JPS6029843B2

JPS6029843B2 - 連続燃焼装置

Info

Publication number: JPS6029843B2
Application number: JP57023728A
Authority: JP
Inventors: 五郎森
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1982-02-17
Filing date: 1982-02-17
Publication date: 1985-07-12
Also published as: JPS58142102A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、各燃料及び各種廃棄燃料物等を下方より自
由に投入して効率良く連続的に燃焼せしめる事を目的と
した連続燃焼装置に関するものである。

従来この種の連続燃焼装置は、その装置の上部より各種
の燃焼物を挿入燃焼せしめる事が一般的に各種実施され
ているものである。

然し、この場合、非常に燃焼効力が悪いと共に、燃焼し
た残淫の排出作業の手間が面倒である欠点がある。また
、この種のものは横型の装置のものが多く、従って、設
置面積を多大に必要とすると共に、小型化できないと云
う欠点がある。更に、上部より燃料を供給するのでは、
高温ガスが未燃焼、燃料の間隙を通過する際の温度変化
に伴って発生した有効な燃焼ガスを利用するものである
が、燃焼ガスを発生させるための温度が高いので無駄が
多く、燃料供給から炉板迄の距離が長いため構造的に大
変に不経済であると共に、ガスの発生が遅いと云う欠点
等もある。この発明はこの様な各種の欠点を解決せしめ
るために発明したものであって、その主たる構成とする
所は、外周の外壁筒体と、内方の中間壁筒と、加熱内壁
体とから構成され「加熱内壁体の内部には、外周に螺線
上の翼片を設けた回転筒を装設し、中間壁筒と加熱内壁
体との隔室には送水用の螺施管を配設する。

また、該翼片の上端外周には、放射状の誘導回転翼を備
えた回動盤を該回転筒に回転自在に装着し、回転盤の外
周には数個の排出隙間部を形成した調整環体を配設した
ものである。従って、この発明によると、装着の下部よ
り燃料を予熱しながら順次連続的に上方に供給できるの
で、低温度で燃焼ガスを発生させ、タールの発生も少な
く、且つ燃料の無駄を極力防止できる効果を達成する。
次にこの発明の実施例を図面について説明すると、外壁
筒体１は下部の受台２１上に立設され、その外壁筒体１
の内方に中間壁筒２を形成し、該中間壁筒２の内側に加
熱内壁体３を構成せしめてある。

この加熱内壁体３の内部には、外周に燃焼物の供給用の
螺線状の翼片５を設けた回転筒４を立設せしめてある。
この回転筒４の上部には、放射状の誘導回転翼６，６・
・・・・・を設けると共に、誘導回転翼６，６の下部に
送出口３１を穿設した回動盤３２を装設する。この誘導
回転翼６の外周には、内面数ケ所に残律を降下せしめる
間隙部２７を設けた隙間を調整する調整環体７を外壁筒
体１の内側位置に装設せしめてある。また、該回動盤３
２の内部には、回動盤３２を予熱するニクロム線８を収
納せしめてある。外壁筒体１の上部には、火床受台９を
装着せしめると共に、火床受台９の内側に火床１０と受
金１１とを載臆する受金取付枠２０を装設せしめてある
。そして、外壁筒体１の略下部より該翼片５に各種の燃
料を供給する供給筒１２を形成せしめる。次に、中間壁
筒２と加熱内壁体３との間に設けた隔室１９には、スェ
ージング加工した水を加溢して温水とする螺施管１８を
捲装せしめてある。この蝿施管１８は、下端に水の入口
となる注水管１３を連結すると共に、上端には出口とな
る排水管１３を連結せしめてある。符号１５は、中間壁
筒２に設けた空気供給筒を示し、１６は中間壁筒２と加
熱内壁体３との下方に設けた燃料の残律を排出する残蓬
出口筒である。また、１７は回転筒４の下端に取付けた
駆動軸を示し、駆動軸１７には、プ−１′２２を固定す
ると共に、プーリ２２にレベル２４を架設せしめる。外
壁筒体１の下端に設けた受台２１の内部には、減速機２
６を設けた電動機２５を装設せしめてある。該減速機２
６の主軸にプーリ２３を設け、このプーリ２３には該ベ
ルト２４の端部を架設せしめてある。２８は回動盤３２
に穿設した数個の空気用の通気孔を示したものである。

２９は火床１０‘こ設けた多数のガス出口孔で、３０は
ガス上昇孔を多数設けた通気隔枠で、誘導回転翼６の上
部に設置されている。

次にこの発明は上述の如く構成され、この装置の作動を
説明すると、先ず始動するには、電動機２５を作動する
と共に、装置部の回動盤３２のニクロム線８を予め子熱
する。

次に、各種の燃料を供給筒１２より注入すると、燃料は
回転筒４の回動で共に回転する。翼片５によって上方に
石炭又は各種の廃棄物等の燃料が供給される。この時所
定時間を経てニクロム線８への通電を自動的に停止して
、予熱容量及び燃料供給の調整とすることができる。燃
焼したガスは、通気隔蓋３０を上昇して、上部の火床１
０のガス出口孔２９，２９・・・・・・より上昇して点
火と共に焔となって燃焼する。燃焼された残律は、放射
状の誘導回転翼６によって外周に移動し、排出隙間部２
７より中間壁筒２と加熱内壁体３の間に降下し、加熱内
壁体３の内側で上昇送出されている燃料に予熱を与えな
がら、振動落下して残連出口筒１６より外部に排出する
。また、中間壁筒２と加熱内壁体３との間に配設した螺
施管１８には、下部より水を注入して加熱し、温水に変
えて排水管１４より外部に提供するものである。また、
操作中に供給した燃料が詰まる場合には、受金取付枠２
０を自動的に押上げて、リミットスイッチ等の作動を以
て駆動軸１７及び翼片５の回転を緊急停止させ、安全性
を充分に考慮したものである。以上の如くこの発明によ
れば、原料の供給を装置の下方より上方に向って燃焼す
るため、燃料に無駄が少なく、常に小型化でき、大変に
経済的であると共に、一般の需要者にも提供できる効果
がある。

そして、従来の燃焼装置は、一般的に上部より原料を供
給し、下部で原料を燃焼させるため、燃焼ガスを発生さ
せるための温度が高いので無駄が多く、燃料供給から炉
板までの距離が長いため、構造的に不経済であり、ガス
の発生が大変に遅いものであるが、この発明によれば下
部より燃料を子熱しながら順次供給するので、燃焼部分
で集中的に低い温度で燃焼ガスを発生させる効果と、燃
料の無駄もなく、且つ燃焼ガスの発生も著しく敏速とな
る優れた効果がある。そして、加熱内壁体の内側の回転
筒に設けた翼片によって、原料である燃料物は、確実な
速度で適正量を供給でき、燃焼効果を著しく向上する効
果がある。また、予熱をニクロム線を以て操作できるの
で、大変に操作が簡便で安全である効果と、放射状の誘
導回転翼を備えた回動盤と、その外周に設けた排出隙間
部を形成した調整環体とによって、燃料を緩やかに送る
と共に燃料のガス化が平均化され、燃焼効率が著しく良
好で、且つ燃料の残連を回転翼が順次正確に外周に送り
、排出隙間部よ肌頃次少量ずつ完全に降下排出せしめる
効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施の態様を示すもので、第１図は本
装置の縦断側面図、第２図は誘導回転翼の部分を上方か
ら見た平面図、第３図は同じく一部欠除した側面図、第
４図は螺施状の断面図である。符号１は外壁筒体、２は中間壁筒、３は加熱内壁体、４
は回転筒、５は翼片、６は譲導回転翼、７は調整環体、
８はニクロム線、１０は火床、ｌ１は受金、１２は供給
筒、１３は注水管、１４は排水管、１５は空気供給筒、
１６は残律出口筒、１８は螺施管、１９は隔室部、２川
ま受金取付枠、２１は受台、２７は排出隙間部、２８は
通気孔、２９はガス出口孔、３０は通気隔蓋、３１は送
出口、３２は回動盤である。第１図第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

１下方より各種の燃焼物を挿入する縦型の連続燃焼装
置に於いて、外周の外壁筒体と内方の中間壁筒と、加熱
内壁体とから構成され、該加熱内壁体の内部には、外周
に螺線上の翼片を設けた回転筒を装設せしめ、該中間壁
筒を加熱内壁体との隔室には送水用の螺施管を配設せし
め、且つ、該翼片の上端外周には予熱用のニクロム線を
収納した回動盤を装設すると共に、回動盤の上部に端部
を回転筒に装着した放射状の誘導回転翼を装設せしめ、
該回転翼の外周には数個の排出隙間部を形成した調整環
体を配設せしめ、且つ、前記外壁筒体の上部には、火床
を有する火床受台を装設すると共に、その火床には燃焼
ガスが通過する多数のガス出口孔を形成せしめ、該ガス
出口孔より点火と共に燃焼せしめる事を特徴とする連続
燃焼装置。