JPS6039443Y2 - 機関用吸・排気回転弁の気密機構 - Google Patents

機関用吸・排気回転弁の気密機構

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Publication number
JPS6039443Y2
JPS6039443Y2 JP7691081U JP7691081U JPS6039443Y2 JP S6039443 Y2 JPS6039443 Y2 JP S6039443Y2 JP 7691081 U JP7691081 U JP 7691081U JP 7691081 U JP7691081 U JP 7691081U JP S6039443 Y2 JPS6039443 Y2 JP S6039443Y2
Authority
JP
Japan
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exhaust
intake
rotary valve
airtight
cylinder head
Prior art date
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Expired
Application number
JP7691081U
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English (en)
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JPS57188905U (ja
Inventor
征雄 大泉
仁志 往下
Original Assignee
京セラ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 京セラ株式会社 filed Critical 京セラ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は機関の吸気及び排気を制御する回転弁の気密
気構に関する。
これまで内燃機関において広く採用されている往復式弁
装置においても機関の高回転、高出力化に伴い往復式弁
の追従性を改良するため、OHC方式が適用されている
が、まだ往復動弁のサージングの問題、機関高さが大き
くなる等の問題が残されている。
このため高速回転時における吸・排気特性のすぐれた回
転式弁装置が再度注目されるようになった。
しかし回転式弁装置は依然として気密機構に問題があり
、第4図に示す如く気密部材aを回転弁体1に押圧する
発条体すが燃焼室140側に位置しており、高温のため
該発条体すはクリープを起し発条力が衰え、一方、回転
する弁体に当接するカーボン製の気密部材Cは摩耗が大
きいという欠点を克服しなければならなかった。
この考案は上述したような回転式弁装置を有する欠点を
除去する目的でなされたもので、回転弁の気密機構を改
良したものである。
以下この考案の一実施例を図面により具体的に説明する
と;図は、上記一実施例として単気筒4サイクル・ガソ
リン・エンジンのシリンダ・ヘッドに装着されたこの考
案に係る回転弁の気密装置について説明すると、1は同
筒状をなし、内部に排気通路11及び吸気通路12を形
成している主に鋳鉄材を使用した吸・排気回転弁体を示
す。
この回転弁体1は下部シリンダ・ヘッド101と上部シ
リンダ・ヘッド102により形成される弁体収容室11
0に軸受103,104により軸支され回転自在に内設
されており、クランク軸の回転によりタイミング・チェ
ーン120を介して回転駆動される。
又上記排気路11の一端は回転弁体1のほぼ中央部に排
気期間に相当する広がりを有する排気流入口13を形成
し、他端は端面に排気流出口14を形成すると共に、吸
気路12の一端は上記排気流入口13と円周方向に所定
の距離をおいて吸気期間に相当する広がりを有する吸気
流出口15を形成し、他端は回転弁体1のもう一方の端
面に吸気流入口を形成している。
一方、気密部材2は下部円筒部21の下面に下部シリン
ダ・ヘッド101の吸・排気孔106と連通し、かつ回
転弁体1の排気流入口13及び吸気流出口15と夫々ピ
ストン130の位置にタイミングを合せ連通したり、回
転弁体1の外周面により閉塞される吸・排気連絡口22
を形成しており、又該下部円筒部21の外周面に形成さ
れた欠切23には耐熱耐圧パツキン24を嵌着している
又上部円筒部25内に形成された円錐形状を威す腔室に
はテンション・ボルト3のコーン部31を挿通係合し、
上面の開口27より該ボルト3を突設せしめている。
横臥短円筒状に形成されている中間部27の内周面は上
記吸・排気連絡口22の近傍弁部分28と該弁部分28
の内径よりも若干(約1.5mm)径大な内径を有する
逃し部分29とに分かれ、該弁部分28はこの中間部2
7に回転自在に嵌挿される回転弁体1の外周面と後述す
る発条体4の発条力をテンション・ボルト3を介して受
は圧接状態に保持され、逃し部分29は回転弁体1の外
周面との間に隙を形成する。
この気密部材2は窒化珪素を主成分とする焼結体で構成
され、下部シリンダ・ヘッド101と上部シリンダ・ヘ
ッド102により、そのほぼ中央部に形成される気密部
材収容室111に下部円筒部21は耐熱耐圧パツキン2
4を介して下部シリンダ・ヘッド101と圧接状態に、
中間部27及び上部円筒部25は外周に若干の隙(1,
5TrrIIt〜2.0萌程度)をおいて収納されてい
る。
さて、上記テンション・ボルト3は上部シリンダ・ヘッ
ド102の頂壁の開口105を貫通し、更に該頂壁の上
面に載置されている皿板状もしくはコイル状の発条体4
を内設したテンション・ボックス40の中央孔41を貫
通し、この突出部32のねじ部に螺合している固定ナツ
ト33により、適当な締付トルクにより気密部材2、上
部シリンダ・ヘッド102の頂壁、テンション・ボック
ス40を3枚締めする如く緊締しており、弛み止めナツ
ト34により弛み止めされている。
上部シリンダ・ヘッド102及び下部シリンダ・ヘッド
101により構成されるシリンダ・ヘッド100は内部
に冷却水室112を有し、強制的に冷却水を循環させヘ
ッド100に組み込まれた部品及びヘッド自体の過熱を
防いでいる水冷式の構造を示すが、空冷式のものであっ
てもよい。
この考案は以上説明したように、気密部材2の弁座部分
28を回転弁体1の外周面に圧接する発条体4及び発条
力を伝達するテンション・ボルト3等が夫々燃焼室14
0より離れたシリンダ・ヘッド100の上面及び回転弁
体1に対し反対側に位置するため高温度の影響を受ける
ことなく、従来問題とされていた発条体4のクリープに
よる発条力の減衰を防ぐことができ、又気密部材2の素
材として窒化珪素を使用しであることによって耐摩耗性
及び耐衝撃性、耐圧性に優れると共に鋳鉄材に対する潤
滑性も良いため、信頼性の高い吸・排気回転弁の気密機
構を提供し得るものである。
かくして信頼性の高い機関用吸・排気回転弁の気密機構
が提供されることにより、シリンダ・ヘッド周り及び動
弁駆動装置の簡略化を計ることは勿論、弁のサージング
の問題解消、圧縮比ないしは回転数の増大も計ることが
でき、熱機関の高出力化、高性能化に優れた効果を発揮
することは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る吸・排気回転弁の気密装置を装
着したシリンダ・ヘッドを搭載した4サイクル・ガソリ
ン・エンジンの縦断面図、第2図は同エンジンのシリン
ダ・ヘッドの要部縦断面図、第3図は同シリンダ・ヘッ
ドの要部横断面図、第4図は従来の気密装置を装着した
シリンダ・ヘッドの要部横断面図である。 符号の説明、1・・・・・・吸・排気回転弁体、2・・
・・・・気密部材、3・・・・・・テンション部ボルト
、4・・・・・・発条体、22・・・・・・吸・排気連
通口、28・・・・・・弁部分、100・・・・・・ヘ
ッド、140・・・・・・燃焼室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気流出口及び排気流入口を備えた回転弁体を、機関の
    ヘッドに設置した、はぼ柱状を威しかつ燃焼室側に吸・
    排気連絡口を有する気密部材中に回転自在に挿通すると
    ともに、該気密部材における上記吸・排気連通口と反対
    側にテンションボルトを介して引張力が付勢する如く発
    条体を配設し、前記回転弁体における燃焼室側の外周面
    に対し上記気密部材の内周部に形成した弁部分が圧接す
    るようにしたことを特徴とした機関用吸・排気回転弁の
    気密機構。
JP7691081U 1981-05-26 1981-05-26 機関用吸・排気回転弁の気密機構 Expired JPS6039443Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7691081U JPS6039443Y2 (ja) 1981-05-26 1981-05-26 機関用吸・排気回転弁の気密機構

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JP7691081U JPS6039443Y2 (ja) 1981-05-26 1981-05-26 機関用吸・排気回転弁の気密機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57188905U JPS57188905U (ja) 1982-11-30
JPS6039443Y2 true JPS6039443Y2 (ja) 1985-11-26

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