JPS60248822A - 加工性に優れた冷延鋼板の製造方法 - Google Patents
加工性に優れた冷延鋼板の製造方法Info
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- JPS60248822A JPS60248822A JP10339084A JP10339084A JPS60248822A JP S60248822 A JPS60248822 A JP S60248822A JP 10339084 A JP10339084 A JP 10339084A JP 10339084 A JP10339084 A JP 10339084A JP S60248822 A JPS60248822 A JP S60248822A
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- Japan
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- coil
- temperature
- cover
- winding
- rolled
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/02—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
- C21D8/04—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips to produce plates or strips for deep-drawing
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/84—Controlled slow cooling
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は熱延コイルの冷却を考慮した加工性に優れた冷
延鋼板の製造方法に関するものである。
延鋼板の製造方法に関するものである。
〈従来技術〉
低炭素アルミニウムキルド鋼等を連続焼鈍を行なって成
形性に優れた鋼板を製造する場合、高温巻取によって鋼
板の軟質化、高延性化、高r値化を図ることが行なわれ
、その目的はAtNρ析出やセメンタイトの凝集を図る
ことであることが知られている。しかじ熱延コイルの先
端部、後端部はコイルに巻取られた場合、内周部、外周
部になるために巻取後の冷却速度がはやく、従って高温
巻取)を行なりても長手方向中央部に比べて材質が劣る
。これを補なうために先端部、後端部を中央部に比べて
更に高い温度で巻取る方法(特公昭55−36051号
公報)も知られている。
形性に優れた鋼板を製造する場合、高温巻取によって鋼
板の軟質化、高延性化、高r値化を図ることが行なわれ
、その目的はAtNρ析出やセメンタイトの凝集を図る
ことであることが知られている。しかじ熱延コイルの先
端部、後端部はコイルに巻取られた場合、内周部、外周
部になるために巻取後の冷却速度がはやく、従って高温
巻取)を行なりても長手方向中央部に比べて材質が劣る
。これを補なうために先端部、後端部を中央部に比べて
更に高い温度で巻取る方法(特公昭55−36051号
公報)も知られている。
これらの方法を以ってしても先端部、後端部の材質を中
央部と同水準にすることはむずかしく、高い材質水準を
狙う場合には歩留の低下につながることは否めない。
央部と同水準にすることはむずかしく、高い材質水準を
狙う場合には歩留の低下につながることは否めない。
〈発明の目的〉
本発明は高温巻取されたコイルを巻取シ直後保熱処理を
行なうことによって、先端部、後端部の材質を中央部盤
の高水準に確保することを目的とするものである。
行なうことによって、先端部、後端部の材質を中央部盤
の高水準に確保することを目的とするものである。
〈発明の構成・作用〉
第1図は先後端部的35mを830℃、それ以外のコイ
ル長手方向中央部を平均的750℃で巻堆ったコイルの
外周部の冷却曲線を示したものである約45ρ℃までは
約20C/分で冷却し、それ以後はコイル内部から伝わ
る熱と空気中に放散する熱のバランスがとれるようにな
って冷却速度が急に減少する傾向がある。従って第2図
に示す1例のごとくコイル先後端部を中央部に比べ高温
で巻取った場合には中央部と同じ温度で先後端部を巻取
った場合よシも先後端部の材質低下(r値。
ル長手方向中央部を平均的750℃で巻堆ったコイルの
外周部の冷却曲線を示したものである約45ρ℃までは
約20C/分で冷却し、それ以後はコイル内部から伝わ
る熱と空気中に放散する熱のバランスがとれるようにな
って冷却速度が急に減少する傾向がある。従って第2図
に示す1例のごとくコイル先後端部を中央部に比べ高温
で巻取った場合には中央部と同じ温度で先後端部を巻取
った場合よシも先後端部の材質低下(r値。
伸びの低下、降伏点の上昇)はやや少なくなるが前述の
ごとく巻取直後450t:までの急冷にょ多材質が低下
する。従ってコイル全長にわた力均一な材質を保障する
場合には、この材質低下部分をカットして出荷する必要
があるため歩留低下につながる。
ごとく巻取直後450t:までの急冷にょ多材質が低下
する。従ってコイル全長にわた力均一な材質を保障する
場合には、この材質低下部分をカットして出荷する必要
があるため歩留低下につながる。
こうしたコイル外周部、内周部の材質劣化を防ぐために
、巻取られた熱延コイルの熱処理について本発明者等は
種々検討した結果、本発明に至ったものであシ、その骨
子は熱延コイルの巻取直後の冷却を制御し、最も冷却さ
れやすい外周部の650℃〜550℃までの平均冷却速
度を、1.3℃/分以上5℃/分以下で冷却すること、
さらにこの冷却制御を外部からエネルギーを加えること
なくコイル自体が持つ熱によって行なうために、コイル
外周部を750℃以上850 C,以下、コイル内周部
を720℃以上80o℃以下で巻取シ、巻取シ完了後、
断熱性の良いカバーをかぶせ上記の徐冷却を実施した後
、酸洗、冷間圧延、連続焼鈍を施して加工性に優れた冷
延鋼板を得るようにしたものである。
、巻取られた熱延コイルの熱処理について本発明者等は
種々検討した結果、本発明に至ったものであシ、その骨
子は熱延コイルの巻取直後の冷却を制御し、最も冷却さ
れやすい外周部の650℃〜550℃までの平均冷却速
度を、1.3℃/分以上5℃/分以下で冷却すること、
さらにこの冷却制御を外部からエネルギーを加えること
なくコイル自体が持つ熱によって行なうために、コイル
外周部を750℃以上850 C,以下、コイル内周部
を720℃以上80o℃以下で巻取シ、巻取シ完了後、
断熱性の良いカバーをかぶせ上記の徐冷却を実施した後
、酸洗、冷間圧延、連続焼鈍を施して加工性に優れた冷
延鋼板を得るようにしたものである。
本発明者等は高温巻取シされたコイルを巻取シ後、種々
の熱処理を行なって先後端部の材質向上を試みた。その
目的はAtNの析出、セメンタイトの凝集を狙ったもの
であるが、後述する実施例が示すように単に高温巻取後
、例えばコイルを炉中に入れて高温に保った後、空冷し
た場合には軟質化することはできてもr値を十分に上げ
ることはできない。r値を上げるためには650℃から
550℃まで1.3℃/分以上5℃/分以下の冷却速度
になるように徐冷する(以後保熱処理と称す)ことが肝
要であることを見い出した。
の熱処理を行なって先後端部の材質向上を試みた。その
目的はAtNの析出、セメンタイトの凝集を狙ったもの
であるが、後述する実施例が示すように単に高温巻取後
、例えばコイルを炉中に入れて高温に保った後、空冷し
た場合には軟質化することはできてもr値を十分に上げ
ることはできない。r値を上げるためには650℃から
550℃まで1.3℃/分以上5℃/分以下の冷却速度
になるように徐冷する(以後保熱処理と称す)ことが肝
要であることを見い出した。
徐冷開始温度は650℃以上が必要であるが、後述fる
理由から750℃以下が望ましい。この理由は徐冷開始
温度が750℃以上を超えるとセメンタイトが必要以上
に凝集粗大化し1、これが亀裂の発生起点となるため延
性を低下させるのを防止することさらにスケール生成速
度は600℃を超えると温度が高くなるに従い温度の指
数関数に比較して増加し徐冷開始温度の上昇に伴ってス
ケール厚が著しく増加し酸洗性を大きく低下させるのを
防止することKある。650℃以下の温度まで上述の冷
却速度を超えた速度で冷却される場合には材質の低下は
著しい。
理由から750℃以下が望ましい。この理由は徐冷開始
温度が750℃以上を超えるとセメンタイトが必要以上
に凝集粗大化し1、これが亀裂の発生起点となるため延
性を低下させるのを防止することさらにスケール生成速
度は600℃を超えると温度が高くなるに従い温度の指
数関数に比較して増加し徐冷開始温度の上昇に伴ってス
ケール厚が著しく増加し酸洗性を大きく低下させるのを
防止することKある。650℃以下の温度まで上述の冷
却速度を超えた速度で冷却される場合には材質の低下は
著しい。
徐冷開始温度は550聰下、好ましくは500℃以下が
必要である。なぜこの温度範囲の徐冷でr値が向上する
のか、その理由は明らかでないが固溶炭素が粒界のセメ
ンタイトに析出する密度に関係しているものと推察され
る。
必要である。なぜこの温度範囲の徐冷でr値が向上する
のか、その理由は明らかでないが固溶炭素が粒界のセメ
ンタイトに析出する密度に関係しているものと推察され
る。
冷却速度は、自然放冷に比較して遅くなればなるほどコ
イル内外周部の材質が向上される傾向にあるが、コイル
中央部差にするためには5℃/分以下が必要である。ま
た1、3℃/分未満の徐冷をしても材質の改善は少なく
、コイル表面のスケール厚を増大させ、酸洗性を劣化さ
せるだけでなく、熱処理時間も長くなって物流を乱す。
イル内外周部の材質が向上される傾向にあるが、コイル
中央部差にするためには5℃/分以下が必要である。ま
た1、3℃/分未満の徐冷をしても材質の改善は少なく
、コイル表面のスケール厚を増大させ、酸洗性を劣化さ
せるだけでなく、熱処理時間も長くなって物流を乱す。
かつ、長手方向中央部ではセメンタイトが必要以上に凝
集して延性が大きく劣化する。この熱処理によって、単
にコイル長手方向の材質の均一性が向上するだけでなく
、幅方向の材質の均一性も向上する。
集して延性が大きく劣化する。この熱処理によって、単
にコイル長手方向の材質の均一性が向上するだけでなく
、幅方向の材質の均一性も向上する。
次に上述の熱処理を実施する具体的手段を本発明者らは
種々検討した。巻取直後、コイルを外部から加熱ができ
る炉内に入れて徐冷却を実施(連続式の炉も含む)する
場合には、冷却制御のためのエネルギーが必要でほう大
なコストアップになる。
種々検討した。巻取直後、コイルを外部から加熱ができ
る炉内に入れて徐冷却を実施(連続式の炉も含む)する
場合には、冷却制御のためのエネルギーが必要でほう大
なコストアップになる。
従って本発明者らは巻取直後、断熱性の良いカバーをか
けることによってコイル自体の有する熱で徐冷却を実施
することを検討した。その結果コイル全長全680℃以
上の高温で巻取っただけでは、カバーを装着する間に温
度が低下し、カバー装着後、コイル中央部からの熱伝達
によってかなシ復熱するものの650℃以上に復熱させ
ることが非常にむずかしいことを見い出した(第3図)
。
けることによってコイル自体の有する熱で徐冷却を実施
することを検討した。その結果コイル全長全680℃以
上の高温で巻取っただけでは、カバーを装着する間に温
度が低下し、カバー装着後、コイル中央部からの熱伝達
によってかなシ復熱するものの650℃以上に復熱させ
ることが非常にむずかしいことを見い出した(第3図)
。
巻取完了後、約90秒以内にカバーを装着できれば、外
周部を650℃以上に復熱させることも可能であるが、
結束に要する時間、ダウンコイラーからのぬきとシ、カ
バーの装着等を定常的に安定して90秒以内で実施する
のは非常に困難である。従って本発明者らはコイルの復
熱温度を確保するためにコイル外周部を750℃以上8
50℃以下、コイル内周部を720℃以上780℃以下
で巻取υ、その後10分以内にカバーを装着すれば上記
の復熱温度を確保できることを見い出した。復熱温度を
確実に確保するためには、巻取シ完了後できるだけ短か
い時間が好ましいが10分以内でカバーを装着するのが
望ましい。
周部を650℃以上に復熱させることも可能であるが、
結束に要する時間、ダウンコイラーからのぬきとシ、カ
バーの装着等を定常的に安定して90秒以内で実施する
のは非常に困難である。従って本発明者らはコイルの復
熱温度を確保するためにコイル外周部を750℃以上8
50℃以下、コイル内周部を720℃以上780℃以下
で巻取υ、その後10分以内にカバーを装着すれば上記
の復熱温度を確保できることを見い出した。復熱温度を
確実に確保するためには、巻取シ完了後できるだけ短か
い時間が好ましいが10分以内でカバーを装着するのが
望ましい。
コイル内周部を外周部に比べ低く巻取る理由は、■内周
部は外周部に比べ熱放散が少なくカバー装置前の温度低
下が少ないため復熱温度確保が比較的容易である点、■
スケール生成を防止し酸洗性を良好にする点、■ダウン
コイラーへの巻きつき不良発生を防止する点にある(第
5図)。
部は外周部に比べ熱放散が少なくカバー装置前の温度低
下が少ないため復熱温度確保が比較的容易である点、■
スケール生成を防止し酸洗性を良好にする点、■ダウン
コイラーへの巻きつき不良発生を防止する点にある(第
5図)。
上記コイル内外周部の巻取シ範囲内でも酸洗性を良好に
保つためには下限近くの温度で巻取シ、すみやかにカバ
ーを装着することが望ましいことは言うまでもない。
保つためには下限近くの温度で巻取シ、すみやかにカバ
ーを装着することが望ましいことは言うまでもない。
さらにコイル最外周端部まで復熱温度を確保するに捻、
上記の最外周部を中央部に比べ高く巻取る方法に加え−
、巻重完了後、ダウンコイラー内で結束することが有力
な方法であることを見い出した。最外周部はカバー装着
後、コイル内部から伝達される熱によシ復熱するが、最
外周部がよシタイトに巻かれていた方が板間のすき間が
小さくなるため、熱伝達の効率が高くなり復熱温度は高
くなる傾向にある。最外周部をよりタイトに巻くために
は、結束による締めつけ作用が非常に有力である。コイ
ルをアップエンドーでコイル端面を上下面にした(アッ
プエンドと称す)後結束する場合には最外周部のゆるみ
によってその間の冷却が速いことと、結束によってゆる
みをなくすことがむずかしく巻取完了後直ちにカバーを
装着しなければ復熱温度確保がむずかしい。コイルをア
ップエンドする以前に結束すれば外周部のゆるみがなく
、タイトに結束できることによってカバー装着までの熱
損失が少なくなるため巻取完了後15分以内にカバーを
装着すれば安定して復熱温度が確保できる。
上記の最外周部を中央部に比べ高く巻取る方法に加え−
、巻重完了後、ダウンコイラー内で結束することが有力
な方法であることを見い出した。最外周部はカバー装着
後、コイル内部から伝達される熱によシ復熱するが、最
外周部がよシタイトに巻かれていた方が板間のすき間が
小さくなるため、熱伝達の効率が高くなり復熱温度は高
くなる傾向にある。最外周部をよりタイトに巻くために
は、結束による締めつけ作用が非常に有力である。コイ
ルをアップエンドーでコイル端面を上下面にした(アッ
プエンドと称す)後結束する場合には最外周部のゆるみ
によってその間の冷却が速いことと、結束によってゆる
みをなくすことがむずかしく巻取完了後直ちにカバーを
装着しなければ復熱温度確保がむずかしい。コイルをア
ップエンドする以前に結束すれば外周部のゆるみがなく
、タイトに結束できることによってカバー装着までの熱
損失が少なくなるため巻取完了後15分以内にカバーを
装着すれば安定して復熱温度が確保できる。
上記の手段で徐冷却開始温度650℃以上を確保できる
カッ々−はかなシの断熱性を有するカバーである。従っ
て第4図に示すように冷却開始後の冷却速度は、1℃/
分以下となるため、酸洗性の低下や処理時間の長大化を
まねく。
カッ々−はかなシの断熱性を有するカバーである。従っ
て第4図に示すように冷却開始後の冷却速度は、1℃/
分以下となるため、酸洗性の低下や処理時間の長大化を
まねく。
本発明者らはこれを解決するため、復熱完了後、タイマ
ーによってカバー内の熱気を自動的に徐々に放出する機
構をカバーに設置することによって徐冷却開始温度確保
と冷却速度確保の相反する2条件を満足するようにした
ものである・ 熱処理装置としては、カバータイプのもの以外に4コイ
ルコンベアー上を断熱性の良いトンネルでおおった連続
式の熱処理設備を用いても可能である。
ーによってカバー内の熱気を自動的に徐々に放出する機
構をカバーに設置することによって徐冷却開始温度確保
と冷却速度確保の相反する2条件を満足するようにした
ものである・ 熱処理装置としては、カバータイプのもの以外に4コイ
ルコンベアー上を断熱性の良いトンネルでおおった連続
式の熱処理設備を用いても可能である。
本発明は低炭素アルミキルド鋼のスラブを1000℃〜
1280℃に加熱して熱間圧延を行なうものであるがそ
の限定理由は以下の通りである。
1280℃に加熱して熱間圧延を行なうものであるがそ
の限定理由は以下の通りである。
即ち、1000℃未満では、熱延時の仕上温度の確保が
むずかしく粗大粒発生の原因となるため1000℃以上
とする。また1280℃を超えるとJJσ熱炉でのスケ
ールオフ量が多く歩留ロスになる点、スラブ表面が過加
熱になシ熱間脆性割れ発生の原因となる点を考慮し、1
280℃以下とする。
むずかしく粗大粒発生の原因となるため1000℃以上
とする。また1280℃を超えるとJJσ熱炉でのスケ
ールオフ量が多く歩留ロスになる点、スラブ表面が過加
熱になシ熱間脆性割れ発生の原因となる点を考慮し、1
280℃以下とする。
1000℃〜1280℃の加熱温度範囲でもコイル中央
部の材質の高r値化、高El化、低YP化を狙うためド
は低温にすることが望ましい。
部の材質の高r値化、高El化、低YP化を狙うためド
は低温にすることが望ましい。
次に本発明に供する鋼の成分範囲について説明する。
Cは0.005〜0.07 cIbとする。Cが0.0
O5チ未満ではセメンタイトの生成が少々<、特に本発
明を適用しなくても材質的に問題はない。またCが0.
07%を超える場合には、セメンタイト量が過多になシ
すぎて本発明の効果はあられれない。しかし特にr値の
高い軟質な鋼板を得るには、上記のCの範囲でもCは0
.04%以下が望ましい。
O5チ未満ではセメンタイトの生成が少々<、特に本発
明を適用しなくても材質的に問題はない。またCが0.
07%を超える場合には、セメンタイト量が過多になシ
すぎて本発明の効果はあられれない。しかし特にr値の
高い軟質な鋼板を得るには、上記のCの範囲でもCは0
.04%以下が望ましい。
Si、Mn、Pは鋼板の強度レベルに応じて含有されて
いても本発明の効果には基本的に影響しない。しかしプ
レス加工用に供する鋼板としては81は1.3チ以下、
Mnは0.8%以下、Pは0.11以下である。
いても本発明の効果には基本的に影響しない。しかしプ
レス加工用に供する鋼板としては81は1.3チ以下、
Mnは0.8%以下、Pは0.11以下である。
AtとNについては、Atは0.01〜0.1チ、Nは
10〜80 ppmの通常の範囲であればよい。しかし
特にr値の高い軟質な鋼板を得るには、上記のAt、N
の範囲でもAt= 0.01〜0.05係、N=10〜
40ppmの低目の方が良い。
10〜80 ppmの通常の範囲であればよい。しかし
特にr値の高い軟質な鋼板を得るには、上記のAt、N
の範囲でもAt= 0.01〜0.05係、N=10〜
40ppmの低目の方が良い。
本発明によって製造された鋼板は、連続焼鈍型の焼なま
゛し処理ラインによって処理される冷延鋼板や溶融亜鉛
メッキ鋼板、溶融アルミメッキ鋼板等の製造に適用でき
る。
゛し処理ラインによって処理される冷延鋼板や溶融亜鉛
メッキ鋼板、溶融アルミメッキ鋼板等の製造に適用でき
る。
〈実施例〉
次に本発明の1実施例について詳細に説明する。
C:0.024%、81 : 0.015%、Mn1O
,17%、2貫0.010%、S:0.010%、At
:0.035%、N:30ppmの低炭素アルミキルド
鋼のスラブを1200℃と1100℃に加熱した後、8
90℃以上のA3点以上で3.6 mm厚のコイルに仕
上圧延を行ない、表1に示す条件で巻取った。一部のコ
イルに、ダウンコイラーからアップエンダーまでコイル
を運ぶ間に結束を行ない、外周部のコイルもゆるみなく
結束した。そのコイルを断熱性の良いカバーに入れて表
1に示す熱サイクルを施した。内周部は外周部よシも復
熱が良く放熱も少ないので外周部よシ材質は良好となる
ため外周部の温度履歴で管理したO この熱延板を塩酸濃度6チ、浴温80℃、延べ浸漬長さ
120mの酸洗ラインに通板して酸洗後、0.8朋厚に
冷間圧延して連続焼鈍に供した。
,17%、2貫0.010%、S:0.010%、At
:0.035%、N:30ppmの低炭素アルミキルド
鋼のスラブを1200℃と1100℃に加熱した後、8
90℃以上のA3点以上で3.6 mm厚のコイルに仕
上圧延を行ない、表1に示す条件で巻取った。一部のコ
イルに、ダウンコイラーからアップエンダーまでコイル
を運ぶ間に結束を行ない、外周部のコイルもゆるみなく
結束した。そのコイルを断熱性の良いカバーに入れて表
1に示す熱サイクルを施した。内周部は外周部よシも復
熱が良く放熱も少ないので外周部よシ材質は良好となる
ため外周部の温度履歴で管理したO この熱延板を塩酸濃度6チ、浴温80℃、延べ浸漬長さ
120mの酸洗ラインに通板して酸洗後、0.8朋厚に
冷間圧延して連続焼鈍に供した。
焼鈍温度は、800℃×30秒で400℃まで50V秒
で冷却して、400℃×3分間の過時効処理を行なった
。材質結果を表2に示す。
で冷却して、400℃×3分間の過時効処理を行なった
。材質結果を表2に示す。
〈発明の効果〉
本発明によれば上記実施例から明らかな如く、コイルの
酸洗性を損うことなく、コイル全長にわたシ材質の均一
性に非常に優れた冷延鋼板を外部よシガスバーナー、電
気等の如き何らのエネルギーを加えることなく製造する
ことが可能である。
酸洗性を損うことなく、コイル全長にわたシ材質の均一
性に非常に優れた冷延鋼板を外部よシガスバーナー、電
気等の如き何らのエネルギーを加えることなく製造する
ことが可能である。
第1図はコイル巻取径自然空冷した場合の熱延コイルの
最外周部の板表面温度の履歴を示す図、第2図は通常の
高温巻取と内外周を中央部よりもさらに高い温度で巻取
る高温巻取を実施した場合のコイル長手方向の材質変化
を示す図、第3図はコイル巻取温度、カバーを装着する
時間によるコイル外周部復熱挙動を示す図、第4図はコ
イルに断熱性の良いカバーをかけた場合のコイル外周部
の温度履歴を示す図、第5図はコイル内周部巻取温度と
巻込不良発生率の関係を示す図である。 ょ 第1図 タト岡 a延コイlレイ立漬 丙珂
最外周部の板表面温度の履歴を示す図、第2図は通常の
高温巻取と内外周を中央部よりもさらに高い温度で巻取
る高温巻取を実施した場合のコイル長手方向の材質変化
を示す図、第3図はコイル巻取温度、カバーを装着する
時間によるコイル外周部復熱挙動を示す図、第4図はコ
イルに断熱性の良いカバーをかけた場合のコイル外周部
の温度履歴を示す図、第5図はコイル内周部巻取温度と
巻込不良発生率の関係を示す図である。 ょ 第1図 タト岡 a延コイlレイ立漬 丙珂
Claims (2)
- (1) 低炭素アルミキルド鋼のス゛ラノを1000c
〜1280℃に加熱して熱間圧延を行ない、コイル中央
部を680℃以上、コイル内周部を720℃以上780
℃以下、コイル外周部を750℃以上850℃以下で巻
取シ、巻取完了後1o分以内に断熱性の良いカバーをコ
イルにかぶせコイル外周部の温度が650℃から551
.01℃にいたる間の平均冷却速度を1.3℃/分以上
5℃/分以下で徐冷却した後、冷間圧延、連続焼鈍する
ことを特徴とする加工性に優れた冷延鋼板の製造方法。 - (2)低炭素アルミキルド鋼のスラブを1000℃〜1
280℃に加熱して熱間圧延を行ない、コイル中央部を
680℃以上、コイル内周部を720℃以上780℃以
下、コイル外周部を7501::以上850℃以下で巻
取シ、巻取完了後コイルをアッグエンダーで端面を上下
面にする以前に結束を実施し、巻取完了後15分以内に
断熱性の良いカバーをコイルにかぶせコイル外周部の温
度が650℃から550℃にいたる間の平均冷却速度を
1.3℃/分以上5℃/分以下で徐冷却した後冷間圧延
。 連続焼鈍することを特徴とする加工性に優れた冷延鋼板
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10339084A JPS60248822A (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | 加工性に優れた冷延鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10339084A JPS60248822A (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | 加工性に優れた冷延鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60248822A true JPS60248822A (ja) | 1985-12-09 |
Family
ID=14352741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10339084A Pending JPS60248822A (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | 加工性に優れた冷延鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60248822A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0343008A2 (en) * | 1988-05-19 | 1989-11-23 | Middelburg Steel And Alloys (Proprietary) Limited | Heat treatment of corrosion resistant steels |
JP2016130334A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | Jfeスチール株式会社 | 熱延鋼帯、冷延鋼帯及び熱延鋼帯の製造方法 |
JP2016141848A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | Jfeスチール株式会社 | 成形性に優れた高強度鋼板の製造方法 |
-
1984
- 1984-05-22 JP JP10339084A patent/JPS60248822A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0343008A2 (en) * | 1988-05-19 | 1989-11-23 | Middelburg Steel And Alloys (Proprietary) Limited | Heat treatment of corrosion resistant steels |
JP2016130334A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | Jfeスチール株式会社 | 熱延鋼帯、冷延鋼帯及び熱延鋼帯の製造方法 |
JP2016141848A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | Jfeスチール株式会社 | 成形性に優れた高強度鋼板の製造方法 |
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