筐体2の舌片4と外
部回路銅箔との接続部を形成するハンダを取除くことに
より、同外部筐体2のみをプリント回路基板から逸脱し
、この後、内部筐体10の側面に設けられている孔11
を通じ、同様に同調コイル8の間隔(結合度)等を変え
て、インダクタンスの調整を行うことができる。
調整後は、この外部筐体2を再びプリント回路基板に装
着せしめるだけでよい。
本考案は以上に述べた如き内容を以って多段同調形ろ波
器を構成したことにより、 (1)両面プリント基板における銅箔面がスルーホール
を介して電気的に導通され、且つこの穴を通じて閉回路
が形成されているので、遮蔽効果の役割を一段と向上さ
せていること。
即ち、他方の面のアース部ををなす銅箔面と内部筐体の
壁面とが、単なる接触状態では振動等によって接触不良
を起し易く、その場合磁束に変化を及ぼすことになるの
で、あえて非接触状態となる位置までオフセットし、こ
れをスルーホールによって、一方の面アース部をなす銅
箔面と電気的に導通状態となすことにより1、磁束の変
化を治える一方、遮蔽効果をより向上させたものである
(2) 共振素子をプリント基板のアース部としての
画調箔面、内部筐体及び外部筐体にて、少なくとも二重
の遮蔽構造となしているので、共振素子に対する遮蔽効
果をより高めると共に、他の回路素子等にも良い影響を
与えて回路動作が安定すること。
(3)上記の如き構造となしたことにより、高周波特に
VHF帯において結線によるストレーインダクタンス及
びキャパシタンスの影響をなくすことができる一方、内
部筐体に孔部を設けたことにより、渡体内壁を流れるキ
ャビティ電流を阻止し得ること。
(4)共素子及びその他の回路素子等を同一プリント基
板に対して組込んでいるので、全体の組立てが容易であ
ると共に装置コンパクトにすることができる。
(5)上記の如き構造となしたことにより、外部筐体を
取りはずすことなく上面の孔部を通じて可変容量素子を
調整できる一方、外部筐体のみを外部接続用プリント回
路基板から取りはずすだけで、内部筐体の孔部を通じて
同調コイルの調整ができること。
(6)内部筐体及び外部筐体に設けられた舌片を、単に
外部のプリント回路基板に対しハンダ付けすることによ
り、装着状態が得られるので作業効率がよいこと。
等の顕著な作用並びに効果を奏することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例に係るもので、第1図は多段同
調形ろ波器の外観を示す斜視図、第2図aは概略側断面
図、同図すは外部筐体を取りはずした状態の側面図、第
3図は多段同調形ろ波器の構成を示す分解斜視図にて、
同図aは外部筐体、同図すはプリント基板と装着する回
路素子、同図Cは貫通端子、同図dは内部筐体、第4図
aはプリント基板の他方の面上に設けられた回路パター
ンを示す図、同図すは上記他方の両側から透視した状態
にて一方の面上に設けられた回路パターンを示す図、第
5図はプリント基板に対する同調回路素子等の装着を透
視した状態にて概略的に示す斜視図、第6図a、 bは
多段同調形ろ波器において構成される回路例を示す図、
第7図はプリント基板と内部筐体との固着状態を示す概
略側面図である。 図面中、1は多段同調形ろ波器、2は外部筐体、3及び
11は孔部、4及び13は舌片、5はプリント基板、6
は可変容量素子、7は他の回路素子、8は同調コイル、
9は貫通端子、10は内部筐体、12は突起部、23及
び25は銅箔面におけるアース部の回路パターン、26
はスルーホールである。

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)−面をプリント基板、他の面を金属壁にて形成し
    、同軸状に配設された多段同調コイルを囲繞することに
    より閉回路を構成してなる共振ろ波器において、信号用
    結線部及びアース部の回路パターン化した銅箔面を基板
    両面に配設すると共に、アース部の銅箔面を信号用結線
    部の銅箔面よりも十分に犬なる面積比を以って形成して
    なるプリント基板と、同プリント基板の一方の銅箔面側
    には複数の同調コイルを同軸状に配設すると共に、他方
    の銅箔面側には可変容量素子及び他の回路素子等を装着
    し、同調コイル装着側をコ字形状の内方向に臨ませてプ
    リント基板を装架してなる断面コ字状をなす金属製の内
    部筐体と、プリント基板並びに同プリント基板を装架状
    態の内部筐体の外周に嵌合せしめてなる金属製の外部筐
    体とを具備し、プリント基板におけるアース用銅箔面と
    内部筐体とにより電気的閉回路を形成する一方、同調コ
    イルをプリント基板のアース用銅箔面、内部筐体と外部
    筐体との囲繞により二重の遮蔽構造としたことを特徴と
    する多段同調形ろ波器。
  2. (2)内部筐体の底面を貫通し、プリント基板における
    信号用結線部の銅箔面に接続させる貫通端子を設けてな
    る実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の多段同調溶
    炉波器。
  3. (3)プリント基板両面におけるアース用銅箔面の相互
    間を、スルーホールを介し電気的導通路を形成してなる
    実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の多段同調形ろ
    波器。
  4. (4)同調コイル装着両側におけるプリント基板のアー
    ス用銅箔面の幅を、内部筐体の側面に接しない範囲にて
    他方の面側におけるアース用銅箔面よりも稍小さく形成
    し、でなる実用新案登録請求の範囲第(1)項又は第(
    3)項記載の多段同調形ろ波器。
  5. (5)プリント基板における可変容量素子を装着してな
    る側のアース用銅箔面を内部筐体に固着せしめ、電気的
    同電位による閉回路を形成してなる実用新案登録請求の
    範囲第(1)項、第(3)項又は第(4)項記載の多段
    同調溶炉波器。
  6. (6) 同調コイル並びに増幅回路素子等を、同一プ
    リント基板上に装着するように回路パターン化した銅箔
    面を形成してなる実用新案登録請求の範囲第(1)項又
    は第(2)項記載の多段同調形ろ波器。
  7. (7)内部筐体内に設けた突起部に対し、プリント基板
    を装架するようにしてなる実用新案登録請求の範囲第(
    1)項、第(2)項又は第(5)項記載の多段同調形ろ
    波器。
  8. (8)各同調コイルの段間部に対応して、内部筐体の側
    面にインダクタンス調整用の孔部を設けてなる実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載の多段同調形ろ波器。
  9. (9)可変容量素子の装着位置に対応して、外部筐体の
    上面にキャパシタンス調整用の孔部を設けてなる実用新
    案登録請求の範囲第(1)項記載の多段同調溶炉波器。 0α 内部筐体及び外部筐体の夫々の下端部に外部プリ
    ント基板への固着用舌片を設けてなる実用新案登録請求
    の範囲第(1)項、第(8)項又は第(9)項記載の多
    段同調形ろ波。
JP17614977U 1977-12-29 1977-12-29 多段同調形濾波器 Expired JPS605623Y2 (ja)

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JPS54103726U JPS54103726U (ja) 1979-07-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6022893U (ja) * 1983-07-23 1985-02-16 株式会社村田製作所 回路基板装置のシ−ルド構造

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JPS54103726U (ja) 1979-07-21

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