JPS6028612Y2 - ふた材用複合フィルム - Google Patents

ふた材用複合フィルム

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Publication number
JPS6028612Y2
JPS6028612Y2 JP6068680U JP6068680U JPS6028612Y2 JP S6028612 Y2 JPS6028612 Y2 JP S6028612Y2 JP 6068680 U JP6068680 U JP 6068680U JP 6068680 U JP6068680 U JP 6068680U JP S6028612 Y2 JPS6028612 Y2 JP S6028612Y2
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JP
Japan
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film
lid material
nylon
composite film
curling
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Expired
Application number
JP6068680U
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JPS56163528U (ja
Inventor
衛 吉本
久太郎 竹内
一博 吉田
Original Assignee
住友ベークライト株式会社
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 本考案は深絞り包装において使用されるふた材用複合フ
ィルムに関するものであり、さらに詳しくはカールの少
ないことを特徴とする包装体を提供するためのふた材用
複合フィルムに関するものである。
ハム・ソーセージ等の食肉包装においては一般に深絞り
包装と称する包装形態が採用されているが、この深絞り
包装において現在問題となっているのが熱水によるボイ
ル殺菌後において包装体が成形する本体側にカールする
ということである。
なおボイル殺菌はハム等の内容物のシェルフライフを延
長させるために行うものである。
このため本考案者らはハム等の内容物を収納する成形相
の本体にポリアミド樹脂をメイン層にしたふた材をシー
ルしてホイル殺菌後においてカールの少ない包装体がで
きないか種々検討した結果、本考案による複合フィルム
をふた材用に使用すればボイル殺菌後において非常にカ
ールの少ない、言い変えればカール防止された包装体を
得ることができることがわかった。
こ)でボイル殺菌後代装体にカールが生じる原因を調べ
た結果、本体とふた材との収縮の度合いの差によって生
じることが判明し、カールは一般的には成形を行う本体
側にカールしやすいので、このカールを防止あるいは少
なくするにはふた材の収縮率を大きくして本体側とふた
材間の収縮のアンバランスを少なくさせることにより可
能となる。
つまり本体側にカールしようとする性質をふた材の収縮
を大きくしてふた打倒に逆にカールする方向に持って行
って包装体としてのカールを防止しようと考えたのであ
る。
そこで本考案者らはふた材に使われるポリアミド樹脂を
延伸したものを使うことによりふた材の収縮率が大きく
なり、ボイル殺菌において包装体のカールを防止しうろ
ことを見い出した。
本考案を実施例によって説明していくと、第1図は本体
フィルムの樹皮例であり、構成は外層の1にポリ塩化ビ
ニリデンコートポリアミド樹脂(以下KNyと称す)又
はポリオレフィンフィルムシール層の2にアイオノマー
樹紙フィルム(以下アイオノマーと称す)等のシール用
樹脂フィルムをラミネートした複合フィルムからなって
いる。
第2図は従来のふた材用の複合フィルムの樹皮例であり
、構成は外層の3がポリアミド樹脂例えばナイロン6又
はナイロン6時の無延伸ナイロンフィルム(以下Aグル
ープナイロンと称す)、中間層4がポリ塩化ビニリデン
コートセロファン(以下KMと称す)フィルム、そして
シール層2はアイオノマー、エチレン酢酸ビニル共重合
体(以下EVAと称す)又はポリエチレン(以下PEと
称す)フィルムから戊っている。
第3図は本考案によるふた材用複合フィルムの構成例で
あり、その構成についてみると外層の5は延伸ナイロン
フィルム(以下Bグループナイロンと称す)、中間層4
はKMそしてシール層2はアイオノマー、EVAはPE
フィルムである。
第2図と第3図間の差についてみると、フィルム構成に
使われている各ナイロンのグループ別の収縮率を図式的
に表わすと第4図のようになり、ボイル殺菌処理が行な
われる90°C前後の収縮率をみると(B)ン(4)グ
ループナイロンの順になっており、(B)グループすな
わち延伸ナイロンフィルムの収縮が大きく、本考案のカ
ール防止ふた材用複合としては効果が大きいと言える。
次に本体を圧空成形により成形後ハムを充てんし各グル
ープのナイロンを使ったフィルム構成つまり第2図、第
3図構成のフィルムを本体にシール後、90°CxW分
間ボイル殺菌した。
その結果を図示したのが第5図である。
これに見られるようにボイル前においてはいずれのタイ
プのナイロンを使っても本体側を多少カールしていて特
に三者間に差はないが、90℃×川分間熱水にてボイル
殺菌を行った新築5図に見られるように、ナイロン6、
ナイロン6時の通常の無延伸ナイロンつまりAグループ
ナイロンをふた材の表面層とした複合フィルムの包装体
の場合更にカールがひどくなり製品としての価値がほと
んどなくなったが、本考案の延伸ナイロンフィルムを使
ったBグループについては使用したナイロンのタイプの
収縮率が本体側に比べ大きいためふた打倒にカールしよ
うという力が働くため第5図に見られるようにカールの
少ない包装体が得られた。
このように本考案のふた材複合フィルムを使用した包装
体の場合ボイル殺菌した後でカールのない包装体が得ら
れるため、ハム・ソーセージ等のボイル殺菌する必要の
ある食品分野において最適な包装形態を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本体のフィルム構成図、第2図は従来のふた材
用複合フィルムの構造図。 第3図は本考案のふた材用複合フィルムの構造図。 第4図はグループ別ナイロンの温度と収縮率の関係の模
式図。 第5図は各構成のふた材用複合フィルムを使用した包装
体のボイル殺菌前後におけるカールの状態図。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外層が延伸されたポリアミド樹脂フィルム、中間層がポ
    リ塩化ビニリデンコートセロファンフィルム及びシール
    層がアイオノマー樹脂フィルム、エチレン酢酸ビニル共
    重合体樹脂フィルム又はポリエチレンフィルムよりなる
    カールの少ないことを特徴とするふた材用複合フィルム
JP6068680U 1980-05-06 1980-05-06 ふた材用複合フィルム Expired JPS6028612Y2 (ja)

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JPS56163528U JPS56163528U (ja) 1981-12-04
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018062377A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 昭和電工パッケージング株式会社 シール材およびシール材によってシールされた容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018062377A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 昭和電工パッケージング株式会社 シール材およびシール材によってシールされた容器

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Publication number Publication date
JPS56163528U (ja) 1981-12-04

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