JPS60252925A - 定電流回路 - Google Patents

定電流回路

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JPS60252925A
JPS60252925A JP20176984A JP20176984A JPS60252925A JP S60252925 A JPS60252925 A JP S60252925A JP 20176984 A JP20176984 A JP 20176984A JP 20176984 A JP20176984 A JP 20176984A JP S60252925 A JPS60252925 A JP S60252925A
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circuit
gate
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陽 完治
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    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
    • G05F3/26Current mirrors
    • G05F3/262Current mirrors using field-effect transistors only

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子装置、特に基準電圧発生装置とその応用並
びに絶縁ゲート型電界効果トランジスタとその製造方法
に関する。
各種の半導体電子回路において、差率となる電圧を発生
させるには電圧の次元を持った物理量を利用することが
必須の条件である。これまで、その物理量としてはもっ
ばらPN接合ダイオードの順方向電圧降下vFや逆方向
降伏電圧(ツェナ電圧)Vz並びに絶縁ゲート型電界効
果トランジスタ(IGFET、MOSFETで代表され
ることが多い)のしきい値電圧Vth等が利用されてい
る。
これらの物理量は絶対的な電圧値を示すものでな(、そ
の電圧値はさまざまなファクターによって変動を受ける
。従って、これらの物理量を各種電子回路の基準電圧発
生装置として利用するためには、得られる電圧値の変動
要素と許容できる変動幅に注意を払わなければならない
まず、これら物理量の温度特性について言えば、上記V
FやVthは通常2〜3nV/C程度の温度依存性を持
っており、この温度変化に伴なう基準電圧の温度変化は
用途によっては実用を断念せざるを得ない程の大きさに
及ぶ。
例えば公称1.5vの酸化銀電池を使用する電子時計に
おいて、電池の電圧の下がったことを警告する目的で作
られるバッテリー・チェッカーを実現しようとすれば、
1.4Vi度を境(検出レベル)として電池電圧の高低
を判断する必要がある。
これを0.6V程度のMOSFETのしきい値電圧Vt
h又は、ダイオードの順方向降下電圧■Fを利用して構
成しようとすれば、1.4vを目標とした検出レベルは の温度依存性を持ち、実用動作温度範囲をOC〜50C
と狭く見積っても、1.23V〜1.57Vと大きく変
動するととKなり、実用的なバッテリーチェッカーとは
なり得ない。
次に、これら物理量の製造バラツキについては、MOS
FET(7)しきい値電圧■thハ±0.2V程度のバ
ラツキがあり、このバラツキは温度変化よりも大きくな
る。従って、上述のバッテリ・チェッカをVthを利用
してIC(集積回路)化した場合基準電圧補正のための
外部部品と接続ピン(端子)のみならず、IC製造後の
調整の手間が必要となる。
また、ツェナ電圧vzは低い電圧では3V程度が限度で
あり、1〜3V程度の低電圧範囲で使用する基準電圧と
しては不適当であり、又、ツェナ電圧及びダイオードの
順方向降下電圧を基準電圧として使用するのkは、数m
A〜数十mA程度の電流を流す必要があり、低消費電力
化という点でも不適当である。
以上の説明から明らかなように、 Vtb 、 v、お
よび■zを利用した従来の基準電圧発生装置は、温度特
性、製造バラツキ、消*電力および電圧レベル等を考え
れば、必ずしもあらゆる用途に適合するものではな(、
極めて厳しい特性が要求される用途に対しては実用化や
量産化を断念せねばならなくなるケースがしばしばであ
った。
本発明者らは、以上のような検討から従来の基準電圧発
生装置の改良には物理的に限界があると知り、新しい考
え、発想を持った基準電圧発生装置の研究、開発に踏み
切った。
なお、定電流回路としては、特開昭51−28645号
公報に示されているものが公知である。
本発明の目的は従来にはみられない全く新しい考えに基
ずいた基準電圧発生回路を提供し、電子回路の設計、量
産化を容易にすることである。
本発明の他の目的は温度変化の小さい基準電圧発生装置
を提供することである。
本発明の他の目的は得られる電圧値の変動が製造条件の
変動に対して小さい、例えばロット間の製造バラツキ(
偏差)が小さい基準電圧発生装置を提供することである
本発明の他の目的は製造後の調整が不要な程に製造バラ
ツキを小さくできる集積回路化された基準発生装置を提
供することである。
本発明の他の目的は目標仕様に対して大きい余裕度を持
って製造することが可能な基準電圧発生装置を含む集積
回路化された電子回路装置を提供することである。
本発明の他の目的は製造歩留りの高い基準電圧発生装置
を含む集積回路化された電子回路装置を提供することで
あるa 本発明の他の目的はIGFET集積回路に適した基準電
圧発生装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は消費電力の少ない基準電圧発生
装置および電圧比較器を提供することである。
本発明の他の目的は精度の優れた低電圧(1,1■以下
)を得ることができる基準電圧発生装置を提供すること
である。
本発明の他の目的は比較的低い電圧(約1〜3■)の電
源、例えば1.5Vの酸化銀電池や1.3■の水銀電池
に適合する基準Mi5圧発生装置を提供することである
本発明の他の目的は半導体集積回路に適合する基準電圧
発生装置を提供することである。
本発明の他の目的は高精度の電圧比較器、安定化電源装
置、定電流回路、バッテリ・チェッカを提供することで
ある。
本発明の他の目的は高精度のバッテリ・チェッカを内蔵
した、外部端子数の少ない電子時計用半導体集積回路装
置を提供することである。
本発明の他の目的は相補型絶縁ゲート電界効果トランジ
スタ集積回路(0MO8IC)とコンパチブルな基準電
圧発生装置とその製造方法を提供することである。
本発明は半導体物性の原点にたちかえり、4IKエネル
ギーギヤツプEg、フェルミ準位Ef等に着眼してなさ
れたものである。
即ち、半導体がエネルギー−ギャップEg、ドナー、ア
クセプタおよびフェルミ準位等の各種準位をもつことは
周知であるが、これら半導体の物性、%にエネルギー・
ギャップEgやフェルミ準位Efに着目した基準電圧発
生装置は、半導体が発見されて以来広範囲の分野に目覚
ましい発展を遂げた現在に至るまで、いまだ例をみない
結果論で言うと、本発明者らはこのエネルギー・ギャッ
プEg、7エルミ準位Ef等を基準電圧源に利用するこ
とを考え、その実現に成功した。エネルギー・ギャップ
Eg、フェルミ準位Bf等を基準電圧源に使用すること
自体は決して難しい理論ではなく、その結果はたやすく
理解、納得できるところであろう。しかしながら、もは
や浅い歴史ではなくなったこの半導体工業の分野におい
て、半導体物性の原点にたちかえり、本発明者らがもた
らした助人未到と信じられるこの成功例は独創的かつ画
期的なものであり、今後の電子回路や半導体工業の一層
の発展に大きく寄与できるものと期待される。
本発明の一実施例によれば、シリコン・ゲート電極の導
電型が異なる2つのIGFETがシリコン・モノリシッ
ク半導体集積回路チップ内に作られる。これらのFET
はゲート電極の導電型を除いてはぼ同じ条件で製造され
るので、両者のVthの差はほぼP型シリコンとN型シ
リコンのフェルし単位の差に等しくなる。各ゲート電極
には飽和濃度付近にそれぞれの不純物がドープされ、こ
の差はシリコンのエネルギー・ギャップE、(約1、I
V)に#まぼ等しくなり、これが基準電圧源として利用
される。
このような栴成に基ずく基準電圧発生装置は温度依存性
が小さくまた製造偏差も小さいので、各種電子回路の基
準電圧発生装置として利用され得る。
本発明および本発明の更に他の目的は図面を参照した以
下の説明から一層明白に理解されるであろう。
半導体の結晶構造から始まり、半導体のエネルルーψバ
ンドおよびドナーとアクセプタ不純物が半導体にもたら
す現象などへと展開していく半導体の物性論は数多くの
文献で説明されている。
組成の異なる半導体がそれぞれ固有のエネルギー・ギヤ
ツブへを有し、eVで表わされるエネルギー・ギャップ
Egが電圧の次元を持っていることは言うまでもなく周
知である。しかしながら、前述したように半導体が固有
のエネルギ−1ギャップEgを持ち、この温度依存性が
小さいことに着目し、これを基準電圧源として利用した
例はいまだ例をみない。
本実施例はこのような半導体物性の基礎から出発して成
されたものであるので、本発明の詳細な説明はまずは半
導体の物性を引き合いにして本発明の原理的なところか
ら始める。なお、半導体の物性については、多くの文献
でかなり丁寧に説明されているので、以下その文献の一
つであるS。
M、SZE著、’ Physics of Sem1c
onductorDevices ”、1969年Jo
hn Wi ley & 5ons社発行、特1cch
apter 2 ”Physics and Prop
ertiesof Sem1conductors −
A Resume ’ 11頁〜65頁の助けを借りて
簡単に説明する。
巳色竺−二2!!’;f E (D及黒半導体の組成物
としてはさまざまなものがあるが、そのうち現在工業的
に利用されている半導体として代表的なのがゲルマニー
クム(G e ) + シリコン(Si)の非化合物半
導体とガリュクム・・ひ素(GaAs )化合物半導体
である。これらのエネルギーφギャップEgと温度との
関係は前述の著書24頁で説明されており、これを第1
図に昇揚する。
第1図から理解されるように、Ge、SiおよびGaA
sのEgは常温(300K )で、それぞれ、0.80
(eV)、1.12(eV)および1.43(eV)で
ある。またその温度依存性は、それぞれ、0.39 (
m e V/K )、0.24 (m e V/ K)
および0.43(meV/K)である。従って、これら
のエネルギー・ギャップEgに相当する或いはそれ忙近
い値の電圧を取り出すことによって、前述したPN接合
ダイオードの順方向電圧降下vFやIGFETのしきい
値電圧Vthが持つ温度依存性より1桁も小さい温度依
存性を持つ基準電圧発生IA−置が得られる。さらに、
得られる電圧は半導体固有のエネルギm−ギャップEg
で決まり、例えばSiでは常温で約1.12(V)と他
の要因とはほぼ無関係に定められ、製造条件等のバラツ
キに左右されにくい基準電圧を得ることが可能である。
では、この半導体のエネルギー・ギャップEgに相当す
る電圧はいかなる原理に基すいて取り出すことができる
か、その−例を説明する。
半導体にドナーおよびアクセプター不純物をドープした
場合のエネルギー準位の状態はよく知られている。なか
でも本発明で注目したところは、N型およびP型半導体
の7エルミ・エネルギーの位置するところが、真性半導
体のフェルミ・エネルギー準位Ejを基準にして、それ
ぞれ伝導帯および価電子帯に向けて2分されるという物
性である。そして、アクセプターおよびドナー不純物の
濃度が高ければ高い程、真性半導体の7工ルミ単位Ei
から一層離れる傾向で、P型半導体の7工ルミ単位Ef
pは価電子帯の最上限準位Evに近づき、N型半導体の
フェルr準位Efnは伝導帯の最下限準位Ecに近づき
、両フェル扛準位の差(Efn−Ef、 )をとれば、
これは半導体の持つエネルギー・ギャップEgにより近
づくことになり、その温度依存性もエネルギー・ギャッ
プEgのそれに近くなる。詳しくは後述するが不純物濃
度が高ければ高い程(Efn−Efp)の温度依存性は
小さくなり、飽和濃度にできるだけ近い濃度にすること
が好ましい。
フェルミ単位Efn p Efpはドナーおよびアクセ
プター不純物の濃度だけでなく、ドナーおよびアクセプ
ター準位EdおよびEa&Cも関係し、この準位Ed、
Eaは不純物材料によって異なる1、準位BdおよびE
aがそれぞれ伝導帯および価電子帯に近い程、フェルミ
準位EfdおよびEfaもそれぞれに近づく。言い換え
れば、ドナーおよびアクセプターの不純物準位Edlf
が浅い程、7工ルミ準位の差(Efn ”fp )は半
導体のエネルギー11ボヤップV、−π祈ンt、tAへ
ドナーおよびアクセプターの不純物単位Ed。
Efが真性半導体のフェルミ・レベルEiに近い程、す
なわち深い程フェルミ単位の差(Efn−Bfp’)は
半導体のエネルギー・ギャップEgからより離れる。し
かしながら、このことは必ずしも温度依存性が悪くなる
ことを意味しているのではなく、フェルミ準位の差(E
fn−Bfp)の絶対値が小さくなることを意味してい
る。従って、フェルミ準位の差(Efn −Efp )
は、半導体材料および不純物材料固有のものであり、別
の見方をすれば半導体のエネルギー・ギャップEgとカ
テゴリを異にした、ギャップEgと並ぶ基準電圧源と戒
り得る。すなわち、フェルミ準位の差(Efn−Efp
)は、それ自体で、PN接合の順方向電圧降下VFやI
GFETのしきい値電圧Vthよりも温度依存性が小さ
く、また製造バラツキに左右されにくい基準電圧源とな
り得、浅いドナー及びアクセプタ準位Ed、Bfを示す
不純物材料を使用して7工ルミ単位の差(Efn−Ef
p)を取り出すことが、半導体のエネルギー・ギャップ
Eヶにi[近い値の電圧を取り出す一つの方法となり得
る訳である。一方、得られる電圧値の設定に関して言え
ば、半導体のエネルギー・ギャップに相当するだけの比
較的大きい基準電圧を得ることを目的とする場合には、
浅い準位を示す不純物を使用し、比較的小さい基準電圧
を得ることを目的とする場合には深い単位を示す不純物
を使用すれば良い。
フェルミ準位Bfとドナー準位Ed、アクセプタ準位E
。、ドナー濃度Nd、アクセプタ濃度Naおよび温度T
との関係については第2図および第3図を参照して更に
詳しく説明するが、それに先立ち、Ge、SiおよびG
aAs半導体に対し℃各不純物がどのような準位を示す
かを理解し、本発明ではそれらの不純物をいかに利用す
るかを理解するために、前述の文献第30頁のデータを
第4図として昇揚し、説明を加える、 第3図(a) 、 (b)および(C)は、それぞれ、
Ge。
SiおよびGaAsに対する各種不純物のエネルギー分
布を示す図であり、各図における数字は、破線で表わさ
れたギャップの中心Eiから上側に位置する準位につい
ては伝導帯の最下限単位ECからのエネルギー差(EC
−Ed)を示し、下側に位置する準位については価電子
帯の最上限準位Evからのエネルギー差(Ea−Ev)
を示し、その単位はいずれも(eV)である。
従って、同図において小さい数値で示された不純物材料
はその単位が伝導帯の最下限準位EC着しくは価電子帯
の最上限準位Evに近いことを表わしており、エネルギ
ー・ギャップEgに近い電圧を得る不純物としてふされ
しい。例えば現在量もひんばんに所用されているSiに
対しては、Li 、Sb 、P、AsおよびBiのドナ
ー不純物およびB、AIおよびGaのアクセプター不純
物の示す準位差(Ec−Ed)、(Ea−Ev)が最も
小さく、それぞれの準位差はいずれもSiのエネルギー
・ギャップEgの約6%以下である。
これらの不純物を使用したN型SiおよびP型Siのフ
ェルミ準位の差CEfd −Efa)は、0 ’Kから
の温度変化を無視すれば、54のエネルギー・ギャップ
E の約94%〜97%となり、はぼEgに等しい値と
なる。また、上記不純物の次に小さ−S位差(Ec E
cl)−(Ea−Ev)を示すドナー不純物はS (E
gの約16%)で、アクセプター不純物はIn(Egの
約14%)であり、各不純物を使用したN型Siおよび
P型S1の7工ルr準位の差(Efd −Efa )は
OKにおいて約0.85Egとなり、Siのエネルギー
・ギャップEgのずれは約15%にも及び、上述の不純
物に対してずれは極端に開くことが判る。
以下余白 l/ 従って、Siのエネルギー・ギャップEgにほば等しい
電圧を得るためのP型およびNlj!ISiの不純物材
料としては、Li、Sb+P、AsおよびBiのグルー
プから選択された1つのドナー不純物およびB、A4お
よびGaのグループから選択された1つのアクセプター
不純物が好適であり、その他の不純物はSiのエネルギ
ー・ギャップEgよりかなり小さい電圧を得る目的に好
適であろう。
7工ルミ準位Efの物性 次に、フェルミ準位の差(Efn−Efp)について、
第2図を参照して物性的な説明をする。第2図は半導体
のエネルギー準位を示す図であり、同図(a)および(
b)はそれぞれN型半導体のエネルギー薄位モデルとそ
の温度特性を示し、同図(c)および(d)はそれぞれ
P型半導体のエネルギー準位モデルとその温度特性を示
している。
半導体中のキャリアはドナーの不純物Ndのうち、イオ
ン化して生じた電子ndと価電子帯より励起された電子
及びホールのペアーである。不純物Ndが十分大きい時
は励起された電子及びホールのペアーが無視でき、伝導
電子の数nはn+nd ・・・・・・(1) となる。ndはドナー準位にトラップされる確率から、
またnは、伝導帯に存在する電子数からめられ、各々 となる。ここで、 h& h;ブランク定数、m*;電子の有効質量これより、 となり、 ・・・(5) となる。
ここで、フェルε・準位は、ECに接近した位置にある
場合を相定しているから(5)式の第一項は無視できて となる。
この式の示すところは温度が低い時はもちろん、フェル
ミ準位は伝導帯の下端とドナー準位の中間に位置し、温
度の依存性は、ECの温度特性にほば等しくなる。
但し、温度が十分高(なった場合には1価電子帯から励
起された電子とホールのペアーから多動となり、不純物
の影響は少な(なり、フェルミ・単位は真性半導体の準
位E、に近ずく。以上の関係を示したものが、第1図(
b)である。
第1図(c)のようなアクセプター不純物だけを含んだ
P型半導体の場合も全(同様で、低温の時及び、アクセ
プター不純物濃度が大きい場合には。
フェルミS位は、価電子帯の上端とアクセプター準位の
中間にほぼ位置し温度が高くなると真性半導体のフェル
ミ・準位に近づいていく。
この関係を示したものが第1図(d)である。
フェルミ準位Efの温度特性と不純物濃度との関係−具
体例 7工ルミ準位Efp 、Efnの温度依存性と不純物濃
度との関係について物性的な説明をしたが、次に、現在
最も多(実用されているSi半導体を具体例として、前
述の著書37頁のデータを参考にして、実用化する際の
フェルミ単位の差(”fn−E(p)とその温度依存性
について説明する。第3図にそのデータを昇揚する。
通常のSi半半導体集口回路製造プロセスおいて不純物
材料としてはもっばらボロンB、すyPが使用され、そ
の不純物濃度の高いところでは10”(atoms/m
’)であるが、不純物濃度をそれより2桁低い10”(
atomsΔが)としても、第3図から読み取れるよう
に、N型半導体とP型半導体のフェルミ・準位の差(E
fn−Efp)は、300゜Kにおいて0.5− (−
0,5) −1,0(eV)であり、同温度でのエネル
ギーギャップE g” 1.1 eV K比較的近い値
となる。温度に対する変化は200゜Kから400°K
(−70℃〜130℃)の範囲で、約1.04(eV)
からo、56(eV) の変化で、変化率は、0.9(
mV/’C) である。これは先に述べたIGFETの
しきい値電圧Vth及び、ダイオードの順方向降下電圧
vFの温度に対する変化率が2〜3mV/’Cであるの
に対し約1/3の小さい値である。
不純物濃度が10”0X−3以上であればシリコン・エ
ネ#df−df−wyプ(Eg) S t−1−1(V
 ) Kはば等しくなり、温度の変化率は約0.2mV
/’Cとなり、十分小さい値となる。
従りて、不純物濃度は約IQ”01−3以上であれば少
(共従来より1/2〜1/3に小さくされた温度依存性
を得ることができ、更に好ましくはl Q ” 01−
3以上(約1710に改善)、更に最も好ましくは飽和
濃度である。
理と実例 では、このフェルミ準位の差(Efn−Efp)に相当
する電圧はいかなる原理に基すいて取り出すことができ
るのか、その−例は、同−半導体基体表面に形成された
導電型の異なる半導体ゲート電極を有する2つのMOS
FETのしきい値電圧Vthの差を利用することである
。以下その具体例を説明する。
第5図は各FBTの概念的な断面構造を表わしたもので
ある。以後簡単のため、P+型半導体をゲート電極とし
たMOS)ランジスタをP+グー)MOS、N+型半導
体をゲート電極としたMOSトランジスタなN+ゲグー
MO8と菖うこととする。第6図は、一般の0MO8製
造工程において上記P÷ゲグーMO8及び、N+ゲグー
MO8が何ら〆の工程の変化及び追加をすることなく、
製造できることを示す主要1糧の断面図である。
第7図は、実際に回路構造上使用されるパターンを、P
−チャンネルMOSトランジスタの場合について、断面
構造と合せて、猜わしたものである。
第7図において、セルフ・アライン構造とするために、
ゲート電極のソース及び、ドレインに接した両端部には
、この場合P−チャネルーMOSトランジスタであるか
ら、P+ゲートMOS。
N+ダグ−MOSの両者ともP不純物が拡散される。ゲ
ート電極の中央には、P+グー)MOSはP型不純物が
、N+ダグ−MOSはN型不純物が拡散される。前記の
ソース及びドレインと接した両端部と中央の領域との間
には、何も不純物を拡散しない領域工を設けて、P十グ
ー)MOSとN+ダグ−MOSの相違点が単にゲート中
央の領域のP型中導体であることと%N型半導体である
ことのみになるよう配慮されている。
さらに、セルフ・アラインのためにとったゲートのpI
Sl!不純物拡散領域が、マスクの合わせの誤差により
、製造時において、左右(ソース側あるいはドレイン側
)の一方に片寄ったことによるMOS)ランジスタの実
効的なチャネル長のずれ(変化)が極力少な(なるよう
に、ソース領域とドレイン領域の列を交互に配置し、か
つ全体的に左半分と右半分がチャンネル方向に対して線
対称となるように配置される。従って、マスク合わせの
チャンネル方向に対する(左右)のズレが各列のFEf
f’の実効チャンネル長に変化を及ぼしても、並列に接
続された各列のP+グー)MOSとN+ダグ−MOSの
平均的な実効チャンネル長は、全体的にズレが相殺され
ほば一定となる。
第6図は、通常のシリコングー)0MO8製造プロセス
において、いかにしてP+グー)MOS及びN”ゲ−)
MOSが構成されるかを示したものである。
(a)図において、101は比抵抗1Ω錆〜8Ω伽のN
型シリコン半導体で、その上に熱酸化膜102ツチング
技術により、選択的に拡散のための窓をあける。P型不
純物となるボロンを50KeV〜200KeVのエネル
ギーで10 ” 〜10 ” am−”程度の量でイオ
ン打込みを行い、その後8時〜20時間程度熱拡散して
NチャンネルMOS)ランジスタの基板であるP−フェ
ル103を形成する。
(b1図において、熱酸化膜102を除去し、熱酸化膜
104を111m〜2μm程形成しMOS )ランジス
タのソース、ドレインおよびゲートとなる領域をエツチ
ングにより除去する。その後300λ〜1500A程度
のゲート酸化膜105を形成する。
その上に多結晶Si 106を2000A〜6000A
程成長させ、MOS)ランジスタのゲート部を残してエ
ツチングにより除去する。
(c)図において、気相成長くより酸化膜107を形成
し、P型不純物を拡散する領域なホトエツチング技術に
より除去する。その後、1020〜10 ”鋸−3程の
高濃度のP型不純物となるボロンを拡散し、Pチャンネ
ルMOSトランジスタのソース。
ドレイン領域108を形成し、同時にP型半導体のゲー
ト電極を形成する。
(d1図において、先と同様に気相成長により酸化膜1
09を形成し、N型不純物を拡散する領域なホトエツチ
ング技術により除去する。その後、1020〜lO−程
度の高濃度のN型不純物となるリンを拡散し、Nチャン
ネルMOS)ランジスタのソース、ドレイン領域110
を形成し、同時KNN型半導体ゲート電極を形成する。
(e1図において、酸化膜109を除去し、気相成長に
より4000A〜8000A穆度の酸化膜111を形成
し、電極取り出し部をホトエツチング技術により除去す
る。その後、金M(Anを蒸着し、ホトエツチング技術
により電極配線部分112を形成する。
(f)図において、気相成長により1μm〜2μmの酸
化膜で榎う。
次に、ゲートは電極として半導体を用いたMOSトラン
ジスタのしきい値電圧について、第8図に従って説明す
る。まずP+グー)MOSの場合については、第8図(
a)のエネルギーバンド図よりφM φ。
であることが示される。
但しここで ■G;半導体基板とゲート電極(p+牛導
体)との電位差 X ;電子親和力、Bg;エネルギー・ギャップ φ8;N8;N型半導の表面ポテン シャル φ2F+;真性半導体のフェルミ・ポテンシャルを基準
としたP型中 導体の7エルミ・ポテンシャル φ2;真性半導体のフェルミ・ポテ ンシャルを基準としたN型半 導体基板のフェルミ・ポテン シャシ q ;電子の単位電荷 ■。;絶縁物に加わる電位差 Ec;伝導帯のエネルギー準位の下 限 Ev;価電子帯のエネルギー単位の 上限 Ei;真性半導体のフェルミ・準位 (7)式において、ゲート電極の仕事関数をポテンシャ
ルで表わしてφMP十とし、又半導体の仕J#IE数を
同様にφ81とすると であるから、 Vo−−VG+φM−φ8ゴーφg ・”(10となる
また第8図(blの電荷の関係より −COX・Vo+Qss+Qi+Qa=0 ”’αυで
ある。ここで COX;単位面積当り、絶縁物の容量 Qss;絶縁物中の固定電荷 QBう半導体基板中不純物のイオン 化による固定電荷 Ql;チャンネルとして形成された キャリア 顛、αυより −COX(−Vo十φMP+−φ8−φ5rf)+Qs
s +Qi +Qp −0・”03となる。
チャンネルQ+ができる時のゲート電圧■。が、しきい
値電圧であるから、P+グー)MO8Lきcox co
x ””3 この時φ8−2φ2である。
以下同様にして、N+ゲグーMO8)ランジスタにおい
てはゲート電極の仕事関数φMN+のみの相違で である。従ってそのしきい値電圧VthN十はここでφ
8−2φF となる。
これよりP+ゲートMOSとN+ゲグーMO8のしきい
値電圧の差Vthp”−VthN+は、vthp””−
■thN”φMP+−φMN”−φFP”−φFN+・
・・0e となり、ゲート電極を構成している牛導体のフェルミ・
ポテンシャルの差になる。これは第8図において(a)
 、 (c)を比較して、同じ電位分布になる時のゲー
ト電圧が、ゲート電極の仕事関数差であり、フェルミ・
準位の差になっていることで容易に理解できる。
以上の説明は、P−チャンネル型MO8)ランジスタの
例′とした場合であるが、N−チャンネル型MO8)ラ
ンジスタの場合も全く同様である。
次)CMOS)ランジスタのVthの差を取り出す回路
について説明する。
以下に説明する回路は上述した7工ルミ準位の差(Ef
n−Elp’)を取り出すための一方法となり得るが、
その他一般的に、異なるVthを持つFETのVthの
差に基ずく電圧を基準電圧として利用する基準電圧発生
装置として応用できる。
第9図(b)は、MOS)ランジスタのしきい値電圧に
対応する電圧を発生する回路である。T、IT之はドレ
インとゲートが共通に接続された。いわゆるMOSダイ
オードを構成している。
Ioは定電流源、T、、T、は異なるしきい値電圧Vt
hl 、Vth2とほぼ等しい相互コンダクタンスβを
持つMOSFETであり、各々のドレイン電圧なV、、
V、とすれば ■。−−β(V+ −Vl)B )” 一−β(Vz −Vthx ) ” −Q71であるか
ら v、 −Vth+ +p暦/I −tJ&V、−vth
、十J2 I。/l/ −09となり、ドレイン電圧の
差をとれは、しきい値電圧の差を取り出すことができる
定電流源としては、十分大きな抵抗を使っても良く、特
性のそろったものであれば、拡散抵抗。
多結晶St抵抵抗ベイオン打込によって作られた抵抗、
MOS)ランジスタによる抵抗を使用することができる
この回路でT、、T、として先に説明したN+ダグ−M
OS及びP+ゲートMOSを使用すれば、しきい値電圧
の差とほぼ等しい値の、N型半導体とP型半導体のフェ
ルミ・準位の差(”’fn−Efp)を取り出すことが
できる。
なお、ゲート電極の組成を変えること以外にも、例えば
チャンネルへのイオン打込み、ドープド・ゲート・オキ
サイド、ゲート絶縁膜の厚さの変更等により異なるしき
い値電圧を持たせることが可能であるが、これを第9図
の回路に適用すれば、イオン打込み量に対応したしきい
値電圧の差、ゲート絶縁膜中忙ドーグされた不純物量お
よびゲート絶縁膜の厚さに応じたしきい値電圧の差を同
様に基!s!圧として取り出すことができる。
例えばイオン打込み法は、打込み量が電流の形でモニタ
ー出来るため、不純物濃度の精度が、通常の拡散に比較
して極めて良いことは公知のところであるが、第10図
はこの様子を示したものである。イオン打込み以前のM
OS)ランジスタの特性がT、であるとして、それが製
造時に個々にバラツキ、イオン打込み後にΔVthだけ
のしきい値の変化し、個々にバランいたとしても、両者
のしきい値電圧の差であるΔvthは、イオン打込み量
で決まるために極めてバラツキが少なく、同様に製造バ
ラツキの少ない基準電圧として使用できる。つまり、イ
オン打込みをしないMOS)ランジスタT、のしきい値
電圧なVthxとすると09式同様 であり、イオン打込みによる基板の固定電荷の増分をΔ
Q、とするとイオン打込みされたMOS)ランジスタT
、のしきい値電圧Vth2はとなり となる。このしきい値電圧の差電圧の温度変化は、ΔQ
Bがほとんど温度変化に対して一定であるため、極めて
小さい。
またイオン打込み量によって基s′fiL圧が自由に変
えることができ、シングル・チャンネルPwtos製造
工程でも容易に実現することができるのも大きな利点で
ある。
以下余白 −二 第11図および第12図は、異なるしきい値電圧を持つ
FETをMOSダイオード形式に直列に接続して、しき
い値電圧の差を取り出す回路例である。T、はしきい値
電圧V、h1# ’rtはしきい値電圧■theを持っ
ているとする。
抵抗R3がT、のインピーダンスに比較して十分大きく
、抵抗R1がT、のインピーダンスに比較して十分大き
い条件では Vt −Vt +V、)、1−−−−−−+23V +
 * V @ h2 ・・・・・・(至)ゆえに、■!
 ”thl−vthe ・・・・・・(ハ)となる。
第13図18+は、容量の両端子忙しきい値電圧に対応
する電圧を加え、容量に保持された電圧を差電圧として
取り出すものである。第13図18+はその動作タイミ
ングを表わしたものである。クロックパルスφIにより
Ts 、Tsをオンさせて容量c、 VC’rt 、 
’r、 (F’lLJイ値[圧Vth1. Vth。
の差電圧をチャージする。
φ、が切れた後、クロックφ、によりT、をオンさせC
3のノード■を接地する。この時C,Kはしきい値電圧
の差電圧が保持されているから、ノード■にはその電位
をそのままでる。後で述べるような電圧検出回路に使用
する場合には、この時のノード■の電位をそのまま基準
電圧として使用することもできる。がより一般的な形で
使用できるためKは、クロックφ、が入っている時間内
にクロックφsKよってトランスOミツシツンゲ−)T
s 、T、をオンさせて、容量C,にその電位をとり込
み、演算増幅器5の逆相入力(−)へ出力を全面帰還し
た、いわゆるボルテージ◆フォロアで受ければ、その出
力として、十分内部インピーダンスの低い状態で、’r
、、’r、のしきい値電圧の差が基準電圧として得られ
る。
第14図は同様に容量C1を利用した基準電圧発生装置
である。クロックφ、によりTsをオンさせる。この時
T、はクロックφ、によりオフ状態である。ノード■の
電位はノード■の電位よりT、のしきい値電圧Vthl
だけ下がり、ノード■の電位はノード■の電位よりT、
のしきい値電圧■thgだけ下がり、容量Cの両端には
両者の差電圧がチャージされる。次にφIによりT、を
オフし、φ!によりT、をオンさせるとノード■にしき
い値電圧の差電圧が得られる。
第15図は、第13図の回路で使用される公知の演算増
幅器を示したものである。T、、T、は差動増幅回路を
構成している差動対であり、TI。
Tsはその能動負荷である。T、は、Ts 、T<Kよ
るバイアス回路と共に定電流回路を構成している。TI
 、T?はT、を定電流源負荷とするレベル・変換兼出
力バクファー回路である。図ではc−Mosでの回路構
成例を示したが、シングル−チャネルMO8でも構成で
きることは言うまでもない。
またこの演算増幅器において、差動増幅回路を構成する
差動対T、、T、K、先に述べた方法により異なるしき
い値電圧■tht ’ ”thg を持たせることによ
り、そのしきい値電圧の差を基準電圧として利用あるい
は取り出すことができ、これは従来にみられない演算増
lll1I器の応用である。
第16図は、その差動部分のみを取り上げて一般的な演
算増幅器を概略的に表わしたものであるが、ここでMO
S)ランジスタT、、T、は各々異なるしきい値電圧■
thl e■th2を持っており、それ以外の特性は等
しいものとする。また入力側に表われた(−) 、 (
+)の符号は各々、出力に対して逆相、同相となるこ山
味するものである。
T、の入力をV、、T、の入力を■、とすれば、V+ 
−■tbl= Vt V1h2 ツマリ■i ’t””
tht VthS −・・・・・wの条件を境として、
出力レベルが変化する。
演算増幅器はしきい値電圧の差電圧分の入力オフ・セッ
トを持たせ、入力のいずれか一方を接地あるいは、電源
に接続すれば、このオフ・セット電圧を基準電圧とする
コンパレータとして動作させることができる。従って第
16図に示すように、(−)入力端子に出力を接続しく
+)入力端子な接地すれば、出力outKはしきい値電
圧の差が得られる。この場合演算増幅器の動作をさせる
ためには、T、はデプレクシ冒ン・+−ドであることが
必要である。例えばT1にP+ゲグーMOS。
T、KN+ゲーグーO8を使用する場合には、両方のM
OSFETのチャンネル部に同一の条件でイオン打込み
を行って、ディプレッジジン型とすれば良い。
第17図は、第16図における演算増幅器を使って、基
準電圧を任意に設定できるよう和したものである。出力
を分圧手段R,,R,を通して(−)入力に帰還させれ
ば、その分圧比をrとすれば、出力電圧■。は ■thx −vthl vo==□ ・・・・・・■ となる。分圧手段Rs、R,は線形抵抗が望ましいが、
許容できる程度に十分に特性のそろった抵抗であれば何
でも良い。
第16図、17図の回路はディプレッジ欝ン型MO8を
使用するのが前提であるのに対し、第18図、第19図
の回路はエンハンスメント型MO8でも動作可能なよう
処したものである。もちろん、ディプレッジジン型であ
っても差しつかえない。
第18図の例は、第16図の例と同様出力を(−)入力
に直接帰還させたもので、出力■。は、電源電圧を■D
Dとすれば、 ”’=VDD−(vthl−■tbs) °”−@とな
る。第16.17図の回路では差動対の少なく共一方を
ディプレッジ曹ン・モードにする必要があり、ケースに
よっては製造工程数を増やさなければならないことがあ
るが、Vthの差電圧を接地電位を基準にして堰り出す
ことができる。
逆に、第18.19図の回路では得られる差電圧の基準
が接地電位でない方の電源電圧となるが、FETの動作
モードの条件は特に付かない。
いずれの回路形式を採用するかはどの長短所を重くみる
かによって決めれば良い。
第19図の例は第17図の例と同様分圧手段R4、Ra
を通して出力を(−)入力に帰還させたもので、出力は となる。
第20図は、Vthの差を利用した基準電圧発生装置か
らの基準電圧を比較器の一人力に加え、他の一方の入力
に被検出電圧を加え、被検出電圧の基準電圧忙対する高
低が区別できるようにした電圧検出回路である。
第21図の例は、Vthの差を利用した基準電圧発生装
置からの基準電圧を比較器の一人力に加え、他の一方の
入力に被検出電圧を分圧手段Re、Roにより分圧した
電圧を加えた電圧検出回路である。
分圧比をr、基準電圧な■ref、検出レベルをvse
nseとすると となり、分圧比rにより検出レベルv、e□。を任意に
設定できる。
第22図の例は、Vthの差に相当するオフ・セットを
持った演算増幅器を用いて、先に説明したようにオフ・
セット電圧を基準電圧として利用した電圧検出回路であ
る。またR+t−R□は第21図の例と同じ分圧手段で
ある。
第20.21.22図の例において被検出電圧を電源電
圧とすればバッテリーを電源として使用するシステムに
おいては、バッテリーチェッカーとして利用できる。第
22図の電圧検出回路を電子時計のバッテリ・チェッカ
ーに応用した具体例を第29図に示すが、詳しい説明は
後述する。
第23図の例は、安定化電源回路に応用したものである
。基準電圧発生回路は先に述べたいくつかの方法で構成
したものであり、R,、lR,、により安定化出力の一
部と基準電圧とを比較し、一致するようにT’toのゲ
ート電圧を制御し、出力電圧を安定化する。演算増幅器
は、その特性が許容される範囲で何を使っても良い。
第24図の例は第23図の例でT、。にMOS)ランジ
スタを使用したのく代えてバイポーラ・トランジスタT
R,を使用したものである。
第25図の例は第16図の例で示したオフ−セット電圧
を持った演算増幅器を使用したものである。T□は当然
MO8)ランジスタであってもバイポーラトランジスタ
であっても、接合型電界効果トランジスタであっても良
い。
第26図の例は、T、とTmのしきい値電圧の差によっ
て決定される定電流回路である。
Tz 、Ttは同一の相互コンダクタンス−な持ち、し
きい値電圧は各々異なるVthl e Vthjである
。抵抗R2゜がTlのインピーダンスに比較して十分高
ければ、T、のドレイン電圧(=ゲート電圧)V+はV
th□とほば等しくなる。
T、が飽和領域の時は、T、に流れる電光重。
は ■=−β(Vtht −Vtbs )” −−−−−−
C3f)となる。
第27図の例は、T□に流れる電流IKよる電圧降下工
。utRlIを基準電圧■refと比較し、常に両者が
等しくなるようKT、のゲート電圧を制御するよう圧し
た定電流回路である。
・・・・・・(至) となる。
ここで基準電圧は、先の例にもあるように演算増幅器に
オフ9セツトを持たせることによって得ても良い。
第28図の例は、T□tT’ssを同一のトランジスタ
とし、いわゆるカレント・ミラー回路を用いた定電流回
路である。
第29図の例は、第22図の例のバッテリ・チェッカー
を電子時計に応用した例である。
TI HTt r T41〜T41およびR4,とR4
,は公称1.5vの水銀電池E、の電圧レベルをチェッ
クする回路を構成する。差動部のトランジスタ対をP+
ゲート・Nチャネル−MOS、N+ゲグー・Nチャネル
−MO8T、、T、で構成し、両者のしきい値電圧が電
子時計の動作電源範囲である1、0v〜1.5■以内に
なるように、チャネル部分にイオン打込みをほどこして
いる。
基準電圧となるしきい値電圧の差は、シリコン半導体の
場合は、約1.1■であり、バッテリーの電圧が下った
ことを検出するレベルを1.4■近辺に合せるために抵
抗手段R+−Rtの抵抗比で調整している。
このバッテリーチェッカーは、消費電流を実用上無視で
きる程度とするために1分周回路FDよりタイミング回
路TMを通して得られるクロック信号φにより、間欠的
に動作する。
バッテリーチェッカーの出力はNANDゲートグーI 
、NA!で構成されたラッチによりスタティック(保持
され、このラッチ回路出力の論理レベルにより、タイミ
ング回路TMを制御し、それKよってモータの駆動出力
を変えて、指針の運針の方法を変えて、バッテリー電圧
の低下を表示する。バッテリ電圧の低下は指針の動きを
変えず、別に液晶や発光ダイオード等の電気光学的素子
を点滅させる等して表示することも可能である。
なお同図において、O8CはCMOSインバータで構成
され、IC外の部品水晶Xtal及び容量CGICDを
一緒に含む水晶発振回路、WSはその発振出力を正弦波
からく形波に変換する波形成形回路、CMは秒針を駆動
するステップ・モータの励磁コイル、BF、、BF、は
CMOSインバータで構成され励磁コイルCMを1秒毎
に極性を反転して駆動するためのバッファーである。
IC内の全ての回路は公称1.5vの水銀電池E。
で動作する。またTMは分周回路FDの複数の周波数の
異なる分周出力およびNA、、NA、で構成されたラッ
チの制御出力を入力として、任意の周期およびパルス幅
を持つパルスを発生するタイミングパルス発生回路であ
る。ICは第6図に示すSiゲグーCMOSプロセスで
作られた指針式電子腕時計用モノリシックSi半導体チ
ップである。
以上本発明について種々の実施例をもとに説明したが、
これに@定されず、ここに記載された技術思想はその他
色々な用途の電子機器に応用されるであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図はGaAs 、 S iおよびGe半導体のエネ
ルギー争ギャップEgとその温度依存性を示す図である
。第2図は半導体のバンド構造とフェルミ準位Efを示
す図であり、同図+u # tblはN型半導体、lc
l 、 ldlはP型半導体の例を示す。第3図はN型
及びPWSiのフェルミ準位の、不純物濃度をパラメー
タにした温度特性を示す図である。第4図1al 、 
lblおよび(clはそれぞれGe 、 S lおよび
GaAs半導体と各種のドナーおよびアクセグタ不純物
が持つエネルギー準位の分布を示す図である。 第5図はN型およびPM半導体のフェルミ単位の差(E
fn−Efp)を取り出すために使用され得るP+ゲー
トおよびN+ゲグーMO8FETの断面構造を概略的に
示し、左半分がPチャンネルFET、右半分がNチャン
ネルFETを示している。 第6図(副乃至1flはN+ゲグー(B部分)およびP
+ゲート(A部分)PチャンネルMO8FETが通常の
コンプリメンタリMO8を構成するPチャンネルFET
(C部分)およびNチャンネルFET(D部分)と−緒
に製造されるのを示す。主要工程における断面図である
。第7図1al 、 tl)Iは夫々N+グートPチャ
ンネルMO8FETの平面図と断面図を、同図tC1l
 ldlはP+ゲグーPチャンネルMO8FETの平面
図と断面図を示し、各平面図の矢印で示した線をその断
面図の切断線と仮定している。 第8図1al 、 tblはそれぞれP+型半導体−絶
縁物−NfJ牛導体構造のエネルギー状態と電荷の状態
を示し、同図1cI 、 tdlはそれぞれN+型半導
体−絶縁物−N型半導体構造のエネルギー状態と電荷の
状態を示す図である。 第4図1al p tblは夫々異なるしきい値電圧V
thを持つ2つのFETのVthの差を取り出すための
MOSダイオード回路の特性図とその回路を示す図であ
り、第10図はイオン打ち込みによってVthが変化す
る様子を示す特性図である。 第11図及び第12図は夫々Vthの差を利用した基準
電圧発生回路の一例を示し、第13図181は更に他の
基準電圧発生回路の一例を示し、同図1b)はそのタイ
ミング信号波形を示す。第14図乃至第19図は更に他
の実施例にもとすく基準電圧発生回路を示す。第20図
〜第22図はそれらを電圧検出回路に応用した例を、第
23図〜第25図は電圧レギエレータに応用した例を、
第26図〜第28図は定電流回路に応用した例を、第2
9図は電子式腕時計用バッテリ・チェッカーに応用した
例を示している。 T・・・MOSFET、R・・・抵抗、C・・・コンデ
ンサ、Xtal・・・水晶振動子、O8C・・・水晶発
振回路、WS・・・正弦波−く形波変換波形成形回路、
FD・・・2進力ウンタ多段接続分周回路、TM・・・
タイミング回路、CM・・・秒針駆動用ステップモータ
の励磁コイ#、BF・・・CMの駆動用バッファー、N
A・・・NANDゲート、IC・・・モノリシックSi
半導体集積回路チップ、φ・・・クロックパルス、Eg
・・・半導体のエネルギー・ギャップ、Ev・・・価電
子帯の最上限準位、E、・・・伝導帯の最下限準位、E
i・・・真性半導体のフェルミ準位、Efn 、”fp
・・側型、P型半導体のフェルミ準位、Ed、Ea・・
・ドナーアクセプタ準位。 第 1 図 第 3 図 tct) 第 2 同 第 4 図 (a−) 第 9 図 (L)(b! 第11図 第12図 第 13 図 (σ) 第14区 第16図 第17図 第 18 図 第 19 図 第20図 第21図 第22図 第23図 第24図 第25図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ゲート電極のフェルミ準位差に応じたしきい値電圧
    差を持つ第1.第2 IGFETを有し、このしきい値
    電圧差にもとすいて形成された基準電圧を利用して定電
    流を形成することを特徴とする定電流回路。 2、上記第1IGFETのドレインはそのゲートに直流
    的に結合され、上記第2IGFETのゲート・ソース間
    に上記第1IGFETが設けられ、上記第1.第2IG
    FETのしきい値電圧差にもとすいた定電流が上記第2
    IGFETのドレインに流れるようにされてなることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の定電流回路。 3、上記第1.第2IGFETのそれぞれのゲート電極
    は、互いに異なる導電型にされた半導体層部を有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1又は第2項記載の定
    電流回路。
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