JPS60255239A - クラツド鋼鋳片の連続鋳造方法 - Google Patents

クラツド鋼鋳片の連続鋳造方法

Info

Publication number
JPS60255239A
JPS60255239A JP10865084A JP10865084A JPS60255239A JP S60255239 A JPS60255239 A JP S60255239A JP 10865084 A JP10865084 A JP 10865084A JP 10865084 A JP10865084 A JP 10865084A JP S60255239 A JPS60255239 A JP S60255239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strip
molten steel
steel
cladding
laminate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10865084A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Yano
矢野 幸三
Shinobu Miyahara
忍 宮原
Mikio Mugita
麦田 幹雄
Makoto Suzuki
真 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP10865084A priority Critical patent/JPS60255239A/ja
Publication of JPS60255239A publication Critical patent/JPS60255239A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/008Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths of clad ingots, i.e. the molten metal being cast against a continuous strip forming part of the cast product

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、連続鋳造によって品質の優れたクラツド鋼
鋳片を、低コストで歩留り高く能率的に製造することが
できるクラツド鋼鋳片の連続鋳造方法に関するものであ
る。
〔従来技術とその問題点〕
クランド鋼材の製造方法として、次の方法が知られてい
る。
(1)圧延法 (2)爆着法 (3)肉盛法 (4)鋳ぐるみ法 圧延法は、母材と合せ材とを重ね合せて4周を溶接し、
熱間圧延によって圧着させることからなる方法である。
しかしながら、この方法は、接合する表面を研摩した後
、その4周を溶接し、さらに酸化防止のため母材と合せ
材のあいだの隙間を真空にするなど、llE延の前処理
に手間がかかるので、製造コストが高くなり且つ量産が
難しい。
爆着法は、母材と合せ材と火薬とを重ねて、爆発による
衝撃波で接着させることからなる方法である。この方法
は、広範囲の金属に適用できる長所がある反面、製造可
能面積に上限があり、また高価な火薬を用いることなど
のために、製造コストがきわめて高く、且つ、爆発音が
大きいことから、環境上の問題もある。
肉盛法は、母材表面に合せ材を直接肉盛溶接することか
らなる方法である。この方法は、母材の成形加工後のク
ラツド化が可能である利点がある反面、溶接作業に手間
がかかり、且つ、大面積のものの製造にはむいてい々い
など生産性が悪い。
鋳ぐるみ法は、合せ材を鋳型内にセントし、母材である
溶鋼を鋳型に注入して合せ材を鋳ぐるむことにより複合
鋼塊を調製し、この複合鋼塊を圧延して圧着させること
からなる方法である。しかしながら、この方法は、一定
寸法以上の厚さを有する合せ材を必要とするので、クラ
ンド比が限定され、且つ、介在物のかみこみ、合せ材表
面の酸化などに対する対策を必要とするなどの問題があ
る。とくに、合せ材の溶損、圧延でのメタルフローによ
るクランド比の変化などによって、歩留の大巾な低下が
生ずることは最大の問題である。
上述したように、従来のクラツド鋼の製造方法は、いず
れも生産性が低く、製造コストが高いので、コストメリ
ットが出にくく需要拡大は難しいのが実情である。
そこで、近年連続鋳造によってクランド鋼鋳片を製造す
る研究がなされており、例えば、特開昭53−2341
号および特開昭58−65549号には、1つの合せ材
の表面または■対の合せ材間に、母材としての溶鋼を供
給しつつ鋳造することによってクラツド鋼鋳片を製造す
ることからなる方法が開示されている。
第4図は、上述した従来方法の概略説明図であ 3− る。取鍋]内の母材としての溶鋼5は、取鍋■の下方に
設けられたタンディツシュ2内に、取鍋lの底部に設け
られたノズル3を通って注入される。
タンディツシュ2の下部には水平の溶鋼排出口4が設け
られており、タンディツシュ2内の母材としての溶鋼5
は、水平の溶鋼排出口4を通って排出される。
一方、合せ材調帯6は、払い出し装置としてのペイオフ
リール7から駆動ロール8によって水平に引出されて、
タンディツシュ2の下部に水平に設けられた溶鋼排出口
4の下方に導かれ、タンディツシュ20下面に沿って水
平に移動する。9は溶鋼Uト出口4の下方位置を起点と
して、合せ材調帯6の移動通路に沿って設けられた冷却
装置である。
タンディツシュ2からその溶鋼排出口4を通って排出さ
れた母材としての溶鋼5は、水平に移動する合せ材調帯
6の表面上に供給されて合せ材調帯6に溶着し、冷却装
置9により合せ材調帯6の裏面から冷却されて、合せ材
調帯60表面上に凝 4− 固し、かくして、連続的ICクランド鋼鋳片]0が製造
される。
しかしながら、上述した方法には1次のような問題があ
る。
(1)合せ材調帯6の表面上に供給された母材としての
溶鋼5は、低温の合せ材調帯6と接触することによって
凝固シェルが生成しやすく、この結果、合せ材調帯6と
母材としての溶鋼5との間に未溶着部分が生ずる。この
未溶着部分が大気にさらされると、合せ材調帯6と溶鋼
5の界面が酸化する結果、圧延段階を経ても前記未溶着
部分は十分に接着せず、従って品質の良好なりランド鋼
材が得られない。
(2) クランド鋼鋳片の界面の溶着性、品質の健全性
および製造の安定性は、タンディツシュ2から合せ材調
帯60表面上に供給された母材としての溶鋼5を、合せ
材調帯6の裏面から冷却を開始する時期によって左右さ
れる。即ち、冷却開始時期が遅すぎると、母材としての
溶鋼5が凝固しないばかりでなく、合せ材調帯6が溶鋼
5の熱によつて溶損し、場合によっては溶断する。一方
、冷却開始時期が早すぎると、合せ材調帯6を介して溶
鋼5が急速に冷却されて凝固シェルが生成する結果、溶
着性が著しく劣化する。また、低温の合せ材調帯6が溶
鋼5と接触することによる急激な温度変化の影響によっ
て変形する場合が生ずる。
〔発明の目的〕
従って、この発明の目的は、連続鋳造によってクランド
鋼鋳片を製造するに当り、健全な溶着界面を有する品質
の優れたクランド鋼鋳片を、歩留り高く安定して連続的
に製造する方法を提供することにある。
〔発明の概要〕
この発明の方法は、連続的に移動する、1つの合せ材調
帯の表面上または1対の合せ材調帯の間に、母材として
の溶鋼を供給して、前記溶鋼を前記合せ材調帯に溶着さ
せ、次いで、前記合せ材調帯の前記溶鋼の溶着部と反対
側の面を強制冷却して、前記合せ材調帯に溶着した溶鋼
を凝固させることによりクラツド鋼鋳片を連続的に製造
するクランド鋼鋳片の連続鋳造方法において。
前記母材としての溶鋼が供給される前に、前記合せ材調
帯を、前記溶鋼が供給される側の表面温度が、300℃
から、前記合せ材調帯の固相線温度よりも200℃低い
温度の範囲内になるように予熱し、次いで、前記母材と
しての溶鋼を供給した後、前記溶鋼の供給時から、前記
合せ材調帯の板厚および温度によって定めた所定時間経
過後に、前記合せ材調帯に対する強制冷却を開始するこ
とに特徴を有するものである。
〔発明の構成〕
この発明においては、母材としての溶鋼が供給される直
前における合せ材調帯を、前記溶鋼が供給される側の表
面温度が、300°Cから、前記合せ材調帯の固相線温
度よりも200℃低い温度の範囲内になるように予熱す
ることが必要である。
即ち、母材としての溶鋼が供給される直前における合せ
材調帯を、上述した範囲内の温度まで予熱することによ
って、合せ材調帯の表面上に溶鋼が供給されたときに1
両者の界面を迅速に溶着に 7− 必要な高温にすることができる。従って1合せ材調帯の
表面上に供給された溶鋼が冷却されて凝固シェルが生成
することはなく、且つ1合せ材調帯に高温の溶鋼との接
触による変形や座屈が生ずることもなく、健全な溶着界
面を有するクランド鋼鋳片を安定して製造することがで
きる。
予熱された合せ材調帯の温度が300°C未満では、上
記作用に所望の効果が得られない。一方。
予熱された合せ材調帯の温度が、その固相線温度よりも
200℃低い温度を超えて高いと、合せ材調帯の引張り
強度が著しく低下する結果、合せ材調帯が変形または破
断したり、また、合せ材調帯の表面に供給された溶鋼に
よってその温度が上昇しすぎて、合せ材調帯が溶損また
は溶断する問題が生ずる。
また、この発明においては、その表面上に母材としての
溶鋼が供給された合せ材調帯に対する。
前記合せ材調帯の裏面からの冷却を、前記母材としての
溶鋼が合せ材調帯の表面に供給されてから。
前記合せ材調帯の板厚および温度、その伯母材と 8− しての溶鋼の注湯方式などによって定めた所定時間の経
過後、即ち合せ材調帯と母材としての溶鋼とが完全に溶
着してから開始することが必要である。
即ち1合せ材調帯に対する冷却開始時期を、上述のよう
にすることによって、合せ材調帯と母材としての溶鋼と
を、確実に溶着させることができる。
合せ材調帯の冷却が、母材としての溶鋼の供給と同時ま
たは溶鋼の供給前に開始されると、上述した合せ材調帯
の予熱効果がなく彦り、合せ材調帯の温度低下によって
、合せ材調帯と母材との溶着が著しく阻害される。特に
、合せ材調帯の板厚が薄い場合には、折角合せ材調帯を
予熱しても、裏面からの冷却によって直ちにその表面ま
で温度が低下するので、母材との溶着は困難になる。
下記は、合せ材調帯に対する冷却開始時期の一般的な基
準である。
(1)合せ材調帯の板厚が薄い場合には、冷却開始時期
を早めて、合せ材調帯の溶損を防止する。
一方、前記板厚が厚い場合には、冷却開始時期を遅くす
る。
(2)合せ材調帯の予熱された温度が低い場合には、冷
却開始時期を遅らし、一方、前記温度が高い場合には、
冷却開始時期を早める。
(3)溶鋼の吐出流が直接合せ材調帯に衝突するような
、溶鋼と合せ材調帯との熱伝達が良い場合には、冷却開
始時期を早める。
上記のように1合せ材調帯によって、その冷却開始時期
が選べるように、冷却装置を、冷却開始点が自由に変更
できるような機構にすることが望ましい。
第1図は、この発明の方法に使用される装置の1つの実
施態様として、1つの合せ材調帯の表面上に母材として
の溶鋼を供給し、片面クラツド鋼鋳片を製造する装置を
示す概略説明図、第2図は同じく概略斜視図である。取
鍋1の下方にはタンディン7ユ2が設けられ、タンディ
ツシュ2の下部には水平の溶鋼排出口4が設けられてい
る。取鍋1内の母材としての溶鋼5は、取鍋1の底部に
設けられたノズル3を通ってタンディツシュ2内に注入
され、タンディツシュ2内の溶鋼5は、水平の溶鋼υV
出口4を通って排出される。
コイル状に巻かれている合せ材調帯6は、駆動ロール8
によって、払い出し装置としてのペイオフリール7から
水平に引出されて、タンディツシュ2の下部に水平に設
けられた溶鋼排出口4の下方に導かれ、タンティッシュ
2の下面に沿って移動する。
タンディツシュ2の入側における、合せ材調帯6の移動
通路に沿って、合せ材調帯6の形状を矯正するだめの矯
正ロール1Jと、合せ材調帯6を予熱するだめの加熱炉
J2とが設けられている。
加熱炉12は、タンディツシュ2の直前に設けられてお
り、図示の例では、合せ材調帯6の上面側に位置してい
て、タンディツシュ2から溶鋼5が供給される合せ材調
帯6の表面を予熱するように々つている。合せ材調帯6
をはさむ加熱炉12の下方には、加熱炉12に沿い1合
せ材調帯6の下面に接近させて、加熱炉12により予熱
された合li− せ材調帯6の裏面からの熱放散を防止するための断熱材
13が設けられている。
加熱炉■2は1合せ材調帯6をその表裏両面から予熱す
るようにしてもよい。この場合は断熱材」2は不要であ
る。加熱炉I2内は、合せ材調帯6の酸化を防1]−す
るために不活性ガス雰囲気に保つことが望ましい。
加熱炉]2の出側から、タンディツシュ2の溶鋼排出口
4付近に至る、合せ材調帯6の移動通路に沿い1合せ材
調帯6の裏面に接近させて、加熱炉J2により予熱され
た合せ材調帯6の裏面からの熱放散を防+hするための
断熱材14が設けられている。なお断熱材14は1合せ
材調帯6の全面一を覆う断熱室状となし、その内部を不
活性ガス雰囲気にすれば、より効果的である。
タンティッシュ2の溶鋼排出口4の出側には、合せ材調
帯6の移動通路に沿い、その表面上に母材としての溶鋼
5が供給された合せ材調帯6を、その裏面から冷却する
ための、冷却水を噴射する上向きのスプレーノズル15
が設けられている。
12− 16は、タンディツシュ2の溶鋼排出口4の出側に、そ
の表面上に母材としての溶鋼5が供給された合せ材調帯
6の移動通路に沿って、その両側方に配設された無端帯
からなるサイドブロックである。サイドブロックI6は
、第2図に示すようにロール17に巻きつけられており
、図示しない駆動手段によって1合せ材調帯6の移動方
向に。
合せ材調帯6と同期させて矢印に示すように移動し、そ
の表面に溶鋼5が供給された合せ材調帯60両側をサポ
ートする。
駆動ロール8によりペイオフリール7から引出されて水
平に移動する合せ材調帯6は、加熱炉12によってその
表面が所定温度に予熱され1次いで。
その表向上にタンディツシュ2の溶鋼排出口4から母材
としての溶鋼5が供給される。溶鋼5と合せ材調帯6と
は1合せ付備帯6が加熱炉12によって所定温度に予熱
されているので、完全に溶着する。
このようにして、その表面上に供給された溶鋼5と溶着
した合せ材調帯6は、溶鋼排出口4より所定の間隔をお
いて配設された上向きのスプレーノズル15から噴射さ
れる冷却水により冷却されて、溶鋼5が凝固し、クラツ
ド鋼鋳片■0となる。
合せ材鋼帯6を移動させるための駆動ロール8は、ペイ
オフリール7とタンディンシュ2との間の適宜の位置お
よびタンディツシュ2より下流側の適宜の位置に設けら
れ、ペイオフリール7から引出された合せ材鋼帯6を、
所定の速度で加熱炉]2を経てタンディンシュ2の溶鋼
排出口4の下方に導き、そして、前記溶鋼1=ll’出
口4から合せ材鋼帯6の表面上に溶鋼5が供給され溶着
したクランド鋼鋳片10を、所定の速度で移動させる。
上述した装置によってクランド鋼鋳片を製造するに当り
、母材の厚さは、タンディツシュ2の溶鋼υト出口4か
ら排出される溶鋼5の流量または合せ材鋼帯6の移動速
度によって制御することができる。即ち、合せ祠鋼帯6
の移動速度を一定にし。
溶鋼排出口4からの溶鋼5の排出流量を一定に保つか、
または、溶鋼排出口4からの溶鋼5の排出流量の変動に
応じ1合せ材鋼帯6の移動速度を変えることによって、
母材の厚さを一定に保つことができる。なお、後者の場
合は、スプレーノズル15による冷却開始点も、合せ材
鋼帯6の移動速度と同時に変えなければならず、その制
御が煩雑となるので、前者の吐出流量によって制(財)
することが望ましい。
なお、ザイドフ゛ロック[6の」二方には、サイドブロ
ック16の上端に近接させて、無端帯からなる上部ブロ
ック(図示せず)を設け、上部ブロックを合せ拐鋼帯6
の移動方向に1合せ材鋼帯6と同期させて移動させるよ
うにしてもよい。
第3図は、この発明の方法に使用される装置の他の実施
態様として、1対の合せ材銅帯の間に母材としての溶鋼
を供給し両面クラツド鋼鋳片を製造する装置を示す概略
説明図である。
駆動ロール8によりペイオフリール7から引出されて水
平に移動する第1の合せ材鋼帯6は、加熱炉12によっ
てその表面が所定温1隻に予熱され。
次いで、その表向上にタンディンシュ2の溶鋼排出口4
から母材としての溶鋼5が供給され、溶鋼15− 排出口4より所定の間隔をおいて配設された」二向きの
スプレーノズル15から噴射される冷却水によって冷却
されることは、第1図に示した装置と同じである。
この実施態様においては、夕/ディン7ユ2の溶鋼排出
口4から、第1の合せ材鋼帯6の表面上に供給される母
材としての溶鋼5の上に、第2の合せ材銅帯6′を供給
し、第1の合せ材鋼帯6と第2の合せ材銅帯6′とから
なる1対の合せ材銅帯の間に母材としての溶鋼5を介在
させ、かくして両面クラツド鋼鋳片10’を製造する。
第2の合せ材銅帯6′は、駆動ロール8′によりペイオ
フリール7′から引出され、矯正ロールl 1’によっ
て形状が矯正された後、加熱炉12′によって溶鋼5に
接する表面が所定温度に予熱される。加熱炉12′の下
方および加熱炉12′からタンディツシュ2の溶鋼排出
口4に至る第2の合せ材銅帯6′の移動通路には、断熱
材13’ 、 J 4’が設けられている。
り/ディツシュ2の溶鋼排出口4の出側には、16− 第1の合せ材鋼帯6の裏面を冷却するための」−向きの
スプレーノズル■5と対向する位置に、第2の合せ材銅
帯6′の裏面を冷却するための下向きのスプレーノズル
15′が設けられている。
この実施態様によれば、加熱炉12 、1.2’によっ
てその表面が所定温度に予熱された第1の合せ材鋼帯6
と第2の合せ材銅帯6′との間に、タンディンシュ2の
溶鋼排出口4から母材としての溶鋼5が供給され、次い
で、溶鋼排出口4より所定の間隔をおいて配設された上
向きのスプレーノズル15および下向きのスプレーノズ
ルI 5’かう噴射される冷却水により冷却されて溶鋼
5が凝固し。
両面クランド鋼鋳片10′となる。
この発明の方法において1合せ材鋼帯の表面」二に供給
される母材としての溶鋼の温度は、液相線+30℃以上
(△T≧30℃)とし1合せ材銅帯の板厚は、2鵡以上
、20訴以下とすることが望ましい。
また、第1図に示した片面クラッド鋼鋳片を製造する場
合は、合せ材調帯の表向−Fに供給された溶鋼の表面に
、断熱パウダーを添加することが望捷しい。このように
溶鋼の表面に断熱パウダーを添加することにより、溶鋼
を合せ材銅帯側から一方向的に凝固させることができ、
かくして、マクロ偏析や鋳造欠陥のない、品質の優れた
クラツド鋼鋳片を製造することができる。
〔発明の実施例〕
次に、この発明を更に実施例により詳述する。
第1図に示した装置を用いて、ステンレス・クラツド鋼
鋳片を製造した。厚さ5M、幅1000Mの、 J、 
8−8ステ/レス鋼(SUS304)の鋼帯を合せ材と
し、母材として普通炭素鋼(0,15%C含有)の溶鋼
を供給した。合せ材のステンレス鋼帯は、熱延コイルで
あるが、あらかじめ酸洗して使用した。アルゴン+3チ
水素雰囲気にした加熱炉で鋼板を予熱し、その表面上に
溶鋼を約40語の厚さになるように供給した。このとき
の銅帯の予熱温度を200℃から1300℃の範囲内で
変化させた。
取鍋およびタンディツシュ2の重量を測定することによ
って、取鍋およびタンディツシュ内の溶鋼の残量の変化
を算出し、この変化馳部ち溶鋼排出量を一定に保つよう
に、取鍋およびタンディツシュからの溶鋼の排出流量を
調節することによって、母材の厚さを制御した。
溶鋼の供給後、合せ材銅帯の裏面側に設けられた上向き
のスプレーノズルによって合せ材銅帯を冷却し、溶鋼を
凝固させた。なお、スプレーノズルは、鋳造方向に移動
可能とし、且つ、スプレーノズルを各々単独に開閉可能
とすることによって。
溶鋼の供給位置から冷却開始位置までの距離を変えた。
合せ材鋼帯の表面上に供給される母材としての溶鋼の温
度は1570〜1580℃、合せ材銅帯の移動速度(鋳
造速度)は2m/aim、タンディツシュに設けられた
溶鋼排出口の角度は合せ材銅帯に対して25とした。な
お、18−8ステンレス鋼の固相線温度は約J、 4 
t 0℃である。
このようにして製造されたクランド鋼鋳片について、超
音波探傷、断面検鏡、界面部分のXM八へ19− 分析々とによって、その品質および界面状況を調べた。
第1表はその調査結果である。第1表において、○印は
品質および界面状況の良好な場合。
△印(は合せ材鋼帯と母材との溶着が不十分な場合。
×印は合せ材鋼帯に溶損や溶断が発生した場合を示す。
なお、第1表における合せ材銅帯の予熱温度は、母材と
しての溶鋼が供給される直前における、溶鋼が供給され
る側の表面温度である。
第1表から判るように1合せ材銅帯の予熱温度が低い場
合または溶鋼排出口から冷却開始位置までの距離が短い
場合は1合せ材鋼帯と母材との溶着が不十分であった。
一方、合せ材銅帯の予熱温度が高過ぎた場合または溶鋼
排出口から冷却開始位置までの距離が長すぎた場合は、
合せ材鋼帯に溶損や溶断が発生した。
合せ材銅帯の予熱温度が200℃の場合には、溶鋼排出
口から冷却開始位置1での距離を長くして冷却開始時期
を遅らせても、合せ材銅帯と母材とは十分に溶着せず、
やがて合せ材銅帯は、その温度の上昇によって溶損し、
変形した。
20− 一方、合せ材銅帯の予熱温度が1300°C(Ts −
110℃)の場合には、合せ材銅帯の表面上に母材とし
ての溶鋼が供給されたときに、合せ材銅帯の温度が上昇
しすぎて、合せ材銅帯が著しく溶損し、更に、その機械
的強度が著しく低下して、合せ材銅帯に変形や破断が生
じ、クランド鋼鋳片を製造することができなかった。
これに対して合せ材銅帯を、3QO’C:から、合せ材
鋼帯の固相線温度(18−8ステンレス鋼の場合[41
0℃)よりも200℃低い温度(1210℃)の範囲内
の温度に予熱し、次いで、上記予熱温度に対応する適当
な時点から冷却したときは。
良好な溶着界面を有するクラツド鋼鋳片を鋳造すること
ができた。
上述した実施例のクラツド鋼鋳片は、18−8ステンレ
ス鋼と普通炭素鋼とからなっているが、この発明の方法
によれば、上記の組合わせのほか、各種のステンレスク
ランド鋼または軟鋼と高炭素鋼との組合せなど各種のク
ラツド鋼鋳片を容易に製造することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明方法によれば。
界面に未溶着部分のない健全な溶着界面を有する品質の
優れたクランド鋼鋳片を、歩留り高く安定して経済的に
製造することができる工業上優れた効果がもたらされる
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の方法に使用される装置の1つの実
施態様を示す概略説明図、第2図は同じく概略斜視図、
第3図はこの発明の方法に使用される装置の他の実施態
様を示す概略説明図、第4図は従来の装置の一例を示す
概略説明図である。 図面において。 J・・・取鍋、2・・・タンディツシュ、3・・・ノズ
ル。 4・・・溶鋼排出口、5・・・溶鋼、 6 、6’・・
・合せ材調帯。 7.7′・・・ペイオフリール、8.8′・・・駆動ロ
ール。 9・・・冷却装置、10.10’・・・クランド鋼鋳片
、11 、 l 1’・・・矯正ロール、12.12’
・・・加熱炉。 13 、 l 3’ 、 I 4 、 I 4!・・・
断熱材、15.15’・・・23− スプレーノズル、16・・・サイドブロック、■7・・
・ロール。 出願人 日本鋼管株式会社 代理人 潮 谷 奈津夫(他2名) 24−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 連続的に移動する、1つの合せ材調帯の表面上または1
    対の合せ材調帯の間に、母材としての溶鋼を供給して、
    前記溶鋼を前記合せ材調帯に溶着させ、次いで、前記合
    せ材調帯の前記溶鋼の溶着面と反対側の面を強制冷却し
    て、前記合せ材調帯に溶着した溶鋼を凝固させることに
    よりクラツド鋼鋳片を連続的に製造するクラツド鋼鋳片
    の連続鋳造方法において、 前記母材としての溶鋼が供給される前に、前記合せ材調
    帯を、前記溶鋼が供給される側の表面温度が、300℃
    から、前記合せ材調帯の固相線温度よりも2008C低
    い温度の範囲内になるように予熱し、次いで、前記母材
    としての溶鋼を供給し 1− た後、前記溶鋼の供給時から、前記合せ材調帯の板厚お
    よび温度によって定めた所定時間経過後に、前記合せ材
    調帯に対する強制冷却を開始することを特徴とするクラ
    ンド鋼鋳片の連続鋳造方法。
JP10865084A 1984-05-30 1984-05-30 クラツド鋼鋳片の連続鋳造方法 Pending JPS60255239A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10865084A JPS60255239A (ja) 1984-05-30 1984-05-30 クラツド鋼鋳片の連続鋳造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10865084A JPS60255239A (ja) 1984-05-30 1984-05-30 クラツド鋼鋳片の連続鋳造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60255239A true JPS60255239A (ja) 1985-12-16

Family

ID=14490185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10865084A Pending JPS60255239A (ja) 1984-05-30 1984-05-30 クラツド鋼鋳片の連続鋳造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60255239A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991009147A2 (en) * 1989-12-11 1991-06-27 Battelle Development Corporation Rapid solidification melt-coat process

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991009147A2 (en) * 1989-12-11 1991-06-27 Battelle Development Corporation Rapid solidification melt-coat process
WO1991009147A3 (en) * 1989-12-11 1991-07-25 Battelle Development Corp Rapid solidification melt-coat process

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11788167B2 (en) Device and method for manufacturing metal clad strips continuously
US11639538B2 (en) Device and method for manufacturing metal clad plates in way of continuous casting and rolling
US11697150B2 (en) Production apparatus and method for preparing metal clad plate in short process
US4213558A (en) Continuous casting and cladding process and apparatus for producing metal clad
US6095232A (en) Process and device for producing metallic composite materials
JPS6149748A (ja) クラツド鋼鋳片の連続鋳造方法
JPS60255239A (ja) クラツド鋼鋳片の連続鋳造方法
JPS6149749A (ja) クラツド鋼鋳片の連続鋳造方法
JPS6149750A (ja) クラツド鋼鋳片の連続鋳造方法
US3743005A (en) Process for producing hot rolled three layer steel products from continuously cast hollow tubes
JPH0452052A (ja) クラッド板の連続鋳造方法及び連続鋳造装置
JPS61135463A (ja) 金属クラツド材の連続鋳造方法ならびにその装置
JPS61135462A (ja) 金属クラツド材の連続鋳造装置
JPS60255241A (ja) 連続鋳造方法
Wechsler The status of twin-roll casting technology. Comparison with conventional technology
JPS5865549A (ja) クラツド鋼の連続鋳造方法および装置
JPS61279340A (ja) クラツド鋼片の連続鋳造方法
JPS6120647A (ja) 連続鋳造によるクラツド鋳片の製造方法
JPS61279339A (ja) クラツド鋼片の連続鋳造方法
JPS63286253A (ja) 金属複合板の製造方法及び装置
JPH04266462A (ja) 双ロール式薄板連続鋳造におけるダミーシート
JPS59156542A (ja) 連続鋳造設備におけるクラツド鋼板の鋳造方法