JPS6036477B2 - 銅および銅合金のアルカリ脱脂液 - Google Patents
銅および銅合金のアルカリ脱脂液Info
- Publication number
- JPS6036477B2 JPS6036477B2 JP7553377A JP7553377A JPS6036477B2 JP S6036477 B2 JPS6036477 B2 JP S6036477B2 JP 7553377 A JP7553377 A JP 7553377A JP 7553377 A JP7553377 A JP 7553377A JP S6036477 B2 JPS6036477 B2 JP S6036477B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper
- alloys
- degreasing
- alkaline degreasing
- degreasing liquid
- Prior art date
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- Expired
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は銅および銅合金の表面に付着している油脂を脱
脂するのに用いる水性アルカリ脱脂液に関するものであ
る。
脂するのに用いる水性アルカリ脱脂液に関するものであ
る。
銅および鋼合金表面を脱脂する場合、通常鉄面の脱脂に
使用されているような比較的強アルカリ性の水性脱脂液
を使用すると所謂“アルカリやけ”といわれる変色現象
が表面に生じることが知られている。
使用されているような比較的強アルカリ性の水性脱脂液
を使用すると所謂“アルカリやけ”といわれる変色現象
が表面に生じることが知られている。
従来このような変色現象の発生を防止するために、銅お
よび銅合金の水溶性脱脂液には、アルカリビルダーの添
加量を加減して銅および鋼合金が侵されないようなｐＨ
値を保って作業を行なっている。
よび銅合金の水溶性脱脂液には、アルカリビルダーの添
加量を加減して銅および鋼合金が侵されないようなｐＨ
値を保って作業を行なっている。
そのため、脱脂し難い油脂が付着している場合には、長
時間脱脂液に浸債するか、浸贋工程の回数を多くして脱
脂力の不足を補なうか、または脱脂工程の後にや）強力
な酸洗い処理を行ない、発生した変色を除去する方法な
どが実施されている。
時間脱脂液に浸債するか、浸贋工程の回数を多くして脱
脂力の不足を補なうか、または脱脂工程の後にや）強力
な酸洗い処理を行ない、発生した変色を除去する方法な
どが実施されている。
従ってアルカリ濃度の高い脱脂液で銅および銅合金の脱
脂処理を行なう場合に変色現象が発生しない処理液の出
現が強く要望されている。
脂処理を行なう場合に変色現象が発生しない処理液の出
現が強く要望されている。
本発明者等はこのような要望に適合する銅および銅合金
の水性アルカリ脱脂液を得んとして鋭意研究した結果、
従来公知のアルカリビルダーに界面活性剤と特殊薬剤と
を混じて得た水性アルカリ液は銅および銅合金表面の脱
脂処理に優れた効果を発揮すると共に、銅および銅合金
表面に変色現象が発生しないことを知見した。
の水性アルカリ脱脂液を得んとして鋭意研究した結果、
従来公知のアルカリビルダーに界面活性剤と特殊薬剤と
を混じて得た水性アルカリ液は銅および銅合金表面の脱
脂処理に優れた効果を発揮すると共に、銅および銅合金
表面に変色現象が発生しないことを知見した。
本発明はこの知見に塞くものであって、アルカリピルダ
ー；非イオン系界面活性剤および（または）陰イオン系
界面活性剤：並びに、ブドウ糖、果糖、グラニュー糖、
ソルビット、マンニット、ペンタエリスリトール、モノ
エタノールアミン、ィミダゾール、ジメチルジチオカル
バミン酸ソーダ（ＤＭＤＴＯＮ）、およびジエチルジチ
オカルバミン酸ソーダ（ＤＥＤＴＯＮ）のうちの少くと
も１種とよりなる銅および銅合金のアルカリ脱脂液であ
る。
ー；非イオン系界面活性剤および（または）陰イオン系
界面活性剤：並びに、ブドウ糖、果糖、グラニュー糖、
ソルビット、マンニット、ペンタエリスリトール、モノ
エタノールアミン、ィミダゾール、ジメチルジチオカル
バミン酸ソーダ（ＤＭＤＴＯＮ）、およびジエチルジチ
オカルバミン酸ソーダ（ＤＥＤＴＯＮ）のうちの少くと
も１種とよりなる銅および銅合金のアルカリ脱脂液であ
る。
本発明においてアルカリビルダーとしては苛性ソーダ、
苛性カリ、メタケィ酸ソーダ、オルソケィ酸ソーダ、一
号ケイ酸ソーダ等のケイ酸塩；三リン酸ソーダ、ヘキサ
メタリン酸ソーダ等のリン酸塩：炭酸ソーダ等の炭酸塩
が１種または２種以上混合して使用され、その濃度は０
．５〜１０雌／そである。
苛性カリ、メタケィ酸ソーダ、オルソケィ酸ソーダ、一
号ケイ酸ソーダ等のケイ酸塩；三リン酸ソーダ、ヘキサ
メタリン酸ソーダ等のリン酸塩：炭酸ソーダ等の炭酸塩
が１種または２種以上混合して使用され、その濃度は０
．５〜１０雌／そである。
また非イオン系界面活性剤としては、例えばアルキルフ
ェニルェチレンオキサィド付加物型等、陰イオン界面活
性剤としては、例えばアルキルベンゼンスルホン酸型等
が使用され、その濃度は０．０５〜鴇ノそである。
ェニルェチレンオキサィド付加物型等、陰イオン界面活
性剤としては、例えばアルキルベンゼンスルホン酸型等
が使用され、その濃度は０．０５〜鴇ノそである。
最後にブドウ糖、果糖などの上記特殊薬剤の濃度は０．
０１ｇ／そ以上が好ましい。
０１ｇ／そ以上が好ましい。
本発明においてアルカリビルダーに種々の薬剤を添加し
、銅および銅合金表面の脱脂を行なうに当り、脱脂と同
時に銅および鋼合金表面の変色を防止する作用機構は末
だ解明されていないが、特殊薬剤の分子構造に共通性の
ない点から考えれば何か特殊の作用に基〈ものと考えら
れる。
、銅および銅合金表面の脱脂を行なうに当り、脱脂と同
時に銅および鋼合金表面の変色を防止する作用機構は末
だ解明されていないが、特殊薬剤の分子構造に共通性の
ない点から考えれば何か特殊の作用に基〈ものと考えら
れる。
本発明の水性アルカリ脱脂液を使用して銅および銅合金
表面の脱脂を行なえば短時間（例えば６０℃で５分）で
容易に脱脂することができ、かつ銅および銅合金の表面
の変色を防止することができる。
表面の脱脂を行なえば短時間（例えば６０℃で５分）で
容易に脱脂することができ、かつ銅および銅合金の表面
の変色を防止することができる。
次に本発明の水性アルカリ脱脂液を使用して銅および銅
合金表面の変色防止力を試験した結果を説明する。
合金表面の変色防止力を試験した結果を説明する。
１ 試験片：鋼板および真ちゆう板（大きさ５仇舷×５
仇舷×０．２肌）をバフ研磨後、トリクレンで脱脂し、
さらにスピンドル油に２独特間浸潰したものを試験片と
した。
仇舷×０．２肌）をバフ研磨後、トリクレンで脱脂し、
さらにスピンドル油に２独特間浸潰したものを試験片と
した。
２ 脱脂処理条件：１）で得た試験片を第１表に示す本
発明の種々の脱脂液５００の‘中に液温６０ｑｏで３０
分間浸潰した後取り出し水洗した。
発明の種々の脱脂液５００の‘中に液温６０ｑｏで３０
分間浸潰した後取り出し水洗した。
３ 脱脂および銅または真ちゆうの変色の判定脂は水被
法およびニッケルメッキ後にェリクセン試験を行なって
判定し、殆んど完全に脱脂されていることを認めた。
法およびニッケルメッキ後にェリクセン試験を行なって
判定し、殆んど完全に脱脂されていることを認めた。
次に銅または真ちゆう表面の変色の有無は目視で行ない
、第１表に示す如き結果を得た。
、第１表に示す如き結果を得た。
なお第１表には比較のため、銅および真ちゆうを、アル
カリビルダーに界面活性剤を添加した液に上記と同一条
件で銅または真ちゆうを浸潰した後取り出し水洗した場
合の銅または真ちゆう表面の変色の有無を併記した。第
１ 表
カリビルダーに界面活性剤を添加した液に上記と同一条
件で銅または真ちゆうを浸潰した後取り出し水洗した場
合の銅または真ちゆう表面の変色の有無を併記した。第
１ 表
Claims (1)
- １ アルカリビルダー；非イオン系および（または）陰
イオン系界面活性剤；およびブドウ糖、果糖、グラニユ
ー糖、ソルビツト、マンニツト、ペンタエリスリトール
、モノエタノールアミン、イミダゾール、ジメチルジチ
オカルバミン酸ソーダ（ＤＭＤＴＯＮ）、およびジエチ
ルジチオカルバミン酸ソーダ（ＤＥＤＴＯＮ）のうちの
少なくとも１種とよりなる銅および銅合金のアルカリ脱
脂液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7553377A JPS6036477B2 (ja) | 1977-06-27 | 1977-06-27 | 銅および銅合金のアルカリ脱脂液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7553377A JPS6036477B2 (ja) | 1977-06-27 | 1977-06-27 | 銅および銅合金のアルカリ脱脂液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5410235A JPS5410235A (en) | 1979-01-25 |
| JPS6036477B2 true JPS6036477B2 (ja) | 1985-08-20 |
Family
ID=13578938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7553377A Expired JPS6036477B2 (ja) | 1977-06-27 | 1977-06-27 | 銅および銅合金のアルカリ脱脂液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6036477B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0483033A (ja) * | 1990-07-25 | 1992-03-17 | Hokkai Sankyo Kk | 簡易浄化装置と簡易浄化方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TW200741031A (en) * | 2006-03-03 | 2007-11-01 | Mec Co Ltd | Surface treating agent and method for manufacturing coating using the same |
| KR101809189B1 (ko) * | 2016-05-23 | 2017-12-14 | 한국제이씨씨(주) | 금속박, 금속박 제조방법 및 이를 이용한 전극 제조방법 |
-
1977
- 1977-06-27 JP JP7553377A patent/JPS6036477B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0483033A (ja) * | 1990-07-25 | 1992-03-17 | Hokkai Sankyo Kk | 簡易浄化装置と簡易浄化方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5410235A (en) | 1979-01-25 |
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