JPS60501156A - ウインチの改良 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 “ウインチの改良” 本発明はウィンチの改良に関する。

回転式ドラムの尾端滑車装置を設けたウィンチが米国特許第４．２７４，６０６ 号および第４，２３０，３０６号の明細書に提案され、記載しである。この滑車 装置は１巻き分のロープまたはケーブルのみを巻取ることを目的としており、円 周溝と高摩擦材、あるいはその何れか一方を備えている。滑車装置の巻取る０− プが回転し、引張力が増大すると、滑車装置がロープを把持する力を増大させる 効果が生ずる。この滑車装置はロープの末端を定位置に保持しであるため、ロー プの荷重端に作用する引張力が増大すると、巻取りロープは巻取られずにドラム に沿ってスリップしてしまう一方、ロープの末端は緩まず、従って、おそらく、 ラインを悪くしてしまうであろう。米国特許第４，２７２，６０６号の明細書は ドラムの尾端付近で何回も巻取られたロープは緩む虞れがあるので、ドラムの尾 端に、摩擦増大部分を設けるのみでよいことを強調している。このため、これら 従来提案されたウィンチ、ロープまたはケーブルおよびケーブル支承面、は不均 一に摩擦摩耗され易い。

英国特許第１．５９９．５２１号の明細書には多数の溝を設けることでケーブル の引張力に打勝ち、ウィンチが多数巻取り回のケーブルを支承し得るようにした ２軸回段式キャプスタンが記載しである。しかし、ウィンチの駆動キャプスタン が複数の軸上に設けであるため、荷重によって加えられたトルクを２軸を中心と して、正確に釣合いをとるこ′とが困難である。

本発明の目的は上記欠点を解決するがまたは少なくとも緩和するウィンチを提供 することである。

本発明はケーブルの回転式支承面を備え、一定のケーブル引張力における表面と 所定のケーブル材料間の摩擦力が回転軸に沿って、連続的、または複数の段階各 に階段状に変化するウィンチを提供することものである。

このウィンチはキャプスタンの回転軸に沿って摩擦係数の増大する面を有するキ ャプスタンを備えると都合よい。さらに、あるいは選択的に、このウィンチは多 溝ごとにプル支承面積の異なる複数の円周溝を設けたキャプスタンを備える。

このため、ケーブルの引張力が減少すると、ケーブルとキャプスタン間の摩擦係 数を増大させ、および有効接触面積を減少させる（従って、圧力を高める）が、 あるいはその何れか一方の手段によって、ケーブルとキャプスタン間に作用する 摩擦力を略一定の値に保持することができる。その結果、円周溝は略同−程度に 摩耗し、よる特徴を欠如する場合には、ケーブル引張力はケーブルの巻取り数が 増えると、極めて徐々に、低下するが、本発明では割合少ないケーブル巻取り数 でケーブル引張力に打勝ち、従って、従来提案されなかった、単一軸の二段型キ ャプスタンが可能であるウィンチを提供することができる。

従って、本発明はまた、単一の輪状にウィンチの駆動キャプスタンを設け、第１ および第２キヤプスタンを備えるキャプスタンウィンチを提供するものである。

例えば、遊星歯車列によって、第１および第２キヤプスタンを互いに反対方向に 駆動可能とし、ブレーキを設けて、第１および第２キヤプスタンを相互に固着し 、これらキャプスタンが単一の固定キャプスタンとして作用するようにすること が好ましい。このように固定することで、駆動機構の部品を検査または修理の為 、取外す場合であっても、第１および第２キヤプスタンは以前として荷重を支持 し続けることができる。

本発明を一層良く理解するため、および本発明の実施添付図面のうち、 第１図は本発明による単一軸に二段型キャプスタンウィンチの略側面図、 第２図は第１図の二段型キャプスタンウィンチが案内するケーブルの径路を示す 図、および 第３図は第１図の線■−■に沿った断面図である。

図面を参照すると、第１図は共通回転軸を共用する単および複数のシーブまたは 溝を設けたプーリー３・を、備える二段型キャプスタンウィンチを図示する。′ 第３！ｆｆｌから了知し得るように、第１および第２キャプスタン１，２の共通 回転軸に平行な軸４上に３つのシーブ３が回転可能なように取付けである。また 、軸５上には第４シーブ３が回転可能なように設けである。この軸５は上記軸か ら若干ずらしてあり、第４シーブ３および単一溝キャブスタン１上のケーブルの 通過を容易にしである。キャプスタン１，２はモータ６、モータ６の駆動軸に取 付けた太陽歯車７、第２キヤプスタン２の一体軸９上に回転可能なように取付け た遊星歯車８および第１キヤプスタン１の内歯車１０によって、駆動され、回転 し得るようにしである。また、ブレーキ（図示せず）も設けてあり、必要ならば 、キャプスタン１，２の相対的な回転を阻止することができる。

第２キヤプスタン２にはキャプスタンの回転軸に沿って、溝幅の１／２だけ、平 行軸４上に３つのシーブの溝に対して、ずらした３つの円周溝１１が設けである 。円周溝１１は高摩擦材料を備え、摩擦係数は高引張力（荷重）端から第２キヤ プスタン２の低引張力（未）端に向けて増大している。

好ましい高摩擦材料にはＡｌ２Ｏのように、シリコン含有量１２％以上の高シリ コン含有アルミニウムであるシルミン（Ｓ　１ｌｕｉ＋ｉｎ）があり、腐蝕性雰 囲気の可能、性ある使用箇所には、ポリ塩化ビニル系材料であるポレウレ５ タン、ポリプロピレン、およびコーテックス（Ｋａｕｔｅｘ）のような高摩擦重 合体を使用する。ｒ　Ｓ　ｉｌｕｍｉｎＪおよび［Ｋａｕｔｅｘ　Ｊは商標であ る。好適な構成では、金満はコーテツクスとシルミン部分を交互に設け、前者が 高□摩擦構成部分を提供し、後者がケーブルを支持する作用をするようにする。

第２キヤプスタン２の少なくともある表面におけるスチールケーブルに対する摩 擦係数はスチール対スチールのそれよりも相当に大きいことが好ましい。

少なくとも、ポリウレタンのようなある材料では、材料の密度と特定ケーブル材 に対する摩擦係数との間には一定の関係があることが分かった。従って、１つの 構成においては、密度は高引張力（荷重）端から第２キヤプスタン２の低引張力 （未）端まで益々低下する。溝の幅もまた変化させ（図示せず）、所定のケーブ ル引張力におけるケーブルと金満の表面間の圧力を変化させることもできる。

使用中、ウィンチが案内するケーブルの引張力はケーブルとキャプスタン間の摩 擦に負けるため、ウィンチの尾端でケーブルはほぼ完全に緩む。ケーブル引張力 の少なくとも４０％、場合によっては５０％が第１キヤプスタン１で吸収される 。この第１キヤプスタン１に巻き付く程度は２５０°乃至２８０°、通常的２７ ０°である。

摩擦力は通常、荷重端から第２キヤプスタン２の尾端まで徐々に減少する。しか し、溝１１とケーブル間の摩擦係数は荷重端から第２キヤプスタン２の尾端方向 に増大するため、摩擦力は第２キヤプスタン２上に均一に分散され、その結果、 ケーブルと溝１１が一箇所で以上に大きい摩擦力を受けることがない。同時に、 ドラムの尾端付近でケーブルの最後の数巻取り分に対し、十分な引張力を保持し 、この巻取り部分の緩みを防止することができる。

図面の簡単な説明 国際調査報告

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．ケーブル用の回転式支承面を備えるウィンチにおいて、所定のケーブル引張 力時における上記面と所定のケーブル材料間の摩擦が回転軸に沿って、連続的に 、または複数の段階各に階段状に変化することを特徴とする前記ウィンチ。 ２、所定のケーブル材料に対する上記表面の摩擦係数が回転軸に沿って、徐々に 、または複数の段階各に階段状に変化することを特徴とする請求の範囲第１項に 記載したウィンチ。 ３、上記面が高摩擦材料を備えることを特徴とする請求の範囲第２項に記載した ウィンチ。　・４、スチールに対する高摩擦材料の摩擦係数がスチールに対する スチールの摩擦係数より相当大きいことを特徴とする請求の範囲第３項に記載し たウィンチ。 ５、高摩擦材料が高摩擦重合体を備えることを特徴とする請求の範囲第３項に記 載したウィンチ。 ６、高摩擦重合体がポリウレタン、ポリプロピレンまたはポリ塩化ビニルである ことを特徴とする請求の範囲第５項に記載したウィンチ。 ７、高摩擦材料がケイ素含有アルミニウムであることを特徴とする請求の範囲第 ３項に記載したウィンチ。 ８、複数の円周溝を設け、各円周溝の表面の摩擦係数が異なるようにだキャプス タンを備えることを特徴とする請求の範囲第２項に記載したウィンチ。 ９、前記面が回転軸に沿って、密度が益々減少する材料を備える・ことを特徴と する請求の範囲第２項に記載したウィンチ。 １０、複数の円周溝を設け、８溝のケーブル支承面の面積が異なるようにしたキ ャプスタンを備えることを特徴とする請求の範囲第１項に記載したウィンチ。　 ′１１、単一軸二段型キャブスタン９インチであることを特徴とする請求 チ。 ・１２．ウィンチの駆動キャプスタンが単一軸上に設けられ、第１および第２キ ヤプスタンを備えることを特徴とするキャプスタンウィンチ。　。 １３、第１および第２キヤプスタンが遊星歯車列で駆動され、回転可能で、相互 に，連結されていることを特徴とする請求の範囲第１２項に記載したキャプスタ ンウィンチゎ １４、さらに、第１および第２キヤプスタンを固着して、相互に回転するのを阻 止する手段を備えることを特徴とする請求の範囲第１２項または第１３項に記載 したキャプスタンウィンチ。