JPS60380Y2 - 水槽管用水位調節装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は便器の給水槽において、定められた一定の水位
に到達すると作動棒の一端に着設した浮球が上昇し、作
動棒の一端に遊着した支持棒のバルブが下降して排水孔
を遮断するから自動で給水を中断し、あらかじめ定めた
水位を調節するように支持棒の上部に蝿施突条を形成し
てナツトバルブを移動させ定めた水位を調節するように
した水槽管用水位調節装置に関するものである。

従来の水槽管用自動給水装置は製作の時、定めた水位を
調節することか出来なかった為に、浮球を着設した作動
棒を適当に折り曲けて水位を調節するようにしたが、此
れ等の方法は水槽管用自動給水装置に関して、知識かな
い場合製作の時に定めた水位を、そのまま維持しなけれ
ばならないのて、なお多くの水量を必要とする場合は、
さらに二、三回給水しなけれはならなかったので、不必
要な水を多く浪費した。

また製作の時に定めた水位より低く使用しようとする使
用者には不必要な水の浪費があった。

そして、バルブが排水孔底面に密着している状態ては水
圧により漏水するおそれがあった。

しかし本考案においては製作の時定めた水位Ｇより高い
水位Ｈと低い水位りを任意に調節できるので、不必要に
消費する多くの量の水を節約するようにしたのは勿論の
こと、又、バルブを環状部に設置するようにしたので、
水圧が強くなるにしたがいバルブが排水孔を遮断し漏水
を皆無にするように考案したものである。

以下図面により詳細に説明すれば、給水管１上部に螺施
突条２を環設して水道管３と連結し、給水管１底面部に
は環状部４を突出させて穿孔した排水孔４′内に支持棒
５が挿入されて、その支持棒５上部を螺施突条５′に形
成半円形バルブ６をナツト７．７′てもって固定してい
る。

又支持棒５と作動棒８を連結ピン９て遊動するように連
結し、給水管１と一体にした支持片１０から固定ピン１
１に遊着した作動棒８の一端に楕円形浮球１２を形成し
て重量体１２′を充填している。

図面中１２′は空気であり、１３は水槽管、１４は把手
部で、１５は開閉板、１６は排水管である。

上記の構造の作用効果を説明すれは、平常の時には環状
部４にバルブを設置して排水孔４′を遮断しているのて
、水圧が高くなるにしたがって、バルブ６が排水孔４′
を遮断する力と比例して強くなるので、１滴の漏水もな
いようにした効果がある。

又製作の時に定めた水位Ｇより高い水位Ｈと低い水位り
に調節する時にはバルブ６を支持するナツト７．７’を
上方向に移動させれば高い水位Ｈになり、その反対にナ
ツト７．７′とバルブ６を下方向に移動させれば低い水
位りになる。

そして楕円形浮球１２には空気１２″と重量体１２′を
内蔵したので、排水管１６から水が排水する時に低くな
る水面に応じた状態を重量体１２′に依って維持するよ
うにし、反対に空気１２″を充填したのて浮力を維持す
る効果がある。

以上の如く、本考案は簡単な造作に依り水位調節がされ
るので、消費する水を節約し、水圧の強い程度にしたが
い比例してバルブ６と環状部４の上面て遮断するように
したのて漏水が全然無いし構造も簡単なのて故障も無く
半永久的に使用することができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の断面図、第２図は本考案の給水管及び
作動棒の拡大断面図。 １・・・・・・給水管、２，５′・・・・・・螺施突条
、３・・・・・・水道管、４・・・・・・環状部、４′
・・・・・・排水孔、５・・・・・・支持棒、６・・・
・・・半円形バルブ、７，７′・・・・・・ナツト、８
・・・・・・作動棒、９・・・・・・連結ピン、１０・
・・・・・支持片、１１・・・・・・固定ピン、１２・
・・・・・楕円形浮球、１２′・・・・・・重量体、１
２″・・・・・・空気、１３・・・・・・水槽管、１４
・・・・・・把手部、１５・・・・・・開閉板、１６・
・・・・・排水管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バルブ６に支持棒５の螺施突条５′を貫通させナツト７
   ．７’で固定して環状部４に設置させ、支持片１０に固
   定ピン１１で遊着した作動棒８に形成した楕円形浮球１
   ２には重量体１２′と空気１２″を内蔵してなる水槽管
   用水位調節装置。