JPS6032790Y2 - キヤビネツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テレビジョンなどの木製キャビネットに関し
、セットの大きさが違う場合においてもバードボードを
曲げる等して作成した裏板を共用することができ、その
時にも横幅の隙間を生じないものを提供するものである
。

従来、バードボードを断面コ字状に曲げた裏板を共用し
て各種の大きさのキャビネットに用いる場合、横幅の隙
間をうめる方法として、裏板を嵌合させるための金具と
、キャビネット本体に固定させるための木材を用いてい
るものであったが、組み立てる工数及び材料コストが高
くかかり、金具を生産するための金型も必要であるとい
う欠点があった。

本考案は、かかる従来の欠点を解消することを目的とす
るもので、木材の板に簡単な加工をするだけで材料コス
ト及び生産コストが安価ですみ、それほど大規模な生産
設備を使用しないで製造できるものを提供するものであ
る。

本考案は図面を用いて説明する。

図はその組立図を示し、１はキャビネット本体、２は断
面コ字状にした裏板、３は補助裏板で、長方形の板４に
その長辺と平行に溝５を設け、また、両端部に六６を設
けている。

組立てる場合には、図の如く、キャビネット本体１の裏
面開口部の一方の側部に、補助裏板３の位置を決める木
片７を上下に設けておき、補助裏板３をキャビネット１
の面に合わせて取り付ける。

その後、上下の穴に木ネジ８を挿入してキャビネット１
と固定する。

そして、裏板２の一端を補助裏板３の溝５に嵌め合わせ
て裏面開口部に取り付ける。

このように本考案によれば、簡単な補助裏板を用いて容
易に底コストにキャビネットを作成することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例におけるキャビネットの組立図で
ある。 １・・・・・・キャビネット本体、２・・・・・・裏板
、３・・・・・・補助裏板、４・・・・・・板、５・・
・・・・溝、６・・・・・・穴、７・・・・・・木片、
８・・・・・・木ネジ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 長方形の木材板にその長辺と平行に溝を設け、かつ両端
   部に穴を設けた形状の補助裏板をキャビネット本体の裏
   面開口部の方の側部に取り付け、断面コ字状の裏板をそ
   の一端を上記溝に嵌め合わせて本体に取り付けてなるキ
   ャビネット。