JPS6032287B2 - 案内線插通装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えばビニールチューブ等に束電線を挿適
するにあたり、その東電線を案内するための案内線を前
もって挿通させるための案内線挿通装置に関するもので
ある。

従来からコネクタケーブルを製作するにあたって、電線
を保護する目的で東電線にビニールチューブを被覆する
ことが行われている。

このビニ−ルチューブに東電線を挿適するのに従釆は次
のような方法がとられていた。すなわち、例えば錫メッ
キ欧銅線からなる案内線を引伸してまつすぐにし、これ
をビニールチュ−ブに挿通し、しかる後に、案内線の一
端を東電線の一端に半田付けし、案内線によりビニール
チューブ内に東電線を案内して挿入するものであった。
しかし、このような方法は、作業性に劣る上、使用後の
錫メッキ軟銅線はその都度廃棄されており、経済的にも
難点があった。

この発明の目的は、案内線挿通作業を簡略化するのに有
効な新規な案内線挿通装置を提供することにある。

この発明による案内線挿通装置の主な特徴は、案内線に
取付けたフラッパをチューブ内に空気流で圧送すること
により人手を介さずに案内線の挿通を可能にした点にあ
る。

以下、添付図面に示す実施例についてこの発明を詳述す
る。

第１図は、この発明の一実施例による案内線挿通装置の
本体を示し、第２図は、この装置の使用態様を示してい
る。

これらの図において、本体１川ま木材、金属、合成樹脂
などの適当な材料からなり、比較的大径の一端部１０ａ
から比較的小径の池端部１０Ｍこ向けて直径が漸減する
ようなほぼ円錐台の形状を有している。この本体１０‘
こはその軸線に沿って一端部１０ａから池端部１０ｂに
するように空気導入孔１２が形成されており、この空気
導入孔１２の一端１２ａには空気Ａを導入するための口
金１６が豚合されている。また、本体１０の側面から空
気導入孔１２に蓮適するように案内線挿入孔１４が設け
られ、符号１４ａはこの孔１４の入口を示す。孔１４の
入口１４ａから孔内にもめん糸やたこ糸等のくり糸から
なる案内線１８が挿入され、この案内線１８は孔１４か
ら孔１２を介して孔１２の他端１２ｂ側へ導かれている
。孔１２の他端から延長している案内線１８の先端には
フラッパ２０が取付けられている。上記装置を使用する
にあたっては第２図に示すようにビニールチューブ２２
の一端側の関口部に本体１０を隊合させた状態で圧縮空
気Ａを孔１２内に吹込むようにする。このようにすると
、フラッパ２川ま空気流により矢印Ｘ方向にチューブ内
を圧送され、それによって案内線１８はチューフ２２の
池端側まで挿通されることになる。この発明による案内
線挿通装置の利点としては次のようなもを挙げることが
できる。

｛１｝ 本体が円錐台状であるため、チューブとしては
その直径が異なっていても本体に適合できる。

【２｝ 従来方法に比べ挿入作業が容易になると共に、
作業時間が約１′２に短縮される。

｛３｝ 案内線としても、もめん糸やたこ糸等のくり糸
を使用しているので、チューブに挿通させる東電線との
接続はくり糸の後端を東電線に結び付けるだけでよく、
半田付けなぜどの面倒な作業が不要である。

■ 案内線は使用に耐えられなくなるまで反復して使用
することができ、従来のように使用の都度廃棄しなくて
すむので経済的である。

【図面の簡単な説明】

第．１図は、この発明の一実施例による案内線挿通装置
の本体を示す斜視図、第２図は、第１図の装置を使用し
てビニールチューブに案内線を挿入する際の作業態様を
示す断面図である。 １０・・…・本体、１２・・・・・・空気導入孔、１４
・・・・・・案内線挿入孔、１６・・・・・・空気導入
口金、１８・・・・・・案内線、２０……フラツパ、２
２…．・・チューフ。 第１図第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 比較的大径の一端部から比較的小径の他端部に向け
   て直径が漸減するほぼ円錐台状に形成して前記他端部を
   案内線挿通用のチユーブに嵌合し得る本体を備え、この
   本体にはその軸線に沿つて前記一端部から前記他端部に
   達するように空気導入孔を形成すると共に、前記本体の
   側面から前記空気導入孔に連通するように案内線挿入孔
   を形成してなり、前記空気導入孔は一端部側から他端部
   側にむけて空気流が圧送し得るように構成し、前記案内
   線挿入孔は先端にフラツパを装着し後端に挿通すべき束
   線を連結したくり糸からなる案内線を挿通し得るように
   構成したことを特徴とする案内線挿通装置。