JPS604292Y2 - カセツトリ−ル軸 - Google Patents

カセツトリ−ル軸

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JPS604292Y2
JPS604292Y2 JP1975159525U JP15952575U JPS604292Y2 JP S604292 Y2 JPS604292 Y2 JP S604292Y2 JP 1975159525 U JP1975159525 U JP 1975159525U JP 15952575 U JP15952575 U JP 15952575U JP S604292 Y2 JPS604292 Y2 JP S604292Y2
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JP
Japan
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protrusion
reel shaft
hub
protrusions
cassette
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JP1975159525U
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JPS5271507U (ja
Inventor
保止 堀
秀康 石郷
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテープレコーダなどで用いられ、カセットテー
プのテープ巻胴部(ハブ)を受けてテープを巻取駆動す
るためのカセットリール軸の改良に関する。
゛従来のカセットリール軸は外周側面に例えば120度
間隔で突条が形成され、ハブは内周面に例えば60度間
隔で突起が形成されている。
そしてカセットリール軸にハブが嵌合された状態ではカ
セットリール軸の突条がハブの互いに隣接する突起相互
間に位置している。
したがってカセットリール軸の回転により上記突条が突
起側面に当接してハブを回転させ、以ってカセットテー
プを走行させることができる。
しかしながら、上記突条の幅は互いに隣接する突起の相
互間隔に比べて大分狭いので、カセットリール軸の回転
中あるいは停止中にカセットテープに外部衝撃とか振動
が加わった場合、上記突条に突起の側面が当たってがた
つき音が発生するおそれが大きかった。
特に、カセットテープを水平配置しないで斜めもしくは
垂直に配置する如くしたいわゆる立形テープレコーダに
おいては、前記突起が突条により最高位置まで駆動され
たときノ)ブの自重でハブが回転方向に空転し、上記最
高位置の突起が回転方向先端側の突条の側面に当ってが
たつき音が発生し、録音時にこのがたつき音が録音され
てしまうおそれが大きかった。
一方、カセットテープ装着時においてはカセットリール
軸の突条とハブの突起との回転角位置関係によって、ハ
ブとカセットリール軸との嵌合動作の円滑さが定まる。
らまり、ハブの突起下面がカセットリール軸の突条上面
に当らなければ嵌合は円滑に行われるが、当った場合に
はカセットテープを強く押し込むことによってハブもし
くはカセットリール軸を空転させて嵌合せねばならない
このように嵌合が円滑に行われないときに、場合によっ
てはカセットテープを強く押し過ぎてハブの突起が破損
してしまうこともあった。
さらには、リール軸の突条がハブの突起相互間隔部に浅
くしか入り込んでいないので、特に強い衝撃がハブに加
わったときにハブとリール軸との嵌合が離脱され易いと
いう利点もあった。
そこで、本考案は以上のような点に鑑みてなされたもの
で、駆動時においてカセットテープのハブのがたつき音
を軽減し得ると共にハブに強い衝撃が加わったときでも
ハブとリール軸との嵌合を維持し得、且つ装着時におい
てカセットテープのハブの嵌合動作を円滑に行い得るよ
うに改良した極めて良好なカセットリール軸を提供する
ことを目的としている。
以下図面を参照して本考案の一実施例につき詳細に説明
する。
すなわち、第1図a、 bに示すように本考案のカセッ
トリール軸は例えば合成樹脂等により一体または多体状
に成形されてなるもので、図中11は例えば略円柱状に
一体または多体状に成形されてなるリール軸本体である
このリール軸本体11の下端部には台座12およびプー
リ13が設けられている。
ここで、リール軸本体11の上端部は次第に径小になる
ようにテーパ面14が形成され、上端面は平坦になって
いる。
そして、このリール軸本体11のテーパ面14には、リ
ール軸本体11の軸心回りに所定角度間隔をあけて3本
の第1突条15が設けられている。
すなわち、この3本の第1突条15はそれぞれリール軸
本体11の軸心に沿うとともに、その表面はリール軸本
体11の軸心回り方向に沿って緩やかに傾斜している。
また、この3本の第1突条15のそれぞれに連続してリ
ール軸本体11の外周側面16に3本の第2突条17が
設けられる。
この第2突条17もそれぞれリール軸本体11の軸心に
沿うとともに、その表面はリール軸本体11の軸心回り
方向に沿って緩やかに傾斜している。
そして、前記3本の第1突条15の各表面上最大部に沿
って軸心方向、つまり図示の場合、各第1突条15の中
心線部上にはそれぞれ該第1突条15より急な傾斜の第
3突条18が形成されている。
同じく各第2突条17の中心線部上にはそれぞれ前記第
3突条18に連続して該第2突条17より急な傾斜の第
4突条19が形成されている。
ここで、リール軸本体11の軸心から外周側面16まで
の半径寸法を11、上記軸心から外周側面16上の各第
4突条19の先端面までの寸法1□、また第4突条19
の両側部分で各第2突条17表面のうち前記軸心からの
寸法が後述するハブの寸法15より大きい2点間の寸法
を13で表わす。
一方、第2図a、 bに示すようにカセットテープのハ
ブは周知の通り、合成樹脂よりなる円環のハブ状本体2
0の内周面に中心口りに等間隔をあけて6個の突起21
がそれぞれ中心に向かって一体的に設けられている。
ここで、隣接する突起21相互の各先端面近端間寸法を
14、軸心から各突起21先端面までの寸法を16、軸
心から前記円環状本体20の内周面までの半径寸法を1
5で表わす。
そして、前記カセットリール軸は、寸法11がハブの寸
法1.より小さく、寸法1□がハブの寸法1.より大き
いが16よりは小さく、寸法13がハブの寸法14より
僅かに小さくなるように形成されている。
また、上記カセットリール軸はテープレコーダのシャー
シ(図示せず)に装着固定された軸22に同軸的に遊嵌
され、この軸22の上端部に前記リール軸本体11の上
端面に対応する大きさを有するワッシャなどのキャップ
23が取着される。
そして、前記プーリ13は、図示しないベルトが掛けら
れており、回転駆動源から回転力が与えられたときカセ
ットリール軸が回転する。
而して、以上のように構成されるカセットリール軸にお
いては、第3図に示すようにカセットテープのハブが嵌
合された状態では、前記したように寸法13が1.より
僅かに小さいからカセットリール軸の回転により第2突
条17の緩やかな表面が突起21側面に当接してハブ延
いてはカセットテープを駆動する。
この場合、第2突条17と突起21との各当接点間の間
隔は、リール軸本体11とハブ本体20とが同心状態の
ときの最大値が1゜−13であって極めて小さいので、
立形テープレコーダにおいて上記突起21が第2突条1
7に駆動されて最高位置に到達したのちハブが自重によ
り回転したとしても、上記突起21が回転方向先端側の
第2突条17表面に直ぐに当たり、しかもこの表面は軸
心回り方向に緩やかに傾斜しているので突起21が当た
ったときに発生するがたつき音を著しく小さくすること
ができる。
このことはテープレコーダの動作停止時あるいは水平配
置のテープレコーダの動作中において外部衝撃などがハ
ブに加わったときにも同様に言える。
なお、第4突条19は、隣接する突起21相互間隔部に
深く入り込んでいるので、特に強い衝撃がハブに加わっ
たときでもハブとカセットリール軸との嵌合を維持する
作用効果を有するものである。
また、カセットテープの装着時において前記カセットリ
ール軸にハブを嵌合させる際に、リール軸本体11のテ
ーパ面14上で軸心回りに等間隔で設けられた第1突条
15によりハブ本体20の突起21が案内される。
すなわち、この場合若しハブ本体20の突起21がリー
ル軸の第1突条15に当たったとしてもハブは一般にか
なりの遊びをもってカセット内に取付けられていること
から、カセットを押し込めば上記ハブはリール軸本体1
1のテーパ面14上における第1突条15の緩やかな傾
斜面から突起21が滑り落ちる如く案内されることによ
り少し回ってカセットリール軸に円滑に嵌合される。
なお、上述したようにカセットリール軸にハブを嵌合さ
せる場合、前記第4突条19に連続してリール軸本体1
1におけるテーパ面14上の各第1突条15の上部に急
な傾斜の第3突条18が形成されているので、ハブ本体
20の突起21先端が該第3突条18に少し当接しとし
ても、カセットテープを押し込む力によりすぐにハブあ
るいはカセットリール軸が少し回ってハブ本体20の突
起21をすぐに該リール軸本体11におけるテーパ面1
4上の第3突条18から外して同第1突条15により円
滑に案内するようになる。
したがって、リール軸本体11のテーパ面14上におけ
る第1突条15、第3突条18の長さは任意に設定して
よいのであるが、第3突条18としては第3突条18が
ハブ本体20の突起21に対向する向きの状態でカセッ
トリール軸にハブを嵌合させようとしたときにハブの突
起21先端が当接する位置近傍(ここはリール軸心から
第2図すに示す15だけ離れた部分にほぼ相当する。
)までの長さに設定しておくことが好ましい。
しかるに、若し、上記カセットリール軸の第1突条15
、第3突条18がテーパ面14上に形成されていないな
らば、第4突条19あるいは第2突条17がハブ本体2
0の突起21に対向する向きの状態で、カセットリール
軸にハブを嵌合させようとしたとき、ハブ本体20の突
起21先端の下面が上記第4突条19あるいは第2突条
17の上端面に衝合してしまい、ハブを指で回すなどに
より第4突条19あるいは第2突条17とハブ本体20
の突起21との向きをずらすようにして再びハブを嵌合
させる必要があり、ハブの嵌合操作を円滑に行なうこと
ができないので、テーパ面14上に突条を形成すること
の重要性が分る。
また、上記カセットリール軸は、リール軸11、第1突
条15、第2突条17、第3突条18、第4突条19を
一体に形成すると、製造が簡単であり・、安価に実現で
きる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
第1,2突条15,17、第3,4突条18.19の具
体的形状は種々変形実施し得る。
例えば、第3,4突条18,19は、必ずしも第1.2
突条15,17の中心線部上でなく、第1.2突条15
,17の幅方向一端縁上に設けてもよい。
但し、上記実施例のように第1,2突条15.17の緩
やかな表面が軸対称状に設けられていると、ハブの回転
方向に拘らずがたつき音が少ない利点がある。
また、第4図に示すようにリール軸本体11のテーパ面
14上の各第1突条30の形状として、・軸心からリー
ル軸外周側面とを結ぶ2本の半径線相互間の全面を覆う
ようにしても良い。
このようにすると上記カセットリール軸を製造するため
の金型の製作が容易になる利点がある。
なお第4図中12は台座1.31は中心孔、32は平坦
頂面である。
さらに、第5図に示すように第3,4突条51.52を
著しく細くつまり第1図の場合より急傾斜とすると、第
1,2突条53,54の緩やかな傾斜表面の幅を広くと
ることができる。
したがって、カセットリール軸の製造誤差による直径の
ばらつきがあったとしても、ハブを嵌合したとき必ず上
記傾斜表面がハブ本体20の突起21に緩やかに係合す
ることができる。
また、上記第3゜4突条51,52の傾斜が急であるほ
どつまり細ければ細いほどハブの嵌合に際してその突起
21が当たる確率が少なくなり、嵌合は円滑に行われる
この場合、第6図に示すようにテーパ面14上において
第3突条61の先端部はど一層細くつまり急傾斜とすれ
ば、ハブの嵌合は一層円滑に行われる。
また、本考案はテープレコーダに限らず、そのほかカセ
ットフィルムを使用する8rIrIILカメラなどにも
適用できるもので、カセットテープの意味にはカセット
フィルムをも含む。
本考案は上述したように駆動時においてカセットテープ
のハブのがたつき音を軽減し得ると共にハブに強い衝撃
が加わったときでもハブとリール軸との嵌合を維持し得
、且つ、装着時においてカセットテープのハブの嵌合動
作を円滑に行い得るように改良した極めて良好なカセッ
トリール軸を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a、 bは本考案に係るカセットリール軸の一実
施例を示す斜視図および平面図、第2図a、 bは第1
図のリール軸に嵌合されるべきカセットテープのハブの
一例を示す斜視図および平面図、第3図は第2図のハブ
と第1図のリール軸との嵌合状態を示す平面図、第4図
乃至第6図はそれぞれ本考案の他の実施例を示す平面図
である。 11・・・・・・リール軸本体、15・・・・・・第1
突条、17・・・・・・第2突条、18・・・・・・第
3突条、19・・・・・・第4突条、20・・・・・・
ハブ本体、21・・・・・・突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端部にテーパ面が形成されたリール軸本体と、このリ
    ール軸のテーパ面上に該リール軸本体の軸心回りに所定
    角度間隔をあけて複数個設けられるもので、それぞれリ
    ール軸本体の軸心に沿うとともにその表面はリール軸心
    回り方向に沿って緩やかに傾斜する第1の突条及びこの
    複数個の第1の突条のそれぞれに連続して前記リール軸
    本体の外周側面上に複数個設けられるもので、それぞれ
    リール軸本体の軸心に沿うとともにその表面はリール軸
    本体の軸心回り方向に沿って緩やかに傾斜してカセット
    テープのハブの内周面に等間隔で形成された複数の突起
    に係合し得るように形成された第2の突条と、前記複数
    個の第10突条それぞれの表面上においてその最大部に
    沿う如く前記リール軸本体の軸心方向に形成された第1
    の突条より細い傾斜の急な第3の突条及びこの第3の突
    条のそれぞれに連続して前記複数個の第2の突条のそれ
    ぞれの表面上において該表面最大部に沿う如く前記リー
    ル軸本体の軸心方向に形成された第2の突条より傾斜の
    急な第4の突条とを具備し、上記第2の突条の表面のう
    ち軸心からの寸法が軸心から上記ハブの各突起先端まで
    の寸法より太きい2点間の寸法を上記ハブの突起間隔寸
    法より僅かに小さくなるように形成してなることを特徴
    とするカセットリール軸。
JP1975159525U 1975-11-25 1975-11-25 カセツトリ−ル軸 Expired JPS604292Y2 (ja)

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JPS5271507U JPS5271507U (ja) 1977-05-28
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS509926U (ja) * 1973-05-24 1975-01-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5096409U (ja) * 1973-12-28 1975-08-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS509926U (ja) * 1973-05-24 1975-01-31

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JPS5271507U (ja) 1977-05-28

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