JPS6052883B2 - 中ぐりとホ−ニングの複合加工装置 - Google Patents

中ぐりとホ−ニングの複合加工装置

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JPS6052883B2
JPS6052883B2 JP18016780A JP18016780A JPS6052883B2 JP S6052883 B2 JPS6052883 B2 JP S6052883B2 JP 18016780 A JP18016780 A JP 18016780A JP 18016780 A JP18016780 A JP 18016780A JP S6052883 B2 JPS6052883 B2 JP S6052883B2
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honing
boring
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spindle shaft
spindle
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良邦 斎藤
実 和田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はワークの孔を中ぐり加工し、最終寸法にホー
ニング加工するための複合加工装置に関し、特に中ぐり
及びホーニングの主軸を同軸とすることにより、作業工
程の削減、機械設備の簡略化等を図つた複合加工装置に
関する。
例えば自動車用内燃機関のシリンダボアの如きワーク
の孔を最終径寸法に加工するためには従来において、先
ず鋳造により製造されたワークを荒中ぐり加工し、次い
で仕上中ぐり加工を行い、最後にホーニング加工により
仕上げており、少なくとも三目の作業工程を必要として
いた。
又、この加工を実施するためには荒中ぐり、仕上中ぐり
、ホーニングの各主軸を必要とし、多くの機械設備、設
備費用が要求され、加工ライン中に占めるこれらの比率
が大きかつた。又、ホーニングの加工時間を短縮するた
めに前加工である仕上中ぐり加工をファインポーリング
として行つて加工精度、面精度を確保し、これによりホ
ーニングの加工負担を軽減するようにしており、このた
め中ぐり加工の精度を良好にするために中ぐり加工装置
には中ぐり加工用工具の摩耗を補正してせり出し量を修
正する補正機構を設けなければならなかつた。本発明は
以上の如き従来の問題点に鑑み、これを有効に解決する
ために成されたものである。
本発明の目的は、ワークの孔を最終の所定寸法まで加工
する中ぐりとホーニングを同じ主軸で行えるようにし、
以つて作業工程の削減、機械設備の簡略化を図つた中ぐ
りとホーニングの複合加工装置を提供する処にあり、こ
の目的を達成するために本発明は、回転するスピンドル
軸の先端に加工ヘッドを設け、該加工ヘッドに中ぐり加
工用工具とホーニング加工用工具とを配置し、中ぐり後
直ちに同じスピンドル軸でホーニング加工を行えるよう
にしたことを特徴とする。又、本発明の目的は、中ぐり
加工の精度を良好とすることを要せず、従つて中ぐり加
工用工具の補正機構を必要とせすにワークの孔を短時間
で最終寸法に加工することができる中ぐりとホーニング
の複合加工装置を提供する処にあり、この目的を達成す
るために本発明は、前記加工ヘッドに設けられるホーニ
ング加工用工具を交互に拡張自在な荒用工具と仕上用工
具の二種類とし、これらの工具の回転速度、往復動速度
の増大を保障してホーニング加工速度を高速化するとと
もに、荒用ホーニング加エ工具により中ぐり加工用工具
の摩耗量分を含んだ大きな加工代を研削加工できるよう
にし、且つ上記加工ヘッドにワーク孔径検出手段を設け
、該検出手段により中ぐり加工完了後の孔径を検測して
寿命に達した中ぐり加工用工具の交換時期を調べるよう
にする他、ホーニング加工中の孔径を検出して該孔径が
所定径に達するホーニング加工完了時期を調べ、ホーニ
ング加工を終了するようにしたことを特徴とする。
以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて詳述
する。
第1図は本発明に係る複合加工装置の概略を示す全体斜
視図で、この複合加工装置は例えば自動車用内燃機関を
ワークとする加工ライン中に配備一される。
機台10の底部手前側にワークwを位置決めセットする
ワーク取付治具11が配置され、この治具1■J2個並
設され、2個のワークW、Wがこれと同様に2台並設さ
れたこれから説明する装置30,30により中ぐり加工
され、ホーニング加工される。機台10の垂直に起立し
た壁体12にはスライドベース13,13が上下摺動自
在に配置され、夫々のスライドベース13,13に装置
30が組み付けられる。装置30は上下の軸承部31,
32、これらの上方のオシレーシヨン機構33とからな
り、スライドベース13に一端を連結した有端ベルト1
4は反転車15,16より下向きに反転されて他端にバ
ランスウェイト17が連結され、該ウェイト17によつ
てスライドベース13を含んだ装置30の重量の均衡が
保たれている。第2図は装置30及びこれの周辺機器を
示す一部断面側面図で、第2図及び、第4図を除いたこ
れ以降の図面では図面の別宜上、上下方向を左右方向と
しているが、以後の説明では第1図と合せて左右方向を
上下方向として述べる。
機台10の壁体12の頂面には送り用シリンダー20が
下向きに設けられ、スライドベース13の突片13aを
該シリンダー20のピストンロッド20aが押圧するこ
とによりスライドベース13は下動する。
又、スライドベース13の上下方向中間部には軸承部を
兼ねる突出部13bが一体に形成され、壁体12の下部
に取り付けた戻し用シリンダー21のピストンロッド2
1aが該突出部13bを押し上げることによりスライド
ベース13は所定高さまで上動する。壁体12には2個
の軸受部22,23が固設され、該軸受部22,23間
に外周面にスプライン24aを備える軸24が架設され
、突出部13bで回転自在に支承されたブッシュ25が
軸24にスプライン嵌合され、該ブッシュ25にはプー
リ26が取り付けられている。軸24の軸端には第1図
,第2図で示されたモータ27とベルト27aを介して
連結されたプーリ24bが設けられ、モータ27の回転
駆動力はベルト27a1プーリ24b1軸24を経てス
ライドベース13が上下動しながらも上記スプライン嵌
合によりプーリ26に伝達され、この回転はベルト26
aを介して装置30の加工動力入力部材となつているプ
ーリ35に更に伝達される。第3図、第5図、第6図は
装置30を構成する前記軸承部31の下半部、軸承部3
1の上半部、及び軸承部32の各部分周辺の断面図を示
し、第4図は第3図の4−4線断面図である。
第5図の通り軸承部31のケース36の内部には軸受3
6aで支承されて中空の第1スピンドル軸37が回転自
在に内装され、ケース36から突出したスピンドル軸上
端に前記プーリ35が取り付けられる。該第1スピンド
ル軸37の内部には加工主軸となつている中空の第2ス
ピンドル軸38が縦通され、第1スピンドル軸37の内
周面と第2スピンドル軸38の外周面とはスプライン3
9で嵌合され、図示例ではこのスプライン嵌合は第1ス
ピンドル軸軸端に固設した端蓋40によつて行われてい
る。従つてプーリ35から入力した動力によつて第1ス
ピンドル軸37が回転せしめられると第2スピンドル軸
38も回転せしめられ、該回転の伝達はスプライン39
により第2スピンドル軸38が第1スピンドル軸37に
対し上下摺動しつつも行われ、該摺動は第1スピンドル
軸37に内装されたメタルブッシュ41によつて支持さ
れながら成される。第1スピンドル軸37の先端開口部
即ち下端開口部は第3図の通り下方拡開状のテーパ面4
2となつており、第2スピンドル軸38の下部38aは
これと対応したテーパ部として形成されている。
第2スピンドル軸38の下端には加工ヘッド50がボル
ト等で接続一体化され、該加工ヘッド50には中ぐり加
工用工具であるホィール或はバイト(図示せず)51と
ホーニング加工用工具である砥石台52とが配置され、
従つて第2スピンドル軸38は中ぐり加工用主軸とホー
ニング加工用主軸の双方を兼ね、両加工の主軸が同じ軸
となつている。ホィール51は外周面にダイヤモンド粒
等の硬質粒子を備え、これによりワークWの孔Waを中
ぐり加工し、ホィール51は加工ヘッド50の小径下部
50aに嵌合されてダブルナット53によつて締付固定
される。ホーニング用砥石台52は荒用砥石台55と仕
上用砥石台56とからなり、夫々の砥石台55,56の
外表面には荒砥石、仕上砥石が付着固定されてたいる。
荒用、仕上用の各砥石台55,56は第4図の通り3個
ずつ用意され、これらは加工ヘッド50に等間隔で放射
状に形成された長孔状の案内孔57・・・に交互に嵌挿
され、加工ヘッド50の軸方向同一位置で案内孔57に
よつて案内されつつ径方向へ移動自在となつている。。
第3図の通り中空とした加工ヘッド50の内部には荒用
砥石台55、仕上用砥石台56の各拡張用コーン軸58
,59が個別に摺動自在に挿入され、荒用コーン軸58
の先部は三股状に分割され、仕上用コーン軸59の三股
状先部がこの間に挾入されている。夫々のコーン軸58
,59には傾斜面58a,58b,59a,59bが設
けられ、荒用コーン軸58の傾斜面58a,58bには
荒用砥石台55の上下の脚部55a,55bの内表面が
接触し、仕上用コーン軸59の傾斜面59a,59bに
は仕上用砥石台56の脚部56a,56bの内表面が接
触する。又、荒用砥石台55と荒用コーン軸58、及び
仕上用砥石台56と仕上用コーン軸59の夫々は連結部
材60によつて径方向に連結され、図示例では連結部材
60の外端部が砥石台55,56にボルト等で結合され
、内端部がコーン軸58,59に形成された溝61に係
合しており、該溝61は上記傾斜面58a,58b,5
9a,59bと同じ向き、同じ角度の傾斜溝61aを有
する。連結部材60の連結作用により中ぐり加工時に加
工ヘッド50が高送回転しても砥石台55,56が遠心
力によつて飛び出すのを確実に防止できる。第5図の通
り前記第2スピンドル軸38の上部は第1スピンドル軸
37の端部から延出して第6図の通りその上端38bが
装置30を構成する前記軸承部32のケース62内に挿
入されている。ケース62には筒部材63が上下摺動自
在に内装され、該筒部材63内に軸受64を介して第2
スピンドル38の上端38bが回転自在に嵌挿連結され
る。筒部材63の上部はケース62から突出し、該筒部
材63の突出部63a端部に第2図で示されている如く
装置30を構成する前記オシレーシヨン機構33が接続
される。オシレーシヨン機構33は軸70aが一定角度
範囲て往復回動する揺動モータ70を有し、軸70aに
揺動腕71の基端が結合され、揺動腕71の先端と筒部
材63の突出部63a端部とがピン72,73を枢着手
段とした連結腕74により連結される。従つて揺動モー
タ70の作動で揺動腕71が揺動すると筒部材63は軸
承部32のケース62で支持されながら上下摺動し、こ
れに伴い第2スピンドル軸38、加工ヘッド50も上下
往復運動する。第6図の通り筒部材63の内部には油等
の作動流体が供給される第1シリンダー75、第2シリ
ンダー76が並列に形成され、これらに第1ピストン7
7、第2ピストン78が摺動自在に内装されている。前
記荒用コーン軸58には第3図の通り連結ナット部材8
0,81を介して中空ロッド82が連結され、該ロッド
82は長軸であつて第2スピンドル軸38の内部に挿通
されて第5図の如く軸承部31を縦通し、第6図の如く
第2スピンドル軸38の上端38bから突出し、該突出
端82aにおいて第1シリンダ−75内の第1ピストン
77に軸受83゛により回転自在に接続される。
一方、仕上用コーン軸59には第3図の通りネジ杆8牡
ナット部材85を介してロッド82より小径な長軸ロッ
ド86が連結され、該ロッド86は第5図の如くロッド
82の内部を縦通して第6図の如く第1ピストン77を
も貫通し、ロッド86の端部86aは第2シリンダー7
6内の第2ピストン78に軸受87により回転自在に接
続される。第4図に示す通り加工ヘッド50の外周面適
所にはワークWの孔Waの径を検出するエアマイクロ検
出手段のエアノズル90が配置され、該エアノズル90
には第3図,第4図で示された通路91を流通するエア
が供給され、通路91は第3図で示されたエアシール部
材92の孔92a1ナット部材81,85の孔82a,
85aを介して最内側のロッド86の内部に形成された
通路86aと連通し、エアノズル90から噴出すべく通
路86a,91を流通するエアの圧力若しくはエア量が
空気一電気変換され、ワークWの孔Waの径が計測され
る。次にワークWの中ぐり、ホーニング加工について述
べる。前記送り用シリンダー20の作動によりスライド
ベース13を下動させて装置30全体を降下さ−せ、加
工ヘッド50をワークWの孔Waに挿入する。
この時モータ27は駆動しており、従つて第1スピンド
ル軸37、第2スピンドル軸38は回転し、加工ヘッド
50も回転しており、シリンダー20の送り作動に伴い
ヘッド50に装着された−ホィール或はバイト51が孔
Waを中ぐり加工し、1回の通し作業で孔Waの径は拡
大する。この中ぐり加工はオシレーシヨン機構33によ
り第2スピンドル軸38に上方への引張力を加えて該ス
ピンドル軸38のテーパ状下部38aを第3図の如く第
1スピンドル37の下端テーパ面42に圧接嵌合させて
行い、この嵌合により第1スピンドル軸37と第2スピ
ンドル軸38とは一体化されていると同じ状態となり、
この中ぐり加工時には中ぐり加工用主軸となつている第
2スピンドル軸38の軸剛性は第1スピンドル軸37の
剛性を加えたものとなつて軸剛性が向上し、加工負荷が
大きい中ぐりを大きな軸剛性をもつて行うことが”でき
る。この中ぐり加工完了後、エアノズル90からエアを
噴出させて孔Waの径を検測する。
該検測は中ぐり用ホィール或はバイト51が若干摩耗し
ていてもこの摩耗分の加工は次のホーニング加工によつ
て充分補うことができるため、ホィール或はバイト51
が交換を必要とする程摩耗しているか否かを調べるため
に行われ、このため補正機構が不要な1個のホィール或
はバイト51によつて極めて多数のワークWを加工でき
る。中ぐり加工が終了した後、前記戻し用シリンダー2
1の作動によりスライドベース13、装置30をホーニ
ングのストローク分の一定高さ位置まで戻し、該シリン
ダー21のピストンロッド21aによつてこの位置で保
持する。
この後ホーニング加工を開始する。ホーニング加工は、
オシレーシヨン機構33の往復揺動運動を開始させて第
2スピンドル軸38を第1スピンドル軸37に対し上下
摺動させ、第2スピンドル軸38のテーパ状下部38a
を第1スピンドル軸37のテーパ面42から分離して行
われ、第2スピンドル軸38には前記スプライン39に
よつて第1スピンドル軸37の回転力が伝達され、加工
ヘッド50は上下往復動と回転動との合成でワークWの
孔Waをホーニング加工する。従つて第2スピンドル軸
38はこの加工時にはホーニング加工用主軸となり、中
ぐり加工用主軸と同じ軸でホーニング加工が成される。
このように中ぐり加工終了後直ちにホーニング加工する
ことができ、本発明に係る装置においてはロケーテイン
グ誤差、軸芯のアライメント誤差が生じないため、従来
においてこれらの誤差等を吸収するために必要であつた
加工ヘッドのフローティング機構を不要とすることがで
き、ホーニング加工用主軸の第2スピンドル軸38を第
1スピンドル軸37に沿つて単に直線運動させるだけで
よい。
又、第2スピンドル軸38を第1スピンドル軸37に案
内させて往復動させることができるため、ホーニング加
工速度を高速化することができ、加えてこのホーニング
時には第1スピンドル.軸37から分離させて軽量の第
2スピンドル軸38を往復動させればよいため、この意
味でも加工速度の向上を図ることができる。以上のホー
ニング加工の説明は第1,第2スピンドル軸37,38
の作動を主体として述べたも−のであり、具体的には下
記の如く行う。
筒部材63内の第1シリンダー75に作動流体を供給し
て第1ピストン77を上昇摺動させ、これによりロッド
82等を介して荒用コーン軸58を上動後退させる。
この結果該コーン軸58の傾斜面58a,58bのテー
パ作用により3個の荒用砥石台55・・・は外径方向へ
拡張移動し、外表面の荒砥石がワークWの孔Waの内周
面に圧接して加工ヘッド50の回転動と往復動との合成
で孔Waを荒ホーニング加工する。該荒ホーニング加一
工は中ぐり加工ホィールの摩耗分をも含めた大きな加工
代を研削することによつて行われ、ホーニング速度は上
述の通り高速化されているため短時間で終えることがで
きる。荒ホーニング加工中前記エアノズル90により孔
Waの径が測定され続けられ、ワークの加工ラインの進
行を正常に維持し得る仕上ホーニング加工代を残した径
まで孔Waが荒加工されると、荒ホぜ−ニング加工の完
了をエアマイクロ検出手段が検出して荒ホーニング加工
が終了する。この後、第1ピストン77を旧位まで戻し
て荒用コーン軸58を降下させる。
該降下によつて荒ホーニング加工時には荒用コーン軸5
8の溝61の傾斜溝61aに係合していた連結部材60
の内端部が傾斜溝61aのテーパ作用により内径方向へ
引つ張られるため、3個の荒用砥石台55・・・は加工
ヘッド50内に没入する如く縮少移動する。荒用砥石台
55の該縮小移動の後、若しくは該移動とともに筒部材
63内の第2シリンダー76に作動流体を供給して第2
ピストン78を上昇移動させ、ロッド86等を介して仕
上用コーン軸59を上動後退させる。この結果、仕上用
コーン軸59の傾斜面59a,59bのテーパ作用によ
り3個の仕上用砥石台56・・・は荒用砥石台55・・
・に代つて外径方向へ拡張移動し、外表面の仕上砥石が
ワークWの孔Waの内周面に圧接して加工ヘッド50の
回転動と往復動との合成で仕上ホーニング加工が行われ
る。この仕上ホーニング加工時においても孔Waの径は
エアノズル90によつて測定され続けられ、エアマイク
ロ検出手段が仕上ホーニング加工の完了時期を調べ、孔
Waの径が所定径まで加工され終えた時に仕上ホーニン
グ加工は終了する。
第2ピストン78を旧位まで戻して仕上砥石台56・・
・を縮小移動させ、シリンダー20によりスライドベー
ス13、装置30を上昇復帰させて加工ヘッド50をワ
ークWの孔Waから抜き出すと、ワーク加工の1サイク
ルが終了し、次のワークの加工準備が整う。尚、中ぐり
加工時及びホーニング加工時において、荒用、仕上用コ
ーン軸58,59と第1,第2ピストン76,78とを
連結するロッド82,86は加工ヘッド50と一体に回
転するが、該ロッド82,86のピストン76,78に
対する回転は前記軸受83,87によつて行われる。
以上の説明で明らかな如く本発明によれば、中ぐり加工
用主軸とホーニング加工用主軸とを同じ軸とすることが
できるため、中ぐり加工後ホーニング加工を直ちに行え
る他、従来よりも作業工程数を削減できて作業性の向上
を達成でき、且つ機械設備の簡略化、設備費用のダウン
を達成し、更には加工ライン中における占有フロアスペ
ースを減縮し、省力化することができる。又、ホーニン
グ加工速度を高速化し、荒ホーニング加工によつて中ぐ
り加工用工具の摩耗分をも研削加工できるため、中ぐり
加工用工具の補正機構は不要で中ぐり加工をそれ程精度
良好に行うことを必要とせず、これにもかかわらず、加
工速度門の高速化、高能力加工によつて加工時間の短縮
を達成でき、中ぐり加工用工具の交換時期、ホーニング
加工完了時期の検出はワーク孔径検出手段によつて行わ
れ、ワークの孔を所定の最終寸法に正確に加工すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は複合加工装置
の全体斜視図、第2図は装置及び周辺機器を示す第1図
の要部側面図、第3図は第2図の一部拡大断面図、第4
図は第3図の4−4線断面図、第5図、第6図は第2図
の他の一部拡大断面図である。 尚図面中、38はスピンドル軸、50は加工ヘッド、5
1は中ぐり加工用工具であるホィール或はバイト、52
はホーニング加工用工具である砥石台、55は荒用砥石
台、56は仕上用砥石台、90はワーク孔径検出手段を
構成するエアノズルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中ぐり加工用工具とホーニング加工用工具とをとも
    に加工ヘッドに配置し、該加工ヘッドをスピンドル軸の
    先端に設けることにより、中ぐり加工用主軸とホーニン
    グ加工用主軸とを同じ軸とするとともに、上記スピンド
    ル軸の先部外周に先方拡開状のテーパ部を形成し、該テ
    ーパ部に対応するテーパ面を先部内周に形成した中空軸
    内に上記スピンドル軸を軸方向摺動自在に嵌合し、中ぐ
    り加工時に上記テーパ部をテーパ面に圧接せしめ、ホー
    ニング加工時にはこれを開離するよう上記スピンドル軸
    を軸方向動可能に構成したことを特徴とする中ぐりとホ
    ーニングの複合加工装置。 2 中ぐり加工用工具と、交互に拡張自在とした荒用及
    び仕上用の各ホーニング加工用工具とをともに加工ヘッ
    ドに配置し、該加工ヘッドをスピンドル軸の先端に設け
    ることにより、中ぐり加工用主軸とホーニング加工用主
    軸とを同じ軸とするとともに、上記スピンドル軸の先部
    外周に先方拡開状のテーパ部を形成し、該テーパ部に対
    応するテーパ面を先部内周に形成した中空軸内に上記ス
    ピンドル軸を軸方向摺動自在に嵌合し、中ぐり加工時に
    上記テーパ部をテーパ面に圧接せしめ、ホーニング加工
    時にはこれを開離するよう上記スピンドル軸を軸方向動
    可能に構成し、更に中ぐり加工完了によるワーク孔径を
    検測し、且つホーニング加工中のワーク孔径を検出して
    ホーニング加工完了時期を知らせるワーク孔径検出手段
    を上記加工ヘッドに設けたことを特徴とする中ぐりとホ
    ーニングの複合加工装置。
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