JPS60264249A - 熱成形性転写シ−ト - Google Patents

熱成形性転写シ−ト

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JPS60264249A
JPS60264249A JP12110684A JP12110684A JPS60264249A JP S60264249 A JPS60264249 A JP S60264249A JP 12110684 A JP12110684 A JP 12110684A JP 12110684 A JP12110684 A JP 12110684A JP S60264249 A JPS60264249 A JP S60264249A
Authority
JP
Japan
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dimetatool
cyclohexane
sheet
polyester resin
thermoformable
Prior art date
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Pending
Application number
JP12110684A
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English (en)
Inventor
久志 小城
犬童 秀樹
誠 平田
水谷 友二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojin Co Ltd
Original Assignee
Kojin Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱可塑性プラスチックスの射出成形同時給付
法、すなわち、射出成形と同時に成形品に絵付けを行う
方法において使用するポリエステル系樹脂をベースシー
トとした熟成形性転写シート、詳しくは、熱成形性およ
び熱成形安定性が優れ、かつ、転写シートに絵柄模様を
印刷する際の耐溶剤性が優れた熱成形性転写シートに関
する。
(従来技術と、発明が解決しようとする問題)一般に、
熟成形とは、熱可塑性樹脂からなるフィルム、シート、
板などを加熱軟化させて影付kJる方法であり、代表的
なものとして、真空成形と圧空成形とがある。
また、射出成形同時給付法とは、熱可塑性プラスチック
スの射出成形に先立って、給付用の転写シー トを雌型
内において空気圧で押付けるか、あるいは真空圧によっ
て予備成形した後、この雌型と雄型とを組合せて溶融樹
脂を雄型側から射出し、この射出樹脂の表面に上記転写
シートを密着させることによって、絵柄模様が転写され
た射出成形品を得る方法である。
従来、このような給付法において使用される熟成形性転
写シートのベースシートとしては、熟成形性の優れたポ
リスチレン、アクリロニトリル・ブタジェン・スチレン
共重合体、ポリ塩化ビニルなどの樹脂材料が用いられて
いる。これらのシートあるいはフィルムは、加熱温度が
多少変化しても軟化状態の変化が小さいという特徴があ
る反面、転写加工を安定して行うために加熱温度を上げ
ると軟化し過ぎて自重により垂下って同時給付が不可能
となるなどの問題点がある。また、ポリスチレン、塩化
ビニルなどのシートは、転写インキの溶剤として使用さ
れるトルエン、酢酸エチル、メチル・エチルケトンなど
により膨潤あるいは熔解し易く、印刷の仕上りが悪いば
かりか、フィルムの平面性が悪化し易いという欠点があ
る。
一方、ポリエチレンテレフタレートなどのホモポリエス
テル樹脂は、耐熱性および耐溶剤性が優れており熟成形
性も良好であるが、結晶化し易いために経時的に耐衝撃
性および熱成形性が劣化する傾向をもっている。ホモポ
リエステル樹脂のこのような欠点を改良するためには、
ポリエステル成分に各種の第3成分を共重合することに
よりポリエステル樹脂の結晶化を抑制し、その結果とし
て耐衝撃性や熱成形性を改良する方法が有効である。
しかしながら、これらのコポリエステル樹脂は、トルエ
ンなどの溶剤により膨潤あるいは熔解し易い欠点があっ
て、転写シーl−に絵柄を印刷する際にフィルムあるい
はシートの平面性が悪化するなどの問題が発生し易い。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明者等
は、前述の問題点を解決すべく鋭意検討した結果、芳香
族ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、ジオール成分
としてエチレングリコールおよび1.4−シクロヘキサ
ンジメタツールからなる特定組成範囲のコポリエステル
樹脂を用いることにより、耐溶剤性、耐熱性および熱成
形性に優れたポリエステル系樹脂よりなる転写ベースシ
ートを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明の転写シーl・は、ポリエステル系樹
脂よりなる厚さ20〜200μmの熱成形性シートに、
剥離層および絵柄層を、あるいは、さらに接着層を順次
積層してなる熟成形性転写シートにおいて、前記ポリエ
ステル系樹脂が芳香族ジカルボン酸成分としてテレフタ
ル酸、ジオール成分としてエチレングリコールおよび1
.4−シクロヘキサンジメタツールよりなり、かつ、前
記ジオール成分中の1.4−シクロ−・キザンジメタノ
ール含有量が3〜30モル%であるコポリエステル樹脂
を主成分とする配合物であるか、あるいは、このコポリ
エステル樹脂とポリエチレンテレフタレート樹脂とを主
成分とするブレンド組成物であって、かつ、ブレンド組
成物中の合計ジオール成分中1.4−シクロヘキサンジ
メタツール含有量が3モル%以上であることを特徴とす
るものである。
本発明において使用される原料のコポリエステル樹脂は
、重合工程で副生ずる僅かな量のホモポリマーを含有し
、また僅かの分枝を有することがあるが、基本的には線
状共重合体であり、熱成形性転写シートの原料としては
、ジオール成分中の1.4−シクロヘキサンジメタツー
ル含有量が3〜30モル%であることが必要である。ま
た、ポリエチレンテレフタレート樹脂とのブレンド組成
物の場合においても、合計ジオール成分中の1.4−シ
クロヘキサンジメタツール含有量が3〜30モル%であ
ることが必要である。
もし、コポリエステル樹脂、あるいはコポリエステル樹
脂とポリエチレンテレフタレート樹脂とのブレンド組成
物のジオール成分中の1゜4−シクロヘキサンジメタツ
ール含有量が30モル%以上の場合には、転写ベースシ
ーl−は転写インキの溶剤として使用されるトルエン、
酢酸エチル、メチルエチルケトンなどに膨潤あるいは溶
解し、絵柄の印刷の仕上がり、あるいはシートの平面性
が悪化するため実用的でない。
また、逆に、前記ジオール成分中の1,4−シクロヘキ
サンジメタツール含有量が、3モル%より少ない場合に
は、得られたポリエステル樹脂の結晶化が進行し易く、
耐衝撃性および熱成形性が劣化し、熟成形性転写シー 
]として不適当になる。
なお、コポリエステル樹脂あるいはコポリエステル樹脂
とポリエチレンテレフタレート樹脂とのブレンド組成物
中には、二酸化チタンなどの艶消剤、燐酸、亜燐酸およ
び、それらのエステルなどの安定剤、微粒子状シリカ、
チャイナクレイなどの滑剤その他が含まれてもよい。
0 次に、剥離層は、本発明の転写シートの絵柄を被転写体
に転写する際、転写層すなわち絵柄層と接着層がベース
シートから容易に剥れるよ・うにするために設けられる
ものであり、この目的のために転写べ=スシートと弱い
接着力で接着する樹脂を塗布する。剥離層に塗布する樹
脂としては、例えばセルロースアセテート、ニトロセル
ロースなどの繊維素誘導体系樹脂があげられる。また、
絵柄層は、転写の目的とする絵柄をあらかじめ転写シー
トに印刷しておくものであり、剥離層と接着層の両方に
良く接着するインキが用いられる。このようなインキと
しては、例えばニトロセルロースなどの繊維素誘導体系
インキやアクリル酸エステル系インキがあげられる。剥
離層上への絵柄の印刷は、グラビヤ印刷、スクリーン印
刷など通常の任意の印刷方法によって施すことができる
1 また、接着層は、絵柄層と被転写体表面との接着性が不
充分な場合および、さらに優れた接着性を希望する場合
に設けるが、この接着層としては絵柄層と被転写体表面
層の両層に対して、優れた接着性を有する樹脂が選定さ
れる。
接着層に塗布する樹脂としては、例えばメタクリル酸エ
ステル系重合体または共重合体、塩化ビニル系重合体ま
たは共重合体を主成分とする樹脂があげられる。
以上、剥離層、絵柄層および接着層として代表的な例を
あげたが、本発明は、これらの例に限定されるものでは
ない。
(実施例) 以下、実施例に基づいて本発明の転写シートを具体的に
説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものでは
ない。
実施例1〜4および比較例1 2 芳香族ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、ジオール
成分としてエチレングリコールおよび1,4−シクロヘ
キサンジメタツールよりなるコポリエステル樹脂あるい
は、コポリエステル樹脂と、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂とのブレンl′組成物を第1表に示した組成で押
出機中で混練して、樹脂温度240〜300℃でTダイ
から押出し、厚味50μmの熱成形性転写ベースシート
を作製した。得られたベースシートを10 am X 
10 cmの大きさに切取り、トルエン中に10秒間浸
漬して耐溶剤性を評価した結果を第1表に示した。この
表から、コポリエステル樹脂の共重合成分である1、4
−シクロヘキサンジメタツール含有量が30モル%を超
えると耐溶剤性が著しく悪化することが分る。
3 第1表 註 1)PET:ポリエチレンテレフタレート 2)CHDM: 1.4−シクロヘキサンジメタツール 4 実施例5 実施例1のベースシート上に、ポリエチレン系ワックス
、エチルセルロースおよヒ溶剤カらなる組成物を乾燥後
の厚さが1μmになるように塗布して剥離層を形成し、
さらにその上に各種の分散染料と二10セルロースーア
クリル系樹脂および溶剤からなる組成物を用いてグラビ
ヤ印刷機により絵柄層を形成し、乾燥して転写シートを
作製した。このシートを射出成形同時給付装置に通紙し
、まず雌型部にて、これを加熱軟化した後真空成形した
次いで、雌型と雄型とを合体させ、溶融した塩化ビニル
系樹脂を雄型部より射出して、成形と絵付けとを同時に
行った。
得られた成形品を型から取出し、転写シー1・のペース
シートを剥離層から剥離したところ、成形品は、凹凸部
分を含むものであったが優れ5 た外観を有する絵柄が施されていた。
実施例6 実施例4と同一のベースシー1・上に、実施例5と同一
の条件で剥離層および絵柄層を順次積層した。
さらに、その上にアクリレート系重合体よりなる接着層
を乾燥後の厚さ3μmとなるようにグラビヤコートして
転写シートを作製した。
このシートを射出成形同時給付装置に通細し、実施例5
と同様にして絵柄層の転写された射出成形品を得た。こ
のようにして得られた成形品には、優れた外観を有する
絵柄が施されており、この絵柄は摩擦によって剥離しに
くいものであった。
(発明の効果) 以上のように、本発明のコポリエステル樹脂またはコポ
リエステル樹脂とポリエチレンテロ レフクレート樹脂とのブレンド組成物よりなるポリエス
テル系樹脂転写ベースシートは、トルエンなどに対する
耐溶剤性、熱成形安定性が優れており、かつ、このシー
トをベースシートとしてその上に剥離層および絵柄層、
さらに必要に応して接着層を順次積層して得られた熱成
形性転写シートを用いて成形品に転写した絵柄は優れた
外観を有し、摩擦によっても剥離しにくいものであった
・ 代理人弁理士 有我軍一部 7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11ポリエステル系樹脂よりなる厚さ20〜200μ
    mの熟成形性シートに剥離層および絵柄層を順次積層し
    てなる熱成形性転写シートにおいて、前記ポリエステル
    系樹脂が芳香族ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、
    ジオール成分としてエチレングリコールおよび1,4−
    シクロヘキサンジメタツールよりなり、かつ、ジオール
    成分中の1.4−シクロヘキサンジメタツール含有量が
    3〜30モル%であるコポリエステル樹脂を主成分とし
    た配合物からなることを特徴とする熱成形性転写シート
    。 (2) ポリエステル系樹脂よりなる厚さ20〜200
    μmの熟成形性シートに剥Muiiおよび絵柄1iを順
    次積層してなる熱成形性シーlにおいて、前記ポリエス
    テル系樹脂が芳香族ジカルボン醸成分としてテレフタル
    酸、ジオール成分としてエチレングリコールおよび1,
    4−シクロヘキサンジメタツールよりなり、かつ、ジオ
    ール成分中の1.4−シクロヘキサンジメタツール含有
    量が3〜30モル%であるコポリエステル樹脂と、ポリ
    エチレンテレフタレート樹脂とを主成分とするブレンド
    組成物であって、かつ、ブレンド組成物中の合計ジオー
    ル成分中の1.4−シクロヘキサンジメタツール含有量
    が3モル%以上であることを特徴とする熱成形性転写シ
    ー1・。 (3) ポリエステル系樹脂よりなる厚さ20〜200
    μmの熱成形性シートに剥離層、絵柄層および接着層を
    順次積層してなる熱成形性シートにおいて、前記ポリエ
    ステル系樹脂が芳香族ジカルボン酸成分としてテレフタ
    ル酸、ジオール成分としてエチレングリコールおよび1
    .4−シクロヘキサンジメタツールよりなり、かつ、ジ
    オール成分中の1,4−シクロヘキサンジメタツールが
    3〜30モル%であるコポリエステル樹脂を主成分とし
    た配合物からなることを特徴とする熟成形性転写シート
    。 (4) ポリエステル系樹脂よりなる厚さ20〜200
    μmの熱成形性シートに剥離層、絵柄層および接着層を
    順次積層してなる熟成形性シー トにおいて、前記ポリ
    エステル系樹脂が芳香族ジカルボン酸成分としてテレフ
    タル酸、ジオール成分としてエチレングリコールおよび
    1.4−シクロヘキサンジメタツールよりなり、かつ、
    ジオール成分中の1,4−シクロヘキサンジメタツール
    含有量が3〜30モル%であるコポリエステル樹脂と、
    ポリエチレンテレフタレート樹脂とを主成分とするブレ
    ンド組成物であって、かつ、ブレンド組成物中の合計ジ
    オール成分中の1゜4−シクロヘキサンジメタツール含
    有量が3モル%以上であることを特徴とする熱成形性転
    写シート。
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