JPS6048696B2 - 液状物質および気体物質の密度を測定するための装置と,この装置を作動させるための方法 - Google Patents

液状物質および気体物質の密度を測定するための装置と,この装置を作動させるための方法

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JPS6048696B2
JPS6048696B2 JP52034784A JP3478477A JPS6048696B2 JP S6048696 B2 JPS6048696 B2 JP S6048696B2 JP 52034784 A JP52034784 A JP 52034784A JP 3478477 A JP3478477 A JP 3478477A JP S6048696 B2 JPS6048696 B2 JP S6048696B2
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vibration
electronic device
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N9/00Investigating density or specific gravity of materials; Analysing materials by determining density or specific gravity
    • G01N9/002Investigating density or specific gravity of materials; Analysing materials by determining density or specific gravity using variation of the resonant frequency of an element vibrating in contact with the material submitted to analysis

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  • Biochemistry (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Pathology (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は密度を測定される液状、乃至は気体の物質中に
挿入される板と、この板を保持する保持部材と、電子装
置ユニットと、この電子装置ユニ ノットに連結してい
る少なくとも1箇の振動励起子と、同様に前記電子装置
ユニットに連結している少なくとも1箇の振動検出子と
を有する、前記の液状および気体の物質の密度測定用装
置に関する。
丁多くの工程において液状、または気体の物質の密度
を連続的、または準連続的に測定することが必要である
液体、または気体に囲まれている振動固体物体の共振周
波数が前記液体、乃至は気体の密度に依 フ存している
ことは公知てある。
それゆえ、液体、または気体の密度測定を振動固体物体
の振動周期、または周波数の測定に基いて行なうことが
可能てある。この原理に従つて作動する様々な密度測定
装置が公知である。
その際振動物体としてはおおむね音叉形状、または管状
の金属が使用されている。しかしながらこの振動物体は
その形状が比較的複雑なために、しばしば充分な精度を
持つては製作され得ないか、または多大な費用をかけて
のみ製作され得るものである。このことは特に、弾性率
がある一定温度範囲内で温度に依存しない、いわゆる熱
的に補償された合金が比較的加工されにくいので、この
合金が前記振動物体として使用される場合にあてはまる
。さらにまた前述した複雑な形状を有する振動物体の共
振周波数は前記密度のみならず、極めて複雑な関係をも
つて他のパラメタ、なかんずく温度と前記保持部材とに
も依存している。この保持部材が前記共振周波数に影響
を及ぼさず、且、附加的な温度依存性が引き起されない
ように前記の複雑な形状の振動物体を固定することは、
しばしば困難なことてある。そこで、振動物体として平
担て円形の板を有する装置が公置である。
この板は振動の際に円形の振動の節線が生じるようにこ
の板の中心で励起される。この板は、3対のスパイクを
有する保持部材によつて保持される。この3対のスパイ
クは前記の板を前記円形節線上の3点で固定し、その際
この3点は相互に120゜の角度ずつ偏位している。し
かしこの公知の装置は比較的小さな測定精度しか持たな
い。
すなわち前記円形節線の内部と外部とて拘束のない板の
固有振動の振幅は著しく大きくなるので、この振動は前
記3対のスパイク、特にこのスパイクの断面積と接触圧
力とに比較的大きく影響され、それによつて測定に誤差
が生じ得る。それ故、このことは実際上前記3対のスパ
イクが正確に前記節線上に作用するように前記板を調節
することがかなり困難なので、よソー層起り得るもので
ある。さらにまた、温度変化によつて引き起される材料
の伸展乃至は収縮も前記スパイク対に対する前記節線の
すれを引き起し得る。さらにまた前記の保持方法は工業
的用途における・過酷な作動条件に対しては適切なもの
ではない。本発明の目的は、良好な測定精度が達成され
ているにもかかわらず、比較的僅かな費用で製造され得
る装置を提供することである。この目的は本文冒頭で述
べた種類の装置において、本発明に係つて前記板が振動
する際に、この板を保持している前記保持部材の個々の
保持簡所の領域内で、少なくとも2本の節線が互いに交
又するように個々の振動励起子が配置され、且、前記の
電子装置ユニットが構成されていることにより達成され
る。
本発明は、振幅が前記節線の交点の周囲において近似的
に放物線状に変化し、その際この放物線の次数が、前記
交点で交わる節線の本数に等しいという事実に基ずくも
のである。
それ故rを節線の交点から測定した半径とし、nをこの
交点で交わる節線の本数すると、この交点の周囲での振
幅は近似的にRnに比例する。前記交点では振幅のみな
らず、この振幅の前記半径rに関する微分係数も零の値
を有する。言い換えれば、前記放物線は前記交点におい
て前記板に接着している。これとは対照的に交点を持た
ない節線の周囲では振幅がその節線からの距離におおむ
ね比例して変化する。この節線においては振幅が零であ
るが、その微分係数は零ではない。言い換えれば、振幅
面はこの節線を或ぬ角度を持つて切る。それ故本発明に
係る板が2本、またはより多くの節線の交点において保
持されると、公知の実施態様において板が1点において
保持され、この点を只1本の節線が通る場合よりも前記
保持部材が振動を妨害することが本質的に少ない。それ
故、節線の交点領域内で前記板に接続している前記保持
部材の接平面は比較的大きくてよく、前記板に固定され
ていることが可能であり、その際この板の振動周波数が
認められる程度の影響を受けるこ−とはない。さらに本
発明は、板が少なくとも1箇の保持箇所において保持さ
れ、全方向において液状、または気体の物質に接触し、
且、この物質の密度のの測定のために振動させられる際
に、本発明の装置.を作動させるための方法に関する。
この方法は本発明において、前記板が保持されている個
々の保持箇所の領域内で少なくとも2本の節線が交叉す
るように前記板が励起されることを特徴とする。
特に目的に適つた実施態様においては前記電子装置ユニ
ットが、少なくとも1度、ある時間内に個々の振動励起
子に交流電流を供給する手段を有し、この供給された交
流電流により前記振動励起子から発生した力がこの振動
励起子の領域内の前記板の振動速度にに対して45゜の
位相角だけ進んでいる。
その際優れているのは、この板の振動速度と前記励起力
との間の比がこの比の最大値より,/2倍分だけ小さく
なる周期、または周波数も定める手段を前記電子装置ユ
ニットが有する場合である。次に本発明を実施例の図面
を用いてより詳細に説明する。
第1図,第2図および第3図は平坦で、円形で全く拘束
がなく、特に拘束のない縁部をも有し、振動する3箇の
板1乃至は11乃至は21の平面図を示す。
板1は振動の際に円形でこの板1に対して同心円状の節
線2が生じるように励起される。板11は振動の際にこ
の板の中心13て直角に交叉する直線状の2本の節線1
2が生じるように励起される。板21は互いにこの板の
中心23で交叉し、夫々この板の直径を有する3本の節
線22が生じるように励起される。第4図は前記rで示
す座標軸に沿つて、3箇の板1,2,3の節線上の点3
,13,23の周囲における振動振幅Aの推移を示す。
その際振幅軸は理解しやすいように、r−軸よりも本質
的に拡大された尺度を持つて示す。第1図に示す振動に
おいては近似的に第4図の直線5て示す振幅の推移が生
じる、この直線5は静止している板1によつて定まる平
面に節線2上の点3において零度とは異なる角度を持つ
ている交叉する。第2図に示す振動においては前記両節
線12の交点の周囲において近似的に2次放物線15の
形状の振幅推移が生じる。前記の3箇の節線22の交点
23の周囲においては、近似的に第4図に示す3次放物
線25の振幅推移が生じる。前記両放物線15,25に
対してr=o)即ち交点13乃至23における微分係数
DA/Brの値は零である。その結果交点13、乃至は
23における板11と21とは、いかなる時刻において
も、静止している板11、乃至21によつて定まる平面
に接している。それ故、板11と21とは本発明に係つ
て交点13、乃至23において保持され得る。この交点
13,23の周囲ての振幅面は板11,21が静止して
いる際に生じる平面にほぼ平行なので、保持部材は振動
に対して最小限の障害しか引き起さない。これとは対照
的に本発明に相応しない板1が点3および節線2の上の
他の点において保持されると、この保持部材はこの点の
周囲で著しい振動の妨害を引き起す。保持部材が板を保
持している交点を有する節線において、本発明の目的に
適つている節線は、完ζ全に自由に振動する板の固有振
動の内の少なくとも1箇の固有振動の際に発生する節線
である、この場合には振動する板がその保持部材に全く
反作用を及ぼさない。
完全に自由に振動する板の節線は計算によつて、または
実験的に求めることが出J来る。実験的な求め方は例え
ば板の自由線部を発泡材料上に置き振動させることによ
り行なうことが出来る。その際節線はその板上に細粒材
料を分散させることによりクラードニ図形として可視化
することが出来る。より正確な測定は写真撮影、または
局所的な音波放射の測定により行なうことが出来る。第
5図は液体32の密度測定装置を示す。
この液体は工業的作動プロセス中で例えば管31中を流
れるものであり、その際この管はフランジ31−aを有
する。このフランジには外部に対して密に封鎖している
フランジ33が取りはすし得るように固定されている。
このフランジ33には管31の内部に突出している支持
部材30が固定されている。この支持部材は彎曲してお
らず、前記管31に平行で、両端部が開いた管部材39
を支持している。この管部材39には支持部材34が円
筒状ピン35によつて固定されている。このピンは第5
図においてその左端部にねじボルト35aを備えており
、このねじボルトが平坦で円形の板41の質量中心、、
即ち中心点の穿孔を貫通している。前記の板41の直径
は本質的にその厚さより大きく、この板は合板37とナ
ット38とによつて固定されている。それ故前記支持部
材34はこの板41の中心に存在する保持箇所43にお
いて保持している。板41は好ましくは、圧延された熱
補償性の合金からなつており、この合金はしばしば時計
工業においてうず巻バネの製造に使用されるものである
。ここて熱補償性とは弾性率Eが広い温度範囲に渡つて
近似的に一定であることを ι意味する。いわゆる熱弾
性係数ηは下記の関係式によつて定義され、η=ーΔE
/(E・Δθ) (1) この場合極めて小さい。
関係式(1)においてΔEは温度変化Δθに対する弾性
率Eの変化を示す。熱補償性に合金は−30゜Cから+
80℃までの温度範囲において5×10−5℃−゛より
も小さな絶対値の熱弾性係数を有する。この種の既知の
合金は下記のような組成を有する。即ち、35〜45/
ゞ−セントNi)6〜12パーセントMO)0.1〜1
パーセント&、残りFeOさらにこの合金は最大3パー
セントCr)または最大3パーセントのMn+Siを含
むことも可能である。第5図に示す装置はさらに何れか
一方の板面上に2箇の振動起子45,46と、他方の板
面上に1箇の振動検出子47とを有する。
第6図から明らかなように、この2箇の振動励起子と1
箇の振動検出子とは板41に同心円である円48上に配
置されており、互いに120゜ずつ偏位している。測定
を行なう際に板41が振動すると、この板を6箇の等し
い扇形に分割する3本の節線42が生じる。その際振動
励起子45,46と振動検出子47とは前記扇形の何れ
か1箇の2等分線上にある。圧延により引き起される板
41の不均一性が振動に可能な限り僅カルか影響を与え
ないようにするために、板41の圧延方向が節線42の
何れか1本に平行になるか、または互いに隣り合う2本
の節線間の角度を2等分する直線の何れか1本に平行に
なるように板41を固定する。振動検出子47を第5図
において断面図て示す。
この振動検出子は前記管部材39に固定されている強磁
性のヘッド41aと、このヘッドの軸上Jのコア47c
とを有し、このコアはコイル47bによつて囲まれてい
る。
このコア47cの自由端は強磁性の板41の方向を向い
ている。前記ヘッド47aは好ましくは非磁性のカバー
47dを備えており、このカバーが前記コイル47bを
外部7に対して密封している。第5図に示す装置はさら
に電子装置ユニット51を有しており、このブロック線
図を第6図に示す。
振動励起子45は2本の導線52と53とを介して、ま
た振動励起子46は2本の導線54とフ55とを介して
共に電子装置ユニット51に連結されている。振動検出
子47は2本の導線56と57とを介して電子装置ユニ
ット51に連結されている。電子装置ユニット51は差
動増幅器58を有し、この差動増幅器の両人力部に前記
導線56と57とが接続されている。
導線52,53,54,55,56,57は図示してい
ない密な貫通路を介してフランジ33を貫通している。
差動増幅器58の出力は制御増幅作用を有する増幅器5
9を介して移相装置60の入力部に連結されている。
この移相装置の出力部は増幅器62の入力部に連結され
ている。この増幅器62の出力部は導線52、乃至は5
5を介して振動励起子45、乃至は46に連結されてい
る。この両振動励起子の他方の導線53、乃至は54は
電子装置ユニット51のケーシング65に連結されてい
る。さらに基準電圧源を含むコンパレータ64が備わつ
ており、この入力部64aが増幅器58の出力部に連結
されている。このコンパレータ64の出力部64bは増
幅器59の制御入力部に連結されている。さらに周期測
定器66が備わつており、この周期測定器は差動増幅器
58の出力部に接続されている。次に第7図、第8図、
第9図および第10図を用いてこの装置の動作を詳細に
説明する。
この装置が作動し始めると、板41と振動励起子45,
46と振動検出子47と電子装置ユニット51をか全体
として1箇の発振器を構成する。
まず最初に思考実験を行なう。そのために、管31が全
く液体を含まず、緻密に封鎖され、真空に引かれている
と仮定する。さらに移相装置60がバイパスされている
と仮定する。そこで板41は真空共振周波数Fvを持つ
て振動する。その際振動検出子47の前記コイル中には
電圧が誘導さ.れ、この電圧は板41の振動速度と同相
である。この電圧は差動増幅器58によつて一定係数倍
増幅され、増幅器59、コンパーレータ64および周期
測定器66に入力される。その際この周期測定器は共振
周期の長さを表示する。コンパレーター64は差動増幅
器58から供給された電圧の振幅、または実効値を基準
電圧と比較し、板41があらかじめ設定した振幅を持つ
て振動するように増幅器59を制御する。そこで増幅器
62は増幅器59の出力電圧に比例する電流を発生し、
この1電流が両振動励起子45と46とに供給される。
図示していない平衡回路部によつてこの両振動励起子4
5,46に供給される電流を平衡させ、この両振動励起
子において同一強度の磁場が生じるようにすることが出
来る。さらにこの両振動励起子45,46は互いに対向
する極性を有し、その結果この両振動励起子による磁場
は振動検出子47の領域で互いに打ち消し合う。これに
よつて振動励起子45,46が直接振動検出子47中に
電圧を誘導することが防止される。増加器62は電流源
として動作する。この電流に、振動励起子から発生する
力が同相なので、この力の位相は振動励起子45,46
のコイルによつて発生する電圧フと電流との間の位相差
に依存しない。板41において起る曲げ振動は偏微分方
程式で記述される。
この偏微分方程式には下記の力の項が現われる。即ち慣
性力F,、板41材料中の摩擦および保持部材によつて
発生する摩擦力Fr、・弾性的な復元力Felおよび振
動励起子45,46から発生する励起力F=COこれら
の力はこの偏微分方程式に従つていかなる時刻において
も互いに打ち消されなければならない。板41の個々の
要素は作動の際に垂直振動をなし、その際偏位゛zは時
間tの調和関数である。したがつて前述した全ての力も
時間の調和関数である。第7図は共振周波数を持つて真
空中で振動する板の位相特性を示すベクトル図である。
第7図には4箇のベクトルを示すが、このベクトルは同
一の角速度をもつて矢印71によつて示す回転方向に沿
つて座標原点0の回りに回転する。この4箇のベクトル
の個々のベクトルは前述した4箇の力の何れか1箇の力
に対応する。この4箇のベクトルの固定座標軸への射影
は前記の4個の力の時間的変化を示す。その際慣性力F
、は板41の要素の静止位置からの偏位zと同相である
。励起力Fexcは板要素の振動速度vと同相であり、
前記慣性力に対して90゜だけ進んでいる。弾性的な復
元力Felは前記偏位zに対向しており、それ故慣性力
F,に対して180゜だけ偏倚している。摩擦力F,は
前記振動速度に対向しており、従つて励起力Fe.cに
対して180゜だけずれている。振動検出子47中て誘
導される電圧はこの振動検出子47における板41の要
素の振動速度に比例する。移相装置60がバイパスされ
ている際の前記励起力がいかなる時刻においても振動励
起子45,46における板41の要素の振動速度に正確
に同相であるように振動励起子45,46のコイルとが
接続され、且、電子装置ユニット51の増幅器が構成さ
れている。前述した位相特性はいかなる時刻においても
保たれる。この思考実験において前記励起力と偏位との
間の位相角が前述した様に90゜であるということは、
強制振動の理論によれば、前記板が真空共振周波数F.
をもつて・振動するということと同意義である。したが
つて前記の4箇のベクトルの角速度は真空共振角周波数
に等しい。次に他の思考実験を行なうが、この思考実験
においては測定されるべき液体が管31中に入れら」れ
、板41が振動させられる。
この際には前記液体の1部が板41と共に振動するので
、慣性力は真空中での振動の際よりも大きい。ます、前
記液体が粘性を持たず、また、移相装置60がバイパス
されていると仮定する。そこで板41は共振周波数Fm
を持つて振動するが、この共振周波数Fmは、真空中で
の共振周波数f、より幾分小さい。液体32の密度Dは
次の関係式により計算され得る。D=k((Tm/Tv
)2 −1) (2).ここでkは定数、Tmは共振周
波数Fmの逆数である周期、T、は共振周波数f、の逆
数の真空中周期である。
しかしながら関係式(2)は粘性を持たない理想液体に
対してのみ成り立つだけである。もし液体が粘性である
と、この粘性の結果Qが小さくなるばかりでなく、共振
周波数もさらに小さくなる。即ち、開係式(2)からは
余りにも大きな密度が計算されてしまう。板41が粘性
液体中で振動する場合には、この振動を記述する偏微分
方程式中にさらに粘性力F、.I,に対する項が加わる
。エル・デー・ランダウとイー・エム・リフシツツ(L
.D.しNdau,E.M.Lifschitz)との
共著「ヒュドロデユーナーミク,アカデミー.フエアラ
ーク、ベルリン、1966年(’“HydrOdyna
−Mik’’,Akademie−Verlag,Be
rlin)の第2章24節にお −いて、板がその平面
内において並進振動する場合の特性が研究されている。
この研究の結果から粘性力F、.,sは曲げ振動の際に
内部摩擦および保持部材によつて発生させられる摩擦力
Frに対して45゜だけ進んでいることが導びき出され
得る。これ つを第8図のベクトル図に示すが、この図
において矢印81は偏微分方程式に現われる力を表わす
ベクトルの回転方向を示す。板41と、その保持部材3
4と、振動励起子45,46と振動検出子47とが適切
に構成されていると摩擦力F、が極めて小さく、粘性力
F,isよりも本質的に絶対値において小さくなる。こ
の粘性力F、Isが摩擦力F,よりも本質的に大きい場
合には、励起力Fexcが振動速度vに対I−ておよそ
45゜の位粗角ψだけ進められることにより、前記粘性
力F.fsが打ち消され得る。その際偏位zに対して前
記励起力は135゜の位相角だけ進められる。実際の測
定が行なわれる場合には移相装置60が作動し、位相の
ずれを引き起し、その結果前述したように励起力Fe.
cが振動速度vに対して45゜だけ進められている。
第9図には振動速度vの振幅、または実効値と励起力F
e.cとの間の比Wをの振動周波数f依存性を示す。
第10図には励起力Fe.cと振働速度vとの間の位相
角φの大きさを示す。振動周波数ちにおいて前記の比W
はその最大他Wmaxを、また位相角φは零度を有する
。周波数F,において比WはWm−/V2の値を、また
位相角ψは45゜の間を有する。この周波数F,は、移
相装置60が作動し、それ故励起力Fe.cが振動速度
vに対して45゜だけ進められている際に生じる振特周
波数である。その際T1はこの振動の周期であり1/f
lに等しい。板41は励起力Fe.cと粘性力F、.s
とが少なくとも近似的に相殺し合う周波数F,を持つて
振動する。
粘性液体に対して密度Dは次式により求められる。D=
k((T,/T、)”−1) (3)ここでT1は振動
の測定された周期、即ち1/F,である。
真空中周期T、と定数kとは基準液体を用いて定めるこ
とが出来る。
それゆえ実際に真空中で測定することは不必要である。
しかしながら留意す・べきことは、板41の材料中の摩
擦と保持部材とによつて生ずる摩擦力Frが粘性力F、
、sに比較して小さい場合のみ、前記関係式(3)が正
確に成り立つということである。同様に音波放射によつ
て引き起される制動力も粘性力に比較して小さいものフ
でなければならない。音の減衰度は、液体中の音の波長
に対する節線の間隔の比の3乗に比例する。圧縮性に基
因する誤差はこの比の2乗に比例する。それゆえ正確な
測定値を求めるためには周波数が小さくなければならず
、その結果板の振動モードも低次でなければならない。
しかしながらさらに他の誤差源について考察しなければ
ならない。
移相装置60は、振動励起子45,46に供給される電
流が振動検出子47から発生する電圧に対して45゜ず
れているように動作する。これに相応して前記励起力は
振動速度に対して45゜の位相角だけずれていなければ
ならない。しかしながら振動励起子45,46の金属部
分中と、この振動励起子に向いている板41の部分中と
にうず電流が発生することがあり得る。これは振動励起
子45,46に供給される電流と、この両振動励起子か
ら発生する力との間の位相のずれを引き起し得る。その
場合には励起力は振動速度に対してもはや正確に45゜
ずれておらず、その結果関係式(3)からは正しい密度
を正確に求められない。前記うず電流が周波数と電気抵
抗とに依存しており、その電気抵抗がさらに温度に依存
しているので、励起電流と励起力との間の位相のずれは
広範な密度範囲と温度範囲とにおいて容易に打ち消され
得ない。この誤差源は第11図に示す装置によつて除去
さる。
この装置は図示してない容器中の保持部材134によつ
て保持されている板141を有する。さらにこの装置は
2箇の振動励起子145,146と、振動検出子147
と電子装置ユニット151とを有する。振動検出子14
7は導線156,157を介して電子装置ユニット15
1中に含まれている差動増幅器158の両人力部に連結
されている。この差動増幅器の出力部は電圧コンパレー
タ159の入力部に連結されている。この−電子装置ユ
ニット151はさらに、電圧によつて制御される発振器
160を含んでおり、この発振器の出力部が、制御増幅
機能を有する増幅器161の入力部に連結されている。
この増幅器の出力部は直接増幅器166の入力部に接続
され、他二方、電気的に制御され得るスイッチ162を
介して周期測定器163に連結されている。前記増幅器
166の出力部は導線152と155とを介して振動励
起子145、乃至は146の両コイル接続部の何れか一
方のコイル接続部に連結されてい4る。この振動励起子
145と146の他方のコイル接続部は導線153、乃
至は154を介して電子装置ユニットケーシング165
に連結されている。前記電圧コイルパレータ159の出
力部は前記増幅器161の制御入力接続部に連結されて
いる。さらに制御ユニット168が備わつており、この
入力部168aが前記増幅器161の出力部に連結され
いてる。この制御ユニット168の第・1出力部168
bが前記発振器160の制御入力接続部に連結されてい
る。制御ユニット168の第2出力部168cは前記ス
イッチ162の制御入力部に連結されている。次に第1
1図に示す装置の動作を詳細に説明すフる。
電圧コンパレータ159は基準電圧源を含み、増幅器1
61の増幅率を制御して、増幅器158から発生する電
圧の振幅、または実効値があらかじめ与えた設定値に等
しいようになしている。i 第12図と第13図とを用
いて、どのように液体の密度を準連続的に測定するか説
明する。
板141は測定されるべき液体が流れている管内に取り
付けられている。第12図は測定の開始以後の発振器1
60から発生する周波数の時間的・変化を示す。第13
図は制御増幅器161の出力電圧Uの尖端値の時間的変
化を示す。増幅器166はこの出力電圧Uに比例してい
る励起電流を発生する。第12図と第13図とにおいて
測定開始時の時間tは零値を有し、その際発振器160
は周波数Fmmを有する振動を発生する。この周波数F
m,nの大きさは測定可能な最大密度を規定する。制御
ユニット168は、周波数fが常に増加するように発振
器160を制御する手段を含む。前記周波数は最初共振
周波数F。よりも小さいので、板141は、小さな振動
速度を有する振動を行ない、その結果増幅器158から
供給される電圧はあらかじめ定めた設定値よりも小さい
。これに相応して増幅器161は最大出力をもつて制御
され、その出力電圧Uは最大値Umaxに等しい。そこ
で周波数fは共振周波数F。に近ずくと、板141の振
動速度が増大する。電圧コンパレータ159は増幅器1
61の増幅率を減少させ、その結果電圧Uが減少する。
時刻ちにおいて周波数fが共振周波数ちに到達する。こ
の共振周波数において板141の振動速度はその最大値
に到達し、これに相応して電圧Uが最小電圧U。になる
。この最小電圧の値は制御ユニット168中に含まれて
いる記憶装置に記憶される。周波数fがさらに増大する
と、電圧Uは再び増加し始める。制御ユニット168は
コンパレータを含んでおり、このコンパレータが瞬時電
圧値を常に前記の最小電圧U。と比較している。時刻T
,において電圧Uはその最小電圧U。の,/2倍の値に
到達する。その際周波数fは値flになる。そこで前記
コンパレータはこの周波数がこれ以上増大しないように
動作する。その際制御ユニット168はスイッチ162
を閉じる信号を発生する。これによつて発振器160か
ら発生した振動は周期測定器163にも入力し、この周
期測定器はその際T,=1/F,の値を示す。電圧U,
が−/2U0に等しく、且、励起電流が常に電圧Uに比
例しているので、周波数F,における振動速度と励起電
流との間の比Wは、共振周波数ちにおける比Wmaxよ
り,/2倍だけ小さい。
第8図、第9図および第10図に関する説明から明らか
なように、この場合周波数F,における励起力Fe.c
は、振動励起子145,146の領域内にある板141
の要素の振動速度に対して正確に45゜の位相角ψだけ
進んでいる。その際この位相のずれは、偶然にも起るか
もしれないうず電流、または予期されない電子装置ユニ
ット151の位相のすれに依存していない。そこで液体
の密度を関係式(3)に従つて周期T、とT,とから、
または類似の方法て周波数f、,とF,とからも計算す
ることが出来る。制御ユニット168は、あらかじめ設
定した時間が推移し終えた後に周波数fをその初期値F
minに設定し、第12図と第13図とに示すように、
測定過程を周期的に繰り返すための手段を含んている。
これによつて密度を準連続的に測定することが出来る。
大きな測定精度を得るためには前述した装置中に目的に
適つて計数器とデジタル表示器とを有する周期測定器が
使用される。当然のことながら、小形計算機が備わつて
いることも可能であり、その場合には直接密度が表示さ
れる。前述した本発明の装置は当然のことながら液状物
質の密度の測定のみならず、気体物質の密度の測定にも
使用され得る。
板41、乃至は141はJ例えば40ミリメートルの直
径を有し、この板の厚さは液体測定用にはほぼ0.4ミ
リメートルから0.8ミリメートル、また気体測定用に
は0.2ミリメートルから0.4ミリメートルであるこ
とが可能である。その際前記の板は1キロヘルツから5
キロヘルツまでの範囲内の周波数をもつて振動すること
が可能である。その際当該する領域内で測定され得る最
大密度のほぼ0.001パーセントまでの密度の相違を
検出し得る。密度の真の値からの測定値の偏差は広範囲
な温度範囲内でほぼ0.1パーセントよりも小さい。次
に保持部材と振動励起子と振動検出子とのいくつかの他
の実施態様をさらに詳細に説明する。
第14図と第15図とは3本の節線242を有する板2
41を示す。この板241はその中心において穿孔24
1aを備え、保持部材234によつて保持されている。
この保持部材234は円筒状支持部材235を有する。
この支持部材は板側端部において肉薄の円筒状突出部2
35aを備えており、この突出部が前記穿孔241aを
貫通し、この穿孔と共に固定したはめあいを形成してい
る。この突出部235aから6箇のリブ235bが放射
状に外方に向けて備わつている。このリブは前記節線2
42に沿つて設けられている。板241はこのリブ23
5bの前方縁部上に溶接、または半田付けされて取り付
けられている。前記突出部235aも同様に板241に
半田付け、または溶接されている。この突出部235a
と前記リブ235bとの半径方向の長さは当然のことな
がら板241の半径の極く僅かな部分を占めるにすぎな
い。第16図は強磁性の板341の中心領域を通る断面
図を示す。
この板は保持部材334によつて保持箇所343におい
て、即ち中心において保持される。この保持箇所には互
いに心合せされた電気絶縁性の2箇の保持バー335と
336とか備わつており、この両保持バーは、図示され
てない、板341の外部に配置された連結部材により互
いに連結され、且、圧着されている。この両保持バー3
35,336の互いに対向する前面に夫々円形の1箇の
圧電結晶337、乃至は338が固定されている。この
両結晶337,338はタイル円上に一様に分布した6
箇の電極339、乃至は340を備えている。板341
は保持箇所343において前記両結晶337,338の
間で固定されている。第17図は前記電極339,34
0がどのように接続されるかを示すものである。
その際理解を助けるために両結晶337と338とを互
いに隣り合わせて拡大寸法の平面図で示す。さらに第1
7図においては結晶337と338を同一な6箇の扇形
に分割している節線342も示す。電極337,338
は夫々互いに隣り合う2本の節線間の2等分線上に取り
付けられている。各2番目ごとの電極339は電子装置
ユニット351中に含まれている増幅器362の出力部
に連結されている。
残り3箇の電極は増幅器363の出力部に連結されてい
る。この両増幅器362,363は作動時にプッシュプ
ル動作をなし、この両増幅器に連結されている電極33
9に交流電圧を供給する。それ故結晶337は6箇の電
極339と共にプッシュプル動作をなす2箇の励起扇形
3要素群を有する振動励振子345を構成している。電
極340も同様に2箇の3要素群として合成されて接続
されており、この個々の3要素群が差動増幅器358に
入力に連結されている。結晶340は6箇の電極340
と共に振動検出子347を構成している。電子装置ユニ
ット351には前述した増幅器362,363および3
58のみを図示する。
この電子装置ユニット351はさらに電子装置ユニット
51、または151に類似して構成されていることが可
能である。強磁性の前記板の使用は、測定装置が広範囲
の温度範囲用として使用される場合に特に目的に適つて
いる。
適切な強磁性合金は、その熱弾性係数の絶対値が−30
℃から+4000Cまでの温度範囲で5×10−5℃−
1よりも小さい値の合金である。この種の合金は例えば
75パーセントのNdと25パーセントのZrとを含む
。さらに強磁性の板を使用することは、測定が外部磁場
によつて妨害されないという長所を有する。当然のこと
ながらさらに他の実施態様も存在する。
例えば振動励起を磁歪によつて行なうことも可能であろ
う。さらにまた、板を3本の節線でなく第2図に示すよ
うに単に2本、または4本の節線が発生するように励起
させることも可能であ・る。さらにまた円形に板の代り
に矩形の板を使用し、その際例えば1本の節線が長辺に
平行でこの板の中心を通り、他の2本の節線がこの板の
短辺に平行に生じるように励起することも可能であろう
この場合には夫々2本の節線に2箇の交点が生じるであ
ろう。そこでこの板を前記両交点の何れか一方、または
両方において保持部材によつて保持することが出来よう
。さらにまた板が平坦でなく、幾分彎曲していることも
可能で、その結果この板は凹凸のない球状、または放物
面状の皿を形成する。
この様な彎曲はたわみ性を高めるので、この板はより肉
薄なノ材料で構成されることが可能である。こによつて
感度が高まり、このことは特に気体の測定の際に有利な
ものとなり得る。彎曲した板441の実施例を第18図
に示す。この板441の材料の厚さをS1最大直経をd
1高さをhで示す。この板の彎曲は下記の不等式が満た
されているように選択される。第19図には保持部材5
34によつて保持されている板541と、振動励起子5
45,5461と、振動検出子547と電子装置ユニッ
ト551とを示す。
前記振動検出子547は前記増幅器558の両人力部に
連結されている。この前置増幅器の出力部は制御増幅作
用を有する増幅器559の入力部と、コンパレータ56
0の入力部とに連結されている。コンパレータの出力部
は前記増幅器559の制御入力部に連結されており、振
動検出子547から発生する電圧が一定振幅を有するよ
うに、前記増幅器559の増幅率を制御する。この増幅
器559の出力部は制御され得る移相装置561の入力
部561aに連結されている。この移相装置の出力部5
61bは増幅器562の入力部に連結されており、この
増幅器の出力部が振動励起子545,546に連結され
ており、その際この増幅器562は制御電流源として作
動する。前記移相装置561の出力部561bは振幅測
定器563の入力部にも連結されており、この振幅測定
器の出力部が制御ユニット564の入力部564aの連
結されている。この制御ユニットは、前記移相装置56
1の制御入力接続部561cに錬結されている第1出力
部564bと、電子スイッチ565の制御入力接続部に
連結されている第2出力部564cとを有する。前記電
子スイッチ565は前記増幅器559の出力部を周期測
定器566に連結させている。次に第20図と第21図
とを用いて電子装置ユニット551の動作を詳細に説明
する。
この電子装置ユニットは板541と合わさつて発振器を
構成している。時刻t=oにおいて移相装置561は、
励起力FeOcの位相が板541の振動速度に対して幾
分遅れているような位相のずれを発生させる。そこで位
相角ψは負である。その際制御ユニット564は、この
位相角が増大し、時刻t=ちにおいて零度を有するよう
に前記移相装置561を制御する。時刻t=TOにおい
て励起電流1の振幅はその最小値1。まで減小する。制
御ユニット564は、この励起電流1に比例する移相置
出力電圧の最少振幅を求めるための手段と、この最小振
幅値を記憶するための記憶装置とを有する。さらにこの
制御ユニット564はコンパレータを有し、励起電流1
が!】10に等しい電流1,に到達するまて前記位相呻
ψが増大するように移相装置561を制御する。そこて
位相角が45移となり、また前述した比Wがその最大値
W..a.よりもJ7倍だけ小さい。次に制御ユニット
564はさらに移相装置561を制御して、位相角ψお
よび励起電流1があらかじめ設定した時間だけ一定値を
維持し続け、且、この時間中にスイッチ565を閉じる
ように動作する。そこで周期測定器566は振動の周期
T1を測定する。この結果前述したような方法で密度を
求めることが出来る。前記のあらかじめ設定した時間が
経過すると、制御ユニット564はスイッチ565を再
び開き、また移相装置561をその初期値にリセットす
る。こうしてこの過程は周期的に繰り返えされ、位相角
が45である前記の個々の時間中に振動の周期が測定さ
れる。個々の測定の間の時間間隔を可能な限り短かくす
べき場合には、電子装置ユニット551をさらに幾分変
化させることも可能である。
その場合には位相角αが測定過程の開始時に負ではなく
、0であるように、制御ユニット564を構成する。す
なわち、個々の測定過程を比Wがその最大値W。へを有
する時刻T。において開始する。その際には前記最大値
Wmaxが再び記憶され、W=Wmax/1】になるま
で位相角ψが常に増大する。次に一定時間この位相角が
一定に保たれ、その間に振動周期が測定される。引き続
いて制御ユニット564は移相装置561を再びその初
期値にリセットする。第11図に示す実施例の説明の前
に述べたように、励起力は励起電流と常に正確に同相で
はない。
最後に述べた第19図に示す実施例に変形態様において
、個々の測定過程の開始時に移相装置561が初期状態
に設定され、この初期状態において励起電流と、振動検
出子545から発生する電圧との間の位相角が零値を有
する場合には、振動速度vと励起力FeOOとの間の真
の位相角ψが幾分零と異なつていることが可能である。
しかしながら第9図と第10図とから明らかなように、
比Wか位相角が零度において最大値を有し、従つてこの
比の傾斜が零であるので、前記位相角が幾分零度からず
れていると、前記比Wも極めて僅かながら最大値から偏
倚している。そこで前記位相角を、比Wがその記憶され
ている最大値よりVテ倍だけ小さな値に到達するまで増
大させると、その結果生じた前記位相角は極めて僅かな
がら45からずれている。これに相応して偶然、初期位
相角が零度からずれていることがあつても測定誤差は極
めて小さいままてある。さらに測定精度を高めるために
、振動速度vの振幅を一定に保つ代りに、前記励起力の
振幅が一定に保たれているように電子装置ユニット55
1を改良することも可能てある。
この場合には振幅測定器563の入力部を増幅器558
の出力部に連結させ、また制御ユニット564が比Wを
この場合可変となつている前記振動速度Vから求めるよ
うに、この制御ユニットを変更する。制御増幅1器55
9と、コンパレータ560と、電流源として動作する増
幅器562とは、両振動励起子に一定振幅の交流電圧が
供給されるように構成されるであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は円形節線を有する板の平面図、第2図は互いに
直交する2本の節線を有する板の平面図、第3図は互い
に交叉する3本の節線を有する板の平面図、第4図は保
持箇所の周囲における振幅変化を示す図、第5図は密度
測定用の本発明のフ装置の1実施例の断面模式図、第6
図は第5図に示す装置のブロック図、第7図は真空中で
共振周波数をもつて振動する板の位相特性を示すベクト
ル図、第8図は粘性液体中て振動する板の位相特性を示
すベクトル図、第9図は振動速度と励起力との間の比の
周波数依存性を示す図、第10図は励起力と振動速度と
の間の位相のすれの周波数依存性を示す図、第11図は
本発明の装置の他の実施例のブロック図、第12図は第
11図に示す装置の作動時の周波数の時間的変化を示す
図、第13図は第11図に示す装置の作動時の励起力振
幅に比例する電圧の時間的変化を示す図、第14図は本
発明に係る保持部材の他の1実施例の断面図、第15図
は第14図の矢印XVの方向から見た保持部材の平面図
、第16図は圧電結晶を有する本発明に係る保持部材の
さらに他の1実施例の断面図、第17図は圧電結晶電極
の結線図、第18図は本発明に係る彎曲した板の1実施
例を示す図、第19図は本発明の装置のさらに他の1実
施例における電子装置ユニットのブロック図、第20図
は励起電流幅の時間的変化を示す図、第21図は励起力
と振動速度との間の位相のずれの時間的変化を示す図で
ある。 図中、32は測定される拘質、11,21,41,14
1,241,341,441,541は板、34,13
4,234,334,534は保持部材、51,151
,351,551は電子装置ユニット、45,46,1
45,146,345,545,546は振動励起子、
47,147,347,547は振動検出子、43,3
43は保持箇所、12,22,42,142,242,
342は節線である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 密度を測定される液状、乃至は気体の物質32中に
    挿入される板11,21,41,141,241,34
    1,441,541と、この板を保持する保持部材34
    ,134,234,334,534と、電子装置ユニッ
    ト51,151,351,551と、この電子装置ユニ
    ットに連結されている少なくとも1箇の振動励起子45
    ,46,145,146,345,545,546と、
    同様に前記電子装置ニットに連結されている少なくとも
    1箇の振動検出子47,147,347,547とを有
    する、前記の液状および気体の物質32の密度測定用装
    置において、前記板11,21,41,141,241
    ,341,441,541が振動する際にこの板を保持
    している前記保持部材34,134,234,334,
    534の個々の保持箇所43,343の領域内で、少な
    くとも2本の節線12,22,42,142,242,
    342が互いに交叉するように個々の振動励起子45,
    46,145,146,345,545,546が配置
    され、且、前記の電子装置ユニット51,151,35
    1,551が構成されていることを特徴とする装置。 2 保持部材34,134,234,334,534が
    板41,141,241,341,541を只1箇の保
    持箇所43,343においてのみ保持し、この保持箇所
    が前記板41,141,241,341,541の質量
    中心にあることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の装置。 3 板11,21,41,141,241,341,4
    41,541が回転対称な形状を有し、また、複数本の
    節線12,22,42,142,242,342が前記
    板の直径を有して、この板を同一な複数箇の扇形に分割
    するように、電子装置ユニット51,151,351,
    551が構成され、且、個々の振動励起子45,46,
    145,146,345,545,546と振動検出子
    47,147,347,547とが配置されていること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の装置。 4 複数箇の節線12,22,42,142,242,
    342が板21,41,141,241,341,44
    1,541を6箇の扇形に分割していることを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項に記載の装置。 5 板11,21,41,141,241,341,4
    41,541が圧延されており、この圧延方向が何れか
    1本の節線12,22,42,142,242,342
    に平行であるか、または互いに隣り合う2本の節線間の
    角度の2等分線の何れか1本の2等分線に平行であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第3項、または第4項に
    記載の装置。 6 保持箇所343において板341の両面に圧電結晶
    337,338が取り付けられており、前記結晶が複数
    本の節線342により、複数箇の扇形に分割され、この
    個々の扇形が1箇の電極339,340を有し、前記結
    晶337,338の内の一方の結晶337が電極339
    と共に振動励起子345を構成し、他方の結晶338が
    電極338と共に振動検出子347を構成していること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の装置。 7 板341が強磁性であり、−30℃から+400℃
    までの温度範囲内で5×10^−^5・℃^−^1より
    も小さな絶対値の熱弾性係数を有することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項、または第6項に記載の装置。 8 板41が強磁性合金から構成されており、−30℃
    から+100℃までの温度範囲内で5×10^−^5・
    ℃^−^1よりも小さな絶対値の熱弾性係数を有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の装置。 9 電子装置ユニット51,151が、個々の振動励起
    子45,46,145,146,545,546に少な
    くとも1度或る時間中、交流電流を供給するための手段
    を有し、その際前記振動励起子から発生する力(Fex
    c)がこの振動励起子45,46,145,146,5
    45,546領域内の板41,141,541の振動速
    度Vに対して450の位相角φだけ進んでいることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の装置。 10 電子装置ユニット151,551が個々の測定の
    時間中に周波数fおよび位相角φを変化させるための制
    御ユニット168,564を板141の振動速度Vと励
    起子(Fexc)との間の比Wがこの比の最大値(Wm
    ax)よりも√(2)倍だけ小さい際の周期T_1、ま
    たは周波数f_1を求めるための手段162,163,
    565,566とを有することを特徴とする特許請求の
    範囲第9項に記載の装置。 11 電子装置ユニット151が、制御ユニット168
    に連結され、且、この制御ユニットによつて制御され得
    る発振器160を備えており、また前記制御ユニット1
    68が、個々の測定の実施の際に前記発振器160の周
    波数を最小値から出発しまず最初連続的に増大させ、且
    、前記比Wの最大値(Wmax)を記憶し、且、前記比
    Wがその最大値(Wmax)より√(2)倍だけ小さい
    際に、前記周波数を或る時間中一定に保つための手段を
    有することを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載
    の装置。 12 電子装置ユニット551が、制御ユニット564
    に連結され、且、この制御ユニットによつて制御され得
    る移相装置561を備えており、また板541の振動速
    度Vと励起子(Fexc)との間の比Wがこの比の最大
    値(Wmax)より、√(2)倍だけ小さい値になるま
    で、前記位相角φをその最小値から出発してまず最初連
    続的に増大させ、次に或る時間中前記位相角φを一定に
    保つための手段を前記制御ユニット564が有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の装置。 13 板11,21,41,141,241,341,
    441,541が少なくとも1箇の保持箇所43,34
    3において保持され、全方向において液状、または気体
    の物質32に接触し、且、この物質の密度の測定のため
    に振動させられる際に、前記物質32中に挿入される前
    記板11,21,41,141,241,341,44
    1,541と、この板を保持する保持部材34,134
    ,234,334,534と、電子装置ユニット51,
    151,351,551と、この電子装置ユニットに連
    結されている少なくとも1箇の振動励起子45,46,
    145,146,345,545,546と、前記電子
    装置ユニットに連結されている少なくとも1箇の振動検
    出子47,147,347,547とを有し、前記板が
    振動する際にこの板を保持している前記保持部材の個々
    の保持箇所の領域内で、少なくとも2本の節線12,2
    2,42,142,242,342が互いに交叉するよ
    うに個々の振動励起子45,46,145,146,3
    45,545,546が配置され、且、前記電子装置ユ
    ニットが配置されている。 前記の液状および気体の物質32の密度測定用装置を作
    動させるための方法において、前記板11,21,41
    ,141,241,341,441,541が保持され
    ている個々の保持箇所43,343の領域内で少なくと
    も2本の節線が交叉するように前記板が励起されること
    を特徴とする方法。14 励起力(Fexc)が作用し
    ている前記板の部分の振動速度Vに対して前記励動力が
    おおむね45゜の位相角だけ進んでいる際の周期T_1
    または周波数f_1が測定されることを特徴とする特許
    請求の範囲第13項に記載の方法。 15 振動速度Wと励起力(Fexc)との間の比Wの
    最大値(Wmax)と、この比Wの値が前記最大値(W
    max)よりも、√(2)倍だけ小さい際の振動周期T
    _1、または周波数f_1とが測定されることを特徴と
    する特許請求の範囲第13項に記載の方法。 16 板11,21,41,141,241,341,
    441,541が複数本節線12,22,42,142
    ,242,342の交点の領域内で保持され、この節線
    が完全自由振動をなす前記板の複数箇固有振動中の少な
    くとも何れか1箇の固有振動の際にも発生することを特
    徴とする特許請求の範囲第13項に記載の方法。
JP52034784A 1976-03-30 1977-03-30 液状物質および気体物質の密度を測定するための装置と,この装置を作動させるための方法 Expired JPS6048696B2 (ja)

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