JPS6035699Y2 - ガラス繊維補強無機質硬化成形体による間仕切壁 - Google Patents

ガラス繊維補強無機質硬化成形体による間仕切壁

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JPS6035699Y2
JPS6035699Y2 JP1977025916U JP2591677U JPS6035699Y2 JP S6035699 Y2 JPS6035699 Y2 JP S6035699Y2 JP 1977025916 U JP1977025916 U JP 1977025916U JP 2591677 U JP2591677 U JP 2591677U JP S6035699 Y2 JPS6035699 Y2 JP S6035699Y2
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JP
Japan
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glass fiber
partition wall
wall made
reinforced
board
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JP1977025916U
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JPS53120811U (ja
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隆夫 川瀬
明久 林田
弘美 清水
孝夫 武
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太平洋セメント株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建築物において間仕切壁に用いられる壁体構造
に関するものである。
従来、建築物における壁体構造の中に (1) 木材、軽量鉄骨、特殊形状の金属枠等による
下地軸組の両側に表面材を取付けた壁体構造。
(2)石綿スレート、合成樹脂等からなる波形板を芯材
とし、その両側にあらかじめ平板を張合せて組立てられ
た複合パネルを順次直立に取付けてなる壁体構造。
があるが、いずれも防火、遮音性能上次の様な欠点があ
る。
すなわち(1)の場合、木材は可燃物であり、また金属
は加熱時に強度低下することと、下地軸組がヒートブリ
ッジとなって熱を伝えることから防火上の欠点があり、
さらに表面材の接合目地が下地軸組部分と重なるため該
部が防火上の弱点となり易い、また下地軸組は中空層を
形威し遮音性を高める効果はあるが下地軸組自体が音を
さえぎる効果はないし、下地軸組が音響ブリッジとなっ
て遮音性能を低下させるさめ、遮音性能がおとる欠点が
ある。
(2)の場合は、芯材が波形であるので複合パネル相互
の接合部に防火上、遮音上問題となる隙間を生じ易い欠
点があり、そのために該部に側板や継目材等の他部材を
組合せた構造のものがあるが、これらがヒートブリッジ
及び音響ブリッジとなって防火、遮音性能上マイナスと
なる欠点がある。
以上の欠点を補うために該部を他の部材を組合せた構造
や複雑な形状とする対策がなされているものがあるが、
いずれも他部材を必要としたり、構造が複雑となる欠点
を有する。
本考案は以上の欠点を解決し、防火、遮音性能に優れ、
且つ構造が簡単な壁体構造を提供するものである。
従来、石膏やコンクリート等の無機質材料は引張強度、
曲げ強度が小さいことから折板状の板材を作ることは技
術的に困難であった。
最近これらに関し、ガラス繊維補強技術の研究を進めた
結果、厚さが小さくても強度が大きいガラス繊維補強石
膏板(以下GRC板という)、或はセメント板(以下G
RC板という)を開発し、さらに折板状の形状とするこ
とも可能となった。
本考案はこの研究開発によって得られた折板状GRG板
又はGRC板を建築部材として活用することを意図した
ものである。
以下本考案の実施例を折板状GRG板を用いた間仕切壁
について図面により説明する。
先ず間仕切壁を設ける位置の上部スラブ5の下端及び下
部の床面6上に取付金物3を取付ける。
折板状GRG lを、平行する平面部1a、lb間に方
向の異る傾斜部1c、IC’を連続して、その断面形状
が正、逆角錐台形の連続する折板状に構成する。
(第3図、第4図参照)前記上、下の取付金物3に折板
状GRG板1をはめ込んで固定させ、順次折板状GRC
板1をその巾方向側辺を突合せるか或は一部重ね合せる
ことにより相互隣接させて連続した下地構造を形成する
この折板状GRG板1に表面材2の石膏ボードを釘、ス
テーブル4を用いて取付ける。
この場合、石膏ボードの相互の接合目地8は折板状GR
G板1の接合部7でない凸表面の平面部1aibのほぼ
中央になる様にする(第3図)折板状GRG板1による
下地構造の表裏両側に順次石膏ボードを同様に取付ける
ことにより間仕切壁が構成される。
使用する表面材2としては石膏ボードを例示したが、そ
の他石綿スレート板、けい酸カルシウム板等を使用する
こともでき、その取付に際しては各々の材料に適合した
釘、ビス、ステーブル等を用いて折板状GRG板或いは
GRC板に取付ける。
(1)本考案に使用する折板状のGRG板或いはGRC
板は無機質不燃材料であるので、表面材に不燃材料を選
択すれば防火性に優れた壁体が得られる。
(2)折板状qRG板或いはGRC板と表面材との間に
は角錐台形状の中空層を形威し、防火、遮音性能を良く
するが、さらに該中空層内にロックウール、グラスウー
ル等を入れることにより、その性能の向上をはかること
ができる。
(3) 折板状qRG板或はGRC板の下地構造は連
続した仕切板として作用し、それ自体でかなりの防火、
遮音性能を有すると共に、GRG板或はGRC板は平行
する平面部間に傾斜部を連続して、その断面形状を正、
逆角錐台形の連続する折板状としたので、一枚の連続す
るGRG板或はGRC板の平行する平面部1a、lbが
両側の表面板2と接触し、かつ表面材2との接触面積が
十分にあり、表面板との接合が容易であり、かつ傾斜部
1cと相まって波形芯材のものに比し剛性の大きい間仕
切壁とすることができる。
(4)表面材相互の接合目地8と折板状GRG板或はG
RC板相互の接合部7が、同一場所になくかつ表面材支
持面積が広いため表面材相互の接合目地8に多少の隙間
があっても壁体全体を貫通する隙間となり得ないので、
防火、遮音性能の優れた壁体が得られる。
(5)従来の様に防火、遮音上の弱点となる隙間を防止
するため、接合目地部8に側板や継目材等の他部材を用
いたり、特殊な形状とする等の複雑な構造とする必要が
なく構造が簡単となる利点がある。
(6)さらに、本考案の壁体は表裏両面の表面材2が比
較的厚さの小さい下地材を介し、且つ同一断面にない位
置でそれぞれ取付けられている構造であることから、従
来の下地軸組や複合パネルの接合部で問題となるヒート
ブリッジや音響ブリッジの影響が少なく、全体としての
防火、遮音性能が向上する。
以上の様に本考案は構造が簡単で且つ防火、遮音性能の
優れた壁体構造である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例を示す斜視図、第2図は縦断面図、第3
図は横断面図、第4図は折板状GRC板或はGRC板の
他の断面図である。 1・・・・・・ガラス繊維補強無機質成形体、1a、1
b・・・・・・平面部、lc、IC’・・・・・・傾斜
部、3・曲・取付金物、4・・・・・・釘、5・・・・
・・上部スラブ、6・・・・・・床、7・・・・・・成
形体の接合部、8・・・・・・表面板の接合目地。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 波形の頂部及び傾斜部をそれぞれ平面に形威された
    ガラス繊維補強の無機質変形波形板を、複数枚、その波
    形が連続するようい、粱又は上部スラブの下面及び床面
    に設かた取付金物に嵌め込み、その無機質変形波形板の
    両面に、かつ前記各頂部の平面部に亘って、複数枚の表
    面板をそれぞれ互に接合して固定し、該表面板の接合目
    地を前記頂部の平面部上に位置せしめ、更に該接合目地
    を、前記無機質変形波形板の連続部と[陥させたことを
    特徴とするガラス繊維補強無機質硬化成形体による間仕
    切壁。 2 ガラス繊維補強の無機質変形波形板はガラス繊維補
    強の石膏板であることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のガラス繊維補強無機質硬化成形体によ
    る間仕切壁。 3 ガラス繊維補強の無機質変形波形板はガラス繊維補
    強のセメント板であることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のガラス繊維補強無機質硬化成形体
    による間仕切壁。 4 表面板は石膏ボードであることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のガラス繊維補強無機質硬
    化成形体による間仕切壁。
JP1977025916U 1977-03-04 1977-03-04 ガラス繊維補強無機質硬化成形体による間仕切壁 Expired JPS6035699Y2 (ja)

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JPS53120811U JPS53120811U (ja) 1978-09-26
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