JPS6029504B2 - 音響および光の信号を発生する装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は音響および光の信号を発生する装置に関する。

本発明による装置は例えば医学的装置、特に中枢神経系
の機能的な状態を制御するために用いられる。本発明は
、睡眠を誘いまた睡眠を深くし、また覚醒状態のレベル
を上昇させることに効果的であり、また、不眠症の対策
および異常な曙眼の対策に役立つものである。

科学技術の急速な発展、情報の爆発的増加、および時間
に対してベースを保つ必要性はすべて中枢神経系に強大
な影響をもたらしている。結果として生ずるストレスは
必ず過度の興奮または不規則な催眠に導き、強力に人の
健康および仕事量に影響する。このような場合にいよい
よ用いられる薬剤は標準的には有毒な催眠剤を含んでい
る。

薬剤療法が長引くと習慣となり、患者はより多くの服用
量またはより効能ある薬剤を与えられねばならない。中
枢神経系を光または音のような物理的現象の効果にさら
すことによって薬剤療法を免除する多くの試みがなされ
た。たとえば、海の波の砕ける音または単調な雨の騒音
のような規則的に繰返す光および音の効果を利用する装
置が知られている。この装置は大脳の皮質の抑制を生じ
、いましば患者をして睡眠に入らせるが、正常な睡眠の
習慣を回復し、不眠の原因をなしている、または逆に日
中睦気をもたらす生体リズムの不規則性を除去するに十
分な効果を有するに至らない。制御された音響パルス（
ａｕｄｉｏｐｕｌｓｅ）のベースメーカ、制御された光
パルスのベースメーカおよび患者が眠っているとき記録
された脳の生体電流の変化に従って２個のベースメーカ
を制御するためのユニットを具備する装置はさらに知ら
れている。

検討中の装置の制御ユニットは、その腕部の一つに接続
されたトランジスタ段を有するマルチパイプレータであ
る。

この段の抵抗はプログラムユニットにより印加される電
圧のレベルに従って変化し、該プログラムユニットは患
者が睡眠に入った期間にわたる脳電図の支配的な周波数
の変化の型を蓄積する。検討中の装置は中枢神経系に働
きかける緑色のようなただ一色および４００ＨＺのピッ
チ（周波数）のような一つのピッチのみ使用できるが、
異なった色彩および患者の生体リズムを変える音のピッ
チを使用しなくては患者への持続する効果を生ずること
はできない。その上該装置は患者を睡眠に入らせること
に使用することだけでき、刺激を与える動作は有しない
。本発明の主な目的は、音響パルスのベースメーカ、光
のパルスのベースメーカおよびその制御系統が、患者の
精神生理学的状態に応じて、患者を弛緩した状態または
刺激された状態にすることを可能にするように設計され
た、音響および光の信号を発生する装置を提供すること
にある。

本発明はまた下記の事項をも目的とする。

すなわち、短時間で患者を緊張から解き、眠気を催させ
ること。また生体リズムの再調整により、睡眠の異常が
解消されること（昼間において生体リズムに対して影響
が施こされ、そしてその結果、夜間睡眠の異常が除去さ
れる）。また、覚醒時における生体リズムに対する影響
付与が患者に対する刺激となり、作業能力、記憶能力を
改善すること。本発明は、制御された音響パルスのベー
スメーカ：制御された光のパルスのベースメーカ；およ
び２個のベースメーカを制御する系統；を具備する音響
および光の信号を発生する装置であって、光のパルスの
ベースメーカにより発生される光の信号の色彩における
適用可能な色相の数が音響パルスのベースメーカのそれ
ぞれ個別の周波数を有する適用可能な音響信号の数に等
しいこと；制御系統は、２個のベース〆−机こより発生
された信号の周波数、振幅および持続期間を設定するた
めのユニットを具備し、該設定ユニットはその出力をベ
ースメーがこ接続されている変調器に別々に接続され、
それにより音響および光の信号の周波数、振幅および持
続期間を同期して変えること；変調器もまた光の信号源
の色彩用変調器および音響信号のピッチの変調器をスイ
ッチするスイッチに接続されること；該装置は設定ユニ
ットを制御するユニットをさらに含み、該ユニットは光
の信号源および音響信号の色彩およびピッチの変調器を
それぞれスイッチする順序を制御する信号を形成するこ
と：該プログラムユニットは、光および音響のベースメ
ーカの周波数、振幅およびパルス持続期間設定ユニット
へ接続され、与えられた期間にわたって信号の周波数、
振幅および持続期間を変えるための設定ユニットに対す
る信号を形成すること；を特徴とする装置を提供して構
成される。

本発明の装置は音響および光の信号を患者の生体リズム
に同期させるという点で利点を有する。

最初は、音響および光の信号のすべてのパラメー外ま患
者の最初の状態に対応し、これらのパラメータは患者の
弛緩されているかまたは刺激されているかの機能的な状
態における変化に従って変化される。その上、音響およ
び光の信号の周波数、振幅および持続期間を同期させる
ことから離れて、該装置は光および音響信号の色彩およ
びピッチ（周波数）の変化をそれぞれ中枢神経系の状態
の変化に従って同期する。制御された光のパルスのベー
スメーカは同じ色のランプのグループから成る異なった
色彩の電灯の集団であることが好ましい。

同じ色彩のグル−プにおける各ランプは異なったターン
オンしさい（管状のターンオンしきし、はスイッチ・オ
ンされるに必要な時間を決定し、各管球に対するターン
オンしきいの適当な選択により、管球の特別な連動順序
のプリセットを可能とする）を有し、それにより色彩に
おける彩度を変化する。波長は７７０から３８０ナノメ
ートル迄変化される。音響信号のピッチは８００から２
００ＨＺの範囲内で変化可能であり、これにより光の信
号の波長および音響信号のピッチの変化は両方共患者の
生体リズムの持続効果を生ぜしめ、彼または彼女の中枢
神経系の機能的な状態における持続する所望の変化を生
ずることを可能にする。

パルス周波数設定ユニット、パルス振幅設定ユニットお
よびパルス持続期間設定ユニットはそれぞれ２個のトラ
ンジスタを具備し、第１のトランジスタのベースは電圧
分割器を経由して第２のトランジスタのコレクタへ接続
され、第１のトランジスタのコレクタは鋸歯状電圧源お
よびプログラムユニットへ接続され第２のトランジスタ
のェミッ外ま電源へ接続され、該第２のトランジスタの
ベースは設定ユニットの出力として役立ち、変調器へ接
続される。

本発明の他の目的および利点は、添付の図面と共に以下
に示される好ましい実施例の詳細な記述の考察からより
明らかとなるであろう。

第１図は、本発明による音響および光の信号を発生する
装置の機能的なブロック図である。

該装置は、制御された光パルスのベースメーカー、訟御
された音響パルスのベースメーカ２、および光のパルス
のベースメーカ１の色彩および音響パルスのベースメー
カ２のピッチをそれぞれ切換えるためのユニット３を具
備し、該ユニット３はフリップフロップ回路を中０に作
られ、その詳細は下記に示されており、中枢神経系の活
動において用いられる色彩およびピッチ（周波数）の数
に対応する数のスイッチ４を具備する。検討中の実施例
は可視スペクトル、すなわち赤、燈、黄、緑、青、藍、
すみれの七色と７個の個別の周波数を有する音響信号を
利用している。この装置は将来、７個の同一の変調回路
６を具備する色彩およびピッチ変調ユニット５を含み、
それにより、これらの回路の数は色彩およびピッチ（周
波数）の数に等しく、変調回路６は信号の振幅および周
波数の変調を行なうものである。変調ユニット５の回路
６は、制御ユニット１０の設定ユニット７，８および９
により制御される。

ユニット７は、リズム信号の周波数を設定し、ユニット
８は、リズム信号の振幅すなわち音量および光の輝度を
設定し、ユニット９はリズム信号の持続期間を設定する
。前述の装置はスイッチ４を動作するためのユニット１
１をさらに含み、ユニット１１は、初期の色彩およびピ
ッチを選択し、ついで一つの色彩またはピッチから他の
一つの色彩またはピッチへと及ぶことを可能にする。

本発明による装置においては、患者を弛緩させるおよび
刺激するの両方を行なうことが意図されており、この目
的のため、設定ユニットの動作条件を制御するユニット
１３を設けている。

ユニット１３は鋸歯状の信号を形成する。ユニット１０
の設定ユニットは、鋸歯状信号の立上りまたは下降の縁
によって動作し、患者を睡眠に入らせる信号および目を
覚している患者を刺激する信号を慎重に発生する。ユニ
ット１０の設定ユニットの出力信号のパラメータは、生
体リズムにより、詳述すれば、たとえば脳電図によって
決定される。

この目的のために、ユニット１２を含む装置は生体リズ
ムの情報を供給する。ユニット１２は、初期状態の生体
リズムの周波数および患者が睡眠に入ったときまたは不
眠のレベルが上昇したとき起るこの周波数の変化を含め
て、生体リズムの情報の貯蔵部分である。

患者へリズム的なパルス動作を加えている間、生体リズ
ムの情報は、リズム的信号の周波数、振幅および持続期
間の変化のプログラムとして再生される。ユニット１２
は、４・型のテープ式録音機、磁気記憶素子の集合体等
のような、記憶および再生装置であることが好ましい。
次に前述のユニットのそれぞれおよびそれらの間の関係
の詳細な記述について考える。

光のパルスのベースメーカ１（第４図）はスクリーンの
全表面を覆って均一な間隔を保つ赤いランプのグループ
１９．・・・１９ｉのような単色ランプの複数個のグル
ープを具備する。これらのランプのグループの出力は、
スイッチ４，の切換接点および変調器６，の変調回路の
脈動する接点Ｋ３へ接続され（第５図）、第４図におい
ては、ランプの各グループは伝統的にＶと呼ぶ。色彩の
彩度は、同じ色彩のランプは異なったターンオンしきし
、を有する事実により変化する。ピッチは以下に示すよ
うに各色彩の範囲内で変化する。７個の変調器６のすべ
ては、ただ１個の変調器６を示している第３図と同一で
あり、該変調器６は非対称マルチパイプレータで、トラ
ンジスタＴ５およびＴ６を具備している。

トランジスタＴ５およびＴ６のコレクタ回路は抵抗器Ｒ
Ｉ１，Ｒ１２およびＲ１３を含み、トランジスタＴ５お
よびＴ６のベース回路は抵抗器Ｒ１４およびＲ１５を含
む。トランジスタＴ５のコレクタは、キヤパシタＣ３を
経由してトランジスタＴ６のベースへ接続されている。
トランジスタＴ６のコレクタはキヤパシタＣ４を経由し
てトランジスタＴ５のベースへ接続されている。キャパ
シタＣ３およびＣ４の正の端子はトランジスタＴ５およ
びＴ６のべ−スへ接続される。電源「十Ｂ」は、３組の
接点のグループを有する電磁継電器Ｐ２（第２図）の接
点Ｋ２″を経由し、変調器（ユニット４，から４７）へ
電流を供給する。継電器Ｐ２の接点Ｋ２″は、電源「十
Ｂ」をトランジスタＴ５およびＴ６のコレクタ回路へお
よびトランジスタＴ７のェミッタ回路へと接続し、接点
Ｋｉ川は電源「十Ｂ」を光のベースメーカ１のそれぞれ
のランプ（Ｖ，からＶ７）へおよび音響のベースメーカ
２のそれぞれの音色発生器（図示されていない）へ接続
される。

電磁継電器Ｐ３の巻線は、トランジスタＴ６のコレク夕
回路へ接続され、パルス電流がマルチバィブレータによ
り印放されると接点Ｋ３を脈動させる。また、トランジ
スタＴ７およびＴ８および抵抗器Ｒ１６，Ｒ１７および
Ｒ１８から成る回路がマルチパイプレータのコレクタ回
路に配置されており、該抵抗器はトランジスタＴ７およ
びＴ８の動作条件を決定する（第３図の矢印１０を参照
）。前述の回路はユニット７，８および９の機能を果た
し、該ユニットにおいては該回路は信号の周波数、振幅
、持続期間を変化させ（詳細は以下に述べる）、回路構
成的に変調器と結合している。ユニット１２および１３
はトランジスタＴ８のコレクタへ交流電圧を印加する。
第２図は、スイッチ４，，…，４ｉのグループのスイッ
チ４，を示す。

スイッチ４，は出力に電子的継電器１５および１６を接
続した逆転可能なフリップフロップスイッチ回路を具備
する。電子的継電器１５は、装置が患者を睡眠させよう
として用いられるとき動作し、継電器１６は目を覚まし
ている人を治療するとき動作する。フリップフロップス
ィッチ回路４（第２図）はトランジスタＴＩおよびＴ２
と同時にそれぞれのコレクタ回路に配置される抵抗器Ｒ
ＩおよびＲ２を具備する。トランジスタＴＩのコレク外
ま、抵抗器Ｒ３を経由してトランジスタＴ２のベースへ
接続される。トランジスタＴ２のコレクタは、抵抗器Ｒ
４を経由してトランジスタＴＩのベースに接続される。
トランジスタＴ２のベースは２個の隣接した回路すなわ
ち、次のフリツプフロツプスイツチ回路（たとえば赤の
部分から燈の部分へわたってスイッチするために）の左
のトランジスタＴ２２のベースへ接続され、該接続はダ
イオードＤ５を経由してもたらされ、トランジスタＴ２
のベースは、またダイオードＤ６を経由して先のスイッ
チ回路Ｔ２の左のトランジスタのベースへ接続される。
トランジスタＴＩのベースは同様にダイオードＤ７およ
びＤ４を経由して先のおよび次の回路のトランジスタの
ベースへ接続される。放電用キャパシタＣＩおよびＣ２
のそれぞれは、一つの引出線を有し、それぞれダイオー
ド○４およびＤ５を経由して、それぞれトランジスタＴ
ＩおよびＴ２のベースへ接続され、キヤパシ夕ＣＩおよ
びＣ２の第２の引出線は抵抗器Ｒ５およびＲ６を経由し
てトランジスタＴ２のコレクタへ接続され、該トランジ
スタＴ２はダイオードＤ２および電子的継電器１５の接
点Ｋ２を経由して電源「一Ｂ」へ接続される。ダイオー
ドＤＩおよびＤ３は、トランジスタＴＩおよびＴ２のコ
レクタ回路へ接続され、これらトランジスタのコレクタ
における電圧降下の効果をもたらす。電源「一Ｂ」から
、電圧は電子的継電器１および２の接点ＫＩおよびＫ２
を経由してトランジスタＴＩおよびＴ２のコレクタへ印
加される。電子的総電器の回路構成はその技術に熟達し
た者にとってよく知られている。

これらの継電器はトランジスタＴ３（参照数字１５を参
照）、抵抗器Ｒ７およびＲ８を具備し、これらは電子的
継電器の動作しきいを決定し、該露子継電器はトランジ
スタＴ３のコレクタ回路に接続された電磁継電器Ｐ２お
よび電磁継電器Ｐ２の巻線を分路するダイオードＤ８か
ら成る。上述のように鰭滋継電器Ｐ２は３対の接点（Ｋ
２″およびＫ２′′′）を有する。ユニット１３はトラ
ンジスタ（図示されていない）を中心に組立てられた普
通の鏡歯状波発生器である。ユニット１１は、ユニット
３の電子的継電器（第２図参照数字１５および１６）と
接続される２個の電子的継電器（図示されていない）を
具備するスイッチ回路である。これら電子的継電器の動
作しきいは次のように選択される。ユニット１３によっ
て発生される鋸歯状電圧が上昇すると、蟹子継電器はよ
り低い動作しきいで動作し、鋸歯状電圧の降下は、より
高い動作しきいを有する継電器を動作する。このように
して、電子的継電器の接点は、赤色に対応し弛緩される
べき患者の場合に用いられる第１のフリップフロップス
イッチ回路４，または、すみれ色に対応し、目を覚まし
ていて、刺激されねばならない患者を治療するのに用い
られる最後の回路４７ のいずれかを自動的に動作され
る。ユニット１１は一群の押鈴スイッチの接点Ｂ，′，
Ｂ２′，…、等およびＢ２″を含み、該押釘スイッチ接
点は接点Ｋ，，Ｋ２等および変調器５の接点Ｋ２″と並
列にフリップフロップスィッチ回路に接続される。押剣
は制御パネルに配置される。以下本発明による装置の動
作を考える。

まず患者が弛緩することを要すると仮定する。彼または
彼女はベッドまたは寝椅子（図示されていない）に横た
わり、その時において最も好ましく思われる一つの色（
色相）とピッチ（周波数）を選ぶよう告げられ、該色と
ピッチをもって治療の継続時間が開始される。患者をリ
ズム的な信号の効果にさらす前に、脳電図の支配的なり
ズム（呼吸率および心拍数）の初期周波数が記録される
。最初においてはリズム信号の動作は元来の周波数に保
たれるべきである。患者が黄色（波長は班０ナノメート
ル）かつ６００ＨＺのピッチを選んだとする。

ユニット１３はターンオンされ患者を睡眠に入らしめる
よう動作を調整する。ユニット１１の制御パネルの黄色
鋤は押され、接点Ｂ″（第３図）を閉じる。核接点＆″
は接点Ｋ２″と並列に配置されており、ユニット６３お
よび１０３（第３図）へと電源「十Ｂ」の電圧を印加し
、押釦はまた接点Ｂ２′を閉じ、該接点Ｂ２′は接点Ｋ
２と並列に接続され、スイッチ４３（第２図の参照数字
１４）へ「一ＢＪ電圧を印加する。電磁継電器Ｐ３３の
巻線における電流の動作のもと、接点Ｋ３３ は振動し
、黄色に対応する光のベースメーカーのランプの回路を
遮断し、音響のベースメーカ２の音色発生器競点の回路
を遮断する。ユニット１０は光および音の周波数、振幅
および持続時間の変調を行なう。ユニット１０の初期動
作条件は、脳電図の初期の支配的な周波数（呼吸率、心
電図）に対応する電圧により設定され、該電圧はユニッ
ト１１からユニット１０のトランジスタのコレクタへと
印加される。上述のように色彩における彩度は、各ラン
プが異なるターンオンしきいを有するために可変である
。ユニット５の変調器６３が動作に入ると、スイッチ４
３のフリップフロツプスイツチ回路１４の右の部分が動
作に入る。

回路１４のトランジスタＴ２はオフとなり、それゆえキ
ヤパシタＣ２は徐徐に放電し、その後電子的継電器１５
は動作する。キャパシタＣ２は主として電子的継電器１
５のトランジスタＴ３のＲ７一Ｒ８の回路を通して放電
し、結果としてトランジスタＴ３は導蟹へと駆動され、
電磁継電器Ｐ２を動作させる。黄色の回路のキャパシタ
Ｃ２の放電に続いて接点Ｋ２が閉じられ、該接点Ｋ２は
緑色のフリップフロップスイッチ回路の右側のトランジ
スタのコレクタへ接続される。接点Ｋ２″は緑色の変調
器をターンオンし、接点Ｋ，″′４およびＫ２′′′４
は緑色のランプＶ４およびそれぞれの音色発生器（図示
されていない）をターンオンする。同時に変調器６３の
接点Ｋ２″３は断路され、それにより接点Ｋ２″４は閉
じられる。緑色の変調器６４ は動作に入り、接点Ｋ３
４ を、電磁継電器Ｐ３４ の巻線を通過するパルス電
流により脈動させ、ランプＶ４およびそれぞれの音色発
生器は、短時間の周期で反復してターンオンを行なう。
ユニット１２から印加される電圧の変化は、回路Ｔ８，
Ｒ１６，Ｒ１７，Ｒ１８およびＴ７（第３図）の抵抗の
変化を導く。

もし患者が睡眠に入ったとすると、信号の周波数および
振幅は減少し一方信号の持続期間は増加し、患者を刺激
するときは、前述の回路の抵抗は増加し、信号の周波数
および振幅も増加するが、信号の持続期間は減少する。
信号の振幅の変化は、異なる彩度のランプを続けてター
ンオンすることに利用される。ランプの彩度は、ランプ
が異なる動作しきいを有するため異なっており、これら
のランプの供給回路において接続される制動用抵抗器の
異なる値の選択に依存する。他の色彩およびピッチに対
応するその他のすべてのユニットの動作は上述のものと
同じである。

最後のユニットの信号は黄色のユニットを動作させ、前
述の手順が繰返される。前述の記述は不眠のレベルを下
げねばならないときに関係する。

不眠のレベルは同じ原理を用いて上昇されるが、この場
合ユニット１６は動作に入る。次の例は発明を説明する
のに役立つであろう。

〔例 １〕本例は元来の波長に関して光の波長を減ずる
よう動作し、元来のピッチ（周波数）に関して音響信号
のピッチ（周波数）を下げるような例である。

施盤工である患者Ｋは睡眠に入るのが困難であると神経
学者を訪問して苦痛を訴えた。

彼の支配的な生体リズムが彼の治療の過程に先立ち測定
された脳電図から決定された。すべての利用できる光お
よび音響信号のうちから患者は黄色（５８０ナノメート
ル）および６００ＨＺかつ６幻Ｂの音響信号を選択した
。リズム動作の継続期間は２５分間続いた。初期の周波
数は脳電図の支配的な周波数の１０倍であった。周波数
のその後の変化は、彼が眼に入ったとき患者の脳電図の
変化に従って自動的になされた。治療は午前１１時に終
ったけれども、患者はその後よく眠った。

彼は午後ｌｑ時３０分ベッド‘こ入り、眼につくのにわ
ずか５分を要しただけであった。一つの継続期間の後彼
の睡眠は正常になったが治療が全体として効果あること
を確認するためにはさらに２回を要した。４回の継続期
間からなる治療の過程の後Ｋは２年間観察のもとにあっ
たが眠りに入ることができないという苦痛の謙はなかっ
た。

希望しない副作用はいずれも観察されず、患者は治療の
前より非常によく眠った。〔例 ２〕 本例は光の波長は元来の波長に関して増加され、音響信
号のピッチ（周波数）は元釆のピッチ（周波数）に関し
て上昇される例である。

運転手である患者Ｖは睦気を催すことの苦痛を訴えてい
た。

この睦気は仕事を妨害した。支配的な生体リズムの平均
値は脳電図から決定された。利用できる光および音響信
号のすべてのうちからその患者は緑色（５４０ナノメー
トル）および４００ＨＺでかつ６比旧の音響信号を選択
した。初期のリズム的刺激の周波数はその継続期間に先
立ってとられた脳電図の支配的な周波数の１針音であっ
た。それに続くリズム的な周波数の変化は、不眠のレベ
ルが特上げられるように、脳電図の測定による支配的な
りズムに従って自動的に遂行された。第１の継続期間は
２５分続き、それぞれの次の継続期間は前よりも５分長
かった。完全に睦さを除去するには３継続期間を要し、
正的な効果を安定させるためさらに１回の継続期間が与
えられた。４個の継続期間から成る治療の過程の後Ｖは
１８個月間観祭された。

患者からの苦痛の訴はもはやなく、有害な副作用は観察
されなかった。本発明の特別な実施例が示され記述され
たが、この技術の熟練者にとっては種々の変形が明らか
であろう。

従って本発明は開示された実施例またはその詳細に制限
されるべきでなく、特許請求の範囲に定められたように
本発明の精神と範囲内において、開示された実施例から
の逸脱はなされ得ると理解されるであろう。たとえば、
制御された光のパルスのベース〆−力の機能は全光学範
囲を制御する色度を有する半導体レーザによって効果的
になし遂げられるであろう。

光のパルスのベースメーカの光源の機能はまた強叢電・
性のセラミックのスクリーンにより果たすこともでき、
その色は変調器によって印加される電圧により変化させ
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による音響および光の信号を発生する装
置の機能的なブロック回路図、第２図は第１図の電子的
継電器を有するスイッチの基本回路図、第３図は本発明
による信号の周波数、振幅および持続期間を設定するた
めのユニットを有する変調器の基本回路図、第４図は本
発明による光のパルスのベースメーカのランプを有する
パネルの概略図、第５図は第４図において普通に選定さ
れているランプの接続図である。 １・・・・・・光のパルスのベースメーカ、２・・・・
・・音響パルスのベース〆−力、４……スイッチ、６…
…変調器、７・・・・・・パルスの周波数設定ユニット
、８．．．，．・パルスの振幅設定ユニット、９・・・
・・・パルスの持続期間設定ユニット、１２・・・・・
・プログラムユニット、１３・・・・・・設定ユニット
を制御するためのュニツト。 〃〇．〆 兄は．Ｚ （スＱＪ （Ｊはぐ （Ｚは夕

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 制御された音響パルスのペースメーカ、および制御
   された光のパルスのペースメーカ、および該２個のペー
   スメーカを制御するための一つの系統を具備する、音響
   および光の信号を発生する装置であつて；光のパルスの
   ペースメーカ１の色彩における適用可能な色相の数が音
   響パルスのペースメーカ２のそれぞれ個別の周波数を有
   する適用可能な音響信号の数に等しいこと；および該制
   御系統は、該ペースメーカ１および２により発生される
   パルスの周波数を設定するためのユニツト７、該ペース
   メーカ１および２により発生されるパルスの振幅を設定
   するためのユニツト８、該ペースメーカ１および２によ
   り発生されるパルスの持続期間を設定するためのユニツ
   ト９を具備すること；該設定ユニツト７，８および９は
   別々に変調器６へ接続され、該変調器は音響および光の
   信号の周波数、持続期間および振幅を同期して変化させ
   るため２個のペースメーカ１および２へ接続され、変調
   器６は、光の信号源の色彩用の変調器および音響信号源
   のピツチ用の変調器をスイツチするためスイツチ４へさ
   らに接続されること；該装置は、光の信号源および音響
   信号源の色彩用およびピツチ用変調器を制御するための
   信号を発生することによつて設定ユニツト７，８および
   ９をそれぞれ制御するユニツト１３、およびプログラム
   ユニツト１２をさらに含むこと；該ユニツト１２は光の
   パルスのペースメーカ１および音響パルスのペースメー
   カ２の周波数設定ユニツト７、振幅設定ユニツト８およ
   びパルスの持続期間設定ユニツト９に接続され、与えら
   れた期間にわたつてこれらの設定ユニツト７，８および
   ９によつて発生されるパルスの周波数、振幅および持続
   期間を変化するための信号を形成すること；を特徴とす
   る音響および光の信号を発生する装置。 ２ 制御された光のパルスのペースメーカ１は異なつた
   色彩の電灯の集合であり、色彩の彩度を変化させるため
   同じ彩色の各グループのランプは異なるターンオンしき
   いを有する特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ３ 該色彩は７７０から３８０ナノメートルの波長の範
   囲で変化され、該周波数は８００から２００Ｈｚの範囲
   で変化されることを特徴とする特許請求の範囲第１項に
   記載の装置。 ４ 設定ユニツト７，８および９を制御するためのユニ
   ツト１３は鋸歯状電圧発生器であることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項に記載の装置。 ５ 該パルスの周波数設定ユニツト７、該パルスの振幅
   設定ユニツト８およびパルスの持続期間設定ユニツト９
   はそれぞれ；第１のトランジスタおよび第２のトランジ
   スタを具備し、第１のトランジスタのベースは電圧分割
   器を経由して第２のトランジスタのコレクタへ接続され
   、第１のトランジスタのコレクタは鋸歯状電圧源および
   プログラムユニツト１２へ接続され、第２のトランジス
   タのエミツタは電源ユニツトへ接続され、第２のトラン
   ジスタのベースは設定ユニツト７，８および９の出力と
   して役立ち、変調器６へ接続される型式のものであるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の装置。 ６ 変調器６、光のパルスのペースメーカ１のランプの
   集団および音響パルスのペースメーカ２の音色発生器を
   スイツチするためのスイツチ４は電子的継電器に接続さ
   れる二つの出力を有するフリツプフロツプスイツチ回路
   であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の装
   置。 ７ 該スイツチ４は元来の波長に関して光の波長を減ず
   るよう動作し、元来の周波数に関して音響信号の周波数
   を下げることを特徴とする特許請求の範囲第１項から第
   ６項までのいずれか一項に記載の装置。 ８ 光の波長は元来の波長に関して増加され、音響信号
   の周波数は元来の周波数に関して上昇されることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項から第６項までのいずれか
   一項に記載の装置。