JPS6049212B2 - エポキシ樹脂ボンデイングシ−トの製法 - Google Patents

エポキシ樹脂ボンデイングシ−トの製法

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JPS6049212B2
JPS6049212B2 JP5774678A JP5774678A JPS6049212B2 JP S6049212 B2 JPS6049212 B2 JP S6049212B2 JP 5774678 A JP5774678 A JP 5774678A JP 5774678 A JP5774678 A JP 5774678A JP S6049212 B2 JPS6049212 B2 JP S6049212B2
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JP
Japan
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epoxy resin
bonding sheet
resin
glass cloth
resin bonding
Prior art date
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Expired
Application number
JP5774678A
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JPS54148866A (en
Inventor
勇治 島本
徹 樋口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はプリント配線板を接着するために用いるボン
デングシートに関するものであり、とりわけエポキシ樹
脂を用いてなるボンデングシートを提供するものである
プリント配線板は多層状に構成されることが多く、これ
は単一の絶縁板面(両面または片面)に導電部を形成し
たもの同士を重ねて圧着することにより製造されている
この圧着の目的で接着剤的槻能を有するものとして用い
るのがいわゆるボンデングシートである。ところで、プ
リント配線板等には、絶縁板面に導電部あるいはその他
の物が、板面より突出して形成されたり、結線部分、あ
るいは端子部分を絶縁基板面ないし端部より突出させて
具えている場合がみられる。
たとえば、第1図の断面図に示すのは、絶縁基板1面に
おいて、導電部2の一部が突起部3を有している場合を
示している。第2図に示す断面図では絶縁基板1の両面
に形成された導電部2、2’が基板1の端部において連
結されることにより、全体として端部より突出し、ある
いは結線瘤4を生じている例を示している。このような
プリント配線板が、複数枚重積接着されて多層板とされ
る場合、あるいは絶縁被覆される場合、いわゆるボンデ
ングシートが用いられる。ボンデングシートの用い方は
、プリント配線板面にボンデングシートを重ね、その上
に、例えば他のプリント配線が重ねられて圧着される。
その場合、ボンデングシートが、該突起3により突き破
Jられて絶縁不良等の事故が生じる欠点が生じる。本発
明は、かゝる欠点を生じないボンデングシートを提供す
る目的でなされた。従来、プリント配線板に対して用い
られていたボンデングシートは、積層板を製造する場合
に用クいられる。
いわゆるプリプレグが用いられていた。本発明に係るボ
ンデングシートも基本的にはプリプレグと称すべきもの
である。
しカル具体的には本発明はガラス布に、2−フェニルイ
ミダゾールを硬化剤としなるビスフェノールA型エポキ
シ樹脂を含浸させて保持させると共に硬化させる第1工
程の後、少なくともその表面にエポキシ樹脂を未硬化状
態に保持させる第2工程からなることを特徴とする。以
下詳しくは説明する。本発明において用いられるガラス
布は特別なものであることを要しない。
しかしエポキシ樹脂がなじみ易いように表面処理、たと
えばボラン処理、レラン処理などが行なわれていること
が望ましい。つぎに、本発明において用いるエポキシ樹
脂については、第1工程で用いられるものについてはビ
スフェノールA型エポキシ樹脂を用いて、かつ硬化剤と
して2−フェニルイミダゾールを用いたものが用いられ
る。
このようなエポキシ樹脂のワニスをガラス布に含浸させ
、乾燥硬化させる。この場合の樹脂の含浸量は固形分で
40±5重量%(以下%と略す)の範囲が好ましい。ま
た含浸させた樹脂の硬化は、通常のプリプレグに要求さ
れるいわゆるBステージ状態の硬化の進度であつてはな
らず、むしろ後加熱、加圧時に樹脂が溶融しないような
程度の硬化であるべきである。つぎに第2工程の樹脂は
エポキシ樹脂であればよい。
しかし、通常はビスフェノールA型の樹脂が好ましい。
硬化剤については何ら限定しない。この場合も、エポキ
シ樹脂は、いわゆる含浸操作に供されるが、第1工程に
おいて、すでにエポキシ樹脂が含浸硬化せしめられてい
るので、必ずしも樹脂の含浸は期待できない。しかし少
なくと−も第1工程を経て得られたものの表面にエポキ
シ樹脂が保持さておればよい。エポキシ樹脂を保持させ
るための手段としては、前記含浸操作(いわゆるデイツ
ピング)でもよく、表面に塗布する方法によつてもよい
。保持させる量は第1工程にお.けるエポキシ樹脂の含
浸量との合計量が固形分で50±5%となる量を用いる
のが好ましい。第2工程で保持させたエポキシ樹脂はボ
ンデングシートとしての機能を果す必要から充分接着力
を発揮できるような樹脂の状態であることが望ま・しい
。そのためには加熱加時に一定の流動性を発揮せねばな
らない。よつて、第2工程で保持させたエポキシ樹脂の
樹脂フローが1〜5%になるように第2工程の乾燥を行
うことが望ましい。以上に説明した第1工程において用
いるエポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ樹
脂を用いる理由は、これが硬化した場合、その硬さが他
のエポキシ樹脂に比べて大きく、かつ樹脂の取扱性も良
好であることによる。第1工程において用いるエポキシ
樹脂の硬化剤として2−フェニルイミダゾールを用いる
理由は樹脂が不溶融となる程度に硬化させるのに都合が
よく、かつ樹脂ワニスの可使時間が必要なだけ確保でき
、さらに略完ノ全硬化した場合は、変色するので、硬化
度の指標とすることができるので便利である。また第1
工程での樹脂保持量が40±5%であることは、突起部
によるボンデングシートの破壊を防止するのに有効でで
ある。そして第2工程において保持させ・る樹脂量も含
めて全量が50±5%であることはボンデングシートの
接着力の維持に望ましいのである。そして樹脂フローが
1〜5%であることもボンデングシートの接着力を維持
するうえで望ましいのである。以上に説明したように本
発明はガラス布に、2−フェニルイミダゾールを硬化剤
としてなるビスフェノールA型エポキシ樹脂を含浸させ
て保持させると共に硬化させる第1工程の後、少なくと
もその表面にエポキシ樹脂を未硬化状態に保持させる第
2工程からなることを特徴とするので、配線板等の接着
ないし、絶縁の目的が充分発揮され、配絶板に突起部が
あつても圧着時にボンデングシートを破ることなく、絶
縁不良を起すこともないのである。
以下実施例を説明し、併せて具体的な従来例、および比
較例を説明する。
実施例1 ガラス布(日東紡社製,品番WE−116E−104圧
−2)にエポキシ樹脂ワニスを固型分量で40%含浸さ
せ、170′C,25kg/Cltで加熱、加圧しても
全く樹脂フローを示さない状態まで乾燥した。
ここで用いたエポキシ樹脂ワニスは、エポキシ樹脂(シ
ェル化学社,エピコート1001)10踵量部(以下部
と略す),2−フェニルイミダゾール3部,MEK(9
)部からなるワニスを用いた。上記第1工程で得られた
樹脂含浸ガラス布に、さらに別のエポキシ樹脂ワニス中
にディップし、乾燥して、全体として樹脂固形分量が5
0%になるようにした。樹脂フローは2%であつた。な
おこの第2工程で用いたエポキシ樹脂ワニスはつぎの配
合のものであつた。エポキシ樹脂
1(4)部ジシアンジアミド 3部ベ
ンジルジメチルアミン 0沼部MEK加部ジ
メチルホルムアミド 15部以上の第2工
程を経て得られたボンデングシートは第3図の如き断面
構成を有するものであつた。
すなわち、第1工程で含浸させられた硬化エポキシ樹脂
を保持したガラス布層5と、その表面に、第2工程で保
持せしめたBステージ化したエポキシ樹脂層6を有して
いた。以上のボンデングシートを用いて、突起部を有す
るプリント配線板を重層して多層板を得た。
このものの構成は第4図に示すような層構成であつた。
すなわち、ガラス布基材エポキシ樹脂積層板7の両表面
に夫々プリント配線8,8″を有し、かつこの配線には
突起部9,9″を具備している。そして同様な構造の他
のプリント配線板10の両表面にもプリント配線11,
1「を有し、同じく、突起部12,12″を有している
。そして、この2枚のプリント配線板7,10を、さき
のボンデングシート13で以つて接着1本化した。この
接着1本化は、ボンデングシートを中に挾んで加熱加圧
成形して為した。このように加熱加圧しても、突起部9
″,12″の部分ではボンデングシートを突き破らず、
絶縁不良を起すようなことはなかつた。実施例2 実施例1と略同様にして多層プリント配線板を得た。
ただし、ボンデングシートは第1工程での樹脂量を35
%とし、他は実施例1と同様にした。実施例3第1工程
での含浸樹脂量を45%とした他は、実施例1と同様に
して多層板に作成した。
実施例4 第2工程で用いるエポキシ樹脂ワニスを実施例1の第1
工程で用いたワニスとした他は、実施例1と全く同様に
して多層板を得た。
実施例5 実施例1の第2工程での樹脂ワニスを、次の配合のもの
として用いた他は実施例1と同様にして多層板を得た。
エポキシ樹脂 1叩部 (シェル
化学社、エピコート1001)3,3″−DDS(9)
部 (山川薬品社) BF3モノエチルアミン 0.5部RVl
EK4娼従来例 ガラス布田東妨社、WE−116E−104,BZ−2
にエポキシ樹脂ワニス(実施例1の第2工程で用いたも
の)をガラス布に対して固形分で50%になるように含
浸させ、25k9/CTlの圧力、170℃の温度で加
熱加圧した場合の樹脂フローが25%になるように乾燥
した。
以上のようにして得たプリプレグをボンデングシートと
して用いて第4図に示したような構成の多層板を作つた
比較例1 従来例1において樹脂フローを4%とした他は従来例と
全く同様にして第4図の構成の多層板を得た。
比較例2 実施例1における第1工程での樹脂量を30%とし、他
は全く実施例1と同様にして多層板を得゛た。
比較例3 実施例1において、第1工程での樹脂量を47%として
、他は全く実施例1と同様にして多層板を得た。
以上で得た各多層板を試験したところ次表のような結果
を得た。
表中の絶縁低抗のデータ欄での×印は突起部の短絡によ
る絶縁不良を示している。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はプリント配線板における突起部を示す
ための断面図、第3図は本発明実施例に係るボンデング
シートの断面図、第4図は多層板の断面図である。 5・・・第1工程で樹脂を含浸硬化させたガラス布層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラス布に、2−フェニルイミダゾールを硬化剤と
    してなるビスエノールA型エポキシ樹脂を含浸させて保
    持させると共に硬化させる第1工程の後、少なくともそ
    の表面にエポキシ樹脂を未硬化状態に保持させる第2工
    程からなることを特徴とするエポキシ樹脂ボンデングシ
    ートの製法。 2 エポキシ樹脂の全保持量がガラス布に対して50±
    5重量%であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のエポキシ樹脂ボンデングシートの製法。 3 第1工程のエポキシ樹脂保持量がガラス布に対して
    40±5重量%である特許請求の範囲第2項記載のエポ
    キシ樹脂ボンデングシートの製法。 4 第2工程で保持せしめられたエポキシ樹脂のフロー
    が1〜5重量%であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項ないし第3項のエポキシ樹脂ボンデングシートの
    製法。
JP5774678A 1978-05-15 1978-05-15 エポキシ樹脂ボンデイングシ−トの製法 Expired JPS6049212B2 (ja)

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JPS61246050A (ja) * 1985-04-24 1986-11-01 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 積層板の製造法
JP4654502B2 (ja) * 2000-10-19 2011-03-23 住友ベークライト株式会社 プリプレグ及びこれを用いた積層板の製造方法

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