JPH065453Y2 - 建物用パネル - Google Patents
建物用パネルInfo
- Publication number
- JPH065453Y2 JPH065453Y2 JP40298890U JP40298890U JPH065453Y2 JP H065453 Y2 JPH065453 Y2 JP H065453Y2 JP 40298890 U JP40298890 U JP 40298890U JP 40298890 U JP40298890 U JP 40298890U JP H065453 Y2 JPH065453 Y2 JP H065453Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back surface
- panel body
- panel
- side edge
- inorganic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【０００１】
本考案はプレハブ住宅の外壁等に用いられる建物用パネ
ルに関する。
ルに関する。
【０００２】
従来、外壁材として実開昭５６−１００６２９号公報に
記載の考案（以下、第１従来例という）が知られてい
た。この考案は、石膏混入セメント長尺板の長手方向側
端面に実部を有する外壁材において、実部近傍を除く裏
面に無機繊維を固着したものである。
記載の考案（以下、第１従来例という）が知られてい
た。この考案は、石膏混入セメント長尺板の長手方向側
端面に実部を有する外壁材において、実部近傍を除く裏
面に無機繊維を固着したものである。
【０００３】 また、建築用パネルとして実公昭５０−９１３１号公報
に記載の考案（以下、第２従来例という）が知られてい
た。この考案は、金属、合成樹脂等からなる板状の主体
の裏面に不燃防火性と断熱性とを有する硬質板を重ねる
と共にその裏面に嵩だかの弾性を有する断熱材を重ね、
且つ前記断熱材の下面を前記主体の両側端縁から下方へ
延びる側壁の下端より下方へ湾曲膨出させてなる建築用
パネルである。
に記載の考案（以下、第２従来例という）が知られてい
た。この考案は、金属、合成樹脂等からなる板状の主体
の裏面に不燃防火性と断熱性とを有する硬質板を重ねる
と共にその裏面に嵩だかの弾性を有する断熱材を重ね、
且つ前記断熱材の下面を前記主体の両側端縁から下方へ
延びる側壁の下端より下方へ湾曲膨出させてなる建築用
パネルである。
【０００４】
第１従来例は、長尺板の長手方向側端面に相じやくり実
部を有するもので、外壁材を運搬するときなどに生じる
実部破損の備えがない。また、外壁材同士の接続が相じ
やくりによるものである。
部を有するもので、外壁材を運搬するときなどに生じる
実部破損の備えがない。また、外壁材同士の接続が相じ
やくりによるものである。
【０００５】 第２従来例は、湾曲膨出した断熱材があるため、断熱材
が圧縮され、板構造との間に隙間を作らない効果がある
とうたっている。つまり、この断熱材の湾曲膨出部が側
壁破損の備えとなることは全く考えられていない。嵩だ
かの断熱材が硬質板と主体の変形を防止することに効果
の重点がおかれているのである。
が圧縮され、板構造との間に隙間を作らない効果がある
とうたっている。つまり、この断熱材の湾曲膨出部が側
壁破損の備えとなることは全く考えられていない。嵩だ
かの断熱材が硬質板と主体の変形を防止することに効果
の重点がおかれているのである。
【０００６】 ところが、無機材料で形成したパネル本体の背面におけ
る両側端部に同じく無機材料で形成した側縁材がそれぞ
れ側端面を面一にして固着された建築用パネルの場合、
側縁材がパネル本体と一体的に形成されているので運搬
中等にこの側縁材が破損されることが多かった。
る両側端部に同じく無機材料で形成した側縁材がそれぞ
れ側端面を面一にして固着された建築用パネルの場合、
側縁材がパネル本体と一体的に形成されているので運搬
中等にこの側縁材が破損されることが多かった。
【０００７】 また、両側縁材が建物の軸組に取付けられるが、この両
側縁材とパネル本体とが同じ材料で形成されているた
め、火災等のとき、いわゆるヒートブリッジを阻止する
ことができなかった。
側縁材とパネル本体とが同じ材料で形成されているた
め、火災等のとき、いわゆるヒートブリッジを阻止する
ことができなかった。
【０００８】 本考案はこのような問題点に鑑みて創作したものであ
る。
る。
【０００９】
本考案の建物用パネルは、無機材料で形成したパネル本
体の背面における両側端部にパネル本体と同じ無機材料
で形成した側縁材がそれぞれ側端面を面一にして固着さ
れた建物用パネルであり、パネル本体の全背面には亜鉛
鉄板等の金属板が張着され、両側縁材はパネル本体の背
面に張着したこの金属板を介してパネル本体の背面に固
着され、両側縁材間に中央部が該両側縁材の背面よりも
後方へ湾曲状に膨出されたグラスウール等の無機質断熱
材が装着されたものである。
体の背面における両側端部にパネル本体と同じ無機材料
で形成した側縁材がそれぞれ側端面を面一にして固着さ
れた建物用パネルであり、パネル本体の全背面には亜鉛
鉄板等の金属板が張着され、両側縁材はパネル本体の背
面に張着したこの金属板を介してパネル本体の背面に固
着され、両側縁材間に中央部が該両側縁材の背面よりも
後方へ湾曲状に膨出されたグラスウール等の無機質断熱
材が装着されたものである。
【００１０】
パネル本体の背面における両側端部に固着した側縁材は
無機材料で形成され、しかも小さい部材であるから、運
搬中等に破損され易い。しかし、パネル本体の背面に装
着されたグラスウール等の無機質断熱材の中央部が、両
側縁材の背面よりも後方へ湾曲状に膨出されている。し
たがって、建物用パネルを重ね合わせて運搬しても、側
縁材を破損させることはない。
無機材料で形成され、しかも小さい部材であるから、運
搬中等に破損され易い。しかし、パネル本体の背面に装
着されたグラスウール等の無機質断熱材の中央部が、両
側縁材の背面よりも後方へ湾曲状に膨出されている。し
たがって、建物用パネルを重ね合わせて運搬しても、側
縁材を破損させることはない。
【００１１】 また、無機質断熱材および無機質側縁材と無機質パネル
本体との間に金属板が介在されているから、いわゆるヒ
ートブリッジを防止するとともに輻射熱を遮断すること
ができる。さらに、金属板が水分、湿気の通過を防止す
ることができる。
本体との間に金属板が介在されているから、いわゆるヒ
ートブリッジを防止するとともに輻射熱を遮断すること
ができる。さらに、金属板が水分、湿気の通過を防止す
ることができる。
【００１２】
パネル本体１は、石綿やガラス繊維等の無機質繊維ある
いはこれらに類似する不燃性無機材料を１種または２種
以上配合したコンクリートで平板状に形成したものであ
る。このコンクリートは発泡させたものであってもよ
い。形成手段は、型詰め成形と押出成形のいずれであっ
てもよい。パネル本体１の全背面には亜鉛鉄板等の金属
板２が張着されている。
いはこれらに類似する不燃性無機材料を１種または２種
以上配合したコンクリートで平板状に形成したものであ
る。このコンクリートは発泡させたものであってもよ
い。形成手段は、型詰め成形と押出成形のいずれであっ
てもよい。パネル本体１の全背面には亜鉛鉄板等の金属
板２が張着されている。
【００１３】 本考案建物用パネルＡは、このように形成したパネル本
体１の両側端部の背面に金属板２を介在させて側縁材
３，３がそれぞれ固着され、パネル本体１の背面におけ
る両側縁材３，３の間にグラスウール，ロックウール等
の無機質断熱材２０が中央部を該両側縁材３，３の背面
よりも後方へ膨出２１して装着されたものである（第１
図参照）。したがって、パネル本体１とこの無機質断熱
材２０との間には金属板２が介在されている。
体１の両側端部の背面に金属板２を介在させて側縁材
３，３がそれぞれ固着され、パネル本体１の背面におけ
る両側縁材３，３の間にグラスウール，ロックウール等
の無機質断熱材２０が中央部を該両側縁材３，３の背面
よりも後方へ膨出２１して装着されたものである（第１
図参照）。したがって、パネル本体１とこの無機質断熱
材２０との間には金属板２が介在されている。
【００１４】 なお、両側縁材３，３はパネル本体１の全長にわたって
形成されており、この両側縁材３，３の側端面３１はパ
ネル本体１の側端面１１と面一となされている。また、
無機質断熱材２０の背面は両側縁材３，３の背面よりも
後方へ湾曲状に膨出２１されている。こうすることによ
って、運搬中のクッション効果が得られるとともに、軸
組への建物用パネルの取付けを、両側縁材の破損を気に
しないで、容易にすることができる。
形成されており、この両側縁材３，３の側端面３１はパ
ネル本体１の側端面１１と面一となされている。また、
無機質断熱材２０の背面は両側縁材３，３の背面よりも
後方へ湾曲状に膨出２１されている。こうすることによ
って、運搬中のクッション効果が得られるとともに、軸
組への建物用パネルの取付けを、両側縁材の破損を気に
しないで、容易にすることができる。
【００１５】 パネル本体１とは別個に形成された側縁材３，３はパネ
ル本体１と同じ材料で形成するとよく、形成手段は，型
詰め成形と押出成形のいずれであってもよい。
ル本体１と同じ材料で形成するとよく、形成手段は，型
詰め成形と押出成形のいずれであってもよい。
【００１６】 パネル本体１の背面における中程に両側縁材３，３と略
平行な中筋材６が固着されているとよい。この中筋材６
はパネル本体１の補強材ともなる。中筋材６はパネル本
体１と同じ材料で形成するとよく、形成手段は型詰め成
形と押出成形のいずれであってもよい。また、パネル本
体１の背面に複数本の中筋材６が適当な間隔で固着され
ていてもよい。
平行な中筋材６が固着されているとよい。この中筋材６
はパネル本体１の補強材ともなる。中筋材６はパネル本
体１と同じ材料で形成するとよく、形成手段は型詰め成
形と押出成形のいずれであってもよい。また、パネル本
体１の背面に複数本の中筋材６が適当な間隔で固着され
ていてもよい。
【００１７】 グラスウール等の無機質断熱材２０は、該中筋材６と両
側縁材３，３との間にそれぞれ該両側縁材３，３及び中
筋材６の背面よりも後方へ膨出して装着されている。こ
れら無機質断熱材２０の背面も両側縁材３，３の背面よ
りも後方へ湾曲状に膨出２１されている。無機質断熱材
２０はパネル本体１の背面に接着剤あるいはビス（図示
省略）等を用いて装着される。
側縁材３，３との間にそれぞれ該両側縁材３，３及び中
筋材６の背面よりも後方へ膨出して装着されている。こ
れら無機質断熱材２０の背面も両側縁材３，３の背面よ
りも後方へ湾曲状に膨出２１されている。無機質断熱材
２０はパネル本体１の背面に接着剤あるいはビス（図示
省略）等を用いて装着される。
【００１８】 側縁材３及び中筋材６は、パネル本体１の背面に接着材
あるいはビスを用いて固着される。
あるいはビスを用いて固着される。
【００１９】 本考案建物用パネルＡの各構成部材の寸法は、建物用パ
ネルの使用場所の寸法に対応して決定され、ここで例示
するものに限定されない。第１図に示すパネル本体１の
寸法は、例えば、横幅Ｌ１が９８９mm、厚さＷ１が１
６．５mm、たて幅（図示省略）が１０００mm〜２０００
mmで、側縁材３の寸法は、横幅Ｌ２が７５mm、厚さＷ２
が１６．５mmである。
ネルの使用場所の寸法に対応して決定され、ここで例示
するものに限定されない。第１図に示すパネル本体１の
寸法は、例えば、横幅Ｌ１が９８９mm、厚さＷ１が１
６．５mm、たて幅（図示省略）が１０００mm〜２０００
mmで、側縁材３の寸法は、横幅Ｌ２が７５mm、厚さＷ２
が１６．５mmである。
【００２０】 次に、複数枚の建物用パネルＡ１，Ａ２，Ａ３を建物の
軸組３０に取付ける手段について説明する。
軸組３０に取付ける手段について説明する。
【００２１】 第２図が建物用パネルＡ１を軸組３０に取付けた構造で
ある。軸組３０は木材製の柱３１，間柱３２からなる。
軸組３０はコンクリート基礎（図示省略）の上に立設さ
れたものである。
ある。軸組３０は木材製の柱３１，間柱３２からなる。
軸組３０はコンクリート基礎（図示省略）の上に立設さ
れたものである。
【００２２】 建物用パネルＡ１は柱３１，間柱３２の外側面に添設さ
れ、ビス，釘３３で固着される。３４は柱３１，間柱３
２の内側面に張着された石膏ボード等の内壁パネルであ
る。内壁パネル３４はビス，釘３５で柱３１，間柱３２
に固着されている。なお、本考案建物用パネルは鉄骨軸
組にも用いられることはいうまでもない。
れ、ビス，釘３３で固着される。３４は柱３１，間柱３
２の内側面に張着された石膏ボード等の内壁パネルであ
る。内壁パネル３４はビス，釘３５で柱３１，間柱３２
に固着されている。なお、本考案建物用パネルは鉄骨軸
組にも用いられることはいうまでもない。
【００２３】
パネル本体の背面に装着された無機質断熱材が、その背
面がパネル本体の背面における両側端部に固着された両
側縁材の背面よりも後方へ湾曲状に膨出して装着された
建物用パネルであるから、建物用パネルを重ね合わせた
とき、無機質断熱材がクッションの役目をなし、運搬中
等において両側縁材を破損させるようなことはなくな
る。
面がパネル本体の背面における両側端部に固着された両
側縁材の背面よりも後方へ湾曲状に膨出して装着された
建物用パネルであるから、建物用パネルを重ね合わせた
とき、無機質断熱材がクッションの役目をなし、運搬中
等において両側縁材を破損させるようなことはなくな
る。
【００２４】 両側縁材の側端面とパネル本体の側端面とは面一となさ
れている。したがって、両側縁材が同じ位置にあり、建
物用パネルを重ね合わせると、無機質断熱材の膨出部が
パネル本体の中央部に当接し、重なり合う両側縁材同士
にかかる荷重を緩和し、破損を防止することができるの
である。
れている。したがって、両側縁材が同じ位置にあり、建
物用パネルを重ね合わせると、無機質断熱材の膨出部が
パネル本体の中央部に当接し、重なり合う両側縁材同士
にかかる荷重を緩和し、破損を防止することができるの
である。
【００２５】 また、無機質断熱材および無機質側縁材と無機質パネル
本体との間に金属板が介在されているから、いわゆるヒ
ートブリッジを防止するとともに輻射熱を遮断すること
ができる。さらに、金属板が水分，湿気の通過を防止す
ることができる。
本体との間に金属板が介在されているから、いわゆるヒ
ートブリッジを防止するとともに輻射熱を遮断すること
ができる。さらに、金属板が水分，湿気の通過を防止す
ることができる。
【図１】 本考案建物用パネルの実施例を示す横断面図である。
【図２】 建物用パネルを軸組に張着した横断面図である。
１ パネル本体 ２ 金属板 ３ 側縁材 ６ 中筋材 ２０ 無機質断熱材 Ａ 建物用パネル
Claims (1)
- 【請求項１】無機材料で形成したパネル本体の背面にお
ける両側端部にパネル本体と同じ無機材料で形成した側
縁材がそれぞれ側端面を面一にして固着された建物用パ
ネルであり、パネル本体の全背面には亜鉛鉄板等の金属
板が張着され、両側縁材はパネル本体の背面に張着した
この金属板を介してパネル本体の背面に固着され、両側
縁材間に中央部が該両側縁材の背面よりも後方へ湾曲状
に膨出されたグラスウール等の無機質断熱材が装着され
たことを特徴とする建物用パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40298890U JPH065453Y2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 建物用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40298890U JPH065453Y2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 建物用パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03129617U JPH03129617U (ja) | 1991-12-26 |
| JPH065453Y2 true JPH065453Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=31699972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40298890U Expired - Lifetime JPH065453Y2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 建物用パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH065453Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-10 JP JP40298890U patent/JPH065453Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03129617U (ja) | 1991-12-26 |
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