JPS6040920Y2 - 液圧ダンパ− - Google Patents
液圧ダンパ−Info
- Publication number
- JPS6040920Y2 JPS6040920Y2 JP10817680U JP10817680U JPS6040920Y2 JP S6040920 Y2 JPS6040920 Y2 JP S6040920Y2 JP 10817680 U JP10817680 U JP 10817680U JP 10817680 U JP10817680 U JP 10817680U JP S6040920 Y2 JPS6040920 Y2 JP S6040920Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cylinder
- hydraulic damper
- chambers
- buffer chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車の懸架装置に用いる液圧ダンパーの改良
に関するものである。
に関するものである。
この種ダンパーはシリンダ内に絞り通路を備えたピスト
ンを摺動可能に配設し、外力が作用してピストンとシリ
ンダとが相対移動したとき、シリンダ内に充填された液
体が前記絞り通路を通過する抵抗によって振動を減衰す
るものである。
ンを摺動可能に配設し、外力が作用してピストンとシリ
ンダとが相対移動したとき、シリンダ内に充填された液
体が前記絞り通路を通過する抵抗によって振動を減衰す
るものである。
例えば、自動車車体の振動には周波数が１〜２Ｈｚで振
幅が上２−の所謂バネ上振動と、周波数が１０〜１５Ｈ
ｚで振幅が±１〜３ｍの所謂バネ振動とがあり、上記液
圧ダンパーを用いると上記振動の双方に減衰作用がある
。
幅が上２−の所謂バネ上振動と、周波数が１０〜１５Ｈ
ｚで振幅が±１〜３ｍの所謂バネ振動とがあり、上記液
圧ダンパーを用いると上記振動の双方に減衰作用がある
。
周波数が低く振幅の大きいバネ上振動に対して液圧ダン
パーが作用すると乗心地は良好となるが、周波数が高く
振幅が小さいバネ下振動に対して減衰作用が強すぎると
、懸架装置が突張る感じとなり、例えば道路の継ぎ目を
通過する都度乗員に不快感を与える。
パーが作用すると乗心地は良好となるが、周波数が高く
振幅が小さいバネ下振動に対して減衰作用が強すぎると
、懸架装置が突張る感じとなり、例えば道路の継ぎ目を
通過する都度乗員に不快感を与える。
本考案は上記の点に鑑み案出されたもので、周波数が高
く振幅が小さい振動に対しては、減衰作用があまり働か
ないようにし、乗心地を良好にすることができる液圧ダ
ンパーを提供しようとするものであり、以下、図示の実
施例に基づいて説明する。
く振幅が小さい振動に対しては、減衰作用があまり働か
ないようにし、乗心地を良好にすることができる液圧ダ
ンパーを提供しようとするものであり、以下、図示の実
施例に基づいて説明する。
図において、１はシリンダ、２は該シリンダ１の一方の
端部を閉塞する端壁、３は前記シリンダ１内に摺動可能
に配設されたシリンダ内をＡ。
端部を閉塞する端壁、３は前記シリンダ１内に摺動可能
に配設されたシリンダ内をＡ。
Ｂ２室に区分する絞り通路３１を備えたピストン、４は
該ピストン３に一端をネジ結合されたピストンロッドで
、その他端は前記端壁２を貫通して配設されている。
該ピストン３に一端をネジ結合されたピストンロッドで
、その他端は前記端壁２を貫通して配設されている。
該ピストンロッド４の他端オよび前記シリンダの図にお
いて下端には取付環５および６が各々溶接等によって固
着されており、車体又はアクスルに取付けられるように
なっている。
いて下端には取付環５および６が各々溶接等によって固
着されており、車体又はアクスルに取付けられるように
なっている。
前記ピストン３には室ＡおよびＢと通路３２および３３
を介して連通ずる緩衝室３４が形成され、該緩衝室３４
内には第２図に示すように室を２室３４ａ、３４ｂに区
分する流通長穴３５ａを備えたピストン３５が摺動可能
に配設されているとともに、該ピストン３５の両側には
ゴム等の可撓性材料からなるシール部材３６および３７
が配設されている。
を介して連通ずる緩衝室３４が形成され、該緩衝室３４
内には第２図に示すように室を２室３４ａ、３４ｂに区
分する流通長穴３５ａを備えたピストン３５が摺動可能
に配設されているとともに、該ピストン３５の両側には
ゴム等の可撓性材料からなるシール部材３６および３７
が配設されている。
以上のように構成された液圧ダンパーのＡ室およびＢ室
には油液が充填されている。
には油液が充填されている。
本考案は以上のように構成されており、液圧ダンパーに
振動が作用するとピストン３が図において上下に移動す
るが、その周波数が１０〜１５Ｈｚで振幅が±１〜３ｍ
＋ｙ＋程度の場合は、緩衝室３４内に配設すれたピスト
ン３５が、ピストン３の移動によるＡ室またはＢ室の圧
力上昇によって下方または上方に移動し、室３４ａまた
は３４ｂの容積を増大するとともに、この間は流通長穴
３５ａの開ロ面積力伏きいので液体は大きな流通抵抗が
なく流れるため、振動をあまり減衰することなくピスト
ン３の移動を許容する。
振動が作用するとピストン３が図において上下に移動す
るが、その周波数が１０〜１５Ｈｚで振幅が±１〜３ｍ
＋ｙ＋程度の場合は、緩衝室３４内に配設すれたピスト
ン３５が、ピストン３の移動によるＡ室またはＢ室の圧
力上昇によって下方または上方に移動し、室３４ａまた
は３４ｂの容積を増大するとともに、この間は流通長穴
３５ａの開ロ面積力伏きいので液体は大きな流通抵抗が
なく流れるため、振動をあまり減衰することなくピスト
ン３の移動を許容する。
なお、これらの振動は自動車においては懸架装置の板バ
ネ或はエアスプリングによって減衰される。
ネ或はエアスプリングによって減衰される。
なお、上記ピストン３５の移動に伴いシール部材３７ま
たは３６を圧縮することにより流通長穴３５ａの開口面
積が小さくなると、油液の流通抵抗が増大して通常の液
圧ダンパーと同様に振動減衰作用が行われる。
たは３６を圧縮することにより流通長穴３５ａの開口面
積が小さくなると、油液の流通抵抗が増大して通常の液
圧ダンパーと同様に振動減衰作用が行われる。
なお、通常の液圧ダンパーのピストンに設けられている
絞り通路と併用して振動減衰作用を行ってもよい。
絞り通路と併用して振動減衰作用を行ってもよい。
以上のように本考案によれば、液圧ダンパーに作用する
振動が周波数が高くてその振幅が小さい場合には、ピス
トン３内に設けられた緩衝室３４ａまたは３４ｂの容積
が増大するとともにピストン３５に設けられた流通長穴
３５ａの開口面積が大きいので、振動をあまり減衰する
ことなくピストン３の移動を許容するため、これらの振
動を過度に減衰することによって生ずる懸架装置の突張
り感を除去することができ、乗心地の良い液圧ダンパー
を得ることができる。
振動が周波数が高くてその振幅が小さい場合には、ピス
トン３内に設けられた緩衝室３４ａまたは３４ｂの容積
が増大するとともにピストン３５に設けられた流通長穴
３５ａの開口面積が大きいので、振動をあまり減衰する
ことなくピストン３の移動を許容するため、これらの振
動を過度に減衰することによって生ずる懸架装置の突張
り感を除去することができ、乗心地の良い液圧ダンパー
を得ることができる。
第４図は本考案の他の実施例を示すもので、前記ピスト
ン３５の流通長穴３５ａの代りに径方向に複数個の流通
穴３５ｂ、３５ｃ、３５ｄを設けたもので、上記実施例
と同様の作用効果が得られる。
ン３５の流通長穴３５ａの代りに径方向に複数個の流通
穴３５ｂ、３５ｃ、３５ｄを設けたもので、上記実施例
と同様の作用効果が得られる。
第１図は本考案による液圧ダンパーの縦断面図、第２図
は第１図の要部拡大図、第３図は同ダンパーに用いるピ
ストンの正面図、第４図は本考案の他の実施例を示すピ
ストンの正面図である。 １；シリンダ、３；ピストン、３１；絞り通路、３４；
緩衝室、３５；ピストン、３６，３７；コイルスプリン
グ。
は第１図の要部拡大図、第３図は同ダンパーに用いるピ
ストンの正面図、第４図は本考案の他の実施例を示すピ
ストンの正面図である。 １；シリンダ、３；ピストン、３１；絞り通路、３４；
緩衝室、３５；ピストン、３６，３７；コイルスプリン
グ。
Claims (1)
- シリンダと、該シリンダ内に摺動可能に配設されシリン
ダ内を２室区分するピストンと、該ピストンに一端を連
結し他端がシリンダの端壁を貫通して配設されたピスト
ンロッドと、前記シリンダの２室に充填された液体とか
らなる液圧ダンパーにおいて、前記ピストンにシリンダ
内に形成された２室と連通ずる緩衝室を設け、該緩衝室
に流通穴を備えたピストンを摺動可能に配設するととも
に、該ピストンの両側に可撓性のシール部材を各々配設
し、前記ピストンが摺動したとき摺動力向側のシール部
材を圧縮し前記流通穴の開口面積を徐々に減少するよう
にしたことを特徴とする液圧ダンパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10817680U JPS6040920Y2 (ja) | 1980-07-30 | 1980-07-30 | 液圧ダンパ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10817680U JPS6040920Y2 (ja) | 1980-07-30 | 1980-07-30 | 液圧ダンパ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5730436U JPS5730436U (ja) | 1982-02-17 |
| JPS6040920Y2 true JPS6040920Y2 (ja) | 1985-12-11 |
Family
ID=29469447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10817680U Expired JPS6040920Y2 (ja) | 1980-07-30 | 1980-07-30 | 液圧ダンパ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6040920Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-07-30 JP JP10817680U patent/JPS6040920Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5730436U (ja) | 1982-02-17 |
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