JPS60253112A - 光透過性の平板状導電性素材の製造法 - Google Patents

光透過性の平板状導電性素材の製造法

Info

Publication number
JPS60253112A
JPS60253112A JP59108611A JP10861184A JPS60253112A JP S60253112 A JPS60253112 A JP S60253112A JP 59108611 A JP59108611 A JP 59108611A JP 10861184 A JP10861184 A JP 10861184A JP S60253112 A JPS60253112 A JP S60253112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
chloride
plate
tin
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59108611A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0345487B2 (ja
Inventor
護郎 佐藤
通郎 小松
嗣雄 小柳
博和 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JGC Catalysts and Chemicals Ltd
Original Assignee
Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd filed Critical Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd
Priority to JP59108611A priority Critical patent/JPS60253112A/ja
Publication of JPS60253112A publication Critical patent/JPS60253112A/ja
Publication of JPH0345487B2 publication Critical patent/JPH0345487B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Chemically Coating (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光透過性で導電性を有する微細な平板状物質の
製造法に関し、さらに詳しくは透明な合成樹脂フィルム
ないしは塗料に配合してそのフィルムないしは塗膜に良
好な導電性を付与することができ、しかもフィルムない
しは塗膜自体の透明性を実質的に損うことのない微細な
平板状素材の製造法に係る。
無機粉末の表面に導電処理を施して導電性粉末を製造す
る方法は公知であって、例えば特開昭56−11421
5号〜114218号の各公報には、通電感熱紙や静電
記録紙などの導電層に用いる素材を得る目的で、酸化チ
タンなどの金属酸化物粉末を加熱水中に分散させ、これ
に塩化錫のアルコール溶液又は塩化錫と塩化アンチモン
のアルコール溶液を添加することにより、金属酸化物粉
末の表面に酸化錫又は少量のアンチモンを含有する酸化
錫からなる被覆層を形成させて導電性粉末を製造する方
法が教示されている。しかしながら、上記の方法で得ら
れる導電性粉末は、その核が白色の金属酸化物であるた
め不透明であって、これを透明な合成樹脂などに配合し
た場合には、フィルムの透明性を維持できない欠点があ
る。一方、透明でしかも導電性を有する粉末としては、
酸化錫にアンチモンをドープさせたものが知られている
。しかし、この粉末は平均粒径が0.1μmと極めて微
細であるため、樹脂に均一分散させることが難しいばか
りでなく、樹脂への分散に際しミクロぜイドに空気を抱
き込んで分散するため、樹脂の透明性を低下させる不都
合がある。
本発明は光透過性を有する比較的微細が平板状物質の表
面に導電性被覆を施すことによって、合成樹脂や室料へ
の均一分散が容易であるうえ、フィルムや塗膜の透明性
を実質的に損うことがなく、しかもこれらに良好な導電
性を付与できる素材全製造せんとするものである。
すなわち、本発明は光透過性で導電性を有する平板状素
材の製造方法を提供するものであって、その方法は錫又
はインジウムの硫酸塩又は塩化物と、ドーパント金属の
硫酸塩又は塩化物が溶解した酸性溶液を、光透過性で微
細な平板状物質の酸性分散液に徐々に滴下すると共にア
ンモニア又は有機アミンを加え、混合液のpHを0.5
〜5.5の範囲に調節することにより、前記した少なく
とも2種の硫酸塩又は塩化物を加水分解することにより
、前記の平板状物質の表面を金属水酸化物で被覆し、金
属水酸化物で被覆された平板状物質を分散媒から分離し
て洗浄し、次いでこの平板状物質を温和な条件で乾燥し
死後、主たる金属に錫を用いた場合は酸化性雰囲気で、
主たる金属にインジウムを用いた場合は不活性ガス雰囲
気で焼成することからなる。
本発明に於て、錫又はインジウムの硫酸塩又は塩化物と
ドーパント金属の硫酸塩又は塩化物を溶解した酸性溶液
(以下、(ト)液という)は、濃硫酸に所望金属の硫酸
塩を溶解するか、濃塩酸に所望金属の塩化物を溶解する
方法で調製される。ドーパント金属としてはアンチモン
、テルル、インジウム、錫の1種もしくは2種以上が使
用可能であるが、主たる金属にインジウムを使用した場
合は、ドーパント金属としてインジウムを使用すること
はなく、また主たる金属にl1lIを用いた場合はドー
パント金属として錫を使用することはない。
本発明の方法によって平板状物質の表面に形成される導
電性被覆は、一般に (イ)0.1〜3Qwt%のアンチモンがドープした酸
化錫、 (ロ)0.1〜15wtチのアンチモンと0.01〜5
wtチのテルルがドープした酸化錫、 (ハ)0.1〜20wtチの錫がドープした酸化インジ
ウム のいずれかで構成される。従ってN液を調製するlこ際
しては、0)〜(ハ)で示される酸化物が得られるよう
な量で、主たる金属とドーパント金属の各化合物を濃硫
酸又は濃塩酸に溶解させ、全金属化合物濃度を1〜60
vrt%、好ましくは10〜30wtチの範囲に調整す
ることを可とする。
一方、光透過性で微結な平板状物質の酸性分散液(以下
、@)液という)は、希硫酸又は希塩酸に光透過性で微
細な平板状物質を分散させるか、水に光透過性の微細A
平板状物質を分散させた後、硫酸又は塩酸を添加するこ
とで調製される。ここで「微細な平板状物質」とは長径
が1〜IOQμmの範囲にあり、長径対短径の比が1〜
30の範囲で、短径対厚さの比が2以上であるものを言
う。この種の平板状物質は一般に1〜50 m27 g
の比表面積を有している。念のため付言すれば、平板状
物質の寸法は、本発明に係る素材の用途に応じて適宜選
択することを可とし、例えば本発明の素材全塗料に配合
して塗膜の厚さf1op以下とする場合には、平板状物
質の厚さを1μ以下、好ましくは0.5μ以下とし、長
径を1〜50μ好ましくは30μ以下とするのが適当で
あり、膜厚10μ以上とする場合には、厚さ10μ以下
、長径1〜100μ、望ましくは20〜70μの平板状
物質を使用することが好ましい。また、本発明の素材を
プラスチックに配合してフィルムとする場合lこは、そ
のフィルムの膜厚が10μ以下であれば、平板状物質の
厚さを1μ以下、長径IHIOμ以下、望ましくは0.
5〜lOμとし、膜厚が10μ以上であれば、平板状物
質の厚さをフィルム膜厚の1/10以下とすべきである
上記した微細な平板状物質はまた、それ自身光透過性で
なければならない。ここで「光透過性の平板状物質」と
は、平板状物質10wt%、流動Aラフイン(日本薬局
方) 9 o wt%の混合物を、塗膜の厚さ60μで
厚さ3 mmの石英ガラスに塗布した場合に於て、波長
600nmの光の透過率が60−以上であるような平板
状物質を言う。本発明の平板状物質は光透過性である限
り、その材質を問わない。しかし、その屈折率は1.5
〜2.5の範囲にあることが好ましい。
従って、本発明で使用可能な平板状物質の具体例として
は、雲母(白雲母、絹雲骨など)、カオリナイト、ガラ
ス片などを例示することができる。
0)液に於ける平板状物質の濃度は、一般に分散媒10
0重量部当り0.4〜20重量部の範囲に調整され、当
該分散液のpHは通常0.5〜5.5の範囲に調整され
る。
本発明の方法によれば、CB)液に前述した(ハ))液
を徐々に滴下すると共に、アンモニア又は有機アミンを
添加して混合液のp)(を0.5〜55の範囲内に調節
し、これによって(/L)液中の金属化合物、すなわち
、主たる金属の硫酸塩又は塩化物と、ドーAント金属の
硫酸塩又は塩化物が加水分解される。既述した通り、(
ト)液は、金属化合物が硫酸塩である場合には濃硫酸を
使用し、塩化物である場合には濃塩酸を使用して調製さ
れる。従って、(5)液に滴下される内液が、濃硫酸で
調製されている場合には、但)液は硫酸酸性−であるこ
とを可とし、濃塩酸で調製されている場合には、塩酸酸
性であることを可とする。
本発明の方法では上記の加水分解反応で生成される金属
水酸化物を、平板状物質の表面上に均一に析出させるこ
とが好ましい。そしてこれを実現するためには、内液中
の金属化合物の種類に応じて加水分解時のpI(条件を
0,5〜5.5の範囲で選択することが好ましい。ちな
みに、本発明者らが得た知見によれば、(ト)液中の主
たる金属の化合物゛が綱の硫酸塩又は塩化物である場合
は、加水分解時の最適pH東件が1〜3.5の範囲にあ
り、インジウムの硫酸塩又は塩化物である場合は、最適
p)を条件が4〜5.5の範囲にある。なお、加水分解
時の温度は20〜80℃の範囲で任意化選択することが
できるが、加水分解速度を考慮すると、反応温度゛は4
0〜80℃であることが好ましく、特に塩化物を加水分
解するに際しては40〜60℃の・温度を、硫酸塩を加
水分解するに際しては60〜80°Cの温度を採用する
のが実用的である。
加水分解で生成される金属水酸化物を平板状物質の表面
に均−tこ析出させるためには、0)液に対する(へ)
液の滴下速度も重要である。滴下速度が速すぎると、金
属水酸化物の結晶核がΦ)液中に多数発生し、均一で緻
密な金属水酸化物の被覆層を、平板状物質上に形成でき
ないからである。従って、本発明では徐々に(4)液を
倶)液tこ滴下することを要件とするが、本発明者らが
行なった実験結果によれば、Φ)液中に分散している平
板状物質の全表面積をXm”とし、加水分解反応で1時
間当り生成される金属水酸化物の量をYgとした場合、
(B)*に対する(へ)液の滴下速度はY/Xの値が0
.06.2以下になるよう調節すること7が好ましい。
しかし1、余りに滴下速度を遅くすることは、被覆層の
形成に長蒔間ヲ要することになるので、実用的にはY/
Xの値を0.0043以上とすべきである。
この点についてさらlこ詳述すると、(ハ))液が主た
る金属として錫を含有し、(u)ffiのpHが0.5
〜2.0である場合には、両液の温度を20〜50゛C
に保持し、に)液の滴下速度Y/Xを0.0043〜0
.02(g−金属水酸化物/ m”−hr )とするこ
とが好ましく、に)液が主たる金属として錫を含有し、
@)液のpHが2.0〜3.5である場合は、両液の温
度を50〜80°Cに保持し、内液の滴下速度Y/Xを
0.02〜0.062(g−金属水酸化物/m2・hr
 )とすることが好ましい。また、(ト)液が主たる金
属としてインジウムを含有し、C)液のpHが2〜3.
5である場合には、両液の温度を20〜40℃に保持し
、(ト)液の滴下速度Y/Xを0.0043〜0.01
 (g−金属水酸化物/ m’hr )とすることが好
ましく、(ト)液が主たる金属としてインジウムを含有
し、■)液のpHが3.5〜5.5の場合は、両液の温
度を40〜80”Cに保持し、(へ)液の滴下速度Y/
Xを0.01〜0.062(g−金属水酸化物/m!・
hr )とすることが好ましい。
金属水酸化物で被覆された平板状物質は、分散媒から分
離され、洗浄、乾燥後、酸化性雰囲気又は不活性ガス雰
囲気で焼成されるが、これによって、金属水酸化物の被
覆層は、既述した(イ)〜(ハ)の何れかで示される導
電性物質の被覆層に転化する。しかし、焼成後の被覆層
の厚さが70X未満であると、本発明の方法で得られる
素材に所期の導電性を付与することができず、1200
Xを越えた場合は素材の光透過性が損われるので、本発
明の方法では焼成後の被覆層の厚さが70〜1200X
、好ましくは200〜1000叉の範囲18るよう、金
属水酸化物を平板状物質上に析トjせること全町とする
ちなみに、加水分解によって生成される金属水酸化物は
、本発明の方法によれば、大部分が平板状物質上に析出
するので、(B)液中に分散している平板状物質の量に
応じて、の)液に対する(4)液の添加量を調節し、加
水分解によって生成される金属水酸化物の量を、平板状
物質の表面積1m!当り0.009〜0.15 gの範
囲とすれば、焼成後の被覆層の厚さを70〜1200ス
の範囲内におさめることができる。
金属水酸化物によって所定の厚さに被覆された平板状物
質は、前述した通り、分散媒から分離され、典型的には
水洗後、乾燥されるが、この乾燥は被覆層に収縮亀裂が
発生しないような温和な条件で実施される。被覆層に亀
裂が発生すると、最終的に得られる素材の導電性が低下
してしまうからである。一般に、温度110°C1関係
湿度5チの空気が流通する乾燥器内に於て0.18 k
ll H,O/hr −ky (無水材料)以下の減率
乾燥速度で乾燥を行なえば、電熱発生を防止することが
できる。
金属水酸化物の被覆層を有する平板状物質は、次いで酸
化性雰囲気下又は不活性ガス雰囲気下、300〜850
°Cの温度で0.5〜も時間程度焼成される。焼成時の
温度及び時間は平板状物質の種類によって選択され、平
板状物質の耐熱温度以下の温度が採用されることはもち
ろんでろる。
この焼成によって金属水酸化物は金属酸化物に転化し、
さらにドーノソ/ト金°属の酸化物が主たる金属の酸化
物にドープするので、平板状物質の表面に前述した(イ
)〜(ハ)の何れかで足場れる導電性物質の被覆層を形
成させることができる。
こうして得られる本発明の素材は、当該素材1Qvrt
%、流動・ぞラフイ/(日本薬局方)90wt%の混合
物を、塗膜の厚さ60μで厚さ3mmの石英ガラスに塗
布した場合に於て、波長600nmの光の透過率が50
%以上であるという光栄的特性を有すると共に、体積固
有抵抗率が200Ω・cm以下であるという電気的特性
を有している。これ畢こ加えて、本発明で得られる素材
は合成樹脂や塗料に均一に分散させることも容易である
。従って、本発明の方法で製造される光透過性で導電性
の平板状号末は、透明な合成樹脂フィルムや塗膜に導電
性を付与するためのフイ2−として極めて有用である。
実施例1 予め煮沸処理した長径lO〜30μm、短径1〜30μ
m、厚さ0.1〜0.3μm1比表面積7 m”/ g
のインド産白雲母80gを水1500ccに分散場せ、
この分散液に希塩酸を加えてpH1,6の雲母分散液を
PJI4製した。一方、塩化錫(8nC1,−5H,O
) 93 gと塩化アンチモン(5bC1,) 9.4
 gを濃塩酸350ccに溶解させて塩化物溶液t−調
製した。
この塩化物溶液を前記の雲母分散液に10時間かけて徐
々正こ滴下すると共に、アンモニア水を加えて混合液の
pHを1.6に常時維持し、混合液の温度も常時50℃
に保持して塩化物の加水分解を行なった。
塩化物溶液の滴下終了後、固体物質を分散媒から分離し
て水洗し、しかる後温度110”C1関係湿度5チの空
気が流通する乾燥器内で、固体物質を12時間乾燥した
。次いでこの固体物質を酸化性琴曲気中650℃で2時
間焼成し、本発明の平板状素材を得た。この素材は10
.8wt%のアンチモンがドープした酸化錫からなる厚
さ700Xの導電性物質にて、雲母が被覆された状態に
あり、その体積固有抵抗率は10Ω・Cmであった。ま
た、この素材IQwtチと流動ノぐラフイン(日本薬局
方) 90 wt%との混合物を、厚さ3 mmの石英
ガラスに塗膜の厚さ601i ntで塗布し、その石英
ガラスの光透過率を波長6001mの元で測定したとこ
ろ、63%であった。
実施例2 実施例1の白雲母に代えて、0,5チ水酸化ナトリウム
水溶液で処理した長径40〃m、短径10〜4077m
、厚さ377m、比表面積1mVgのガラス薄片を使用
し、塩化物溶液の滴下所要時間を70時間に変更した以
外は実施例1と全く同じ方法で本発明の素材を得た。
この素材の被覆層の厚さは約70.0又であり、体積固
有抵抗率は20Ω・cmであった。また、この素材を用
いて実施例1と同様な方法により石英ガラ2の光透過率
を測定したところ、その値は61%であった。
実施例3 実施例1で用いた白雲母80gを水1500 ccに分
散させ、希塩酸を加えてp)(1,3の雲母分散液を得
た。また、塩化錫(5nC1,−!il(、o ) 9
3g、塩化アンチモン(8bCI、 ) 7.2 g及
び塩化テ/l/ k (TeC1,) 0.3 gを濃
塩酸350ccに溶解させて塩化物溶液余得た。
この塩化物溶液を前記の雲母分散液化10時間かけて徐
々に滴下すると共に、アンモニア水を加えて混合液のp
Hを1.3に常時維持し、混合液の温度も常時50°C
に保持して塩化物の加水分解を行なった。
塩化物溶液の滴下終了後、固体物質を分散媒から分離し
て水洗し、しかる後温度110℃、関係湿度5%の空気
が流通する乾燥器内で、固体物質を12時間乾燥した。
次いでこの固体物質全酸化性雰囲気中650℃で2時間
焼成し、本発明の平板状素材を得た。この素材は8.5
 wt%のアンチモ/と03%のテルルがドープした酸
化錫からなる厚さ約700Xの導電性物質にて雲母が被
覆された状態におり、このものの体積固有抵抗率は59
・cmであった。また、実施例1と同一の測定方法によ
る光透過率は65%であった。
実施例4 実施例1で用いた白雲母100 g’e水1500cc
に分散させ、これに希塩酸を加えてpH4,5の雲母分
散液を得た。また、塩化インジウム(InCl、 ) 
161.1 gと塩化錫(5nC1,+ 5 )L12
 )16.3gを濃塩酸500 ccに溶解させて塩化
物溶液余得た。
この塩化物溶液を前記の雲母分散液に15時間かけて徐
々に滴下すると共に、アンモニア水を加えて混合液のp
Hを45に常時維持し、混合液の温度も常時50″Cに
保持して塩化物の加水分解を行なった。
塩化物溶液の滴下終了後、固体物質を分散媒から分離し
て水洗し、しかる後温度110℃、関係湿度5チの空気
が流通する乾燥器内で、固体物質を12時間乾燥した。
次いでこの固体物質を不活性ガス雰囲気中650℃で2
時間焼成し、本発明の平板状素材を得た。この素材は5
、 l wt%の錫がドープした酸化インジウムからな
る厚さ約650Xの導電性物質にて、雲母が被覆された
状態にあり、このものの体積固有抵抗率は0.5Ω・c
mであった。寸だ、実施例と同一の測定法lこよる光透
過率は68チであった。
実施例5 実施例1で用いた白雲母80g’i水1500 ccに
分散させ、これに希硫酸を加えてpH2,7の雲母分散
液を調製した。また、硫酸錫(5nSO,)5 ’i 
g ト’4atR7yfモy (Sb、(804)3)
 11 gを濃硫1’11300R1に溶解させて硫酸
塩溶液を得た。
この硫酸塩溶液を前記の雲母分散液に10時間かけて徐
々に滴下すると共に、アンモニア水を加えて混合液のp
Hを2.7#こ常時維持し、混合液の温度も常時60〜
70℃をこ保持して硫酸塩の加水分解を行なった。
硫fR塩溶液の滴下終了後、固体物質を分散媒から分離
して水洗し、し、かる後温度110℃、関係湿度5%の
空気が流通する乾燥器内で、固体物質を12時間乾燥し
た。次いでこの固体物質を酸化雰囲気中650°Cで2
時間焼成し、本発明の平板状素材を得た。この素材は1
0.8wt%のアンチモンがドープした酸化錫からなる
厚さ約700Xの導電性物質にし、雲母が被覆された状
態にあり、その体積固有抵抗率は20Ω・cmであった
。オた、実施例1と同一の測定法による光透過率は62
%であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、錫又はインジウムの硫酸塩又は塩化物と、ドーパン
    ト金属の硫酸塩又は塩化物が溶解した酸性溶液を、光透
    過性で微細な平板状物質の酸性分散液に徐々に滴下する
    と共にアンモニア又は有機アミンを加え、混合液のpH
    を0.5〜5.5の範囲lこ調節することにより、前記
    した少なくとも2種の硫酸塩又は塩化物を加水分解する
    ことにより、前記の平板状物質の表面を金属水酸化物で
    被覆し、金属水酸化物で被覆された平板状物質を分散媒
    から分離して洗浄し、次いでこの平板状物質を温和な条
    件で乾燥した後、主たる金属に錫を用いた場合は酸化性
    雰囲気で、主たる金属にインジウムを用いた場合は不活
    性ガス雰囲気で焼成することからなる光透過性の平板状
    導電性素材の製造法。
JP59108611A 1984-05-30 1984-05-30 光透過性の平板状導電性素材の製造法 Granted JPS60253112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59108611A JPS60253112A (ja) 1984-05-30 1984-05-30 光透過性の平板状導電性素材の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59108611A JPS60253112A (ja) 1984-05-30 1984-05-30 光透過性の平板状導電性素材の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60253112A true JPS60253112A (ja) 1985-12-13
JPH0345487B2 JPH0345487B2 (ja) 1991-07-11

Family

ID=14489185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59108611A Granted JPS60253112A (ja) 1984-05-30 1984-05-30 光透過性の平板状導電性素材の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60253112A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61286224A (ja) * 1985-06-12 1986-12-16 Ishihara Sangyo Kaisha Ltd 導電性微粉末の製造方法
JPH01195606A (ja) * 1988-01-29 1989-08-07 Mitsubishi Metal Corp 白色導電性粉末
US5236737A (en) * 1989-08-02 1993-08-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Electroconductive composition and process of preparation
EP0630950A1 (en) * 1993-06-23 1994-12-28 Titan Kogyo Kabushiki Kaisha White conductive powder, a process for its production and a resin composition containing the powder
USH1447H (en) * 1992-11-20 1995-06-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Coated silica shells
US5512094A (en) * 1992-11-20 1996-04-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Metal oxide coated silica shells
US5585037A (en) * 1989-08-02 1996-12-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Electroconductive composition and process of preparation
US7449235B2 (en) 2003-04-01 2008-11-11 Hitachi Maxell, Ltd. Composite indium oxide particle which contains tin (Sn) and zinc (Zn), method for producing same, conductive coating material, conductive coating film, and conductive sheet

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61286224A (ja) * 1985-06-12 1986-12-16 Ishihara Sangyo Kaisha Ltd 導電性微粉末の製造方法
JPH0114174B2 (ja) * 1985-06-12 1989-03-09 Ishihara Sangyo Kaisha
JPH01195606A (ja) * 1988-01-29 1989-08-07 Mitsubishi Metal Corp 白色導電性粉末
US5236737A (en) * 1989-08-02 1993-08-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Electroconductive composition and process of preparation
US5585037A (en) * 1989-08-02 1996-12-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Electroconductive composition and process of preparation
US5628932A (en) * 1989-08-02 1997-05-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Electroconductive composition and process of preparation
USH1447H (en) * 1992-11-20 1995-06-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Coated silica shells
US5512094A (en) * 1992-11-20 1996-04-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Metal oxide coated silica shells
EP0630950A1 (en) * 1993-06-23 1994-12-28 Titan Kogyo Kabushiki Kaisha White conductive powder, a process for its production and a resin composition containing the powder
US5853887A (en) * 1993-06-23 1998-12-29 Titan Kogo Kabushiki Kaisha White conductive powder, a process for its production and a resin composition containing the powder
US7449235B2 (en) 2003-04-01 2008-11-11 Hitachi Maxell, Ltd. Composite indium oxide particle which contains tin (Sn) and zinc (Zn), method for producing same, conductive coating material, conductive coating film, and conductive sheet

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0345487B2 (ja) 1991-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0410682B2 (ja)
TWI292411B (en) Reduced temperature sensitive polymeric optical article and method of making same
JP3302186B2 (ja) 透明導電性被膜付基材、その製造方法および該基材を備えた表示装置
JP2006335881A (ja) 中空状SiO2を含有する分散液、塗料組成物及び反射防止塗膜付き基材
Nagao et al. Fabrication of highly refractive, transparent BaTiO3/poly (methyl methacrylate) composite films with high permittivities
JPH059027A (ja) 黒色系微粒子及びその製造方法
JP2007270099A (ja) 半導体発光素子封止用組成物
JPS60253112A (ja) 光透過性の平板状導電性素材の製造法
JP2002519829A (ja) 淡色の導電性被覆粒子
JP5400307B2 (ja) 白色導電粉末およびその用途
JP2018123043A (ja) シリカ系粒子分散液の製造方法、シリカ系粒子分散液、透明被膜形成用塗布液及び透明被膜付基材
JP2009108155A (ja) 繊維状中空シリカ微粒子分散液、繊維状中空シリカ微粒子ならびに該微粒子を含有する反射防止被膜形成用組成物および反射防止被膜付基材
JP5400306B2 (ja) 白色導電粉末およびその用途
JP5284632B2 (ja) 導電性繊維状中空シリカ微粒子分散質およびその製造方法
US5201929A (en) Apparatus for producing flakes of glass
GB2288184A (en) Coating composition
De et al. Coarsening of Ag nanoparticles in SiO 2–PEO hybrid film matrix by UV light
JP2825926B2 (ja) ガラス材料,ガラス複合材料およびその製造法
JP3557688B2 (ja) 短冊状導電性粉末とその製造方法および用途
JP3647929B2 (ja) 導電性アンチモン含有酸化錫微粉末の製造方法
JPS6112734A (ja) 耐摩耗性のすぐれた被覆プラスチツク成形体の製造方法
CN110564406A (zh) 一种量子点修饰TiO2的杂化纳米棒的合成方法及应用该合成方法的一种光传输控制装置
JP2020019692A (ja) 窒化ジルコニウム膜及びその製造方法
JP3222955B2 (ja) 透明導電性粉末及びその製造方法
JP2013043791A (ja) 変性中空シリカ微粒子

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term