JPS6028117B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
- Publication number
- JPS6028117B2 JPS6028117B2 JP3148579A JP3148579A JPS6028117B2 JP S6028117 B2 JPS6028117 B2 JP S6028117B2 JP 3148579 A JP3148579 A JP 3148579A JP 3148579 A JP3148579 A JP 3148579A JP S6028117 B2 JPS6028117 B2 JP S6028117B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chopper
- temperature
- circuit
- frequency
- thermistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Radiation Pyrometers (AREA)
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高周波加熱の自動調理に於ける非接触温度検知
方法に関するものである。
方法に関するものである。
物体から放射された赤外線量を検知する素子としては、
大別すると童子形と熱形とがある。
大別すると童子形と熱形とがある。
量子形は半導体の光伝導、光起電力を用いる方法で、感
度は高いがその取扱いは非常にめんどうで民生機器への
導入には不向きである。一方、熱形は量子形に比べて感
度は劣るが、常温動作が可能であり感度の波長依存性も
ない、という長所を有している。この熱形の素子として
は、温度変化に起因する表面電荷の変化を用いる焦電形
と、抵抗変化を用いるサーミスタ形とが主なものである
。このうち、焦電形は入射赤外線エネルギーの変化に対
してのみ感度を有するものであるため、何らかの方法で
検出器に入る赤外線を変化させなければならない。また
、素子自体が強叢電体であるため機械的振動及び電気的
雑音に弱いと言う欠点を有している。これに対し、サー
ミス夕形はバイアス電圧を与えるだけで赤外線量を検出
する事が出来るため、その測定系の構成は焦電形に比べ
て簡単である。ところで、サーミスタ形は焦電形に比べ
てメリットはあるものの、実際に電子レンジ等の家庭調
理器で食品温度管理を行なおうとした場合、次の様な欠
点を有している。■ 雰囲気温度が室温から80q○程
度まで大中な変化をするため、信号としての食品からの
赤外線量の変化を正しく検知できない。
度は高いがその取扱いは非常にめんどうで民生機器への
導入には不向きである。一方、熱形は量子形に比べて感
度は劣るが、常温動作が可能であり感度の波長依存性も
ない、という長所を有している。この熱形の素子として
は、温度変化に起因する表面電荷の変化を用いる焦電形
と、抵抗変化を用いるサーミスタ形とが主なものである
。このうち、焦電形は入射赤外線エネルギーの変化に対
してのみ感度を有するものであるため、何らかの方法で
検出器に入る赤外線を変化させなければならない。また
、素子自体が強叢電体であるため機械的振動及び電気的
雑音に弱いと言う欠点を有している。これに対し、サー
ミス夕形はバイアス電圧を与えるだけで赤外線量を検出
する事が出来るため、その測定系の構成は焦電形に比べ
て簡単である。ところで、サーミスタ形は焦電形に比べ
てメリットはあるものの、実際に電子レンジ等の家庭調
理器で食品温度管理を行なおうとした場合、次の様な欠
点を有している。■ 雰囲気温度が室温から80q○程
度まで大中な変化をするため、信号としての食品からの
赤外線量の変化を正しく検知できない。
■ 素子自体の抵抗値変化は、上記雰囲気の全温度領域
にわたってリニアでない。
にわたってリニアでない。
■ 食品から放射される赤外線によって生じるサーミス
タの端子電圧の変化は微少であるため、わずかなバイア
ス電圧の変動で、正しい食品温度の検知が不可能となる
。
タの端子電圧の変化は微少であるため、わずかなバイア
ス電圧の変動で、正しい食品温度の検知が不可能となる
。
以上の様な理由から、サーミスタ形は加熱調理器の食品
温度検知には不向きであるとされて来た。
温度検知には不向きであるとされて来た。
,そこで本発明は簡単な
構成により上記従来の欠点を解消するものであり、以下
本発明の一実施例について説明する。
構成により上記従来の欠点を解消するものであり、以下
本発明の一実施例について説明する。
まず第1図に於て、オーブンー内に置かれた食品2は、
高周波発振器3によって加熱される。
高周波発振器3によって加熱される。
3は食品回転戦直台、4は回転戦贋台の駆動用モータで
ある。
ある。
食品2から放射された赤外線は、赤外線取入開□5を通
過し、サーミスタ形赤外線検出素子6を照射する。7は
円筒状に形成された暗室で、その一端に赤外線入射口が
あり、池端に上記サーミスタ形赤外線検出素子が取り付
けられている。
過し、サーミスタ形赤外線検出素子6を照射する。7は
円筒状に形成された暗室で、その一端に赤外線入射口が
あり、池端に上記サーミスタ形赤外線検出素子が取り付
けられている。
なおい 8は制御回路部である。また、赤外線取入開口
5と暗室7との間にあってサーミスタ素子に入射する食
品からの赤外線を周期的にしや断するため、チョツパ−
9が設けられている。10はチヨツパー用モータである
。
5と暗室7との間にあってサーミスタ素子に入射する食
品からの赤外線を周期的にしや断するため、チョツパ−
9が設けられている。10はチヨツパー用モータである
。
次に第2図に於て、制御回路の構成を説明する。
サーミスタ素子6に入射する赤外線は、チョツパー9に
よりチョップされるため、サーミスタ素子6の抵抗値も
チョップ周波数に同期して変化する。すなわち(雰囲気
温度+チョッパー温度)と(雰囲気温度+食品温度)に
対応する抵抗値変化を行なうわけである。
よりチョップされるため、サーミスタ素子6の抵抗値も
チョップ周波数に同期して変化する。すなわち(雰囲気
温度+チョッパー温度)と(雰囲気温度+食品温度)に
対応する抵抗値変化を行なうわけである。
11はサーミスタ素子の出力温度特性補正回路であるが
、抵抗R,,R2,R3の値を種々選ぶことにより0℃
から100℃,100q0〜20000あるいは200
℃〜300qoの各範囲でリニアな出力変化を得る事が
できる。
、抵抗R,,R2,R3の値を種々選ぶことにより0℃
から100℃,100q0〜20000あるいは200
℃〜300qoの各範囲でリニアな出力変化を得る事が
できる。
チョッピングは5HZであるため、出力・温度特性補正
回路の出力信号も雰囲気温度に対応した出力電圧レベル
で5Hzの変化をしている。
回路の出力信号も雰囲気温度に対応した出力電圧レベル
で5Hzの変化をしている。
この振幅はバィアスス電圧Vbが5Vの場合でムVのオ
ーダ−であり非常に微少なものである。従って、バイア
ス電圧Vbのわずかなりプル電圧も問題となる。そこで
、このリプル電圧の影響を除くため、チョッピング周波
数以上の周波数でカットオフ周波数を有するフィルター
回路12を設けている。フィルター回路12の出力は回
路13で交流増中及びチョッパの回転に同期させたサン
プリングが行なわれ、その結果この増中及びサンプル回
路13の出力は雰囲気温度に関係なく、食品温度とチョ
ッパ温度との差のみに対応した電圧レベルとなっている
。則ら(食品温度)>(チョッパ温度)の場合は正電圧
レベル、(食品温度)<(チョッパ温度)の場合は負電
圧レベル、また当然(食品温度)=(チョッパ温度)の
場合は舞電圧レベルである。次にチョツパ温度を知って
、実際の食品温度を得るために、ダイオード14の温度
特性を用いたチョッパ温度検知回路15の出力と、上記
増中・サンプル回路13の出力とを加算器16に導く。
この様にして得られた食品温度のみに対応した加算器1
6の出力は比較器17に入力され、比較回路18のボリ
ュームによって設定された電圧レベルと比較判断される
。従って、設定温度に食品温度が達すると、この比較回
路18の出力により高圧リレー19を介して高周波発振
器20がOFFされる。尚、21はチョツパーの回転を
知る為のフオトカツプラーで、22はチョッパの回転に
同期したサンプリングを行なうためのサンプリング信号
発生回路である。
ーダ−であり非常に微少なものである。従って、バイア
ス電圧Vbのわずかなりプル電圧も問題となる。そこで
、このリプル電圧の影響を除くため、チョッピング周波
数以上の周波数でカットオフ周波数を有するフィルター
回路12を設けている。フィルター回路12の出力は回
路13で交流増中及びチョッパの回転に同期させたサン
プリングが行なわれ、その結果この増中及びサンプル回
路13の出力は雰囲気温度に関係なく、食品温度とチョ
ッパ温度との差のみに対応した電圧レベルとなっている
。則ら(食品温度)>(チョッパ温度)の場合は正電圧
レベル、(食品温度)<(チョッパ温度)の場合は負電
圧レベル、また当然(食品温度)=(チョッパ温度)の
場合は舞電圧レベルである。次にチョツパ温度を知って
、実際の食品温度を得るために、ダイオード14の温度
特性を用いたチョッパ温度検知回路15の出力と、上記
増中・サンプル回路13の出力とを加算器16に導く。
この様にして得られた食品温度のみに対応した加算器1
6の出力は比較器17に入力され、比較回路18のボリ
ュームによって設定された電圧レベルと比較判断される
。従って、設定温度に食品温度が達すると、この比較回
路18の出力により高圧リレー19を介して高周波発振
器20がOFFされる。尚、21はチョツパーの回転を
知る為のフオトカツプラーで、22はチョッパの回転に
同期したサンプリングを行なうためのサンプリング信号
発生回路である。
以上説明したように本発明によれば次のような効果が期
待できる。
待できる。
■ 赤外線検出素子として、サーミスタ形を用いている
ため篤露形に比べ素子自体のインピーダンスがはるかに
小さいため、電気的雑音、機械的振動に強い。
ため篤露形に比べ素子自体のインピーダンスがはるかに
小さいため、電気的雑音、機械的振動に強い。
■ チョッパーを用いる事により雰囲気温度の変化に関
係なく、食品温度を正しく検知する事が出来る。
係なく、食品温度を正しく検知する事が出来る。
■ ■のチョツパを用いた事とサーミスタの抵抗−温度
特性のリニアラィズ回路を付加した事により、雰囲気温
度の大きく変化する電子レンジの様な加熱調理器での採
用が可能となる。
特性のリニアラィズ回路を付加した事により、雰囲気温
度の大きく変化する電子レンジの様な加熱調理器での採
用が可能となる。
■ サーミスタのバイアス電圧に於けるリプルによって
生じる雑音成分を除去するフィルターを設けた事により
、S/N比の大中な向上が実現できた。
生じる雑音成分を除去するフィルターを設けた事により
、S/N比の大中な向上が実現できた。
以上の様に本発明の構成により、サーミスタ形赤外線検
出素子を用いて、雰囲気温度の大きく変化する調理器等
に於ける食品温度の非接触温度検知による自動調理制御
を可能ならしめたものである。
出素子を用いて、雰囲気温度の大きく変化する調理器等
に於ける食品温度の非接触温度検知による自動調理制御
を可能ならしめたものである。
第1図は本発明の一実施例を示す高周波加熱装置の断面
図、第2図は同装置の制御回路のブロック図である。 6・・・・・・サーミスタ形赤外線検出素子、7・・・
・・・暗室、8……制御回路、9……チョッパ、10.
.・..・チョッパモータ、11・・・・・・サーミス
タ出力−温度特性のリニアラィズ回路、12・・・・・
・フィルター回路、13・・・・・・増中・サンプリン
グ回路、15・・・・・・チョッパ温度検知回路、16
・・…・加算器、18・・・・・・比較回路。 第1図 第2図
図、第2図は同装置の制御回路のブロック図である。 6・・・・・・サーミスタ形赤外線検出素子、7・・・
・・・暗室、8……制御回路、9……チョッパ、10.
.・..・チョッパモータ、11・・・・・・サーミス
タ出力−温度特性のリニアラィズ回路、12・・・・・
・フィルター回路、13・・・・・・増中・サンプリン
グ回路、15・・・・・・チョッパ温度検知回路、16
・・…・加算器、18・・・・・・比較回路。 第1図 第2図
Claims (1)
- 1 被加熱物から放射される赤外線を検知するサーミス
タ形の赤外線検出素子と、前記被加熱物から前記赤外線
検知素子へ入射する赤外線を周期的にしや断するチヨツ
パ部と、前記赤外線検知素子からの出力−温度特性の線
形化回路と、フイルター回路と、交流増幅回路及び、チ
ヨツパ部のチヨツパ温度検知回路とを有し、前記、チヨ
ツパ部のチヨツパピング周波数を商用周波数より低くす
るとともに、前記フイルター回路の減衰特性を商用周波
数以上の周波数域に設定し高周波出力を制御する高周波
加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3148579A JPS6028117B2 (ja) | 1979-03-16 | 1979-03-16 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3148579A JPS6028117B2 (ja) | 1979-03-16 | 1979-03-16 | 高周波加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55124983A JPS55124983A (en) | 1980-09-26 |
JPS6028117B2 true JPS6028117B2 (ja) | 1985-07-03 |
Family
ID=12332562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3148579A Expired JPS6028117B2 (ja) | 1979-03-16 | 1979-03-16 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6028117B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4384788B2 (ja) | 2000-06-07 | 2009-12-16 | 本田技研工業株式会社 | スピーカの取付構造 |
-
1979
- 1979-03-16 JP JP3148579A patent/JPS6028117B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55124983A (en) | 1980-09-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4401884A (en) | Method of controlling heating in food heating apparatus including infrared detecting system | |
US6169486B1 (en) | Monitoring and control system for monitoring the temperature of a glass ceramic cooktop | |
FR2623356A1 (fr) | Commande perfectionnee de la puissance pour un appareil menager comprenant une surface de cuisson en vitroceramique | |
JPH06103103B2 (ja) | 圧電素子センサ付き電子レンジ | |
WO1983001675A1 (en) | High frequency heating device | |
JP4089444B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JPS6028117B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JPS60203811A (ja) | 検出装置 | |
JP3236972B2 (ja) | 調理器具 | |
JP3350990B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JP4176491B2 (ja) | 電磁誘導加熱調理器 | |
JPS59142427A (ja) | 熱感知器 | |
JPS6237624A (ja) | 圧電素子センサ付き電子レンジ | |
JPS6014149A (ja) | 絶対湿度検知装置 | |
JP2877435B2 (ja) | 加熱調理器 | |
CN115429093B (zh) | 一种烹饪装置 | |
JP2002517747A (ja) | 温度センサー及び同温度センサーを備えた家電製品 | |
KR900005040Y1 (ko) | 전자레인지의 절대 습도 감지회로 | |
JPH0439197B2 (ja) | ||
JPS621757Y2 (ja) | ||
JPS62113381A (ja) | センサ付電子レンジ | |
KR930007397B1 (ko) | 전자레인지용 자동조리 감지 장치 | |
JPS5950320A (ja) | 調理器 | |
KR20000032854A (ko) | 전자레인지의 무부하 운전 검지방법 | |
JPS6380124A (ja) | 湿度センサユニツト |