JPS6025930Y2 - 化粧用コンパクト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は化粧用コンパクトに係り、特に止め金を設ける
蓋部の一部を弾性変形部に形成し、該弾性変形部を押圧
操作することにより止め金の解錠を行なうようにじた解
錠操作が簡便な化粧用コンパクトを提供することを目的
とする。

以下添付図面を参照して本考案の一実施例を説明する。

各図において、１は上面凹所に化粧料或いはパフ２を収
容した容器体、３は一端をヒンジ機構４にて容器体１に
係止されて開、閉蓋される蓋体、５はこの蓋体３裏面に
張り付けられた鏡を示す。

ここで本考案では、第１図に示すように止め金６を設け
る蓋体３の一部を円形の弾性変形部７に形成している。

該弾性変形部７は、この部分を弾性を持ちうる程度の肉
厚をもって蓋体３から膨出させることにより容易に形成
できる。

第２図はこの状態を示しており、この弾性変形部７の膨
出中央部を矢印のように指で押圧すれば第３図のように
凹形し、該凹形により止め金６の解錠ができるので、こ
の状態で開蓋すればよい。

前記弾性変形部７に対峙する容器体１部分には陥没部８
が形成され、且つ端部の一部には解錠方向の斜設の係合
面ａを持つ止め金６の係合穴９が設けである。

一方、蓋体３の前記弾性変形部７の先端には前記係合面
ａに接合する係合斜面ａ′を持って係合穴９に係合する
保合突起１０が形成され、該保合突起１０より内側で容
器体１の山部に対峙する部分には支持突起１１が突出し
である。

前記弾性変形部７、止め金６部は合成樹脂材により容器
体１、蓋体３と夫々一体成形にて構成されている。

上記構成のコンパクトにおいて、閉蓋に際しては弾性変
形部７の端部の止め金６部又は弾性変形部７以外の蓋体
３部を指で押圧すれば、係合突起１０が係合穴９に係止
し施錠するので第２図のように閉蓋できる。

また閉蓋に際しては、前記したように弾性変形部７の中
央部を押圧すれば弾性変形部７は第３図のように凹形し
、この凹形により支持突起１１を支点として係合突起１
ｏは係合穴９から離れて解錠し、前記押圧を持続するこ
とにより第３図状態が保持されるので、この後は保合突
起１０を指で開くことにより開蓋できる。

尚、止め金６の係合突起１０と係合穴９との係合面は施
錠、解錠方向の斜面 、 ａ／にしであるので施錠、解
錠動作は抵抗なく容易である。

上記構成の本考案コンパクトにおいては、止め金６部は
合成樹脂材により容器体１、蓋体３と一体に底形により
構成されるので製造は一工程ですみ、しかも特別の別種
部品を用いないので構造が簡単であり、低コストで提供
できる。

又、この種牛持ちの小形な化粧用コンパクトでは当然の
ことながら止め金６部も小形となり、特に解錠操作に不
便する例が多いが、本考案では弾性変形部７を単に押圧
するのみで解錠できるので操作が簡便である。

しかも、止め金６の係合突起１０と係合穴９との保合面
ａは施錠、解錠方向の斜面に形威しであるので施錠、解
錠は容易になされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の化粧用コンパクトの平面図
、第２図及び第３図は同実施例の弾性変形部と止め金部
の断面図で、第２図は施錠時また第３図は解錠時の図で
ある。 １・・・・・・容器体、３・・・・・・蓋体、６・・・
・・・止め金、７・・・・・・弾性変形部、９・・・・
・・係合穴、１０・・・・・・係合突起、１１・・・・
・・支持突起、 、 ａ／・・・・・・係合斜面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 蓋体３の反ヒンジ側端の一部を外方に膨出させて弾性変
   形部７を形成し、該弾性変形部７の端部裏面に止め金６
   の保合突起１０及びその内側寄りの箇所に支持突起１１
   を夫々形威し、一方容器体においては前記弾性変形部７
   に対応し且つ前記支持突起１１を避けた箇所を陥没させ
   ると共に前記係合突起１０を係止する止め金６の係合穴
   ９を設け、且つ該係合穴９ど前記係合突起１０の係合面
   、 ａ／を解錠方向の斜面に形成したことを特徴とする
   化粧用コンパクト。