JPS60260550A - N−アシルフエニルアラニン類の製造法 - Google Patents

N−アシルフエニルアラニン類の製造法

Info

Publication number
JPS60260550A
JPS60260550A JP59115431A JP11543184A JPS60260550A JP S60260550 A JPS60260550 A JP S60260550A JP 59115431 A JP59115431 A JP 59115431A JP 11543184 A JP11543184 A JP 11543184A JP S60260550 A JPS60260550 A JP S60260550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
group
reaction
acyl
phenylserine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59115431A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0542423B2 (ja
Inventor
Ryuichi Mita
三田 隆一
Toshio Kato
敏雄 加藤
Chojiro Higuchi
長二郎 樋口
Teruhiro Yamaguchi
彰宏 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP59115431A priority Critical patent/JPS60260550A/ja
Priority to DE3590085A priority patent/DE3590085C2/de
Priority to DE19853590085 priority patent/DE3590085T/de
Priority to PCT/JP1985/000109 priority patent/WO1985003933A1/ja
Priority to EP85901089A priority patent/EP0174375B1/en
Priority to CH4778/85A priority patent/CH667085A5/de
Priority to AU39984/85A priority patent/AU567460B2/en
Priority to NL8520047A priority patent/NL8520047A/nl
Priority to GB08525711A priority patent/GB2175583B/en
Priority to CA000481506A priority patent/CA1235420A/en
Priority to IT21007/85A priority patent/IT1186724B/it
Priority to MX20553585A priority patent/MX161176A/es
Priority to ES543960A priority patent/ES8603688A1/es
Priority to US06/794,562 priority patent/US4675439A/en
Publication of JPS60260550A publication Critical patent/JPS60260550A/ja
Publication of JPH0542423B2 publication Critical patent/JPH0542423B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はN−アシルフェニルアラニン類の製造法に関わ
るものである。さらに詳しくはN−アシル−β−フェニ
ルセリン類を還元触媒および強酸の存在下、リン酸トリ
エステル系溶媒中で接触還元してN−アシルフェニルア
ラニンを製造する方法に関するものである。
N−アシルフェニルアラニン類は置換または無置換のフ
ェニルアラニンの前駆体として重要な化合物である。と
くに、無置換のN−アシルフェニルアラニンは低カロリ
ーの人工甘味剤として最近注目されているアスパルテー
ムの原料となるL−フェニルアラニ/の中間体として重
要な化合物であシ、例えば、N−アセチルフェニルアラ
ニンに酵素アシラーゼを作用させることにより容易にL
−フェニルアラニンを製造することができる。
(従来の技術) N−アシルフェニルアラニン類の製造法としては、従来
、N−アセチルグリシンまたはN−ベンゾイルグリシン
とベンズアルデヒド類とを縮合させて2−メチル(また
はフェニル)−4−ベンジリデン−5−オキサシロン類
を得て、これを加水分解して相当するα−アシルアミノ
桂皮酸類としたのち、さらに接触還元する方法が一般的
である(例えば、organic 5ynthesis
、coll、vol、 2巻、1頁、491頁(194
3年))。しかしながら、この方法はN−アセチルグリ
シンまたはN−ベンゾイルグリシンとベンズアルデヒド
類との縮合を無水酢酸中、酢酸す) IJウムの存在下
に加熱還流下に実施するので、種々の副生物を伴う反応
であり、一般に得られる2−メチル(またはフェニル−
4−ベンジリデン−5−オキサシロンの品質が悪く、ま
た収率も低いなどの欠点のある方法である。またコバル
トカルボニル触媒下に塩化ベンジル、アセトアミド、−
酸化炭素および水素とからN−アセチルフェニルアラニ
ンを製造する方法(特公昭57−37585号)、ある
いはスチレンオキシド、アセトアミド、−酸化炭素およ
び水素をコノ(ルトカルボニルならびにチタンイソプロ
ボキンドの触媒存在下に反応させてN−アシルフェニル
アラニンを製造する方法(特開昭58−85845号)
も開示されている。しかし、これらの方法はいずれも高
温・高圧下での反応であシ、工業的には装置上の制約お
よび危険を伴う方法である。このように従来の方法はい
ろいろな欠点があシ、工業的製法としては必ずしも満足
できる方法とは言えない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは上記のようなN−アシルフェニル類の製造
技術の現状を踏まえ、よシ工業的な製造法について鋭意
検討した結果、先にグリシンとベンズアルデヒドから容
易に製造できるβ−フェニルセリンを原料とし、そのア
シル誘導体を直接接触還元してN−アシルフェニルアラ
ニンを製造スる新規な方法を見出し既に出願した(特願
昭59−40436号)。しかしながら、この方法はN
−アシルフェニルアラニンの新規な製法を提供したもの
の、目的物の収率は10チ未満と低く、工業化できる技
術とするには更に改良が必要であった。そこで収率の大
巾な向上を目的に鋭意検討した結果接触還元に際しであ
る種の酸を添加することによシ、還元反応が円滑に進行
しかつ収率の大巾な向上を達成できることがわかった。
ところが、強酸を反応系に添加する関係上、アシル基の
加水分解反応が副反応として誘起され、そのため反応の
選択率が低下する。
例えば、N−アセチル−β−フェニルセリンを05当量
のp−)ルエンスルホン酸の存在下に水中、60〜65
℃で接触還元反応を行うと、原料および還元生成物の加
水分解生成物であるβ−フェニルセリンならびにフェニ
ルアラニンがそれぞれ10チ以上副生じ、目的物のN−
アセチルフェニルアラニ/収率はおよそ65%である。
本発明者らは、N−アシル−β−フェニルセリン類のア
シル基が加水分解する反応を抑制しつつ、N−アシルフ
ェニルアラニン類を製造する方法を種々検討シた結果、
N−アシル−β−フェニルセリン類をリン酸トリエステ
ル溶媒中で、酸および還元触媒の存在下に接触還元する
ことによシ、酸が存在するにも拘らず、原料および生成
物のアセチル基が加水分解された化合物の副生を顕著に
抑制し、目的のN−アシルフェニルアラニン類を高収率
で製造できることを見出し、本発明の方法に到達した。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、式(1) (式中、R1およびR2はそれぞれ独立して水素原子、
アルキル基、アルコキシ基、フェノキシ基、ベンジルオ
キシ基またはメチレンジオキシ基を示しR3はメチル基
またはフェニル基を示す)で表わされるN−アシル−β
−フェニルセリン類ヲlJン酸トリエステル溶媒中で、
還元触媒および酸の存在下に接触還元して、式(II) (式中 R4およびR5はそれぞれ独立して水素原子、
アルキル基、アルコキシ基、フェノキシ基、水酸基また
はメチレンジオキシ基を示しR3はメチル基またはフェ
ニル基を示す)で表わされるN−アシルフェニルアラニ
ン類を製造する方法である。
本発明の方法で使用する原料は前記式(1)で表わされ
るN−アシル−β−フェニルセリン類でアル。
具体的な化合物として、N−アセチル−β−フエ! ニ
ルセリン、N−ベンゾイル−β−フェニルセリン、N−
7セチルーβ−(p−メチルフェニル)セリン、N−ベ
ンゾイル−β−(p−メチルフェニル)セリン、N−ア
セチル−β−(p−エチルフェニル)セリン、N−ベン
ゾイル−β−(p−エチルフェニル)セリン、N−アセ
チル−β−(p、−メトキシフェニル)セリン、N−ベ
ンゾイル−β−(p−メトキシフェニル)セリン、N−
アセチル−β−(m−フェノキシフェニル)セリン、N
−ペンソイル−β−(m−メトキシフェニル)セリフ、
N−アセチル−β−(3,4−ジメトキシフェニル)セ
リン、N−ペンソイル−β−(3,4−ジメトキシフェ
ニル)セリン、N7セチルーβ−(1η−フェノキシフ
ェニル)セリン、N−ベンゾイル−β−(m −フェノ
キシフェニル)セリン、N−アセチル−β−(p−ベン
ジルオキシフェニル)セリン、N−ペンソイル−β−(
p−ベンジルオキシフェニル)セリン、N−アセチル−
β−(m −ヘンシルオキシフェニル)セリン、N−ヘ
ンソイル−β−(m−ベンジルオキ・/フェニル)セリ
ン、N−アセチル−β−(3,4−ジベンジルオキシフ
ェニル)セリン、N−ベンゾイル−β−(3,4−ジベ
ンジルオキシフェニル)セリン、N−アセチル−β−(
3,4−ジメチレンジオキシフェニル)セリン、N−/
<ンソイルーβ−(5,4−メチレンジオキシフェニル
)セリン等が例示される。
これらの化合物は、グリシンとベンズアルデヒド類を水
酸化ナトリウムの存在下に反応後、酸処理してβ−フェ
ニルセリン類を得、これをひきつづき常法によって無水
酢酸または塩化ベンゾイルでアシル化することによって
容易に製造することができる。β−フェニルセリフ類は
、とくに、グリシンとベンズアルデヒド類を水と疎水性
根溶媒の2層系で反応させる方法(%願昭58−139
455号、特願昭59−46529号)で効率よく製造
することができる。
本発明の方法は、式(■)のN−アシル−β−7xニル
セリン類の接触還元反応を還元触媒ならびに酸の存在下
に、リン酸トリエステル系溶媒中で行なうところに特徴
がある。
すなわち、本発明の方法で用いられる溶媒は原料及び生
成物に対する溶解力が比較的大きいりン酸トリエステル
で、とくにリン酸トリブチルが好ましい。
溶媒の使用量は反応操作および反応後の後処理を考慮し
て、原料のN−アシル−β−フェニルセリン類類型重量
部対して1〜100重量部、好ましくは2〜50重量部
の範囲である。
本発明の方法で用いる還元触媒は不−均一系の還元触媒
であり、パラジウム、白金、ロジウムまたはルテニウム
などを挙げることができるが、とくにパラジウムが好適
である。パラジウム等は、通常、種々の担体に担持した
形で用いられる。担体としては活性炭、硫酸バリウム、
アルミナ、シリカまたはフェライト等の種々の担体が用
いられ、これらの担体上へのパラジウムの担持量は通常
、1〜10重量%である。勿論、パラジウムブラックを
用いても反応には何ら差し支えない。
触媒の使用量は原料のN−アシル−β−フェニルセリン
類に対して0.5重量%以上、好ましくは1重量%以上
であシ、上限については特に限定はないが経済的見地よ
シ通常、20重量%以下で使用される。触媒の使用量が
0.5重量係より少ないと反応時間が著しく長くなシ好
ましくない。
また、本発明の方法で使用する酸としては塩酸臭化水素
酸、沃化水素酸、硫酸、硝酸、過塩素酸クロルスルホン
酸などの無機酸、またはトリフルオロ酢酸、メタンスル
ホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等の脂肪族スル
ホン酸、あるいはペンゼ/スルホン酸、p−トルエンス
ルホン酸、キシレンスルホン酸またはナフタリンスルホ
ン酸等の芳香族スルホン酸のような有機酸を挙げること
ができる。これらの駿は、通常、単独で用いられるが2
種類以上を併用しても何ら差支えない。その使用量は原
料のN−アシル−β−フェニルセリ/類に対して085
〜4当量、好ましくは01〜2当量である。酸の添加量
が005当量より少ない場合には還元反応に要する時間
が著しく長くなり、まfc、4当量よシ多くなると原料
及び生成物のアシル基の加水分解反応に伴う副生物が多
くなり好ましくない。本発明の方法ではこれ等の酸が反
応を円滑に進める。
原料等の装入順序については特に限定はなく、例えば原
料をリン酸トリブチルに溶解または懸濁させ、さらに還
元触媒および強酸を添加し、反応容器内を窒素置換つづ
いて水素置換したのち、接触還元反応を行えばよい。還
元反応は常圧または加圧下のいずれでもよく、加圧下で
の反応であっても、とくに高圧にする必要はなく、通常
10Kg/ crt1以下で十分である。
還元反応の温度、時間は還元触媒の使用量、反応時の水
素圧力等によって多少変化するが、通常、20〜100
℃、1〜100時間、好適には60〜80℃、2〜50
時間である。
本発明の方法によればN−アシル−β−フェニルセリン
類から、アシル基の加水分解反応をほとんど伴うことな
く、ハは選択的に対応するN−アシルフェニルアラニン
類を製造することができる。
しかし、原料としてベンジルオキシ基で置換されたN−
アシル−β−フェニルセリンを用いた場合には、その生
成物はベンジルオキシ基も還元された水酸基置換のN−
アシルフェニルアラニンとなる。
還元反応後生酸したN−アシルフェニルアラニン類を反
応混合物より単離するには以下のように行えばよい。す
なわち、反応後生放物が溶解している場合には還元触媒
をr別除去したP液に反応に使用した強酸と当量および
原料のN−アシル−β−フェニルセリンと当量の合計量
以上の、例えば、水酸化ナトリウムなどのアルカリを溶
解した水溶液でN−アシルフェニルアラニア類を抽出し
、分液の後、水層に塩酸などの鉱酸を添加して酸性化し
てN−アシルフェニルアラニア類を沈殿させる。また、
反応後還元生成物のN−アシルフェニルアラニン類が沈
殿としてその一部または大部分が析出している場合には
還元触媒と一緒にP別し、P塊は水酸化ナトリウムなど
のアルカリ水溶液で溶解して触媒と分離し、またr液中
に溶解しているN−アシルフェニルアラニア類について
はアルカリ水溶液で抽出分離し両者を併合して酸析すれ
ばよい。
また、アルカリ水溶液での抽出分離後回収される溶媒の
リン酸トリエステルは水洗したのち特に蒸留精禦するこ
となく循環使用することができる。
(実施例) 本発明の方法を具体的に説明するため以下に実施例を示
す。伺、実施例中の高速液体クロマトグラフィーでの分
析条件は以下の通シである。
高速液体クロマトグラフィー分析条件:カラム: YM
O−Pack A−5126HφX150mm(充填剤
: ODS ) 移動相: 0.005M/Aヘプタンスルホン酸ナトリ
ウム水溶液:メタノール= 6 : 4 (体e)・・
・・リン酸にてpH= 2 流量: 1. Om//min 検出器:紫外分光光度計(波長: 225 nm )実
施例1 100R1のガラス製密閉容器にN−アセチル−β−フ
ェニルセリン57sOfおよびリン[tl−1j メチ
ル50m/を装入し、さらに5チパラジウム/炭素02
81、p−)ルエンスルホン酸 1水和物122を添加
する。反応容器内を窒素で置換、つづいて水素で置換し
たのち、常圧下50〜60℃で15時間還元反応を行っ
た。この間はぼ理論量(1モル比)の水素吸収が認めら
れた。
反応後回温度で窒素置換したのち触媒を沢別除去し少量
のリン酸トリブチルで洗浄した。r液と洗液を併せ、こ
の溶液中に5チ水酸化ナトリウム水溶液30グを加えて
抽出した。静置後水層と溶媒層を分液し、溶媒層はさら
に1チ水酸化ナトリウム水溶液20m1で再度抽出を繰
り返した。抽出水層を併合した。
この水溶液を高速液体クロマトグラフィーにて分析の結
果N−アセチルフェニルアラニン生成率は96.2 m
ol % (対N−アセチル−β−フェニルセリン)で
あった。また原料のN−アセチル−β−フェニルセリン
の残存率は0.8 mol %であシ、副生物としての
β−フェニルセリンおよヒフェニ/L=7ラニンはそれ
ぞれ0.7 mo1%、1.4mo1%であっi′。
水溶液は20〜25℃で濃塩酸を添加しpHを1にした
のち0〜5℃に冷却し析出している結晶を沢取し、冷水
で洗浄、乾燥することにより白色のN−アセチルフェニ
ルアラニンa54tヲ得た。
融点:150〜151℃ 純度:998チ 収率: 87.6 mol % (対N−アセチル−β
−7zニルセリン) 比較例1 100WLlのガラス製密閉容器にN−アセチル−β−
フェニルセリン5.6 f、 水50 f、5%パラジ
ウム/炭素0282およびp−トルエンスルホ/酸1水
和物2.4fを装入した。反応容器内を窒素置換つづい
て水素置換したのち60〜65℃で20時間接触還元反
応を行った。この間理論のほぼ80チの水素吸収が認め
られた。反応後25℃に冷却し、窒素置換し、次に45
%水酸化す) IJウム水溶液を添加してpH8とした
。触媒をP別、少量の水で洗浄ののち、f液と洗液を併
せて高速液体クロマトグラフィーにて分析した。結果は
下記の通シであった。
N−アセチルフェニルアラニン655 mol tl、
 (対β−フェニルセリフ 14.9#() フェニルアラニン 13.6#() 実施例2〜9 N−アセチル−β−フェニルセリン5.6tを使用しリ
ン酸トリブチルの量、還元触媒の種類および量、強酸の
種類ならびに量を変えて反応を行った結果を表−1に示
す。分析値は実施例1と同様に反応後触媒をr別したP
液を水酸化ナトリウム水溶液で抽出分離しその水層を分
析した結果である。
実施例10 101ooのガラス製密閉容器にN−ベンゾイル−β−
フェニルセリン7.15fおよびリン酸トリブチル60
tttlを装入し、さらに5チパラジウム/炭素028
2およびp−1ルエンスルホン酸1水和物2.42を添
加した。反応容器内を窒素で置換、つづいて水素で置換
したのち、常圧下55〜60℃で15時間還元反応を行
った。
この間はぼ理論95%の水素吸収が認められた。
反応後回温度で窒素置換し、触媒をr別分離し少量のリ
ン酸トリブチルで洗浄した。r液と洗液を併せ、この溶
液中に5チ水酸化ナトリウム50fを加えて抽出した。
静置後水層と溶媒層を分液し溶媒層はさらに1%水酸化
ナトリウム水溶液30m1で再度抽出を行った。水層を
併合し高速液体クロマトグラフィーにて分析の結果は以
下の通シであった。
N−ペンソイル−β−フェニルセリン 5.9 # (
フェニルアラニン 1.7 # ( β−フェニルセリン 14 〃 ( 水層に20〜25℃でpHが1になるまで濃塩酸を加え
5℃に冷却してから析出している結晶をP取し、冷水で
洗浄、乾燥することによシ白色のN −べ/ソイルフェ
ニルアラニンts、aaft得り。
融点 186〜186.5℃ 純度 996チ 収率 888チ 実施例j1 100−のガラス製密閉容器にN−アセチル−β−(m
−フェノキシフェニル)セリン7.88f、’Jン酸ト
リブメチ70rul、5%パラジウム/炭素0.39 
tおよびp−)ルエンスルホン酸1水和物2.42を装
入したのち実施例1と同様に常圧下に接触還元反応を行
った。50〜60℃15時間ではぼ理論量の水素吸収が
認められた。
実施例1と同様に水酸化ナトリウム水溶液で抽出した水
層を高速液体クロマトグラフィーで分析の結L N−ア
セチル−m−フェノキシフェニルアラニン収率は945
%であった。水層を酸析するこトニよってN−アセチル
−m−フェノキシフェニルアラニンの白色結晶672、
融点145〜146℃を得た。収率89.6チ。
(発明の対果) 本発明の方法によれば、リン酸トリエステルが極性の高
い化合物である原料および生成物のN −アシル−β−
フェニルセリン類ならびにN−アシルフェニルアラニン
類に対して溶解力が比較的大きく、そのために還元反応
が円滑に進行する。また、還元反応中でのアセチル基の
加水分解反応によるβ−フェニルセリン類およびβ−フ
ェニルアラニン類の副生がほとんどなく、高収率で目的
のN−アシルフェニルアラニン類を製造できる利点混和
し難いので、アルカリ水溶液での抽出操作が採用で゛き
、溶媒の濃縮または留去などの繁雑な操作を必要としな
い。すなわち、本発明の方法は単離工程が著しく単純化
されるところにも大きな特徴がある。しかも回収される
溶媒は、循環使用することができる。以上のように本発
明の方法は種々の利点を有し、工業的に価値のある方法
である。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 旬 式(1) (式中、R1およびR2はそれぞれ独立して水素原子、
    アルキル基、アルコキシ基、フェノキシ基、ベンジルオ
    キシ基またはメチレンジオキシ基を示し、R3はメチル
    基またはフェニル基を示す)で表わされるN−アシル−
    β−フェニルセリン類ヲ還元触媒および酸の存在下に接
    触還元して、式(n)(式中、R4およびR5はそれぞ
    れ独立して水素原子、アルキル基、アルコキシ基、フェ
    ノキシ基、水酸基またはメチレンジオキシ基を示しR3
    はメチル基、またはフェニル基を示す)で表わされるN
    −アシルフェニルアラニン類を製造するに際して、該還
    元反応をリン酸トリエステル系の溶剤中で行うことを特
    徴とするN−アシルフェニルアラニン類の製造法 2)リン酸トリエステル系の溶媒がリン酸トリブチルで
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法
JP59115431A 1984-03-05 1984-06-07 N−アシルフエニルアラニン類の製造法 Granted JPS60260550A (ja)

Priority Applications (14)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59115431A JPS60260550A (ja) 1984-06-07 1984-06-07 N−アシルフエニルアラニン類の製造法
DE3590085A DE3590085C2 (ja) 1984-03-05 1985-03-05
DE19853590085 DE3590085T (de) 1984-03-05 1985-03-05 Verfahren zur Herstellung von N-Acylphenylalaninen
PCT/JP1985/000109 WO1985003933A1 (en) 1984-03-05 1985-03-05 Process for preparing n-acylphenylalanines
EP85901089A EP0174375B1 (en) 1984-03-05 1985-03-05 Process for preparing n-acylphenylalanines
CH4778/85A CH667085A5 (de) 1984-03-05 1985-03-05 Verfahren zur herstellung von n-acylphenylalaninen.
AU39984/85A AU567460B2 (en) 1984-03-05 1985-03-05 Preparation process of n-acylphenylalanines
NL8520047A NL8520047A (nl) 1984-03-05 1985-03-05 Werkwijze voor het bereiden van n-acylphenylalanines.
GB08525711A GB2175583B (en) 1984-03-05 1985-03-05 Process for preparing n-acylphenylalanines
CA000481506A CA1235420A (en) 1984-06-07 1985-05-14 Preparation process of n-acylphenylalanines
IT21007/85A IT1186724B (it) 1984-06-07 1985-06-04 Processo di preparazione di n-acilfenilanine
MX20553585A MX161176A (es) 1984-06-07 1985-06-04 Procedimiento para la preparacion de n-acilfenilaninas
ES543960A ES8603688A1 (es) 1984-06-07 1985-06-05 Procedimiento para preparacion de n-acilfenilalaninas
US06/794,562 US4675439A (en) 1984-03-05 1985-11-04 Preparation process of N-acylphenylalanines

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59115431A JPS60260550A (ja) 1984-06-07 1984-06-07 N−アシルフエニルアラニン類の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60260550A true JPS60260550A (ja) 1985-12-23
JPH0542423B2 JPH0542423B2 (ja) 1993-06-28

Family

ID=14662395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59115431A Granted JPS60260550A (ja) 1984-03-05 1984-06-07 N−アシルフエニルアラニン類の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60260550A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0542423B2 (ja) 1993-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0249797A (ja) エリスロマイシンaオキシム及びその塩の製造方法
US6686482B2 (en) Process for preparing piperonal
Ohashi et al. A new method for 5-(4-hydroxyphenyl) hydantoin synthesis
JP2011098975A (ja) キラル純n−(トランス−4−イソプロピル−シクロヘキシルカルボニル)−d−フェニルアラニン及びそれらの結晶構造変性体の生成方法
JPS60260550A (ja) N−アシルフエニルアラニン類の製造法
CN108137485A (zh) 苯甲酸酰胺化合物的制备方法
CA2684476A1 (en) Method for producing optically active trans-2-aminocyclohexanol and intermediate of optically active trans-2-aminocyclohexanol
RU2130449C1 (ru) Способ получения 3,4-дигидрокси-5-нитробензальдегида
US7476760B2 (en) Purification and production methods of 1-aminocyclopropanecarboxylic acid
WO1985003933A1 (en) Process for preparing n-acylphenylalanines
US4154757A (en) Process for the manufacture of p-hydroxybenzyl cyanide
JP2501852B2 (ja) S−カルボキシメチル−l−システインの製造法
JPS61227555A (ja) N−アシルフエニルアラニン類の製造方法
CN111662233B (zh) 一种一步法合成4-氯-1h-咪唑-2-羧酸乙酯的方法
JPH07188094A (ja) 3,5−ジ−t−ブチル−サリチルアルデヒドの製造方法
JP4005168B2 (ja) 光学活性な2−アリールオキシプロピオン酸の製造法
JPH0542425B2 (ja)
JP3398176B2 (ja) セファロスポリンプロドラッグエステルの7−アミノ−3−メトキシメチルセフ−3−エム−4−カルボン酸への分解法
JP2000198779A (ja) 3―アルキルフラバノノ―ル誘導体の精製法
KR800001550B1 (ko) 5-(4-히드록시페닐) 히단토인의 제조법
JPS6317869A (ja) 2−低級アルキル−4−アミノ−5−ホルミルピリミジンの製造法
JPS6317853A (ja) 2−メトキシメチレン−3,3−ジメトキシプロパンニトリルの製造法
JPH07145162A (ja) 4h−ピラン−4−オンの製造方法
JPH0129786B2 (ja)
JPH0542424B2 (ja)