JPS6036787Y2 - 機関始動用オ−バランニングクラツチ - Google Patents
機関始動用オ−バランニングクラツチInfo
- Publication number
- JPS6036787Y2 JPS6036787Y2 JP16663578U JP16663578U JPS6036787Y2 JP S6036787 Y2 JPS6036787 Y2 JP S6036787Y2 JP 16663578 U JP16663578 U JP 16663578U JP 16663578 U JP16663578 U JP 16663578U JP S6036787 Y2 JPS6036787 Y2 JP S6036787Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- shaft
- clutch outer
- section
- eccentricity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は機関用始動電動機に使用されるオーバランニ
ングクラッチに関するもので特にクラッチアウタの偏心
規制手段の改良に関するものである。
ングクラッチに関するもので特にクラッチアウタの偏心
規制手段の改良に関するものである。
まず、この種従来装置を第１図について説明する。
第１図において、１は図示しない始動電動機により、駆
動される回転シャフトであるアマチュアシャフトでこれ
は断面円径部１ａとこの断面円径部１ａに連なって形成
されたへりカルスプライン１ｂとを有する。
動される回転シャフトであるアマチュアシャフトでこれ
は断面円径部１ａとこの断面円径部１ａに連なって形成
されたへりカルスプライン１ｂとを有する。
２はクラッチアウタで、これは内周部に上記ヘリカルス
プライン１ｂと噛合可能なヘリカルスプライン３ａを有
し外周部に図示しない移行用レバーとの係合部３ｂを有
する嵌合部３と、この嵌合部３より径が大でかつその嵌
合部３に連なって形成され内周部に複数個の嵌合面４ａ
を形成してなる筒状部４とからなる。
プライン１ｂと噛合可能なヘリカルスプライン３ａを有
し外周部に図示しない移行用レバーとの係合部３ｂを有
する嵌合部３と、この嵌合部３より径が大でかつその嵌
合部３に連なって形成され内周部に複数個の嵌合面４ａ
を形成してなる筒状部４とからなる。
５は上記筒状部４の内周端に設けられた凹部４ｂに嵌着
され、上記シャフト１の断面円径部と規定の隙間となる
ように設定された内径を有する偏心規制リングで、上記
クラッチアウタ２の偏心を上記シャフト１に対して必要
最少限に維持し、回転時の偏心による遠心力荷重を減少
させるものである。
され、上記シャフト１の断面円径部と規定の隙間となる
ように設定された内径を有する偏心規制リングで、上記
クラッチアウタ２の偏心を上記シャフト１に対して必要
最少限に維持し、回転時の偏心による遠心力荷重を減少
させるものである。
６はクラッチインチで上記筒状部４に嵌入して、その筒
状面４ａとの間で、くさび状空間を形成する筒状部６ａ
を有し、又この筒状部６ａと連なって形成された機関起
動用ピニオン７を有する。
状面４ａとの間で、くさび状空間を形成する筒状部６ａ
を有し、又この筒状部６ａと連なって形成された機関起
動用ピニオン７を有する。
８は上記クラッチアウタ２の筒状面４ａと上記クラッチ
インナ６の筒状部６ａ外周との間に配列され転勤するロ
ーラで、図示しないローラスプングで制御されている。
インナ６の筒状部６ａ外周との間に配列され転勤するロ
ーラで、図示しないローラスプングで制御されている。
９は上記クラッチインナ６の軸方向の動きを規制するた
めに設けられたプレート、１０は上記オーバランニング
クラッチを一体に保持するカバーで上記クラッチアウタ
２に加絞めらている。
めに設けられたプレート、１０は上記オーバランニング
クラッチを一体に保持するカバーで上記クラッチアウタ
２に加絞めらている。
１１は上記ピニオン７と噛合される機関リングギアであ
る。
る。
次にこの従来装置の動作を説明する。
機関を始動する際に図示しない始動電動機のスイッチを
入れると、始動電動機の回転と同時にオーバランニング
クラッチ及びピニオン７は図示しないレバーにより押し
出され、リングギア１１に噛合する。
入れると、始動電動機の回転と同時にオーバランニング
クラッチ及びピニオン７は図示しないレバーにより押し
出され、リングギア１１に噛合する。
この時、クラッチアウタ２とローラ８を介してピニオン
７は電動機のアマチュアに結合し、これらは一体となっ
て回転し、機関を始動させる。
７は電動機のアマチュアに結合し、これらは一体となっ
て回転し、機関を始動させる。
機関が始動すると、クラッチアウタ２の筒状面４ａとク
ラッチインナ６の筒状部６ａとの関係と、その間に入る
ローラ８の作用によりクラッチアウタ２とクラッチイン
ナ６との結合が解かれ、リングギア１１によりピニオン
７７クラツチインナ６のみが空転され、アマチュアの高
回転を防止する。
ラッチインナ６の筒状部６ａとの関係と、その間に入る
ローラ８の作用によりクラッチアウタ２とクラッチイン
ナ６との結合が解かれ、リングギア１１によりピニオン
７７クラツチインナ６のみが空転され、アマチュアの高
回転を防止する。
このピニオンオーバラン状態において、安定したオーバ
ラン特性を得るためにクラッチアウタ２のシャフト１に
対する偏心量をおさえる偏心規制リング５を設けている
。
ラン特性を得るためにクラッチアウタ２のシャフト１に
対する偏心量をおさえる偏心規制リング５を設けている
。
この偏心規制リング５の役目はクラッチアウタ２のシャ
フト１に対する偏重心による遠心力がオーバランニング
クラッチ部分に作用することによりローラ８部のドラッ
クトルクを増大させないように上記遠心力をシャフト１
に伝達し吸収する様にしたものである。
フト１に対する偏重心による遠心力がオーバランニング
クラッチ部分に作用することによりローラ８部のドラッ
クトルクを増大させないように上記遠心力をシャフト１
に伝達し吸収する様にしたものである。
ところで、上述の偏心規制リング５はクラッチアウタ２
の筒状部４の下端のみ設けられている。
の筒状部４の下端のみ設けられている。
一方シャフト１のヘリカルスプライン１ｂとクラッチア
ウタ２のヘリカルスプライン３ａの間には径方向間隙が
形成されている。
ウタ２のヘリカルスプライン３ａの間には径方向間隙が
形成されている。
よって、クラッチアウタ２にあっては、その筒状部４下
端のリング５にて偏心規制を行っても、各スプライン１
ｂｔａｂ間の径方向間隙のため、クラッチアウタ２が、
そのリング５装着部を基準として上記経方向間隙に応じ
て所定量だけ傾斜するようになる。
端のリング５にて偏心規制を行っても、各スプライン１
ｂｔａｂ間の径方向間隙のため、クラッチアウタ２が、
そのリング５装着部を基準として上記経方向間隙に応じ
て所定量だけ傾斜するようになる。
このため、クラッチアウタ２のシャフト１に対する偏重
心により、その遠心力がオーバランニングクラッチ部分
に作用し、ローラ８のドラックトルクを増大させてしま
い、偏心規制リング５を設けているにも拘わらず、アマ
チュアをオーバランに致らしめる不具合が生じていた。
心により、その遠心力がオーバランニングクラッチ部分
に作用し、ローラ８のドラックトルクを増大させてしま
い、偏心規制リング５を設けているにも拘わらず、アマ
チュアをオーバランに致らしめる不具合が生じていた。
この考案は上記欠点を解消する優れた機関始動用オーバ
ランニングクラッチを提供するものである。
ランニングクラッチを提供するものである。
以下、第２図に示すこの考案の一実施例について説明す
る。
る。
第２図において、１２は上記クラッチアウタ２の嵌合部
３の左端内周部に突設された偏心規制リングである。
３の左端内周部に突設された偏心規制リングである。
すなわち、この実施例では、クラッチアウタ２の嵌合部
３内周部の両端において、偏心規制リング５，１２を設
けるようにしているので各スプライン１ ｂ、３ ａ間
並びにシャフト１の断面円径部１ａと筒状部４内周端間
の各径方向間隙は微少にでき、従来のようにクラッチア
ウタ２の傾斜は生じないので、クラッチアウタ２のシャ
フト１に対する偏心はほとんどなくし得る。
３内周部の両端において、偏心規制リング５，１２を設
けるようにしているので各スプライン１ ｂ、３ ａ間
並びにシャフト１の断面円径部１ａと筒状部４内周端間
の各径方向間隙は微少にでき、従来のようにクラッチア
ウタ２の傾斜は生じないので、クラッチアウタ２のシャ
フト１に対する偏心はほとんどなくし得る。
尚、以上は偏心規制を行なうためにクラッチアウタ２と
は別体の偏心規制リング５，１２を設けるものを例示し
たがクラッチアウタ２と一体に形成した径方向突出部を
設け、この突出部によりクラッチアウタ２の偏心規制を
行ってもよい。
は別体の偏心規制リング５，１２を設けるものを例示し
たがクラッチアウタ２と一体に形成した径方向突出部を
設け、この突出部によりクラッチアウタ２の偏心規制を
行ってもよい。
又、上述では、クラッチアウタ２側に偏心規制用のリン
グ５，１２並びに突出部を設けるものを例示したが、シ
ャフト１側に同様の偏心規制用リング、突出部を設ける
ようにしてもよい。
グ５，１２並びに突出部を設けるものを例示したが、シ
ャフト１側に同様の偏心規制用リング、突出部を設ける
ようにしてもよい。
以上の様にこの考案は、クラッチアウタの筒状部と回転
シャフトの断面円径部との間並びにクラッチアウタの嵌
合部の反クラッチインチ側と回転シャフトのスプライン
部との間に各々突出部を設け、これらの突出部によりク
ラッチアウタのシャフトに対する偏心規制を行うように
しているので、クラッチアウタの偏心規制は従来に比し
て一層確実に行え、正確なオーバラン防止作用を奏し得
る。
シャフトの断面円径部との間並びにクラッチアウタの嵌
合部の反クラッチインチ側と回転シャフトのスプライン
部との間に各々突出部を設け、これらの突出部によりク
ラッチアウタのシャフトに対する偏心規制を行うように
しているので、クラッチアウタの偏心規制は従来に比し
て一層確実に行え、正確なオーバラン防止作用を奏し得
る。
第１図は従来装置を示す断面図、第２図はこの考案の一
実施例を示す断面図である。 図中、１はアマチュアシャフト、１ａは断面円径部、１
ｂはスプライン部、２はクラッチアウタ、３は嵌合部、
３ａはヘリカルスプライン、４は筒状部、４ａは嵌合面
、５，１２は偏心規制リング、６はクラッチインナ、６
ａは嵌合部、７はピニオン、８はローラ、９はプレート
、１０はカバー、１１は機関リングギアである。 尚、各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
実施例を示す断面図である。 図中、１はアマチュアシャフト、１ａは断面円径部、１
ｂはスプライン部、２はクラッチアウタ、３は嵌合部、
３ａはヘリカルスプライン、４は筒状部、４ａは嵌合面
、５，１２は偏心規制リング、６はクラッチインナ、６
ａは嵌合部、７はピニオン、８はローラ、９はプレート
、１０はカバー、１１は機関リングギアである。 尚、各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 断面円径部とこの断面円径部と連なって形成されたスプ
ライン部とを有する回転シャフト、このシャフトのスプ
ライン部と嵌合する嵌合部とこの嵌合部より大径の筒状
部とを有し上記シャフトに対し軸方向に移動可能なりラ
ッチアウタ、このクラッチアウタの筒状部とローラを介
して連結し、かつ、上記シャフトの断面内径部に回転可
能に装着されたクラッチインチ、このクラッチインチに
設けられた機関リングギアと噛合するピニオン、及び上
記クラッチアウタの筒状部と上記シャフトの断面円径部
との間並びに上記クラッチアウタの嵌合部の反クラッチ
インチ側と上記シャフトのスプライン部との間に各々設
けられ、上記クラッチアウタの上記シャフトに対する偏
心規制を行う突出部を備えた機関始動用オーバランニン
グクラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16663578U JPS6036787Y2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | 機関始動用オ−バランニングクラツチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16663578U JPS6036787Y2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | 機関始動用オ−バランニングクラツチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5583255U JPS5583255U (ja) | 1980-06-09 |
| JPS6036787Y2 true JPS6036787Y2 (ja) | 1985-10-31 |
Family
ID=29166118
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16663578U Expired JPS6036787Y2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | 機関始動用オ−バランニングクラツチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6036787Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-11-30 JP JP16663578U patent/JPS6036787Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5583255U (ja) | 1980-06-09 |
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