JPS6050093A - 構造物の反転方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は構造物の反転方法に関する。

船舶建造用の船や建造ドック等に使用される大型構造物
は、組立途中又は組立後に反転する場合、重量があシ且
つ大型であるため、通常次のような順序でなされる。即
ち、第１図（イ）に示すようＫ例えば断面コ字状の構造
物（１）の底面αｑ内側一端部ＣＬＩ）と、底面αＱ外
側両端部（２）０に夫々吊金具（３１）　（３２）（３
３）を設け、この内側一端部Ｑｌ）と外側他端部（２）
に吊ワイア（ハ）に）を取付け、クレーン等の吊上装置
で上方に吊上げる。この吊上げの際、同図（ロ）のよう
に外側他端部（６）はよシ高く吊上げられるようにする
。そして内側一端部Ｑｌ）の吊ワイア（ロ）を前記吊上
装置からはずすと共に、同図（ハ）に示すように県側等
段違のある所（４０）に該構造物（１）を移動させたり
、（ニ）に示すように他の構造物（４１）を構造物（１
）の近くに載置した〕、更には（ホ）（へ）のように該
構造物（１）のわきに梯子（４２）や脚立（４３）を立
てたりして、その上で前記外側一端部（６）の吊金具（
３２）に吊ワイア磐を取付ける玉掛作業を行なっている
。そして該吊ワイアに）で外側一端部（２）を引張り上
げ構造物（１）が裏返しになった時点で同図（ト）に示
すように該構造物（１）を降ろし地面上に横置きする〇 このよりな従来の反転方法では、地上から手が届かない
高所て玉掛作業が行なわれるため非常に危険であシ、又
第１図（ハ）のように構造物（１）を段違いのある所（
４０）に移動する場合、クレーンの使用時間やその準備
作業時間が長くなる等作業効率が非常に悪くなるという
問題がある。

本発明は従来技術の以上のような問題の解決を図るため
、高所での上記のような危険な作業を避け、しかも構造
物を移動せず、その反転作業を行なえるようにするもの
であシ、そのため本発明法は、構造物底面外側一端部に
もあらかじめ吊ワイアを取付けておき、内側一端部側の
吊ワイアを吊上装置からはずすと共に、あらかじめ取付
けられていた前記吊ワイアに吊替え、こｎを引張り上げ
裏返しになった時点で横置するようにしたものである。

本発明法を図面に基づいて詳細に説明する。

第２図（ａ）乃至（ｄ）は本発明法をその工程順に示し
たものである。

まず、第２図（ａ）に示すように構造物（１）の底面Ｃ
ＬＯ内側内側一端部α域面αＯ外側両端部（２）α→に
夫々吊ワイア（２１）（イ）に）を取付けておく。あら
かじめ外側一端部（６）に吊ワイア（ハ）を取付けてお
くのは、該構造物（１）が裏返しになった後に吊ワイア
（イ）を取付ける玉掛作業か前述のように高所にて行な
われていたので、このような危険な作業を回避するため
にしたものである。

尚、この吊ワイア（イ）の先端には後にクレーン等の吊
上装置に連結されるためシャックル等の接続具が設けら
れている。又吊ワイアｅη翰（ハ）は構造物（１）との
間に吊金具（３１）　（３２）　（ａｓ）を介して連結
されτいる。

次に同図（ｂ）に示すように、前記内側一端部（１１）
と外側他端部ａ３に取付けられた吊ワイアＱつ幹をクレ
ーン等の吊上装置に連結し、これを引張って構造物（１
）を吊上げる。この際、外側他端部（２）の方は、後述
のように内側一端部αυの吊ワイアＱ１をはずして構造
物（１）を転回させる際、外側一端部（２）及びその上
方端部（５２）が地面にひっかからない程度引張り上げ
られると良い〇 更に前記内側一端部Ｑｌ）の吊ワイアＱ１）を前記吊上
装置からはずす。すると同図（ｃ）に示すように外側他
端部（６）を中心に構造物（１）は転回揺動する。この
時雨ワイアに）は外側一端部（６）から下方の地面に垂
れている。そしそ上記吊上装置を、垂れ下がっていた外
側一端部（６）の吊ワイア（イ）に吊替えた後、この吊
ワイア（２）を引張り上げ構造物（１）一端部側を吊上
げる。この吊ワイア（２）はあらかじめ外側一端部Ｑ■
に取付けられているため、従来の玉掛一作業を行なう必
要はなく、同図（ｃ）に示すように吊ワイアＣ２１）か
らはずされた吊上装置を吊ワイア■先端の接続具に連結
する吊替作業を地上において行なえば良い。

外側一端部（２）側の吊ワイアに）が引張シ上げら扛て
裏返しＫなシ構造物（１）がほぼ水平になったところで
、吊ワイアに）（ハ）を下げ該構造物（１）を横置し、
その反転を完了する。

以上のような本発明に係る構造物の反転方法によれば、
あらかじめ構造物底面外側一端部に吊ワイアを取付けて
おり、従って構造物反転作業途中この吊ワイアを吊上装
置に連結する作業を地上で行なうことができるため、構
造物転回後に高所にて行なわれていた玉掛作業をする必
要がなくなシ、作業の安全性を高めることができると共
に、該構造物を反転するために特別な所まで移動する必
要がなくなシ、作業効率も良くなるという優れた効果を
有している。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）乃至（ト）は従来の構造物反転方法を示す
工程説明図、第２図（ａ）乃至（ｄ）は本発明に係る構
造物の反転方法を示す工程説明図である。 図中、（１）は構造物、曲は底面、（６）は構造物底面
外側一端部、（イ）は吊ワイアを各示す。 ％詐出願人　日本鋼管株式会社 発明者　工　藤　實 代理人弁理士　吉　原　省　三 第１図 （ニ）　（ホ） （ハ） （へ） 第２図 ＣＧ＞ （Ｃ） （ｂ） （ｄ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 構造物の底面内側一端部と底面外側両端部に夫々吊ワイ
   アを取付けておき、前記内側一端部の吊ワイアと外側他
   端部の吊ワイアを吊上装置に連結し構造物を吊上げ、次
   に内側一端部の吊ワイアを吊上装置からはずして前記外
   側一端部の吊ワイアに吊替えた後この吊ワイアを引張り
   上げ、裏返しになった時点で該構造物を横置することを
   特徴とする構造物の反転方法。