JPS6053626B2 - 超音波検査装置 - Google Patents

超音波検査装置

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JPS6053626B2
JPS6053626B2 JP54003689A JP368979A JPS6053626B2 JP S6053626 B2 JPS6053626 B2 JP S6053626B2 JP 54003689 A JP54003689 A JP 54003689A JP 368979 A JP368979 A JP 368979A JP S6053626 B2 JPS6053626 B2 JP S6053626B2
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JP
Japan
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ultrasonic
sound wave
light
frequency signal
propagation medium
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JP54003689A
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勉 屋野
晃 福本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は超音波パルスを用いて物体の内部を観察する超
音波検査装置に関するものであり、更に詳しくは医用超
音波検査装置において可変遅延回路を全く新しい構成と
することによつて、より小型、高性能な超音波検査装置
を提供するものである。
超音波検査装置の中で、扇形走査型超音波検査装置は、
超音波送信部の面積が小さく、かつ扇形に超音波を走査
することより被検領域を広くとれるため、特に人体の心
臓部や腹部など循環器系統の診断などに有効な装置であ
る。
従来この扇形走査方法には機械式走査と電子式走査の2
方法がある。機械走査型装置は構成が簡単てあり安価で
あるなどの長所をもつている反面次のような欠点を有し
ている。1 診断部のトランスジューサは可動型であり
駆動器を内臓するため振動や騒音の原因となる。
2 可動型トランスジューサの寿命が極めて短い。
一方、電子走査型装置は機械走査型装置の欠点を改良し
たもので、その構成の一例を第1図に示す。
図において、101は人体などの被検体、102は複数
個の圧電振動子からなるトランスジューサアレイ、10
3はトランスジューサアレイ102に高周波パルスを供
給するための送信回路、104は可変遅延回路、105
は受信回路、106はディスプレイ、107は上記各部
分を制御する制御回路である。第1図に基いて本装置の
動作を説明する。
送信回路103によつて発生された複数個の高周波パル
ス信号は、複数個の信号線108を経て、トランスジュ
ーサアレイ102に供給され、被検体中に超音波信号1
09を送り込む働きをする。送信回路103より発生す
る複数個のパルス信号は、それぞれが一定の遅延関係を
持つており、結果的には、遅延時間で決定される一定の
方向へのみ高周波パルス信号を進行せしめる。第1図に
示される角度θはトランスジューサアレイ面の法線と上
記超音波パルス信号進行方向とのなす角度であるが、こ
の値θは前記遅延時間に関係し、遅延時間を制御するこ
とによつて角度0を制御することができる。この原理は
、例えば特開昭52−20058号公報中に詳しく示さ
れているので、ここでは省略する。一方被検体101の
内部より反射した超音波エコー信号110は、再びトラ
ンスジューサアレイ102によつて電気信号に変換され
、複数個の信号線108を経て、可変遅延回路104に
供給され、加算を受けたのち、受信回路105によつて
適当なる信号処理を受け、ディスプレイ106上に、た
とえば被検体の断層像などの画像として表示される。第
1図における可変遅延回路104の役割は上記複数個の
エコー信号より得られた複数個の電気信号を、それぞれ
定められた値だけ遅延量が変化する遅延線に通じて、被
検体中における受信エコーの指向性を変化させ、送信さ
れる超音波パルス信号の指向性に合わせて、受信を効率
よく行わしめようするものである。
なお、送信回路103、可変遅延回路104、受信回路
105、およびディスプレイ106は、すべて制御回路
107より発射される制御信号によつてコントロールさ
れている。
このような構成の超音波検査装置の最大の問題点は可変
遅延回路104にあつた。
すなわち本装置に使用される可変遅延回路は、遅延素子
として、インダクターとキャパシタを主要部品として構
成したいわゆ引℃遅延回路がほとんどであつたが、この
ような絋遅延回路は1大型である。
2可変型としてタップ付のものにすると高価で.あり、
損失も大きく、周波数特性も悪い。
3補償アンプなどが多数必要である。
4遅延量の制御が困難である。
5遅延量の誤差が多い。
6調整が困難である。
など、多くの問題点を有していた。
本発明は上記の従来例に見られる欠点を除去したもので
あり、可変遅延回路及び信号の加算部を超音波による光
回折現象を利用して全く新しい構成とすることにより、
小型化、高性能化の可能な・超音波検査装置を提供する
ものである。
以下図面をもとに本発明の一実施例を詳細に説明する。
第2図は、超音波による光回折現象を利用して可変遅延
回路および加算部を置換した本発明による超音波検査装
置の構成の主要部を示すものであり、第2図Aはその外
観図、第2図Bは第2図Aのa−a″断面図である。図
において、201は二酸化テルル結晶等の音波伝搬媒体
であり、第1図に示したトランスジューサアレイ102
からの信号が、高周波で変調された後、第2のトランス
ジューサアレイ202によつて超音波信号として再び音
波伝搬媒体201中に放射される。レーザ光線204の
入射角は、音波伝搬媒体2ノ01の音響光学光回折効果
が最大となるフラッグ角に設定されており、入射光20
4は音波伝搬媒体201内に放射された超音波列203
によつて回折され、回折光205と非回折光206に分
離される。
回折された光の強さ11は、入射光の強さI。
と超音波の強さPaによつて定まり次式で示される。ま
た各トランスジューサ202からの音波列203は各々
遅延されているため音波伝搬媒体201内でもそのまま
遅延されている。すなわちトランスジューサアレイ両端
間の遅延時間の差をτ、音波伝搬媒体の音速をV1第2
のトランスジューサアレイ202両端間の距離をLとす
ると音波伝搬媒体201中での音波列203はで示され
る方向に傾いている。
従つて、第2図Aに示すように、光源より発射されたレ
ーザ光線204を整形器等で矩形に整形し、これを第2
図Bに示すように音波列203の傾斜角θに一致するよ
うに矩形のレーザ光線204の回転角を制御すれば、回
折光205は入射された複数本の超音波束203によつ
て同時に変調を受けるため、これを適当な変換器で電気
信号に変換すれば、従来の装置における可変遅延線と加
算器を通過した信号と同等の信号が得られる。
第3図は、第2図の構成を用いた本発明の一実施例の超
音波検査装置を示すものであり、図において、送信回路
303より適当に遅延されて送信される高周波パルスは
、被検体301上に接触した第1のトランスジューサア
レイ302によつて超音波列310となり、矢印309
方向に発射される。被検体301内で反射され、再び第
1のトランスジューサアレイ302で受信される様子は
、従来の電子走査型装置と同様てある。次に、受信信号
は受信用増幅器列304を通つて振幅変調器列305に
送られる。
この変調器列305では搬送波として高周波発振器31
8からの信号が入力され、前記の受信信号によつて各々
変調される。この変調信号は電力増幅器列306によつ
て再び増幅され、音波伝搬媒体308上に設けられた第
2のトランスジューサアレイ307に印加される。なお
音波伝搬媒体としては、例えば0応用物理J42巻11
号、頁1055、Table2(b)に記載されている
二酸化テルル結晶やガラスなどの音響光学素子を用いる
ことができ、特に二酸化テルル結晶を用いる楊合には結
晶のC軸方向に伝搬する縦波を利用するとその効果が大
きい。次に音波列は矢印319で示される方向に進行す
るが、第2図Bに示したように被検体301中の音波3
10の偏向角θ1に対応した角度02だけ傾いている。
レーザ光線は、光源311より発射されビーム拡大器3
12によつて直径がL以上の光ビームに拡大される。
光ビーム整形器313は、例えば回転円板の中心に長さ
L以上の細い矩形のスリットを設けたものであり、制御
装置320からの制御信号によつて回転角が制御され、
常に音波傾斜角θ2に一致するように設定される。この
矩形の光ビーム314は、前記したように音波伝搬媒体
308中で音波列によつて回折を受けた後、スリットの
ような光分離装置315で回折光だけが選択され、光検
出器316によつて電気信号に変換された後、受信回路
317を経てディスプレイ321に表示される。ここで
音波伝搬媒体308に照射される矩形の光ビーム幅は、
扇形走査における径方向の分解能を定義する値として決
められる。
例えば光ビームの幅を1TnInとすると、二酸化テル
ル結晶のC軸伝搬音波を利用した場合光ビーム通過時間
は0.24μSecとなり、これは人体中の音波伝搬距
離で約0.35Trnに相当するため十分な距離分解能
を持つ。次に本発明による他の実施例として、音波伝搬
媒体に弾性表面波素子を用いた場合について第4図をも
とに説明する。表面波伝搬媒体401として、例えばニ
オブ酸リチウム結晶のY板を用い、結晶表面にくし型電
極列402を設ける。
第3図中の増幅器306からの変調信号をくし型電極に
印加すると超音波信号として表面波列403が結晶表面
上を進行する。レーザ光404はこの表面波列にフラッ
グ角で照射すると音響光学素子と同様に回折光405と
非回折光406が生じる。この回折光405を検出して
電気信号に変換し、第3図と同様にして表示すれば良い
。本発明ではさらに、光ビーム整形器313のスリット
形状を矩形ではなく菱形や凸レンズ状などの形状にする
ことによつて各トランスジューサエレメントからの回折
光の強さを変え、表示された画質の向上を図ることも可
能である。
これは従来、送信側トランスジューサの励振分布を変え
サイドローブ抑圧に利用した手法と同一の効果を有する
。更に超音波を収束させるために各トランスジューサ列
間の遅延時間が一定でなく動作させる場合にはレーザ光
の形状を弧状にすることによつて収束効果を発揮させる
ことが可能である。この場合には第3図中の受信部30
牡変調部305、増幅部306の間に補正用遅延回路を
入れることもできる。また装置全体の受信感度やダイナ
ミックレンジに関しては、音響光学素子や弾性表面波素
子のダイナミックレンジが70〜80dBと十分あり、
かつ光検出器として光電子増倍管を用いれは音響光学素
子や弾性表面波素子のダイナミックレンジをほとんど低
下させることなく利用できる。
同様に、装置全体の寿命を規制する部分として光ビーム
整形部の回転部分が考えられるが、これ”は従来の機械
走査型装置の場合と異なり本体装置内に組込まれており
、寸法的にも余裕があるため特に寿命制限にもならず診
断用探触子のサイズを大きくしたり、雑音を発生させる
ことはない。
以上は超音波列によるレーザの回折光を使用する方法に
ついて述べたが、第2図又は第4図に示している非回折
光も回折光の代りに利用できる。これは非回折光が回折
光とは逆の強度変調を受けているためである。以上説明
したように、本発明は、従来よりある)超音波検査装置
の可変遅延回路および加算器を、音響光学素子や弾性表
面波素子などの光回折現象を有する音波伝搬媒体を用い
て全く新しい構成としたものであり、以下に示すような
多くの効果を持つものである。
1音響光学素子や弾性表面波素子は数0以下の小型の形
状をしており、レーザ光源として小型、安価のHe−N
eレーザや半導体レーザを用いれば小型、低価格の装置
を得ることができる。
2従来の機械走査型装置に比べ、低雑音、長寿命化がは
かれる。
3受信感度やダイナミックレンジが従来の装置に比べ優
れている。
42本の光ビームを使用することにより心臓の診断にお
いてUCGと断層像が同時に得られる。
5音波の収束効果を出すことができ分解能も良くできる
6本発明の基本原理はリニア電子走査型超音波検査装置
にも適用でき、高速走査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の扇形電子走査型超音波検査装置を示すブ
ロック図、第2図Aは、本発明の主要部;に用いる音響
光学素子の構造を示す斜視図、同図Bは同断面図、第3
図は本発明の一実施例における超音波検査装置の全体構
成を示すブロック図、第4図は本発明の他の実施例に用
いる弾性表面波素子の構造を示す斜視図である。 201・・・音波伝搬媒体、202・・・トランスジュ
ーサアレイ、203・・・音波列、204・・・入射光
、205・・・回折光、206・・・非回折光、301
・・・被検体、302・・・トランスジューサアレイ、
303・・・送信回路、304・・・受信増幅器列、3
05・・・変調器列、306・・・電力増幅器列、30
7・・・第2のトランスジューサアレイ、308・・・
音波伝搬媒体、309・・・音波進行方向、310・・
・音波波面、311・・ルーザ光源、312・・ゼーム
拡大器、313・・・ビーム整形器、314・・・光ビ
ーム、315・・・光分離装置、316・・・光検出器
、317・・・受信回路、318・・・高周波発振器、
319・・・音波進行方向、320・・・制御回路、3
21・・・ディスプレイ、401・・・弾性表面波素子
、402・・べし型電極、403・・・表面波列、40
4・・・入射光、405・・・回折光、406・・・非
回折光。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アレイ状に配列された複数個の圧電振動子からの信
    号によつて高周波信号を振幅変調する変調器列と、前記
    高周波信号を発生する高周波信号発生装置と、前記振幅
    変調された高周波信号を音波伝搬媒体の表面もしくは内
    部に超音波信号として供給する複数個のトランスジュー
    サと、前記音波伝搬媒体の表面もしくは内部を伝搬する
    超音波列に対しレーザ光をブラッグ角をなすように照射
    する手段と、前記レーザ光を超音波列の形成する波面に
    対応して回転させる手段と、前記超音波列によつてブラ
    ッグ回折されたレーザ光のうち回折光もしくは非回折光
    の少くとも一方を検出し電気信号として取り出す手段と
    を具備したことを特徴とする超音波検査装置。
JP54003689A 1979-01-16 1979-01-16 超音波検査装置 Expired JPS6053626B2 (ja)

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