JPS6054644A - チュ−インガムの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水溶性食物センイ含有チューインガムの製造法
に関するものである。

食物センイとは植物の細胞壁に存在する消化されない多
糖類とリグニンの他に細胞内に含まれる消化されない多
糖類をいうが、食物センイは水に溶けるものと水に溶け
ないものに大別される。

セルロース、ヘミセルロース、リグニン、イヌリン、キ
シラン等水に溶けないものの方が食物センイの概念とし
ては一般的であるが５本発明はグルコマンナン、カラギ
ーナン、アルギン酸、アルギン酸ソーダ、ペクチン等水
に溶ける食物センイを含有するチューインガムの製造法
に関するものである。

次に、上記の水溶性の食物センイについて述べる。

グルコマンナンはこんにや（いもの地下部に含まれる多
糖類で、基本成分はグルコースとマンノースである。グ
ルコマンナンはこんにゃく球茎（生芋）を薄く切り干し
にし、天日乾燥したものを杵でつきながら、同時にでん
ぷん等の飛粉を取シ除いて得られたものであるが、さら
に粉砕機で１００メツシュ以上に粉砕したものが、望ま
しい。

カラギーナンは紅藻類のＧ　ｉｇａｒ　ｔ　ｉｎａ　、
　Ｃｈｏｎｄｒｕｓ等よシ抽出・精製された高分子多糖
類で、主成分はＤ−ガラクトース硫酸エステルである。

原料原藻と抽出方式により各種タイプのカラギーナンが
得られるが、冷水可溶性のラムダ・カラギーナンが望ま
しい。

アルギン酸及びアルギン酸ソーダは褐藻類のＬａｍ１ｎ
ａｒｉａ　、　Ｌｅｓｓｏｎｉａ等より抽出・’１ｌｌ
ｌＡされた高分子多糖類で、主成分はマンヌロン酸とグ
ルロン酸の重合体である。

ペクチンは野菜類、果物類等の細胞組織を形成している
多糖類であるが、実際には柑橘類の皮やリンゴのしぼり
かすから抽出・精製される。主成分はポリガラクトウロ
ン酸のメチルエステル及びそのアンモニウム、ナトリウ
ム、カリウム又はカルシウム塩である。

従来よりチューインガムは噛食時において、日中での食
感を楽しむ食品であるため、チューインガムの開発に関
しても、食感の改善を目的として各種の呈味物質が添加
された種々のチューインガムが提案されてきたが、いま
だ目的如かなう新規なタイプのものは見出されていない
のが現状である。

本発明は噛食時に水溶性食物センイを摂取し、胃の満腹
感を充たすことができると同時に、加工度の高い現代の
食生活では不足がちな繊維分を補うことができるチュー
イン１人を提供することを目的とする。そこで、本発明
者等は前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、人
体で消化・吸収され難い非栄養成分である上記水浴性食
物センイを常法によりチューインガムの裂造工程中、任
意な段階で添加混練して潜たチューインガムｔｉｔ、噛
食しているうちに満腹感が得られることを知見し、本発
明を完成するに到った。すなわち、本発明の要旨とする
ところは、ガムペースに水浴性食１勿センイを混練せし
めてなることを特徴とするチューインガムの製造法、に
ある。本発明において使用する水温性食物センイは次の
ごときものであり。

これらの２ｆｌＪｆ以上の混合使用もＩｑ　能である。

＋１）　グルコマンナン 山梨産天日乾燥のこんにゃく精粉を１００メツシユハス
まで伜砕したもの。

（２）　ラムダΦカラギーナン カナダ産紅藻類Ｃｈｏｎｄｒｕｓよりアルコール抽出・
精製された１００メツシユパスのもの。

（３）アルギン酸及びアルギン・亥ソーダカルフォルニ
ア産のＪｉ　ａｔＡ　Ｍａｃｒｏｃｙｓｔｉｓよりアル
カリ抽出された１００メツシユパスのもの。

（４）　ハイメトキシルペクチン カルフォルニア産オレンジ果実の皮よりアルコール抽出
されｌζ１００メツシユパスのもの。

尚、以上の他にグアーガム、ローカストビーンガム、タ
マリンド種子抽出物アラビアガム、トラガントガム等も
同様の効果があることをｆ′ｍ認した。

本発明における水溶性食物センイの添加量は通當のチュ
ーインガムの総重量に対し１〜８０重景係の範囲である
。添加量が１重量％未満では添加効果が少なく、また８
０重址係を越えるともはや添加効果の向上が見られず、
経済的に不利となる。

このようにして得られたチューインガムは、空腹時に噛
食すれば水溶性食物センイの成分である水溶性多抛類が
冑の中で水分を多址に含むゼリー状となって満腹感を得
ることができる。しかもこれらゼリー状のものは消化・
吸収され難い低カロリー食品である。飽食の時代といわ
れる現代、チューインガムを噛食しつつ減食できる意義
は大きく、さらに水溶性食物センイのもつ整腸作用も併
せ考えるならば、極めて商品価値の高いものである。

次に、本発明を実施例によってより具体的に説明する。

また、官能検査方法は次の通りである。

官能検査方法 １５〜４５才の男女合計５０名のパネルで試料のチュー
インガムの噛食１０分後の満腹感の有効性について評価
した。

実施例１ ガムベース　２０部 粉　砧　４５部 グルコマンナン　１０部 水あめ　６ｇ スペアミント香料　１部 粉末ソルビトール　１８部 上記配合原料を４０°Ｃ保温ニーダ−にて成型後、圧延
ローラーでシート状にした後、適切な大きさにカットし
、チューインガムとした。

実施例２ 実施例１の原料配合において、グルコマンナンをカラギ
ーナンにかえる他は同じ処方としてチューインガムを得
た。

実施例３ 実Ｍ例１の原料配合において、グルコマンナンをアルギ
ン酸にかえる他は同じ処方としてチューインガムを得た
。

実施例４ 実施例１の原料配合において、グルコマンナンをアルギ
ン酸ソーダにかえる他は同じ処方としてチューインガム
を得た。

実施例５ 実施例１の原料配合において、グルコマンナンをペクチ
ンにかえる他は同じ処方としてチューインガムを得た。

実施例６ 実施例１の原料配合において、グルコマンナン１０部を
グルコマンナン５部、カラギーナン５部にかえる他は同
じ処方としてチューインガムを得た。

実施例１の原料配合において、グルコマンナンを除去し
、粉糖を５５部にする他は同じ処方としてチューインガ
ムを得た。

比較例２ 実施例１の原料配合において、グルコマンナンを除去し
、粉末ソルビトールを２８部にする他は同じ処方として
チューインガムを得た。

上記の実施例１〜６および比較例１〜２についての官能
検査の結果を第１表に示し゛た。

第１表 以上の結果からも明らかなように、実Ｍｌｉ例１〜６（
本発明品）は比較例１〜２（従来品）に比べて満腹度が
極めてすぐれていることが判明した。

特許出願人　ユニコロイド株式会社　（ほか１名）代理
人白川颯直

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　ガムベースに水溶性食物センイを混練せしめて
   なることを特徴とするチューインガムの製造法。
2. （２）　前記水溶性食物センイがチューインガムの総重
   量に対し、１〜８０重ｆｉ−係である特許請求の範囲＋
   １１に記載の製造法。
3. （３）　前記水溶性食物センイはグルコマンナン、カラ
   ギーナン、アルギン酸、アルギン酸ソーダ、ベクチルよ
   りなる群の中から選ばれた少な（とも−化合物である特
   許請求の範囲ｆｉｌに記載の製造法。