JPS6055704B2 - シリンダ・ヘツド・ガスケツト - Google Patents

シリンダ・ヘツド・ガスケツト

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JPS6055704B2
JPS6055704B2 JP3742381A JP3742381A JPS6055704B2 JP S6055704 B2 JPS6055704 B2 JP S6055704B2 JP 3742381 A JP3742381 A JP 3742381A JP 3742381 A JP3742381 A JP 3742381A JP S6055704 B2 JPS6055704 B2 JP S6055704B2
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JP
Japan
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corrugated
gasket
metallic
cylinder head
cylinder
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JP3742381A
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テレンス・ピ−タ−・ニコルソン
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【発明の詳細な説明】 この発明は、シリンダ、ヘッド・ガスケットに関し、特
に、いわゆる乾式のシリンダ・ボア・ライナを有する内
燃機関のシリンダ・ブロックとシリンダ・ヘッドとの間
の継手のシールを主に意図したシリンダ・ヘッド・ガス
ケットに関する。
乾式ライナ圧縮点火機関におけるシリンダ・ブロックと
シリンダ・ヘッドとの継手をシールするためには、従来
、複合金属(compositemetal)と石綿と
を層状に重ねて構成したガスケットを使用するのが一般
的であつた。しかしながら、この型式の最近の高出力機
関においては、特に機関が圧力チャージ(pressu
recharge)あるいはターボ・チャージ(tur
bo−charge)され、非常に大きな楯動が生じる
場合には、そのようなガスケットの使用によつて漏洩を
防ぐシールを提供することは大きな困難性があつた。こ
のこととは別に、複合金属と石綿とを層状に重ねて構成
したガスケットは次のような問題点を含んでいる。(1
)石綿の熱絶縁特性のために、機関における過度に高ι
ルたがつて最も望ましくない熱勾配を避けるのが不可能
になる。
(2)複合ガスケットが押しつぶされると、シリンダ・
ヘッドとシリンダ、ブロックとを不良に湾曲せしめ、加
熱および冷却サイクル中に永久的な個定を生じせしめる
主要な原因となる。
(3)非常に高い締付け荷重が必要である。
(4) 締付けがゆるんでしまつた場合の再締付け用す
え付ボルトが必要である。このことは非常に費用のかか
る作業となる。(5)不必要に過度な締付け荷重はシリ
ンダ・ボアを大きく変形させる原因となる。
このような従来の実情においてガスケットによつて達成
されるべき基本的な課題は、ボルトで相互に締付けられ
、かつ大きな振動、高い熱勾配、絶えまなく変化する圧
力サイクル・モードにさらされる、実質的に室状の二つ
の構造体間におけるガス経路、水路、オイル経路を漏洩
なしにシールすることである。
実質的に室状の二つの構造体をボルトで締めて固定した
構造体とすることによりシールされた構造体とする考え
方は根本的に問題がある。
という・のは、そのようにシールされた構造体は株間が
作動状態におかれた時に、活発に振動する構造体となる
からである。このことは、適当なガスケットは実質的な
大きさの弾性を有していなければならないということを
示している。しかしながら、このことだけでは充分では
なく、他の二つの要因が非常に重要である。
すなわち、 (1)不当に高い締付け荷重を避けること、および、(
2)ガスケットのできる限り広い面積にわたつて熱を能
率的に拡散せしめること、である。
上記(1)を達成するためには、締付け荷重は、シリン
ダ●ヘッドおよびシリンダ・ブロックの面の全表面に広
けて加えるのではなく、厳密に限定された一部分に集中
して加えるべきである。
すなわち、高密度荷重(HighunitlOadin
g)とすべきである。このことは、ガスケットは波形形
態のものであることが効果的であることを示している。
しかしながら、そのようなガスケットは、弾性と、高密
度荷重特性と、良好な熱伝達特性とを有しているが、実
験の結果、弾性量は不充分であることが認められた。二
倍の大きさの締付け荷重を必ずしも必要とすることなし
に、弾性量を二倍にしようとする試みにおいて、相互に
背面合せした状態に取りつけられた二つの波形ガスケッ
トを使用して試験が行われた。試験の結果、締付け荷重
は20ないし25%増大することが認められたが、これ
は充分に満足されるものではない。鋼性スペーサ・プレ
ートによつて分離した上述のような二つの波形ガスケッ
トから成るサンドウイツチ構造体を用いて試験がさらに
行われた。しかしながら、充分に弾性を得ることに関す
る限り、その結果.は、スペーサ・プレートを軟鋼製の
ものあるいは硬鋼製のものにするに関係なく、背面合せ
された鋼性スペーサ・プレートをはさまないガスケット
の場合に比べて良くも悪くもなかつた。この発明は上述
のような事情に鑑みなされたも.のであり、その目的は
、広い面積にわたつて熱を能率的に拡散させることがで
き、不当に高い締付け荷重を必要とすることなく、押し
つぶされることなく、しかも再締付け用すえ付ボルトを
必要とすることのない、ボルトで相互に締付けられた実
,質的に室状の二つの構造体間における継手のシールを
意図したシリンダ・ヘッド・ガスケットを提供すること
である。
この発明のシリンダ●ヘッド●ガスケットは、外側に向
つて膨出している波形輪部部の形成されている金属性の
一対の外側プレートと、前記一対の外側プレート間に配
置された金属性の内側プレートと、を含み、前記内側プ
レートは軟質金属性の中央層とこの軟質金属性の中央層
の各表面にそれぞれ接合あるいは一体形成された硬質金
属性の表面層とを含んている。
硬質金属性表面層が軟質金属性中央層に接合あるいは一
体成形されていることにより得られる効果は、高密度荷
重点におい1て軟質金属性中央層か横方向に移動するの
が防止されることである。絶体的なものではないが、各
外側プレートに形成される波形輪部部は、この出願と同
一の出願人による英国特許出願第4350/78号明細
書に開示された形態のものであることが好ましい。
すなわち英国特許出願第4350/78号明細書に開示
されている各外側プレートには外側に向つて膨出してい
る二連波形断面の輪部部が形成されている。この二連波
形輪部部を構成している二連の波形部の頂点を含む第1
の面とこの第1の面に平行てかつ二つの波形部の相互間
に形成される溝の基底における外側プレートの底面を含
む面との間の距離は第1の面と外側プレートの、内側プ
レートに接する面との間の距離より実質的に小さくなつ
ている。金属性内側プレートは理想的には、各側にばね
鋼層がろう付けあるいははんだ付けされた軟鋼層から成
るものであることが好ましい。しかしながらこれは商業
的生産に対しては経済的な処置てはない。そこで、軟鋼
性中央層を焼なましおよび軟化した後にその軟鋼性中央
層をわずかに再圧延することによつて硬質の表面層を形
成することが好ましい。以下、図面を参照しながらこの
発明の一実施例について説明する。
図面に示されかつこれから述べるシリンダ・ヘッド・ガ
スケットは、ターボ・チャージャを備えた6シリンダ乾
式ライナ圧縮点火機関のシリンダ●ブロックおよびシリ
ンダ●ヘッド間の継手をシールするために意図されたも
のである。
第3図、第4図および第5図に明確に示されているよう
に、この実施例におけるガスケットは、厚さ約0.38
1順(イ).015インチ)の一対の外側プレート1と
その相互間に配置された厚さ約0.787Tn(4).
031インチ)の内側プレート2を具備して成つている
。外側プレート1は、冷間圧延された軟鋼の光輝焼なま
し度QS4のものである。内側プレート2は、光輝焼な
ましされかつ軟化された軟鋼製のものである。内側プレ
ート2は、しかしながら、表皮圧延(SkinrOIl
lng)作業にさらされてその各表面に硬質金属性の表
面層(図示せず)が形成されている。この硬質金属性表
面層は、ガスケットの効率に主に寄与する特性を有する
ものである。ガスケットには全体に、厚さ約0.025
悶(4).001インチ)の銅層(図示せず)が被覆さ
れる。外側プレート1には、異なる二つの波形輪部部3
,4が外側に向つて膨出して形成されている。波形輪部
部3の伸長路が第1図において、また波形輪部部4の伸
長路が第2図において、それぞれ一点鎖線で示されてい
る。第1図および第2図の一点鎖点は、それぞれ波形輪
部部3および4の波形部の頂点の伸長路すなわち軌跡を
示している。第1図および第5図を参照して述べると、
一方の波形輪部部3、すなわち、ガスケットの各側縁に
沿つて形成されている波形輪部部3は単一の■形波形部
5から成つている。
単一■形波形部5は全幅が約1.60077!77!(
イ).063インチ)であり、高さは、外側プレート1
の外側表面から測定した場合、約0.940TnIn(
イ).037インチ)ないし約1.01679!(4)
.040インチ)の範囲にあるものである。第2図を参
照すると、他方の輪部部牡すなわち各シリンダ・ボア開
口を囲んでいる波形輪部部4の伸長路が、一点鎖線で、
一つのシリンダ・ボア開口6に対して示されている。こ
の波形輪部部4は、第4図に示されているように、二連
■形波形断面のものであり、二連の波形部7,8から成
つている。この二連式V形外形は、先述の英国特許出願
第4350/78号明細書に開示されたような形態のも
のである。すなわち、二連の波形部7,8の頂点9,1
0を含む第1の面とこの第1の面に平行でかつ二つの波
形部7,8の相互間に形成される溝11の基底における
外側プレートの底面12を含む面との間の距離“DF゛
は第1の面と外側プレート1の、内側プレート2に接す
る面との間の距離“゜d2゛より実質的に小さくなつて
いる。この実施例では、二連の波形部7,8の総幅は約
3.1757177!(イ).125インチ)であり、
二連の波形部7,8の頂点9,10相互間の距離は約1
.600?(イ).063インチ)であり、間隔゜゜d
丁゛は約0.762Tfn(0.030インチ)である
。上述したように、上記実施例においては、内側プレー
ト2は、軟質金属性の中央層とこの中央層の各表面に形
成された硬質金属性の表面層とから成つている。
このような構成とすることにより、高密度荷重点におい
て軟質金属性中央層が横方向に移動するのが防止される
。さらにまた上記実施例では、外側プレート1には外側
に向つて膨出する二形態の波形輪部部3,4が形成され
ている。それにより、締付け荷重が波形輪部部3,4上
に加わることになり、シリンダ・ボアが大きく変形する
ことが防止される。さらにまた、シリンダ・ボア開口6
を囲む波形輪部部4が二連波形部7,8から成つている
。それにより、シリンダ・ブロックとシリンダ・ヘッド
との間の継手のシール機能を高めることができる。上述
のガスケットは、1201bS/Fl2の範囲の適度な
締付け荷重しか要求しない。
さらに、上述のガスケットがとりつけられ、15F!T
f間の循環試験にさらされ、ついで(4)時間の全出力
耐久試験にさらされた場合であつても、トルク損失は少
しも生じなかつた。内側プレート2の厚さは、ガスケッ
トに対して要求される弾性量に応じて変化され得るもの
であることは理解されたい。
また、ガスケットにおける波形輪部部、波形輪部部伸長
部、および寸法は、ガスケットがとりつけられる機関の
特定の動作要求に合致するように変更され得るものであ
る・ことも理解されたい。以上述べてきたことから明ら
かなように、この発明のガスケットにおいては、内側プ
レートが、軟質金属性の中央層とこの中央層の各表面に
形成された硬質金属性の表面層とから成つている。
こ・のような構成とすることにより、高密度荷重点にお
いて軟質金属性中央層か横方向に移動するのが防止され
る。さらにまたこの発明のガスケットにおいては、外側
プレートには外側に向つて膨出する二形態の波形輪部部
が形成されている。それにノより、締付け荷重が波形輪
部部上に加わることになり、シリンダ●ボアが大きく変
形することが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るシリンダ●ボア◆ガスゲットの
平面図、第2図は大径に開口しているシリンダ・ボアに
隣接するガスケットの一部分を示す図、第3図は第1図
に示すガスケットを第1図に示す矢印Eの方向に見た部
分図、第4図は第2図のX−X線における拡大断面図お
よび第5図は第1図のY−Y線における拡大断面図であ
る。 1・・・外側プレート、2・・・内側プレート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外側に向つて膨出している波形輪郭部の形成されて
    いる金属性の一対の外側プレートと、前記一対の外側プ
    レート間に配置された金属性の内側プレートと、を含み
    、前記内側プレートは軟質金属性の中央層とこの軟質金
    属性中央層の各表面にそれぞれ接合あるいは一体形成さ
    れた硬質金属性の表面層とを含んでいる、ことから成る
    シリンダ・ヘッド・ガスケット。
JP3742381A 1981-03-16 1981-03-16 シリンダ・ヘツド・ガスケツト Expired JPS6055704B2 (ja)

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JPS59229036A (ja) * 1983-06-09 1984-12-22 Yuusan Gasket Kk 排気マニホ−ルド用ガスケツト
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JP2001289323A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Taiho Kogyo Co Ltd 金属ガスケット

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