JPS6037517Y2 - ドレン排出装置 - Google Patents

ドレン排出装置

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JPS6037517Y2
JPS6037517Y2 JP986281U JP986281U JPS6037517Y2 JP S6037517 Y2 JPS6037517 Y2 JP S6037517Y2 JP 986281 U JP986281 U JP 986281U JP 986281 U JP986281 U JP 986281U JP S6037517 Y2 JPS6037517 Y2 JP S6037517Y2
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JP
Japan
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drain
float
air
ball
valve
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Application number
JP986281U
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English (en)
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JPS57122896U (ja
Inventor
和幸 七海
勝 青沼
Original Assignee
オリオン機械株式会社
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Publication date
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、圧縮空気中のドレンを自動的に排出するドレ
ン排出装置に関するものである。
水分を含む空気、つまり、大気を圧縮すると、空気中に
含まれていた水分が水滴となって析出される。
又、空気を圧縮する空気圧縮機の潤滑油、潤滑油の炭化
物、空気中に含まれる塵埃及及び配管の錆等が前記水分
に混入してドレンとなる。
このようなドレンが各種空気作動機器に送られると、該
機器の作動不良および故障を誘発するので、エアタンク
、アフタークーラ、除湿装置及び配管等の底部からドレ
ンを排出する必要がある。
このようなドレンを排出するドレン排出装置として、従
来では例えば第1図に示すようなオートドレン装置が使
用されていた。
この第1図に示す装置では、配管等からボール1内に流
入したドレン2の量が増加すると、これにともなってフ
ロート3が上昇してピン4を介して空気弁5を開弁させ
る。
空気弁5が開くと、ボール1の上部空間6の空気本体7
に保持されたピストン8の上部に入り、ピストン8を押
し下げる。
ピストン8が押し下げられると、バルブシート9とピス
トン8との間に隙間が形成されるのでボール1内のドレ
ン2がストレーナ10を通って排出通路11へと押し出
され、図示しないドレン口から大気中へと排出される。
このようにしてボール1内のドレン2の量が減少すると
フロート3が下降して空気弁5が閉じられる。
すると、ピストン8の上部とボール1の上部空間との連
通が遮断されるにも拘らず、ピストン8の上部と排出通
路11とがブリードポート12を介して連通され続けて
いるのでピストン8が除々に下降してやがてドレンの排
出を終了する。
ところが、このようなフロート式のドレン排出装置(オ
ートドレン)では、ドレン2の量(液面)の変位に対し
て空気弁5が敏感に開閉作動するので、ドレン2の排出
期間が極めて短かくなり、ボール1内のドレン2を完全
に排出してしまうことができない。
このように、一定水位以下のドレン2がボール1内に常
に存在するということは、油等の浮遊物が排出されない
で次第に蓄積されることを意味し、この浮遊物が各部に
付着してフロート3の浮力に基づく空気弁5の開閉力が
弱くなり、作動不良を起す原因ともなる欠点がある。
本考案は上記に鑑みてなされたものであって、ボール内
に集溜されているドレンの液面変位量に対比してドレン
排出期間を充分に長くすることができるようにした信頼
性及び耐久性に富むドレン排出装置を提供することを目
的とする。
以下に本考案を第2図及び第3図に示された一実施例に
ついて説明する。
図において、20は圧縮空気中のドレン21が集溜され
るボールであって、その内部にはフロート22を昇降自
在に装着する。
23はフロート22を昇降自在に保持する弁本体であっ
て、その下端部にはダイアフラム24を装着する。
このダイアフラム24には、前記ボール20の底部から
図示しないドレン口に至る排液通路25の上流端を開閉
する排液弁26がロッド27を介して固定されており、
前記ダイアフラム24の上室28に張設したダイアプラ
ムスプリング29の張力を以ってダイアフラム24を下
方へ張圧付勢させることにまりロッド27を介して排液
弁26を閉弁保持させている。
又、ダイアフラム24の上室28はロッド27及び排液
弁26に貫通形成されたブリード通路30を介して排液
弁26の下流に連通されており、ダイアフラム24の下
室、つまり圧力室31と前記ブリード通路30とを絞り
32を介して連通させている。
そして、前記弁本体23に形成した空気通路33を介し
てボール20の上部空間34と前記圧力室31とを連通
させると共に、この空気通路33の上流端部には常閉の
空気弁35を装着している。
尚、この空気弁35は、ピン36を介して前記フロート
22に連動されており、ドレン21の液面に追従してフ
ロート22が所定高さ以上に上昇すると空気弁35が弁
座37から浮上して空気通路33を開放し、フロート2
2が所定高さより低くなると空気弁35が弁座37に密
着して空気通路33を閉じるようにしている。
さらに本考案では、弁本体23の上端にマグネット38
を固着すると共に、このマグネット38に吸着される吸
着板39をフロート22に固定することにより、マグネ
ット38の吸着力でフロート22を第2図に示す下端位
置に吸着保持させるようにしている。
そして、弁本体23のダイアフラムケース部とフロート
22の下面との間にスプリング40を張設することによ
り、フロート22がドレン21の液面から完全に離脱す
るまでの間は該フロート22を第3図に示す上端位置に
保持させるようにしている。
上記の構成において、ボール20内のドレン21が規定
レベル以下である時は、第2図に示すようにフロート2
2が下端に位置し、フロート22に固定されている吸着
板39がマグネット38に吸着保持される。
従ってフロート22が下端位置に安定よく保持されるた
めに、該フロート22にピン36を介して連動されてい
る空気弁35が弁座37に安定よく密着保持される。
このために、圧力室31に至る空気通路33が閉ざされ
ることになり、この圧力室31とスプリング29を張設
した上室28とが絞り32を介して同一圧力に保持され
る。
この結果、スプリング29がダイアフラム24及びロッ
ド27を介して排液弁26を閉弁保持させるので排液通
路25とボール2oの底部とは遮断される。
尚、前記圧力室31及び上室28の圧力は、排液通路2
5の圧力、つまり、大気圧と同一に保持されることは詳
述するまでもない。
ボール20内のドレン21が増加すると、該ドレン21
による浮力を受けてフロート22が上昇しようとする。
ところが、フロート22は前記したようにマグネット3
8で定位置(下端位置)に吸着保持されているので、ド
レン21の液面が上昇しようともフロート22は定位置
に保持される。
そして、ドレン21の液面が更に上昇して該ドレン21
による浮力とスプリング40による持ち上げ力との和が
マグネット38の吸着力よりも大きくなると、弁本体2
3をガイドとしてフロート22がドレン21の液面まで
上昇する。
すると、ピン36を介して空気弁35が持ち上げられて
該弁35が開弁するので、ボール20の上部空間34内
の圧縮空気が空気通路33を介して圧力室31に流入す
る。
この圧力室31に流入した空気の一部は絞り32を介し
て排液通路25に流入するが、この排液通路25及び上
室28は大気圧に保持されている。
ところが、圧力室31には空気通路33を介してボール
20の上部空間34の圧縮空気が流入し続けているので
、圧力室31と上室28との差圧によるダイアフラム2
4の押し上げ力がスプリング29による力よりも大きく
なってダイアフラム24が第3図に示すようにスプリン
グ29に抗して上昇する。
すると、ロッド27を介して排液弁26が引き上げられ
て排液通路25をボール20の底部に開口させるために
、ボール20の底部に貯溜されているドレン21が排液
通路25へと押し出され、図示しないドレン口から排出
される。
このようにしてドレン21が排出され始めると、ボール
20内の液面が次第に低下してフロート22に対する浮
力が減少する。
ところがフロート22はスプリング40による持ち上げ
作用を受けているので、浮力とスプリングの張力とによ
る持ち上げ力がフロート22の重量より小さくなるまで
の間、つまり、液面が充分に低下して浮力が実質的にゼ
ロになるまでの間はフロート22が上端位置に安定よく
保持される。
そして、ドレン21が充分に排出されて液面がフロート
22の下面より低くなった時にフロート22がスプリン
グ40に抗して下降し、下端近傍に達した時にマグネッ
ト38による吸引力を受けて下端まで急速に移動腰この
位置に吸着保持される。
すると、ピン36を介して空気弁35が閉ざされるので
、圧力室31への空気の供給が停止される。
ところが、この圧力室31と排液通路25とは絞り32
を介して連通されているので、圧力室31の圧力は徐々
に低下する。
従って、空気弁35が閉じた時点からダイアフラム24
が徐々に降下して排液弁26の開度を次第に小さくする
ので、この排液弁26の閉弁遅れの期間にボール20の
底部のドレン21を確実に排出させることができ、かつ
、排液弁26の閉弁直前にボール20内の圧縮空気を排
液通路25に噴出させることができる。
従って、ボール20内に貯溜されていたドレン21が確
実に排出できると共に、ボール20の内部及び排液弁2
6等に対する洗浄効果をも持たせることができるため、
各部の作動が安定する。
以上説明したように本考案によれば、マグネットでフロ
ートを下端の定位置に安定よく吸着保持できるようにし
ているので液面の僅かな変動及び外部からの振動に対し
て空気弁を安定よく閉弁保持させることができる。
このために、ボールの上部空間からの空気の洩れを防止
できると同時に、チャタリングによる空気弁の劣化を予
防できる。
又、ドレン排出時はスプリングの張力でフロートが上端
位置に保持されるために、液面が大きく低下してドレン
による浮力が充分に低下(ドレンが充分に排出)される
までは空気弁を安定よく開弁保持される。
従って、従来のものに対比して排液弁の開弁時間を長く
することができ、かつ、ダイアフラムの遅延動作にとも
なう排弁液の閉弁遅れ作用でボール内のドレンを確実に
排出できるために、油等の浮遊物等をもボール内から的
確に排出できる。
このために、従来のように粘性のある浮遊物が次第に蓄
積されるおそれがなくなり、フロート及び各部の作動不
良を予防してドレン排出装置の信頼性及び耐久性を向上
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のドレン排出装置の一例を示す要部の断面
図、第2図は本考案に係るドレン排出装置の一実施例を
示す定常時の断面図、第3図は同上作動時の断面図であ
る。 20・・・・・・ボール、21・・・・・・ドレン、2
2・・・・・・フロート、24・・・・・・ダイアフラ
ム、25・・・・・・排液通路、26・・・・・・排液
弁、27・・・・・中ラド、28・・・・・・上室、2
9・・・・・・ダイアフラムスプリング、30°°。 ・・・ブリード通路、31・・・・・・圧力室、32・
・・・・・絞り、33・・・・・・空気通路、34・・
・・・・上部空間、35・・・・・・空気弁、36・・
・・・・ピン、38・・・・・・マグネット、39・・
・・・・吸着板、40・・・・・・スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮空気中のドレンが集溜されるボールの底部とドレン
    口とを接続する排液通路にダイアプラムで開閉駆動され
    る常閉の排液弁を設け、絞りを介して排液弁の下流に接
    続したダイアフラムの圧力室と前記ボールの上部空間と
    を空気通路を介して接続し前記ボール内に収容したフロ
    ートの昇降にともなって開閉される空気弁を前記空気通
    路に装着すると共に、ボール内のドレンによる浮力に抗
    してフロートを下端定位置に吸着して空気弁を閉弁保持
    させるマグネットと、該マグネットに抗してフロートを
    上昇付勢させるスプリングとを設けたことを特徴とする
    ドレン排出装置。
JP986281U 1981-01-26 1981-01-26 ドレン排出装置 Expired JPS6037517Y2 (ja)

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JP986281U JPS6037517Y2 (ja) 1981-01-26 1981-01-26 ドレン排出装置

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JP986281U JPS6037517Y2 (ja) 1981-01-26 1981-01-26 ドレン排出装置

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JPS57122896U JPS57122896U (ja) 1982-07-30
JPS6037517Y2 true JPS6037517Y2 (ja) 1985-11-08

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ID=29807971

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JPS57122896U (ja) 1982-07-30

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