JPS60262731A

JPS60262731A - 全自動レトルト殺菌装置

Info

Publication number: JPS60262731A
Application number: JP11787784A
Authority: JP
Inventors: Mitsugi Fujinami; 藤浪　貢
Original assignee: Toyo Seikan Kaisha Ltd
Current assignee: Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Priority date: 1984-06-08
Filing date: 1984-06-08
Publication date: 1985-12-26
Also published as: JPH0380701B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は全自動レトルト殺菌装置に関し、さらに詳しく
は、仕切り板を介して多段積みされた多数の缶詰を収納
する、複数のバスケットを収容して、缶詰をレトルト殺
菌処理する横型パッチ式レトルトを備えた全自動しトル
ト殺菌装置に関する。

（従来の技術）従来のパッチ式レトルトによるレトルト殺菌処理作業に
おいては、バスケットへの缶詰および仕切り板の装入、
缶詰が仕切り板を介して多段積みされたバスケットのレ
トルトへの送入、殺菌処理後バスケットのレトルトより
の送出、およびバスケットより殺菌済の缶詰の送出、お
よび仕切り板の取出しは、レトルトの前面側において、
主として人力によって行左われてぃた。従来はレトルト
が比較的小容量で、缶詰が収納されたバスケットの重量
も比較的小さい、小規模生産の場合が多く、この場合は
、以上のように人力を主とする作業でも余り問題はなく
、また設備スペースも比較的小さかった。

（従来技術の問題点）しかしながら、最近コーヒ飲料缶詰等のように、少品種
多量生産で、かつレトルト殺菌処理を必要とするタイプ
の缶詰が出現してきた。

この場合、例えば容量１０〜１５トンの大型バッチ式レ
トルトが用いられ、缶詰が収納された状態での重量が約
２トンという大型バスケットが数個レトルトに収容され
て殺菌処理が行なわれる。

このようなレトルト殺菌処理作業に対し、比較的重量の
太きい仕切り板のパスケノｈへの装入、バスケットより
の取出し、および重量の大きいバスケットの移送等を人
力で行なうことは、危険を伴ない、かつ人件費によるコ
スト高を招く。またバスケットへの缶詰や仕切り板の装
入や、バスケットよりこれらの送出をレトルトの前面側
で行なうことは、大きな設備スペースを必要とするとい
う問題を生ずる。

（発明の目的）本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであって、本
発明の目的は、設備スペースが比較的小さい、全自動の
、特に大型レトルトによる多量生産に適した、全自動パ
ッチ式レトルト殺菌装置を提供することにある。

（発明の構成）上記目的を達成するため、本発明は仕切し板を介して多
段積みされた多数の缶詰を収納する、複　□数（ｎ）の
バスケットを収容して、該缶詰をしトルト殺菌処理する
横型バッチしレトルトを備えた全自動レトルト殺菌装置
であって、該装置は、該レトルトを包囲して四角形状に
配設された該バスケットの移送装置、該レトルトの後面
側の、該移送装置の間に設けられ、該バスケットより、
し）・ルト殺菌処理済の缶詰を送出する装置および該仕
切シ板を取出す装置を備えたアンローダ、該移送装置に
よって該アンローダよシ送られた空のバスケットに、仕
切シ板と未レトルト殺菌処理の缶詰を装入する、該レト
ルトの後面側に該アンローダに隣接して該移送装置の間
に、設けられたローダ、該アンローダより取出された仕
切り板を該ローダに移行させる仕切り板移行装置、およ
び該しｌ・ルトの前面側に設けられた、該バスケットを
該レトルトに対し送入、送出する装置を備えており、該
レトルトには、その内部の該バスケットを軸方向に移動
させる装置が設けられており、該しｌ・ルトの該ローダ
側の側部に位置する該移送装置の部分は、該レトルトに
送入される前の複数（ｎ）の該バスケットを、その上に
待機させるよう制御されており、一方該レトルトの該ア
ンローダ側の側部に位置する該移送装置の部分は、該レ
トルトより送出された該バスケットを、該アンローダに
先行のバスケットが装入されている間、その上に待機さ
せるよう制御されていることを特徴とする全自動レトル
ト殺菌装置を提供するものである。

（実施例）以下実施例である図面を参照しながら本発明について説
明する。

第１図、第２図、第３図において、１Ａ、ＩＢは大容量
（例えば１０〜１５１・ン）の横型バッチ式レトルトで
あって、互に平行に接近して配設されている。Ｉ　Ａ、
および１Ｂ１は夫々、レトル）ＩＡおよび１Ｂのドアで
あって、夫々水平シャフトＩＡ２および１Ｂ２の周りに
回動して、すなわち上下に動いて開閉されるようになっ
ている。

レトルト１Ａおよび１Ｂは、第３図に示されるような、
仕切り板３を介して多段積み（図の場合は６段であるが
、通常は８〜１０段）された多数（例えば５０００個、
全重量約２トン）の缶詰４を収納するバスケット２を、
複数（ｎ）個（例えばｎ−５）−列に収容して、レトル
ト加熱殺菌を行なう。

以下バスケットを５個収容する場合について説明する。

加熱殺菌サイクルは例えば、昇温時間２０分、殺菌処理
（１２０Ｃでの）時間２０分、冷却時間２０分である。

すなわち第１のバスケット２の群は、レトルトＩＡに送
入され、１時間後、レトルトＩＡよシ送出され、第２の
バスケット２の群は、それよ、９３０分遅れてレトルト
ＩＢに送入され、１時間後レトル）ＩＢより送出される
工程が繰返されるようになっている。

レトルトＩＡ、ＩＢの後面側には、未殺菌処理の缶詰４
と仕切り板３を空のバスケット２に装入するローダ５、
およびレトルト殺菌処理済の缶詰４をバスケット２より
送出し、また仕切シ板３をバスケット２よシ取り出すア
ンローダ６が、互に近接して配設されている。まだ各レ
トルトＩＡおよびＩＢの前方には夫々、缶詰４を収納し
たバスケット２をレトルトＩＡおよびＩＢに対し送入、
送出するリフター７Ａおよび７Ｂが配設されている。

缶詰４を収納するバスケット２をローダ５より矢印Ａ、
ＢおよびＣ方向に、リフター７Ａ又は７Ｂまで移送し、
レトルトｌＡ又はＩＢよりリフター７Ａ又は７Ｂ上に送
出されたバスケット２を、矢印ＣＸＤおよびＡ方向にア
ンローダ６壕で移送し、かつアンローダ６よシローダ５
まで空（Ｄバスケット２を矢印Ａ方向に移送するローラ
コンベア装置８が、レトル）ＩＡおよびＩＢを包囲して
、かつできるだけレトル）ＩＡ、ＩＢに接近して、四角
形状に配設されている。またローダ５およびアンローダ
６に活って、コンベア装置８の内側に、バスケット２よ
シ取出された仕切り板３を矢印Ａ方向に平行な、矢印Ｅ
方向に、ローダ５まで移行させる、仕切り板移行装置９
が設けられている。

アンローダ６は、第２図に示されるように、バスケット
２の両測部底面を支持案内する、各列接数づつ対向して
２列に配設された、図示されないモータによシチェーン
を介して駆動されるコロ１ｏ、バスケット２の底板２ａ
を所定のタイミングで、缶詰４の高さと仕切シ板３の厚
さの和に等しい高さづつ、間欠的に押上げるリフター１
１、最上段の缶詰４を矢印Ｆ方向にベルトコンベア１３
上に押出す押し板１２、矢印Ｆ方向に連続移動して、缶
詰４を搬出するベルトコンベア］３、および缶詰４が押
出された後の最上部の仕切シ板３のレトルト側端部をグ
リップして、当該仕切り板３を矢印Ｃ方向に引出し、仕
切り板移行装置９の上流端９ａの上まで移行させる、図
示されない仕切り板取出し装置を備えている。

ローダ５は、第３図に示すように、アンローダ６より移
送された空のバスケット２を支持案内すル、コロ１０と
同様な構造のコロ１４、バスケットの底板２ａを所定の
タイミングで、缶詰４の高さと仕切り板３の厚さの和に
等しい高さづつ、間欠的に下降させるリフター１５、缶
詰４を矢印Ｈ方向に搬入する、連続移動するベルトコン
ベア１６、ベルトコンベア１６の下流端に停止した缶詰
４を、矢印Ｈ方向に押して、最上部の仕切り板３（又は
底板２ａ）上に載置する押し板１７、および仕切り板移
行装置９の下流端９ｂに積載された仕切シ板３を、矢印
１方向に移行して、上記載置された缶詰４の上に載置す
る、真空カッ７°１８ａを備える仕切シ板装入装置１８
を備えている。

なお仕切り板３は好ましくは、ポリプロピレン等のプラ
スチックよりなり、バスケット内部まで蒸気、冷却水の
質流が満足に行なわれるように、真空カッ７°１８ｇに
よって吸着される４隅部３ａを除いて、多数の小孔３ｂ
が形成されている。

仕切り板移行装置９は、仕切り板３を、その上流端９ａ
より下流端９ｂの手前まで移行させる、２条の細幅ベル
トよりなる〈ルトコンベア１９、下流端９ｂに設けられ
たりフタ−２０、およびコンベア１９上の仕切り板３を
リフター２０上に、もしくはリフター２０上に積載され
た仕切り板３上に押出す、エアシリング−２１，ａによ
り駆動される押出し具２１を備えている。なおリフター
２０は、その上の仕切り板３の上面レベルが′つ、ベル
トコンベア１９の上面レベルと常時はぼ等しくなるよう
に、図示されない駆動機構により、その上下動が制御さ
れている。

ローダ５の各コロ１４は図示されないモータによシチェ
ーンを介して駆動される。ローダ５の下流に隣接するロ
ーラコンベア装置の部分８ａの各ローラ８ａ′も、図示
されないモータによりチェーンを介して駆動される。リ
フター１５が下降して、底板２ａがバスケット２の底部
に接触し、缶詰４の装入が終了した時点を検知するセン
サ（図示されない）の信号にもとづいて、上記モータは
夫々、バスケット２の先端が、コンベア装置の後面側コ
ーナ部分８ｂ（ターンテーブル）の、図の上端８ｂ１に
達する前の所定時間、付勢されるように制御されている
。後面側コーナ部分８ｂの各ローラ８　ｂ’を駆動する
モータ２２は、バスケット２の先端が、図の下端８ｂ工
に達したことを検知する図示されないセンサ（例えば光
電センサ）の信号にもとづいて、バスケラｌ−２の先端
が上端８ｂ１に達するまで付勢されるように制御されて
いる。

モータ２３は、後面側コーナ部分８ｂを軸心の周りにＪ
方向に９０度回動させる機構の駆動装置であって、バス
ケット２の先端が上端８　ｂ、に達したことを検知する
図示されないセンサの信号にもとづいて付勢される。回
動後、後面側コーナ部分８ｂのローラ８　ｂ’は、レト
ルトの側部に位置するコンベア部分８ｃ（以下上流側部
部分とよぶ）のローラＢ　ｃ／と平行になる。モータ２
２は寸だ、上記回動後バスケット２が上流側側部部分８
Ｃに送り出されるまで付勢されるよう制御されている。

さらに、上記バスケット２の送り出しが終了後、モータ
２３が付勢されて、後面側コーナ部分８ｂが原状に復帰
するまで、Ｊ方向と反対方向に回動するように構成され
ている。

上流側部部分８ｃは、その下流端より、各々がバスケッ
ト２の長さより僅かに長い、レトルトに収容されるバス
ケットの数（ｎ）に等しい数、すなわち５つの領域８ｃ
１１８ｃ２，８Ｃ３，８Ｃ４，８Ｃ５１およびそれらの
上流領域８ｃ６に区分される。各領域のローラ８ｃ′は
、夫々のモータ（図示されない）によりチェーンを介し
て駆動される。そして各モータは、領域８ｃ＋のモータ
を除いて、夫々の領域にバスケット２が入ったことを検
知するセンサ（図示されない、例えば光電センサ）の信
号にもとづいて、その下流側の隣接領域にバスケットが
停止していないときは、夫々の領域からバスケラｌ−２
を送り出す捷で、所定時間付勢されるように、また上記
停止し７ているときは、当該バスケット２の先端が当該
領域の下流端に達するまで付勢されるように制御されて
いる。領域８ｃ１のモータは、バスケットの先端が、領
域８ｃ１の下流端に達する壕で付勢されるように制御さ
れている。

従って領域８　Ｃ１＋８　Ｃ２＋８　（！３＋８　Ｃ４
および８ｃ５の各々の上に、レトルト殺菌処理が行なわ
れている間、計５ヶのバスケット２が待機するよう構成
されている。寸だレトルトＩＡ、ＩＢの何れかの殺菌処
理が終了して、当該レトルトより全パスケ。

ト２が送出されたことを検知する信号（例えば当該レト
ルトの直前を光線が通過するように設けらりは付勢され
て、領域８ｃ１，８ｃ２，８Ｃ５，８ｃ４および８ｃ５
上の、計５個の・ぐスケット２が、上流側側部部分８ｃ
から送出されるよう制御されている。

以下しｌ・ルｌ−］　Ａにバスケット２を送入する場合
について説明する。

コンベア装置８の前面側コーナ部分８ｄは、側部部分８
ｃのローラ８Ｃ′と同一レベルの複数のコロ８ｄ′、お
よび常時はコロ８　ｄ’より若干（例えば４０間）低い
レベルに位置するローラ８ｄ″を備えている。なお第２
図の８　ｆ’に８　ｄ’が、捷た８ｆ“に８ｄ“が対応
する。コンベア装置８の前面部分８ｅ１゜８　Ｃ２，８
Ｃ３のローラ８　ｅ’１ｒ　８　ｅ’２．　＋　８８’
ｓは、コロ８ｄ′より若干（例えば４０　ｉｎ　）高い
レベルに位置する。

まだリフター７Ａ、７Ｂのローラ７　ａ’　、　７　ｂ
’は常時はローラ８ｅ１．８ｅ２と同一レベルに位置し
、コロ７　ａ″＋　７　ｂ“は、ローラ７　ａ’　＋　
７　ｂ’より若干低いレベルに設けられている。

・マスケラト２が前面側コープ部分８ｄに入ると、バス
ケット２が入ったことを検知するセンサ（図示されない
）の信号にもとづいて、コロＳ　ａ／を駆動するモータ
（図示されない）が、パスケラｌ−２の先端がコーナ部
分８ｄの図の右端に達するまで付勢される。上記右端に
達したことを検知するセンサ（例えばリミットスイッチ
）の信号にもとづいて、図示されない駆動機構にょ９、
ローラ８ｄ“は、ローラ８ｅ′、のレベルまで上昇する
。ローラ８　ｄ〃＋　８　ｅ７１１７　ａ’は夫々、図
示されないモータによシチェーンを介して駆動され、各
モータは、前述と同様にして、バスケット２がリフター
７Ａ上で停止するまで付勢されるよう制御されている。

バスケット２がリフター７Ａ上に達したことを検知する
センサ（図示されない）信号にもとづいて、リフター７
Ａは第３図に示すように、コロ７ａ“をバスケット２と
共に、コロ７ａ“のレベルが、レトル）ＩＡ内のコロ２
４ｊ同一レベルに達するまで上昇させる。そのさいロー
ラ７　ａ’は上昇することなく原位置にある。次いでコ
ロ７ａ“を駆動するモータが付勢されて、・ぐスヶット
２をコロ２４上に送入するように構成されている。

レト＃ト１Ａ（ＩＢの場合も同じ）内の、バスケット２
を移動、載置するコロ２４は、コンベア装置８の側部部
分８ｃと同様に、収容されるバスケット２の数に対応し
て、５領域に区分され、各領域毎にコロ２４は、レトル
ト外に設置された対応するモータ（図示されない）にょ
シ、チェーンを介して駆動される。そして各モータは、
側部部分８ｃのローラを駆動するモータと同様に、送入
のさいはバスケット２を対応する領域まで移送、停止さ
せ、送出のさいは逐次バスケット２を、上昇位置にある
コロ７ａ”土に送るよう制御されている。ただしこの場
合レトルト内にセンサを設置することは困難なので、各
領域におけるバスケット２の検知に対応する機能は、レ
トルトＩＡの直前を光線が通過するように設けられた光
電センサ２５の遮断回数のカウントに基づいて、行なわ
れる。

なおリンター７Ａは、バスケット２送出のさいは、送入
の場合と逆の順に動作する。

バスケット２がレトル）ＩＢに送入される場合は、リフ
ター７Ａのローラ７　ａ’を駆動するモータは、リフタ
ー７Ａにバスケット２が入ったことを検知する、図示さ
れないセンサの信号にもとづいて、バスケット２をコン
ベア装置の前面中央部分８ｅ２に送出するまで付勢され
るように制御されている。また同様にしてレトル）ＩＡ
がらバスケット２が送出される場合は、リフター７Ｂの
ローラ７　ｂ’を駆動するモータは、リンター７Ｂにバ
スケットが入ったことを検知するセンサの信号にもとづ
いて、バスケット２をコンベア装置の前面下流部分８ｅ
３に送出するまで付勢されるように制御されている。そ
してリフター７Ｂはりフタ−７Ａとほぼ同様に動作する
。

コンベア装置８の下流側の前面側コーナ部分８嘩、側部
部分８ｇ、および後面側コーナ部分８ｈ（ターンテーブ
ル）も夫々、前記上流側の前面側コーナ部分８ｄ、側部
部分８　ｃ、後面側コーナ部分８ｂとほぼ同様に構成さ
れている。壕だ後面側のコンベア装置の部分８４．８ｊ
も、部分８ａとほぼ同様に構成されている。そしてレト
ル）ＩＡより送出されたバスケット２は、側部部分８ｇ
上で待機して、アンローダ６で先行のバスケット２が空
になって、空のバスケット２がコンベア装置部分８Ｊを
通ってローダ５に向って移送された後、側部部分８ｇ上
の先頭のバスケット２が後面側コーナ部分８ｈに送られ
、部分８ｈは矢印り方向に９０度回動した後、当該バス
ケット２を部分８１を通ってアンローダ６に装入するよ
うに構成されている。

以上の装置において、ローダ５において、缶詰４を仕切
り板３を介して収納されたバスケット２は、逐次コンベ
ア装置の上流側側部部分８ｃ上に移送されて待機する。

バスケット２の待機個数が５個になった時点で、レトル
トＩＡのドアＩＡ１が開いて、レトルトＩＡから５個の
バスケット２が順次リフター７Ａ、コンベア装置の前面
部分８ｅ２を通って送出され、送出が終了すると直ちに
、待機していた前記５個のバスケット２はレトルトＩＡ
内に送入され、殺菌処理のため、レトルトＩＡ内に１時
間収容される。前記レトル）ＬＡに送入後、３０分経過
するまでに上流側側部部分８ｃに５個のバスタ、１・２
が待機するよう、ローダ５の能力は定められている。ア
ンローダ６の能力もローダ５と等しく定められる。

この待機した５個のバスケット２は、レトルト１Ｂから
バスケット２が送出された後、しｌ−／し）・ＩＢに送
入される。前記レトルト１Ａに・ぐスケソト２が送入さ
れた後、１時間経過すると、ドアＩＡ１が開いて、レト
ルト殺菌処理された缶詰４を収「］したバスケット２は
、レトルトＩＡより送出され、下流側側部部分８ｇ上で
待機し７た後、順次アンローダ６に移送され、アンロー
ダ６において、缶詰４はベルトコンベア１３に、仕切り
板３は、イ士切り板移行装置９の上流端９ａに送られる
。空の・ぐスケット２は部分８ｊを通って、ロータ゛５
に移送され、まだ仕切り板３は移行装置９の下流端９ｂ
に移行された後、仕切り板装入装置１８にＪ二って、ロ
ーダ５の・ぐスケット２に送入される。以上のようにし
て、・々スタット２と仕切り板３は繰返し使用される。

バスケット２のレトル１・前面側の移送装置として、第
４図、第５図に示されるような、横１１キヤリジ３０を
使用してもよい。なお第４図、第５図において、第１図
と同一符号部分は同様な音し分を示す。

キャリジ３０は、レトルｌ−Ｉ　Ａ　、　１．　Ｂに収
容されるバスケット２の個数と同数（この場合は５個）
のバスケット２を載置できる長さを有する主部３１と、
主部３１のしｌ・ルト側端部に着設された、常時は水平
状態にあるブリツノ部３２を備えている。

３３は１／　ｌ−ルトの軸方向に対し直角方向に延びる
レールであり、主部３１の下部に設けられた車輪３４が
その上を走行することによって、キャリジ３０は、レト
ルト前面における、コンベア装置８の上流側側部部分８
Ｃに整列する位置と、下流側側部部分８ｇに整列する位
置の間を、往復動するように構成されている。

主部３１には、上流側側部部分８Ｃのローラ８Ｃ′と同
様な機能を有する複数のローラ３１．　ａが設けられて
おり、ブリッジ部３２の２本のロール３２ａ。

３２ｂも同様の機能を有する。ただし主部３１とブリッ
ジ部３２間のローラ３５は、固定／ヤフト　□３５ａ（
第５図参照５りに遊動可能に構成されている。そして主
部３２内に固設されたエアシリンダー３６の動作によっ
てビス［・ンロ、ド３７が前進すると、ブリツノ部３２
は固定シャフト３５ａの周りに回動して、第５図に示す
ように、上向きになるように構成されている。

本実施例の場合、コンベア装置８、従って側部部分８ｃ
＋８ｇのローラ上面のレベル、およびキャリジ３０の各
ローラの上面のレベルは、第５図に示すように、レトル
１−ＩＡ（ＩＢ）のコロ２４の上面のレベルと等しくな
るように定められている。

捷だ水平状態におけるブリッジ部３２のし）／シト側端
部３２ｃが、キャリジ３０がレトルトＩ　Ａ　（１，Ｂ
　）の前方に位置するとき、ドアＩＡ１（ＩＢｌ）を開
いた状態における、レトルトＩＡ（１Ｂ）の胴部ＩＡ。

の端部ＩＡ′６に近接するようキャリジ３０は構成され
ている。バスケット２のレトルトへの送入、送出がスム
ースに行なわれるようにするためである。

またローラ３５は、キャリジ３０がレトルトＩＡ（１Ｂ
）の前方に位置するとき、レトルト１、Ａ１（ＩＢ，）
の最も突出した部分１　ｐ，＜　（　１１３１′）の外
側に、水平方向に比較的接近して位置するように配設さ
れている。レトルトのドアＩＡ１（　１．　Ｂ，）が閉
じているとき、ブリツノ部３２が上向きになった状態で
、キャリジ３０がしｌ・ルトの前を横行するさい、ブリ
ツノ部３２がドア１，　Ａ１（　］、　Ｂ，　）に接触
しない範囲で、ブリッ・ノ部３２の長さをできるだけ短
かくして、キャリジ３０の全長を短かくするだめである
。

次にキャリジ３０の動作について説明する。

レトルトる七ンづの信号にもとづいて、エアシリンダー３６が動
作し、ブリッジ部３２は上向きになる。

キャリジ３０はこの状態で、上流側側部部分８Ｃと整列
にある位置からＭ方向に移動して、しｌ−　／レトＩＡ
の前方で停止し、直ちにブリッジ部３２は水平状態に復
帰する。

引続いてしｌ・ルト１Ａから殺菌処理済の缶詰４を収納
した５個のバスケット２が、コロ２４とローラ３２ａ＋
３２ｂ，３１ａの，駆動により送出され、キャリジ３０
の主部３１十に載置される。ブリツノ部３２が再び上向
きになった後、キャリジ３０はＭ方向に移動して、下流
側側部部分８ｇに整列する位置で停止する。直ちにブリ
ッジ部３２は水平状態に復帰して、ローラ３１ａ、３２
ａ。

３２ｂが駆動されて、上記バスケット２は下流側側部部
分８ｇ上に移送される。

ブリッジ部３２が再び上向きになった後、キャリジ３２
はＮ方向に移動して、上流側側部部分８ｃに整列する位
置で停止し、ブリッジ部３２が水平状態に戻る。直ちに
側部部分８Ｃ上に待機していた５個のバスケット２は、
キャリジ３０の主部３１上に移動する。ブリッジ部３２
が再び上向きになった後、キャリジ３０はＭ方向に移動
して、レトル）ＩＡＯ前で停止し、ブリッジ部３２は水
平状態に戻る。直ちに主部３１上のバスケット２はレト
ルトＩＡ内に送入され、キャリジ３０が上流側側部部分
８ｃの方向に向って、つまり矢印Ｎ方向に移動した後、
ドアＩ　Ａ１が閉じて、殺菌処理工程が再開する。レト
ル）ＩＢに対するバスケット２の送出、送入も同様にし
て行なわれる。

本発明は以上の実施例によって制約されるもので彦＜、
例えばレトルトは１個、もしくは３個以上であってもよ
い。

（効果）本発明のバッチ式レトルト殺菌装置は、缶詰を収納した
バスケットの移送装置がレトルトを包囲して四角形状に
配設されており、かつ缶詰のローダおよびアンローダが
、レトルトの後面側の移送装置の間に、設けられている
ので、大容量の場合であっても、設備ス被−スを比較的
小さくすることができ、まだ全自動であるので、バスケ
ットが大型であっても、作業者の怪我や人件背高を招く
おそれがないという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例である装置の説明用平面
図、第２図は第１図の■−■線からみた正面図、第３図
は第１図の■−■線からみた正面図、第４図は本発明の
第２の実施例である装置の、主として第１の実施例の装
置と異なる部分の説明用平面図、第５図は第４図のＶ−
■線からみた正面図である。ＩＡ、ＩＢ・−・レトルト、２・・バスケット、３・・
仕切り板、４・・缶詰、５・・・ローダ、６・・アンロ
ーダ、７Ａ、７Ｂ・・リフター（バスケットをレトルト
に対し送入、送出する装置）、８・　ローラコンベア装
置（バスケットの移送装置）、８ｃ・・上流側側部部分
（レトルトのローダ側の側部に位置する移送装置の部分
）、８ｇ・・・下流側側部部分（レトルトのアンローダ
側の側部に位置する移送装置の部分）、９・・・仕切り
板移行装置、３０・・横行キャリジ（バスケットの移送
装置の１部、およびバスケットをレトルトに対し送入、
送出する装置）。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）仕切り板を介して多段積みされた多数の缶詰を収
納する、複数（ｎ）のバスケットを収容して、該缶詰を
レトルト殺菌処理する横型パッチ式レトルトを備えた全
自動レトルト殺菌装置であって、該装置は、該レトルト
を包囲して四角形状に配設された該バスケットの移送装
置、該レトルトの後面側の該移送装置の間に設けられ、
該バスケットより、レトルト殺菌処理済の缶詰を送出す
る装置および該仕切り板を取出す装置を備えたアンロー
ダ、該移送装置によって該アンローダよシ送られた空の
バスケットに、仕切υ板と未レトルト殺菌処理の缶詰を
装入する、該レトルトの後面側に該アンローダに隣接し
て該移送装置の間に設けられたローダ、該アンローダよ
シ取出された仕切り板を該ローダに移行させる仕切り板
移行装置、および該レトルトの前面側に設けられた、該
バスケットを該レトルトに対し送入、送出する装置を備
えており、該レトルトには、その内部の該バスケットを
軸方向に移動させる装置が設けられており、該レトルト
の該ローダ側の側部に位置する該移送装置の部分は、該
レトルトに送入される前の複数（ｎ）の該バスケットを
、その上に待機させるよう制御されており、一方該レト
ルトの該アンローダ側の側部に位置する該移送装置の部
分は、該レトルトよシ送出された該バスケットを、該ア
ンローダに先行のバスケットが装入されている間、その
上に待機させるよう制御されていることを特徴とする全
自動レトルト殺菌装置。