JPS6038443Y2 - 電気掃除機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は前部に吸込口および回転ブラシを有する電気掃
除機に関するものである。

従来の技術 従来、回転ブラシの下部に吸込口を有する電気掃除機に
おいては、吸込口をただ単に開設しただほのものであっ
た。

考案が解決しうとする問題点 しかしながら、この構成では吸込口の前壁が塵埃を前に
押したり、こすりつけたりるため、塵埃を掃除機内に集
塵できないという欠点があった。

また、上記欠点を解消するために一部では前壁を一定高
さ切り欠いているものもあるが、その切り欠きから吸引
空気が洩れて吸塵性能の低下をまねていた。

本考案は上記従来の欠点を解消するもので、吸塵性能の
向上を目的とするものである。

問題点を解決するための手段 このような従来の問題点を解消するために本考案は、回
転ブラシを臨ませた吸込口の前壁下部を全肉にわたって
移動用車輪で形成したものである。

作用 上記の構成によれば、吸込口の前壁が転動するため、比
較的大きな塵埃であっても乗り越えるようになり、これ
により確実な集塵ができるものである。

実施例 以下その実施例を添付図面とともに説明する。

図において、１は掃除機の本体で、電動送風機（図示せ
ず）と、床面の塵埃を吸込口２内にかき上げる回転ブラ
シ３と、塵埃を集塵する集塵袋４とを内装している。

上記本体１は上本体５と下本体６で構成され、その背面
に本体操作用のハンドル７が上下回動自在に取着されて
いる。

蓋体８は上本体５に着脱自在に装着され、電動送風機と
回転ブラシ３との間に装着した集塵袋４を被覆する。

前記回転ブラシ３は、駆動源でる電動送風機との間に架
設されたベルト９により回転が伝達され、回転する。

１０は吸込口２の前端部を形成すべく下本体６の前壁下
部で、かつその巾全体に配置した移動用車輪で、軸１１
により下本体６の前壁に回転自在に軸支されている。

１２は同じく移動用の後輪で、本体１に回転自在に軸支
され、前記移動用車輪１０と後輪１２とで本体１を支え
、操作が容易にできるようにしている。

上記の構成において、操作する時は、移動用車輪１０が
回転しているため、本体１の前部にある比較的大きな塵
埃でも、或いは細塵でも床面にこすりつけたり、前に押
したりすることなく乗り越え、かつ、吸込口２部に導き
、回転ブラシ３の回転により吸込口２内にかき上げられ
、さらに電動送風機の吸引力によって吸気孔１３を通り
集塵袋４に捕集される。

また、前記移動用車輪１０は上本体５と下本体６とで挾
持した衝撃吸収用のバンパー１４より引込ませて構成し
ており、家具等を傷付けることもない。

考案の効果 以上のように本考案によれば、移動用車輪を吸込口の前
壁に、かつ、吸込口出全体に配設しており、吸込口の前
壁で塵埃を前に押し倒して掃除機内に集塵できないとい
う従来の欠点を解消しており、集塵性能を著しく向上で
きるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す電気掃除機の外観斜視
図、第２図は要部拡大断面図である。 ２・・・・・・吸込口、３・・・・・・回転ブラシ、１
０・・・・・・移動用車輪。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 回転ブラシを臨ませた吸込口の前壁下部を金山にわたり
   移動用車輪で形成した電気掃除機。