JPS6037413Y2 - 安全回路を備えたエレベ−タのパワ−リレ−制御回路 - Google Patents

安全回路を備えたエレベ−タのパワ−リレ−制御回路

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JPS6037413Y2
JPS6037413Y2 JP3454977U JP3454977U JPS6037413Y2 JP S6037413 Y2 JPS6037413 Y2 JP S6037413Y2 JP 3454977 U JP3454977 U JP 3454977U JP 3454977 U JP3454977 U JP 3454977U JP S6037413 Y2 JPS6037413 Y2 JP S6037413Y2
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JP
Japan
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power relay
control circuit
elevator
relay control
circuit
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JP3454977U
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JPS53129071U (ja
Inventor
操一 八木
信 天野
Original Assignee
株式会社小糸製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエレベータの各動作をそれぞれつかさどると共
に同時に作動することを許さない複数個のパワーリレー
間にあって、2個以上のパワーリレーが同時に動作しな
いようにする安全回路を備えたエレベータのパワーリレ
ー制御回路に関するものである。
一般にエレベータはエレベータ昇降路最上部の機械室に
設けられているモータの回路によってかごを昇降させる
ものである。
そして、このかごは主としてかご内部に設けられている
昇降用のスイッチおよび乗場に設けられているかご呼び
スイッチとによよって制御されている。
これらのスイッチと前記モータとの間にはエレベータコ
ントロール装置が介在しこのエレベータコントロール装
置はエレベータ使用者が任意に押したスイッチの情報に
もとすいてかごを所定の階まで昇降させるよう前記モー
タの回転時間などを制御している。
第1図は従来のエレベータのパワーリレー制御回路を示
す回路図である。
同図において、1は商用電源、2は1次巻線3および低
電圧出力を取り出すための中間タップ4aをもつ2次巻
線4とを備えたトランス、5は巻線5aおよび接点5b
とを備え、この接点5bの閉成により例えば図示せぬエ
レベータの巻上げ駆動用モータを付勢する第1パワーリ
レー、6は巻線6aおよび接点6bとを備え、この接点
6bの閉成により例えば図示せぬドア開閉用モータを付
勢する第2パワーリレー、7は上記第1パワーリレー5
を介して上記トランス2の2次巻線4の両端に接続する
第1トライアツク、8は上記第2パワーリレー6を介し
て上記トランス2の2次巻線4の両端に接続する第2ト
ライアツク、9は上記トランス2の2次巻線4の中間タ
ップ4aと上記第1トライアツク7のゲート電極間に抵
抗10を介して接続する第1す−ドスイッチ、11は上
記トランス2の2次巻線4の中間タップ4aと上記第2
トライアツク8のゲート電極間に抵抗12を介して接続
する第2リードスイツチ、13および14はそれぞれ上
記第1トライアツク7および第2トライアツク8のゲー
ト電極と出力電極間に接続した第1抵抗および第2抵抗
、15および16はそれぞれ入力端子17および18に
供給される信号をゲート入力とする第1トランジスタお
よび第2トランジスタであり、これら第1トランジスタ
15および第2トランジスタ16は半導体制御回路の一
部を構成している。
19および20はそれぞれ前記第1リードスイツチ9お
よび第2リードスイツチ11の外周に巻回された第1コ
イルおよび第2コイルであり、この第1コイル19と第
1リードスイツチ9、第2コイル20と第2リードスイ
ツチ11とが一体となってリードリレーを構成する。
21は電圧Vcが印加する電源端子である。
次に上記構成に係るエレベータのパワーリレー制御回路
の動作について説明する。
まず、トランス2の1次巻線3に商用電源1より交流1
00Vを供給すると共に電源端子21に電圧Vcを供給
して待機状態にする。
次にエレベータのかご内に設けられているスイッチが押
され、かごの行先が指定されると、図示しない半導体制
御回路が作動してモータの駆動を指示する信号が入力端
子17に供給される。
この結果第1トランジスタ15がオンとなって、第1コ
イル19に電流が流れ、この第1コイル19から発生す
る磁束によって第1リードスイツチ9が閉じる。
そしてこの第1リードスイツチ9が閉じると、中間タッ
プ4aから送出される低電圧がこの第1リードスイツチ
9および抵抗10を介して第1トライアツク7のゲート
電極に供給されるため、この第1トライアツク7がオン
となって第1パワーリレー5にトランス2の2次側出力
が供給される。
この結果、第1パワーリレー5が作動し、その接点5b
が閉じ、この接点5bを介して商用電源に接続された図
示せぬ巻上げ駆動用モータが駆動し、かごを指定位置に
昇降させることができる。
また、入力端子18に供給される信号についても同様に
して図示せぬドア開閉用モータを駆動することができる
しかしながら、エレベータの制御においては例えば巻上
げ駆動用モータを上昇させるパワーリレーと下降させる
パワーリレーあるいはドアを開くパワーリレーとドアを
閉じるパワーリレーなどは互に同時に作動することは許
されない。
そこで、互に相反する信号同士は演算回路で、同時に出
力しないように処理されている。
しかしながら、従来のエレベータのパワーリレー制御回
路では瞬間的に反転し切換える場合や、電気的ノイズに
より非常に短い時間であるが、互に相反する信号が演算
回路から出力される可能性があった。
したがって、例えばかごの上昇用パワーリレーと下降用
パワーリレーとが同時に作動した場合には電源が短絡し
、ブレーカやヒユーズが切れて、利用者がかご内に閉じ
込められる危険性があるなどの欠点があった。
したがって、本考案の目的は上述した欠点を除去して、
安全、確実にエレベータを動作させることができる安全
回路を備えたエレベータのパワーリレー制御回路を提供
するものである。
このような目的を遠戚するため、本考案はそれぞれ所定
のパワーリレーの駆動を指示する信号で、しかもそれら
のパワーリレーが同時に作動することを許さない相反す
る信号が入力する少なくとも2つの入力端子と、この入
力端子にそれぞれ接続し、それぞれの入力端子に入力す
る上記信号によって導通する少なくとも2個のスイッチ
ング素子を含み、このスイッチング素子の動作によって
それぞれ対応するパワーリレーを付勢するパワーリレー
制御回路と、上記入力端子と上記スイッチング素子との
間に接続し、一方のスイッチング素子の動作によって他
方のスイッチング素子の動作を禁止する安全回路とを備
えるもので、以下実施例にしたがって、詳細に説明する
第2図は本考案に係る安全回路を備えたエレベータのパ
ワーリレー制御回路の一実施例を示す回路図である。
同図において、22および23は直列に接続して、前記
第1トライアツク7のカソードとアノード間に接続し、
このカソードとアノード間の瞬間的な電圧変化を抑制す
る抵抗およびコンデンサ、24および25は直列に接続
し、前記第2トライアツク8のカソードとアノード間に
接続し、このカソードとアノード間の瞬間的な電圧変化
を抑制する抵抗およびコンデンサ、26および27はレ
ベルシフト用ダイオード28および29はそれぞれ第1
コイル19および第2コイル20の両端子間に接続した
ダイオード、30はダイオード30aおよび30bを備
えた安全回路であり、ダイオード30aのカソードは入
力端子17に接続し、そのアノードは第2トランジスタ
16のコレクタに接続し、ダイオード30bのカソード
は入力端子18に接続し、そのアノードは第1トランジ
スタ15のコレクタに接続する。
次に上記構成に係る安全回路を備えたエレベータのパワ
ーリレー制御回路の動作について説明する。
まず、図示せめ演算回路から時間的に反転し切換わる場
合や電気的ノイズにより非常に短い時間だけ、入力端子
17および18に同時に十電圧が供給された場合、第1
トランジスタ15および第2トランジスタ16は共に導
通状態になろうとするが、どちらか一方が導通すると、
例えば第1トランジスタ15が先に導通すると、安全回
路30のダイオード30bを介して入力端子18がアー
スに引張られる。
このため、第2トランジスタ16のベースはアース電位
になり、この第2トランジスタ16は導通せず、遮断状
態を維持する。
したがって、第1トランジスタ15および第2トランジ
スタ16の動作速度のバラツキにより相対的に速く動作
する方のトランジスタが導通し、他方のトランジスタは
遮断状態を維持する。
したがって、例えばかごの上昇用パワーリレーと下降用
のパワーリレーとが同時に動作することがないので、電
源が短絡し、ブレーカやヒユーズが切して、利用者がか
ご内に閉じ込められるなどの危険を確実に防止すること
ができる。
なお、上述した実施例においては、パワーリレーを2個
設けた場合を示したが、N個設けた場合についても同様
にできることはもちろんである。
また、トライアックの出力によってパワーリレーを制御
する場合について説明したが、本考案はこれに限定され
るものではなく、エレベータに用いられる各種の負荷す
べての制御に適用できることはもちろんである。
さらに上述した実施例においては所定のパワーリレーの
駆動を指示する信号が供給され、導通するトランジスタ
を用いたが他のスイッチング素子を用いてもよいことは
もちろんである。
また、第3図は本考案に係る安全回路を備えたエレベー
タのパワーリレー制御回路の他の実施例を示す回路図で
ある。
同図において、第1の実施例と異なる部分は1次巻線3
および低電圧出力を取り出すための中間タップ4aをも
つ2次巻線4とを備えたトランス2によって第1.第2
のパワーリレーおよび第1.第2のトライアックに低電
圧電源が供給されていたのを、商用電源より直接供給さ
れるようにしたことと、第1リードスイツチ9と第2リ
ードスイツチ10にトランス2の中間タップ4aの低電
圧が供給されていたのをそれぞれ第1トライアツク7、
第2トライアツク8の負荷側から電源が供給されるよう
にしたことである。
なお第2図と同一機能のものは同一符号を付しである。
このように構成された安全回路を備えたエレベータのパ
ワーリレー制御回路も第1の実施例と同様の効果を発揮
する。
以上、詳細に説明したように、本考案に係る安全回路を
備えたエレベータのパワーリレー制御回路によれば演算
回路の誤動作により同時に2個以上の出力があっても、
安全回路により1個のパワーリレーだけが確実に動作す
るので、エレベータの動作上重大な支障を未然に防止す
ることができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエレベータのパワーリレー制御回路を示
す回路図、第2図は本考案に係る安全回路を備えたエレ
ベータのパワーリレー制御回路の一実施例を示す回路図
、第3図は本考案に係る安全回路を備えたエレベータの
パワーリレー制御回路の他の実施例を示す回路図である
。 1・・・・・・商用電源、2・・・・・・トランス、3
・・・・・・1次巻線、4・・・・・・2次巻線、4a
・・・・・・中間タップ、5・・・・・・第1パワーリ
レー 5a・・・・・・巻線、5b・・・・・・接点、
6・・・・・・第2パワーリレー、6a・・・・・・巻
線、6b・・・・・・接点、7・・・・・・第1トライ
アツク、8・・・・・・第2トライアツク、9・・・・
・・第11J−ドスイッチ、10・・・・・・抵抗、1
1・・・・・・第2リードスイツチ、12・・・・・・
抵抗、13および14・・・・・・第1抵抗および第2
抵抗、15および16・・・・・・第1トランジスタお
よび第2トランジスタ、17および18・・・・・・入
力端子、19および20・・・・・・第1コイルおよび
第2コイル、21・・・・・・電源端子、22および2
3・・・・・・抵抗およびコンデンサ、24および25
・・・・・・抵抗およびコンデンサ、 26および27・・・・・・レベル シフト用ダイオード、 28および29・・・・・・ダイオ ード、 30・・・・・・安全回路、 30aおよび30b・・・ ・・・ダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. それぞれ所定のパワーリレーの駆動を指示する信号で、
    しかもそれらのパワーリレーが同時に作動することを許
    さない相反する信号が入力する少なくとも2つの入力端
    子と、この入力端子にそれぞれ接続し、それぞれの入力
    端子に入力する上記信号によって導通する少なくとも2
    個のスイッチング素子を含み、このスイッチング素子の
    動作によってそれぞれ対応するパワーリレーを付勢する
    パワーリレー制御回路と、上記各入力端子からその入力
    端子に供給される信号によって導通するスイッチング素
    子以外のスイッチング素子の出力側にダイオードを接続
    することによって構成され、一方のスイッチング素子の
    動作によって他方のスイッチング素子の動作を禁止する
    安全回路とを備えてなる安全回路を備えたエレベータの
    パワーリレー制御回路。
JP3454977U 1977-03-22 1977-03-22 安全回路を備えたエレベ−タのパワ−リレ−制御回路 Expired JPS6037413Y2 (ja)

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JPS53129071U JPS53129071U (ja) 1978-10-13
JPS6037413Y2 true JPS6037413Y2 (ja) 1985-11-07

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