JPS6036796Y2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

Info

Publication number
JPS6036796Y2
JPS6036796Y2 JP17046180U JP17046180U JPS6036796Y2 JP S6036796 Y2 JPS6036796 Y2 JP S6036796Y2 JP 17046180 U JP17046180 U JP 17046180U JP 17046180 U JP17046180 U JP 17046180U JP S6036796 Y2 JPS6036796 Y2 JP S6036796Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition
coil
power supply
supply coil
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17046180U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5792884U (ja
Inventor
広敏 南条
三雄 勝又
幸雄 藤田
Original Assignee
国産電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 国産電機株式会社 filed Critical 国産電機株式会社
Priority to JP17046180U priority Critical patent/JPS6036796Y2/ja
Publication of JPS5792884U publication Critical patent/JPS5792884U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6036796Y2 publication Critical patent/JPS6036796Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、交流発電機を電源とする電流遮断型の内燃機
関用点火装置に関するものである。
この種の点火装置においては、発電機の回転数が低い機
関の起動時に発電機から十分な出力を取出すことができ
ないため、十分な点火性能を得ることができず、機関の
起動が困難になることがある。
そこで点火電源コイルの出力にバッテリの出力を重畳さ
せて点火性能を向上させることを意図した内燃機関点火
装置(実公昭37−21713号)が提案されている。
第1図はこの従来の点火装置の基本的な構成を示したも
ので、同図において1はバッテリ、2は1次コイル2a
及び2次コイル2bを有する点火コイル、3は内燃機関
により駆動される磁石式交流発電機内に設けられた点火
電源コイル、4は図示しないカムにより駆動されて機関
の点火位置より前の位置で閉じ点火位置で開く断続器、
5は消弧用のコンデンサ、6は機関のシリンダに取付け
られ点火コイルの2次コイル2bに接続された点火プラ
グである。
この点火装置は、点火電源コイル3に図示の矢印方向の
電圧が誘起したときに1次コイル2a及び断続器4を通
して電流を流し、断続器4を開いて電流を遮断した際の
点火コイルの1次電流の変化により2次コイル2bに高
電圧を誘起させて点火動作を行なわせるもので、断続器
4が閉じているときに点火電源コイル3から1次コイル
2aを通して流れる電流にバッテリ1の出力電流を重畳
することにより、機関の回転数(rpm)が低く、点火
電源コイル3の出力電圧が低い場合の電流の遮断値を増
大させて点火性能を向上させるようにしたものである。
しかしながら、第2図に示したように、上記点火装置の
断続器4をトランジスタ8で置き換え、制御回路8によ
りこのトランジスタ8をオンオフ制御するようにして回
路の無接点化を図ると以下に示すような欠点を生じ、実
用できなかった。
(イ) 点火コイルの2次コイル2bに高い電圧を誘起
させて十分な点火性能を得るためには、通常点火コイル
の1次巻線2aを流れる電流の遮断値が2〜4A程度あ
ることが必要であり、この電流が遮断すると点火コイル
の1次コイル2aには150V〜400Vの電圧が誘起
する。
トランジスタ7のコレクタエミッタ間にはこの電圧に加
えて、上記電流の遮断により点火電源コイル3に誘起す
る電圧が印加されるので、非常に高い電圧が印加される
ことになり、これがトランジスタ7の破損の原因になる
ことがある。
(ロ)トランジスタ7を機関の回転に同期してオンオフ
制御する制御回路8はバッテリ1を電源とする回路であ
るため、構成が複雑になり、高価になる。
(ハ)機関の回転数が上昇し、点火電源コイル3の出力
だけで十分に点火エネルギーを供給できる状態になって
もバッテリから電力を消費するためバッテリ1として容
量の大きいものを必要とする。
本考案の目的は、容量の大きいバッテリを必要とせずに
機関の起動時の点火エネルギーを高めることができるよ
うにし、しかも電流制御用の半導体スイッチに印加され
る電圧を低くして半導体スイッチの破損を防止した内燃
機関用点火装置を提供することにある。
以下図示の実施例により本考案の点火装置を詳細に説明
する。
第3図は本考案の一実施例を示したもので、同図におい
て1はバッテリ、2は点火コイル、3は直列に接続され
たコイル3a〜3Cからなる点火電源コイルであり、点
火電源コイル3の一端は点火コイル2の1次コイル2a
の一端に接続され、他端はアノードを接地したダイオー
ド10のカソードに接続されている。
11は点火電源コイルに対して並列に設けられた電流制
御用の第1の半導体スイッチとしてのトランジスタで、
このトランジスタのコレクタはダイオード12を介して
点火電源コイル3の一端に接続され、エミッタは接地さ
れている。
トランジスタ11のベースはカソードをこのトランジス
タのベース側にしたダイオード13を介して点火コイル
の1次コイル2aの他端に接続され、1次コイル2aの
他端と接地間に、カソードを接地側にしてサイリスタ1
4が接続されている。
サイリスタ14のゲートカソード間には抵抗15とアノ
ードを接地側にしたダイオード16と信号コイル17と
が並列に接続され、サイリスタ14、抵抗15、ダイオ
ード16及び信号コイル17により点火位置でトランジ
スタ11を遮断するように制御する制御回路が構成され
ている。
バッテリ1はその負極端子が接地され、正極端子ハイグ
ニッションスイッチと連動していて機関の起動時にのみ
閉じられるスイッチ18とアノードをこのスイッチ側に
したダイオード19とを通してコイル3b及び3Cの接
続点に接続されている。
コイル3bと3aの接続点には第2の半導体スイッチと
してのトランジスタ20のコレクタが接続され、トラン
ジスタ20のエミッタは接地されている。
トランジスタ20のベースは抵抗21を通してダイオー
ド10とコイル3Cとの接続点に接続され、トランジス
タ20のベースエミッタ間には抵抗22が並列接続され
ている。
また2次コイル2bの両端には点火プラグ6が接続され
ている。
上記の点火装置において、点火電源コイル3を構成する
3つのコイル3a〜3Cはそれぞれ別個の鉄心に巻回さ
れたコイルであってもよく、同一鉄心に巻回されたコイ
ルから中間タップを引出して3つのコイル部分に分ける
ようにしてもよい。
また信号コイル17は、機関の点火位置で信号を発生す
るコイルであって、点火電源コイル3を設けた交流磁石
発電機に組み込んだものでもよく、この発電機とは別個
に設けた信号発電機内に設けたものでもよい。
上記の点火装置において、機関を起動させるため図示し
ないスタータにより機関を回転させるとともにスイッチ
18を閉じると、点火電源コイル3に図示の実線矢印方
向の電圧が誘起する半サイクルにおいてバッテリ1及び
点火電源コイル3から1次コイル2a及びダイオード1
3を通してトランジスタ11にベース電流が流れてトラ
ンジスタ11が導通状態になり、点火電源コイル3がこ
のトランジスタ11により実質的に短絡されて短絡電流
が流れる。
またこのときバッテリ1がコイル3 b、3 C%ダイ
オード12及びトランジスタ11を通して実質的に短絡
されるため、点火電源コイルのコイル3a、3bの部分
には点火電源コイルの短絡電流にバッテリの短絡電流が
重畳された大きな電流が流れる。
したがって点火電源コイルに蓄えられる電磁エネルギー
は磁石発電機によるエネルギーとバッテリから与えられ
るエネルギーとを加え合せたものとなる。
上記電流が略最大になる位置に設定された機関の低速時
における点火位置で信号コイル17が図示の矢印方向の
信号を誘起すると、サイリスタ14が導通するためトラ
ンジスタ11が遮断状態になり、点火電源コイル3に流
れていた電流を遮断する。
これにより点火電源コイル3に図示の実線矢印方向の比
較的高い電圧が誘起し、この電圧は点火コイル2の1次
コイル2aに印加される。
したがって1次コイル2aには急激に大きな電流が流れ
込み、この電流変化により点火コイルの鉄心内に大きな
磁束変化が生じて2次コイル2bに高電圧が印加される
これにより点火プラグ6に火花が生じて点火が行なわれ
、機関が起動する。
この場合、点火位置においてトランジスタ11が遮断す
る電流は、点火電源コイル3による電流にバッテリ1か
らの電流が重畳された電流であるため、点火電源コイル
の出力が低くても遮断する電流値を大きくすることがで
き、十分な点火性能を得て機関の起動を確実にすること
ができる。
スイッチ18が閉じられている間に点火電源コイル3に
図示の破線矢印方向の電圧が誘起すると、トランジスタ
20に点火電源コイル3から抵抗21を通してベース電
流が流れるためこのトランジスタ20が導通し、バッテ
リ1の出力はコイル3b及びトランジスタ20のコレク
タエミッタ間回路を通して短絡される。
したがってバッテリ1からトランジスタ11にベース電
流が流れてこのトランジスタを導通させることはない。
またトランジスタ20の導通により点火電源コイル3の
破線矢印方向の誘起電圧がサイリスタ14のアノードカ
ソード間に逆方向に印加され、サイリスタ14が遮断す
る。
したがってバッテリ1の出力によりトランジスタ11及
びサイリスタ14が導通状態を保持することはない。
機関の起動が完了すると、スイッチ18が開かれるため
バッテリ1が切り離され、点火電源コイル3の出力のみ
で点火動作が行なわれる。
このように機関の運転中はバッテリ1の出力が点火動作
に用いられることがなく、バッテリ1は機関の起動時に
のみ点火装置に出力を供給すればよいので、バッテリ1
として小型で小容量のものを用いることができる。
また上記の点火装置においては、電流制御用のトランジ
スタ11が点火電源コイル3及び点火コイルの1次コイ
ル2aに対して並列に設けられているので、電流の遮断
時に両コイルの誘起電圧の和がトランジスタ11のコレ
クタエミッタ間に印加されることがない。
したがってトランジスタ11に破損の原因となるような
高電圧が印加される虞れがない。
上記の実施例では第1及び第2の半導体スイッチとして
トランジスタを用いたが、GTO等の他の制御可能な半
導体スイッチを用いてもよい。
また単一のトランジスタに代えてダーリントン接続した
複合トランジスタを用いることができるのは勿論である
更に、サイリスタ14もトランジスタ等の他の半導体ス
イッチで置き代えることができる。
尚このサイリスタ14と信号コイル17を含む制御回路
の構成は、第1の半導体スイッチとして用いるスイッチ
ング素子に応じて異なるのは勿論である。
以上のように、本考案によれば、機関の起動時にバッテ
リのエネルギーを利用して点火性能を高めることができ
、しかもバッテリのエネルギーは起動時にのみ利用する
のでバッテリとして小容量のものを用いることができる
また電流制御用の第1の半導体スイッチに印加される電
圧を通常の電流遮断型の点火装置の場合と同等の値まで
下げることができるので、この半導体スイッチが破損す
るのを防ぐことができる。
更に半導体スイッチのオンオフを制御する制御回路は、
点火電源コイルを用いた通常の電流遮断型点火装置にお
ける制御回路と同様の簡単な構成のものを用いることが
できるので、構造を簡単にして安価に提供できる実益も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ異なる従来例を示す接続図
、第3図は本考案の一実施例を示す接続図である。 1・・・・・・バッテリ、 2・・・・・・点火コイル、 3・・・・・・点 大電源コイル、 11・・・・・・トランジスタ、 14・・・・・・ サイリスタ、 17・・・・・・信号コイル、 8・・・・・・スイ ッチ、 20・・・・・・トランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関の回転と同期して交流電圧を誘起する点火電源
    コイルと、前記点火電源コイルに対して並列に設けられ
    該点火電源コイルの一方の半サイクルの出力で導通して
    該点火電源コイルを実質的に短絡する第1の半導体スイ
    ッチと、前記内燃機関の点火位置で前記第1の半導体ス
    イッチを遮断するように制御する制御回路と、前記点火
    電源コイルに対して並列に設けられた1次コイルと点火
    プラグに接続される2次コイルとを有する点火コイルと
    、前記内燃機関の起動時にのみ閉じられるスイッチを介
    して前記点火電源コイルの一部に対し並列に接続され該
    スイッチが閉じているときに前記第1の半導体スイッチ
    の導通時に前記点火電源コイルに流れる電流と同方向の
    直流電流を該点火電源コイルに流入させるバッテリと、
    前記点火電源コイルの他方の半サイクルで導通して前記
    バッテリの出力を実質的に短絡し該点火電源コイルの一
    方の半サイクルでは遮断する第2の半導体スイッチとを
    具備してなる内燃機関用点火装置。
JP17046180U 1980-11-28 1980-11-28 内燃機関用点火装置 Expired JPS6036796Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17046180U JPS6036796Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28 内燃機関用点火装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17046180U JPS6036796Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28 内燃機関用点火装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5792884U JPS5792884U (ja) 1982-06-08
JPS6036796Y2 true JPS6036796Y2 (ja) 1985-10-31

Family

ID=29528894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17046180U Expired JPS6036796Y2 (ja) 1980-11-28 1980-11-28 内燃機関用点火装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6036796Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5124031B2 (ja) * 2011-05-10 2013-01-23 三菱電機株式会社 内燃機関の点火装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5792884U (ja) 1982-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4074669A (en) Rotor controlled automatic spark advance
KR890001736B1 (ko) 내연기관용 전자 점화장치
US3842817A (en) Capacitive discharge ignition system
US3280810A (en) Semiconductor ignition system
JPS6036796Y2 (ja) 内燃機関用点火装置
US3900016A (en) Capacitor discharge ignition system for an internal combustion engine
US4949696A (en) Capacitor ignition systems
US4173961A (en) Inductive solid state magneto ignition system
JPS5836187B2 (ja) ナイネンキカンヨウテンカソウチ
JP2653240B2 (ja) コンデンサ放電式内燃機関用点火装置
JPS6135377B2 (ja)
JPS58211563A (ja) 内燃機関用無接点点火装置
JPH0851731A (ja) 内燃機関用電源装置
JP2549628Y2 (ja) 内燃機関用点火装置
JPH0247264Y2 (ja)
JP3575267B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JPH0119071B2 (ja)
JPS6143974Y2 (ja)
JPS6233510Y2 (ja)
JPH0311876Y2 (ja)
JP3605970B2 (ja) マグネト点火装置
JPS6323581Y2 (ja)
JPH0424799Y2 (ja)
JPH0439415Y2 (ja)
JPS585091Y2 (ja) 内燃機関点火装置