JPS604430Y2 - ソフア−兼用ベツド装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はゾファーとベッドの両方に利用することができ
るようにしたソファ−兼用ベッド装置に関する。

一般にソファ−兼用ベッド装置としては、所定の幅寸法
を有する一対のクッション体を基体にヒンジ機構によっ
て回動自在かつ任意の角度で保持することができるよう
に設け、ソファ−として利用するときには上記一対のク
ッション体の一方を水平にして座部とし、他方を傾斜さ
せて背もたれとする。

また、ベッドとして利用するときには一対のクッション
体を水平に並設するようにしている。

ところで、近時一般的に部屋のスペースを有効に利用す
ることが求められており、通常家庭用のソファ−は主と
して２人掛は用のものが利用されている。

この２人掛は用のソファ−は成人用ベッドに比べて長さ
寸法が短かい。

したがって、成人用のベッドとして丁度よい長さのもの
をソファ−に変換して使えるようにしたものでは、ソフ
ァ−として利用するときに長すぎて体裁が悪く、部屋の
スペースを多くとってしまったりしている。

また逆にソファ−として長さが丁度よいものではベッド
にしたいときに短かすぎるという問題が生じる。

本考案は上記事情にもとづきなされたもので、その目的
とするところは、基体の長子方向両端にそれぞれ補助体
を設置し、これら補助体がベッドの一部を構成するよう
にして、ソファ−およびベッドの双方に丁度よい長さと
して利用することができるようにしたソファ−兼用ベッ
ド装置を提供することにある。

以下本考案の一実施例を図面を参照して説明する。

図中１は矩形箱状の基体である。

この基体１の上面には２人掛は用のソファ−として丁度
よい長さ寸法の第１のクッション体２が載置され、この
第１のクッション体２にはこれと同じ長さ寸法の第２の
クッション体３がヒンジ機構４によって任意の角度で保
持することができるように連結されている。

また、上記基体１の長手方向両端にはそれぞれ補助体５
，５が設置されている。

この補助体５は、上面が第１のクッション体２と面一に
なる高さ寸法で、上面が開口して内部が収納部７として
箱形に形成された補助枠体６の上面に、補助クッション
体８が着脱自在に係合されている。

この補助クッション体８はベニヤ板等のクッションフレ
ーム９の上面に発泡ポリウレタンフオームの様なりッシ
ョン性を有する弾性体１０が載置され、それらを外装地
１１で被覆してなる。

更に上記クッションフレーム９の下面側には、上記補助
枠体６の開口された上面内側と係合する位置に係合部材
１２，１２が設けられている。

上記補助クッション体８の係合部材１２，１２を補助枠
体６の開口面内側に係合することにより、補助クッショ
ン体８は使用中にずれたり、動いたりすることがない。

このような構成の装置をソファ−として利用する場合に
は、第２図に示すように、第２のクッション体３を所定
の角度に起こすとともに、基体１の長手方向両端にそれ
ぞれ設置された補助体５゜５の上面に、−側面が開口し
内部を小物などを収納することができる収納部１４とし
て箱形状に形成された収納体１３を、上記開口面をそれ
ぞれ外側に向けて載置する。

すると第１のクッション体２が座部となり、第２のクッ
ション体３が背もたれとなるとともに、補助体５，５の
上に載置された収納体１３．１３をアームレストとして
利用することができる。

しかも第１、第２のクッション体２，３は２人掛は用ソ
ファ−として丁度よい寸法であるから、極めて体裁がよ
く、部屋のスペースを多く占めることがない。

更に、上記収納体１３の収納部１４に小物を収納するこ
とができ便利である。

また、ベッドとして利用するときには、第２のクッショ
ン体３を第１のクッション体２と水平になるように倒す
とともに、補助体５，５の上面に載置された収納体１３
．１３を補助体５，５の外側に、開口面を上側にして設
置したり、あるいは取り除いてしまう。

すると、上記補助体５，５の上面が第１、第２のクッシ
ョン体２，３の上面と面一になり、しかも補助体５，５
の上面はクッション性を有しているから、これら補助体
５，５をベッドのクッション体の一部として利用するこ
とができる。

したがって第１、第２のクッション体２．３の長さ寸法
がソファ−として丁度よいため、ベッドとして短かいの
だが、上記補助体５゜５により全体どしてベッドに丁度
よい長さ寸法にすることができる。

したがって２人掛は用ソファ−でもベッドとして使用す
ることができるので、従来の如く３人掛は用のソファ−
兼用ベッド装置に比べて部屋のスペースを多く占めるこ
とがないので部屋を有効に利用することができる。

また、上記装置をソファ−として利用するとき、一対の
補助体５，５を基体１から離して、この基体１の前方に
第１図に示すように設置すれば、これら補助体をスツー
ルとして利用することができる。

さらに、補助体５を構成する補助枠体６の内部が収納部
７に形成されているので、この収納部７に小物類などを
収納することができる。

この際小物類の出し入れは、補助クッション体８を補助
枠体６からとりはずすことにより容易になし得る。

以上述べたように、本考案は基体の上面に第１のクッシ
ョン体およびこの第１のクッション体に対してヒンジ機
構により任意の角度で保持可能に第２のクッション体を
設けるとともに、上記基体の長手方向両端に、上記第１
のクッション体の上面とほぼ同じ高さで、上面が開口し
、内部が収納部として箱形状に形成された補助枠体の上
面に、補助クッション体を着脱自在に係合した補助体を
それぞれ設置するようにした。

したがって、第１、第２のクッション体をソファ−とし
て丁度よい長さに形成しても、上記補助体によって、ベ
ッドとしても丁度よい長さで利用する。

ことができる。

また、補助体の内部は小物類等を収納することのできる
収納部に形成されているので非常に便利である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は全体の斜視図
。 第２図はソファ−として利用するときの斜視図。 第３図はベッドとして利用するときの斜視図。 第４図は補助体の上面に収納体を載置した時の断面図で
ある。 符号、１・・・基体、２・・・・・・第１のクッション
体、３・・・・・・第２のクッション体、４・・・・・
・ヒンジ機構、５・・・・・・補助体、６・・・・・・
補助枠体、８・・・・・・補助クッション体、１３・・
・・・・収納体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基体と、この基体の上面に設けられた第１のクッション
   体およびこの第１のクッション体に対してヒンジ機構に
   より任意の角度で保持可能に設けられた第２のクッショ
   ン体と、上記第１のクッション体の上面とほぼ同じ高さ
   で、上記基体の長子方向両端に設置される一対の補助体
   とを具備し、上記補助体は、上面が開口し内部が収納部
   として箱形状に形成された補助枠体と、上記補助枠体の
   上面に着脱自在に係合されてなる補助クッション体とか
   らなる事を特徴とするソファ−兼用ベッド装置。