JPS605344Y2 - 冷凍冷蔵庫のドレン受け構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来の冷凍冷蔵庫のドレン受は構造に於いては、冷凍室
と冷蔵庫とを区画形成する断熱仕切壁の後方に発泡断熱
材を切り欠いて冷気ガイダーを形成腰該冷気ガイグーの
後方に冷蔵用戻りダクトを形成すべく合成樹脂製のドレ
ン受は容器を配置するか或いは該ドレン受は容器の前方
に別体成型した冷蔵用戻りダクトを設けていたが、此の
種のものではドレン受はヒーターからの熱を反射し且つ
熱変形を防止するために冷気ガイグー或いはドレン受は
容器に反射板を設けるに際しその取付けに手間がかかる
と共に、部品点数の増加等によりコストアップを生じる
という欠点が有った。

本考案は上述欠点を除去すべく考案されたもので、以下
図示の一実施例により詳細に説明する。

１は冷凍室２と冷蔵庫３とを合成樹脂材にて一体威型し
た内箱にして、この外側に外箱４を囲繞し、該内箱１と
外箱４との間に発泡断熱材５を注入発泡して冷凍冷蔵庫
本体６を形成する。

７は冷凍室２と冷蔵庫３とを上下２室に区画形成するた
めの仕切壁にして、この内部には上記発泡断熱材５が充
填され、冷凍室２からの冷熱が冷蔵室３側に漏れないよ
うになっている。

８は冷凍室２の後方に適宜間隙を形成すべく取付けられ
た冷却器カバーにして、その上部には送風ファン９を臨
接する吐出口１０が形成されていると共に、下部には冷
気を元に戻すための吸込口１１が形成されている。

１２は冷却器カバー８と冷凍室２の後壁との間に設置さ
れる冷却器にして、該冷却器１２にて冷却された冷気は
送風ファン９の駆動により吐出口１０から冷凍室２内に
吐出され、該冷凍室２内で熱交換された後、吸込口１１
を通って上記冷却器１２側に吸い込まれる。

一方、冷却器１２からの冷気の一部は図示しない冷蔵用
冷気ダクトを介して冷蔵室３内に吐出されるようになっ
ている。

１３は合成樹脂材にて一体戒型される排水口１４を有す
るドレン受は容器にして、その前方に位置する一端縁部
には冷蔵用戻りダクト１５の一部をなす立ち上がり壁１
６と該立ち上がり壁１６の下端に設けられる冷蔵用戻り
口１７とを形成し、且つ該冷蔵用戻り口１７の前縁部に
はヒンジ部となる薄肉部１８を介して円弧部１９ａを平
担部１９ｂとからなる冷気ガイダー１９を形成している
。

この冷気ガイグ一部１９はドレン受は容器１３の前方に
一体戒型され、冷凍冷蔵庫本体６への組み込み時に上記
薄肉部１８の部分より上方に折曲することにより該冷気
ガイダー１９と立ち上がり壁１６とで冷蔵用戻りタクト
１５を形成する。

又、上記冷気ガイダー１９の表裏面の適所には適数本の
補強リブ２０，２０が一体に形威されて居り、発泡断熱
材５の充填発泡時の発泡圧力に耐えられる構造となって
いる。

２１は除霜兼ドレン受は用のガラス管ヒーター、２２．
２２は冷気ガイダー１９の平担部１９ｂ及びドレン受は
容器１３の底壁内部に貼着される反射板、２３はドレン
受は容器１３の排水口１４と冷凍冷蔵庫本体６の底部に
設置される蒸発皿２４とを連通ずるためのドレン管、２
５はコンプレッサー、２６はミートケースである。

ここで本考案冷凍冷蔵庫の組み立てについて説明する。

先ず最初、冷気ガイダー１９を折曲しない状態で該冷気
ガイダー１９の平担部１９ｂ及びドレン受は容器１３の
底壁内部に反射板２２，２２を貼り付け、その後上記冷
気ガイダー１９を第２図想像図で示す如く上方に折曲す
る。

このようにすることにより上記冷気ガイダー１９と立ち
上がり壁１６とで冷蔵用戻りダクト１５が形威される。

而して、冷蔵用戻りダクト１５を形成したドレン受は容
器１３を内箱１の仕切壁７後力に組み込み、該内箱１の
外周に外箱４を囲繞すると共に、ドレン受は容器１３の
排水口１４にドレン管１３の一端部を接続し、その下端
部を内箱１と外箱４との空間を通して外部に導出する。

然る後、上記内箱１と外箱４との空間部に発泡断熱材５
を充填発泡し断熱箱体（冷凍冷蔵庫本体６）を形成する
。

そして、冷凍室２の奥部に冷却器１２を設置し、その前
方に冷却器カバー８及び送風ファン９を設置すれば良い
。

本考案は、以上の如く合成樹脂材にて一体戊型される排
水口を有するドレン受は容器の前方に冷蔵用戻りダクト
の一部をなす立ち上がり壁と該立ち上がり壁の下端に設
けられる冷蔵用戻り口とを形威し、且つ該冷蔵用戻り口
の前縁部にはヒンジ部となる薄肉部を介して冷気ガイグ
ーを形威し、この冷気ガイグーと立ち上がり壁とで冷蔵
用戻りダクトを形成するものであるから、ドレン受は容
器及び冷蔵用冷気ダクトの内箱組み込みによる発泡断熱
材の漏れ防止を簡素化できる他、冷気ガイグーとドレン
受は容器とを一体戊型したため大量生産に適しコストダ
ウンを計ることができ、又ドレン受は用ヒーターや反射
板の取り付けに際しても冷気ガイグーを水平に広げた状
態で取り付けることができるので作業性が大幅に改善で
き、トータルコストを下げることができるという多々顕
著な効果を奏し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案ドレン受は構造を備えた冷凍冷蔵庫の側
面断面図、第２図は本考案ドレン受は構造の要部拡大断
面図を示す。 １３・・・・・・ドレン受は容器、１４・・・・・・排
水口、１５・・・・・・冷蔵用戻りダクト、１６・・・
・・・立ち上がり壁、１７・・・・・・冷蔵用戻り口、
１８・・・・・・薄肉部、１９・・・・・・冷気ガイグ
ー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合成樹脂材にて一体戊型される排水口を有するドレン受
   は容器の前方に冷蔵用戻りダクトの一部をなす立ち上が
   り壁と該立ち上がり壁の下端に設けられる冷蔵用戻り口
   とを形成し、且つ該冷蔵用戻り口の前縁部にはヒンジ部
   となる薄肉部を介して冷気ガイグーを形成し、この冷気
   ガイグーと立ち上がり壁とで冷蔵用戻りダクトを形成し
   た事を特徴としてなる冷凍冷蔵庫のドレン受は構造。