JPS604407Y2 - バンド - Google Patents

バンド

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JPS604407Y2
JPS604407Y2 JP12607980U JP12607980U JPS604407Y2 JP S604407 Y2 JPS604407 Y2 JP S604407Y2 JP 12607980 U JP12607980 U JP 12607980U JP 12607980 U JP12607980 U JP 12607980U JP S604407 Y2 JPS604407 Y2 JP S604407Y2
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JP
Japan
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skin
folded
raw
filling sheet
band
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JP12607980U
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JPS5748231U (ja
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亨 真志田
寿米男 松下
巌 池上
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は天然皮革もしくは合成皮革からなる時計バン
ドや腰ベルト等のバンドの構造に関するものである。
周知のように皮革製時計重ね合わせにおいては、表皮用
の原皮の切断面が製品の縁部にそのまま露呈して、美感
特に高級感を損うことを避けるため、製品の平面寸法よ
りも大きい寸法に表皮用の原皮を切抜き、その切抜かれ
た原皮の周辺部を裏面側へ折返す所謂1へり返し、を行
なってこれを表皮部とし、この表皮部の背面のほぼ全面
に薄質な裏皮を貼着して表皮用の原皮の切断面を隠蔽す
ることが行なわれている。
上述のような原皮切断面隠蔽のための1へり返。
しヨを適用したバンドの製法として、この考案の考案者
は既に特願昭55−42663号(特公昭58−523
的公報)において、第1図に示すように表皮用原皮1の
折返された周辺部すなわち折返し部1、 1 a1間に
、不織布等の充填材2を充填し、しかる後背面側からグ
ラインダ等によって研削して折返し部1a、 la’
の表面と充填材2の表面とを面一にするとともに、折返
し部1a、la’の表面の銀面層を除去し、その後表皮
5を貼着する方法を提案している。
この方法によれば、原皮からなる折返し部1a、la’
の表面の銀面層が除去されるため、裏皮5を貼着した際
の接着力が高くなり、裏皮5が剥離することを防止でき
る効果が得られるほか、原皮1の折返し部1a、la’
の表面と充填材2の表面とが面一となり、そのため極め
て薄い裏皮5に折返し部1a、la’と充填材2との間
の段差が現われたすせず、したがって外観上も良好とな
る等の効果が得られる。
しかしながら上述の方法についてさらに実験を繰返した
ところ、充填材2の材質によっては前述のような研削加
工を行っても、最終製品のバンドには第2図に示すよう
に充填材2と折返し部1a、la’との間に段差が生じ
て裏皮5に凹凸が生じてしまうことがあることが見出さ
れた。
すなわち、前述のように研削加工を行って裏皮5を貼着
した後には、その接着力を強固にするとともにバンド全
体の形状を整形するため、バンドを雌型内に挿入して裏
皮5の側から雄型でプレスするのが通常であるが、充填
材2の材質によっては、プレス圧力を除去した際の充填
材2と原皮1 (折返し部1a、la’)との弾性復元
量に差が生じ、その結果プレス前では充填材2と折返し
部1a、1a′とが面一であってもプレス後にはその間
に段差が生じて裏皮5の表面にも凹凸が生じてしまうこ
とがあり、また裏皮接着用の接着剤による膨潤量の差や
その接着剤乾燥時の収縮量の差が原皮1の折返し部1a
、1a′と充填材2との間で生じて前記同様に段差が生
じ、裏皮5の表面に凹凸が生じることもあることが判明
した。
この考案は以上の問題を有効に解決したバンドを提供す
ることを目的とするものである。
すなわちこの考案のバンドは、前記充填材として原皮と
同材質のものを用い、これによってプレス時の弾性復元
量や接着剤による膨潤量、収縮量が充填材の部分と表皮
用原皮の部分とで相等しくなるようにし、前述のような
段差が生じないようにしたものである。
・以下この考案の実施例につき第3図以
降を参照して詳細に説明すると、第3図はこの考案を腕
時計バンドに適用した一実施例を示すもの□であって、
表皮用原皮1としてはワニ皮、オス”トリツチ、牛皮等
の天然皮革や合成皮革、さらには天然皮革と合成皮革も
しくは不織布等の合成繊維などとを積層した層状体等を
使用することができる。
前記表皮用の原皮1はそめ幅方向両側の周辺部が裏面側
へ折返されて折返し部1a、1a′が形成されている。
そしてこの折返し部1 a’、 1”の先端lb、l
b’の間に凹部3が形威され、その凹部3に前記表皮用
の原皮1と同種の天然皮革、合成皮革もしくは層状体か
らなる充填用シート6′、すなわち原皮1と同材質の充
填用シート6が充填されている。
上述のようにして表皮用原皮1および充填用シート6か
らなる表皮部7が構成されている。
ここで前記充填用シート6は、後述するように(第5図
A参照)、その周縁部が折返し部1、 1 a/の先端
部分に若干重ね合わされるように配置してその重ね合わ
せ部分をグラインダ、ベルトサンダ等により研削除去す
ることにより凹部3に密にかつ折返し部1a、la’と
面一となるように充填されている。
そして上述の研削は通常は折返し部1a、la’の表面
および充填用シート6の表面の銀面層が除去されるまで
行なわれ、その上に充填用シート6および折返し部1a
、1a′を覆うように裏皮部8が形威されている。
この裏皮部8は、例えば薄質な合成樹脂フィルムあるい
は薄質な天然皮革や合成皮革を接着剤により貼着して形
成すれば良い。
前述のように合成樹脂フィルムを裏皮として貼着する場
合、そのフィルムは高周波加圧切断によって型抜き切断
することによりその周縁部を薄質化しておくことが望ま
しく、また場合によっては包丁等により周縁部をスキ取
って薄質化しても良い。
第4図は前記実施例を適用した腕時計バンドの剣先側部
分の製法を段階的に示すものであって、先ず第4図Aに
示すように製品となるバンドの形状とほぼ相似形状でし
かも製品の寸法よりも大きい寸法に原皮1を切抜き、か
つ折返しの基準となる位置に凹溝9を形成する。
すなわち原皮1の周縁から所定距離だけ内側の位置に製
品となるバンドの輪郭にほぼ沿って凹溝9を形成する。
なお第4図Aにおいて10はバンド本体部分IAの折返
し部となるべき本体周辺部、11は後述する軸孔に相当
する位置の平行周辺部、12は後述する軸孔を形威する
たに本体側へ折返す基端部分IBの周辺部、13は先端
円弧状部分1cの周辺部であり、その先端周辺部j′3
にはV状の複数の切込14が形威され、本体周辺部10
と平行周辺部11との間、および平行周辺部11と基端
周辺部12との間にもそれぞれV状の切込み15.16
が形威されている。
また17は先端円弧状部分を補強するとともに先端周辺
部13の折返しを容易にするための金属等からなる薄板
である。
上述のような原皮1は第4図Bに示すように先ず基端周
辺部12および平行周辺部11を裏面側に折返し装着し
た後、第4図Cに示すように平行周辺部11の中央位置
の軸線Pを中心として基端部分IBを本体部分IA側へ
折返して軸孔18を形威しその後第4図りに示すように
本体周辺部10および先端周辺部13を折返し接着する
次いで第5図Aに示すように原皮1と同種の材質の充填
用シート6′を各周辺部間すなわち折返し部1a、la
’の先端lb、lb’間の凹部3に充填する。
この際、□充填用シート6としては前記凹部3の形状寸
法よりも若干大きいものを用意しておき、その一方の面
に接着剤19を塗布し、充填用シート6の周縁部が原皮
1の折返し部1a、la’の上に若干載るように、すな
わち充填用シート6の周縁部と折返し部la、la’の
先端とが若干型なり合うように配置して貼着した後、グ
ラインダまたはベルトサンダ等によって、背面側から研
削する。
この研削は原皮1の折返し部1a、la’の上に載って
いる充填用シート6の周縁部が除去されてしかも原皮1
の折返し部1a、la’表面の銀面層および凹部内の充
填用シート6の表面の銀面層がある程度除去されるまで
行う。
原皮゛は柔軟性に富んでいるから、上述のように研削す
る際には、原皮1の折返し部la、la’と充填用シー
ト6の周縁部との重なり合い部分において、グラインダ
等による研削圧力によって折返し部1a、la’の先端
間の凹部3の隅部まで上側の充填用シート6が押込まれ
、その結果表面が単に面一となるばかりでなく、折返し
部1a、la’の先端と充填用シート6とが隙間なく密
に接した状態となる。
このようにして研削した後、合成樹脂フィルムあるいは
天然皮革、合成皮革を接着剤により貼着して裏皮部8を
形成する。
この後にはバンド全体の形状を整形したりあるいは裏皮
の接着強度を高める等の目的で全体を型プレスによりプ
レスする。
このとき、折返し部1a、1°a′と充填用シート6と
は同種の材質で構成されているから、プレス加圧力を除
去した際にも両者は同程度の弾性復元量を示し、したが
ってプレス後も同者間に段差が生じることがなく、また
接着剤による膨潤量の差やその接着剤の乾燥時の収縮量
の差により段差が生じるようなこともなく、そのためこ
れらの段差により裏皮部8の表面に凹凸や筋が生じるこ
とが防止される。
また前述のように折返し部1a、la’と充填用シート
6とが隙間なく密に接してるため、その間の隙間に起因
して裏皮部表面に線状の凹部が生じることが有効に防止
される。
すなわち、表皮用の原皮は弾性に富むものであるから、
折返し位置を正確に定めることは困難であり、したがっ
て予め所定の寸法に採寸切断した充填用シートを折返し
部間の凹部3に嵌め込んだだけの場合には、充填用シー
トと折返し部先端との間に隙間が生じることを避は難く
、その場合には裏皮部形成後の整形等のためのプレス加
工時にそのプレス圧力によって裏皮部が隙間に落ち込み
、裏皮部表面に線状の凹部が生じて外観を損うおそれが
あるが、この考案の場合は、そのような隙間が生じない
ため、裏皮部表面に前記隙間に起因する線状の凹部があ
られれることを防止できる。
なお前記充填用シート6はバンドの外側に現われるもの
ではないから、天然皮革を使用する場合でも表面の斑模
様を選択する必要はなく、シたがって表皮用の原皮1と
して使用出来ないような部分や、表皮用の原皮1を切取
った残りの端切れ部分を使用することができる。
以上の説明で明らかなようにこの考案のバンドは、プレ
ス圧力除去時の弾性復元量の差あるいは接着剤による膨
潤量、収縮量の差等によって折返し部と充填用シートと
の間に段差が生じるようなことがなく、また折返し部先
端と充填用シートとが隙間なく密に接しており、したが
って裏皮部表面に凹凸や筋が生じて外観を損ってしまう
ようなことがなく、しかも原皮の端切れ等を有効活用し
て原材料コストを低減することもできる等の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行技術によるバンドの切欠斜視図、第2図は
同上先行技術によるバンドの部分拡大断面図、第3図は
この考案の一実施例のバンドの切欠斜視図、第4図A−
Dはこの考案のバンドの製造方法の一例を示す段階的に
示すための斜視図、第5図A、 Bは第4図A〜Dの工
程に引続く段階を示すための断面図である。 1・・・・・・原皮、la、la’・・・・・・折返し
部、3・・・・・・凹部、6・・・・・・充填用シート
、7・・・・・・表皮部、8・・・・・・裏皮部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表皮用の原皮の幅方向両側の周辺部が裏面側へ折返され
    、その折返し部の先端間に形成された凹部に原皮と同材
    質の充填用シートをそのシートの周縁部が折返、し部の
    先端に重ね合わされるように配置してその重ね合わせ部
    分を研削除去することによって、前記凹部に充填用シー
    トが密にかつ折返し部と面一となるように充填された表
    皮部が形成され、さらにその表皮部の背面に、前記充填
    用シートを覆うように薄い裏皮部が形成されていること
    を特徴とするバンド。
JP12607980U 1980-09-04 1980-09-04 バンド Expired JPS604407Y2 (ja)

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JP12607980U JPS604407Y2 (ja) 1980-09-04 1980-09-04 バンド

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JPS5748231U JPS5748231U (ja) 1982-03-18
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JP2562431Y2 (ja) * 1991-04-12 1998-02-10 大建工業株式会社 板状物切断加工用治具
EP3072408A1 (en) * 2015-03-27 2016-09-28 Emmedue S.r.l. Method for making a belt and belt

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