JPS60240759A - ポリアミドイミド樹脂系組成物 - Google Patents

ポリアミドイミド樹脂系組成物

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JPS60240759A
JPS60240759A JP9635784A JP9635784A JPS60240759A JP S60240759 A JPS60240759 A JP S60240759A JP 9635784 A JP9635784 A JP 9635784A JP 9635784 A JP9635784 A JP 9635784A JP S60240759 A JPS60240759 A JP S60240759A
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Toshihiko Aya
綾 敏彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はとくに300〜400℃の温度領域における良
好な熱安定性および流動性を兼備し、かつ射出成形可能
なジフェニルエーテル結合を必須成分として含有する非
晶性熱可塑性芳香族ポリアミドイミド樹脂(以下、ポリ
アミドイミドをPAIと略称する)の熱変形温度および
摩擦、摩耗特性を改善することを目的とした樹脂組成物
に関するものである。
〈従来の技術〉 FAI樹脂とポリイミド樹脂(以下ポリイミドをPIと
略称する)のブレンド組成物については、これまでいろ
いろと提案が行なわれており公知である(たとえば、特
公昭48−44934号公報、特開昭50−82133
号公報、特開昭48−38499号公報、特開昭55−
149347号公報、特開昭56−531 ’49号公
報など)。
しかしながら、かかる組成物は、いずれも射出成形や押
出し成形などの溶融成形は不可能であり、溶融成形の可
能なFAI樹脂とPI樹脂とのブレンド組成物は未だ提
供されていないのが現状である。
従来公知のFAI樹脂のほとんどのものは次の(a)〜
(dlに示す通り、そもそも射出または押出し成形に不
適切なものであった。
(a) 無水トリメリット酸モノクロリドと4,4′−
ジアミノジフェニルメタンから合成される一般式で表わ
されるFAI (たとえば特公昭49−4077号公報
記載)は、メチレン結合の不安定性に起因して熱分解開
始温度が300°C以下であり、耐熱特性が不満足なう
えに、流動開始温度と熱分解温度が接近しすぎているた
め溶融成形(たとえば射出成形、押出成形など)を行な
うことは困難である。
Φ)無水トリメリット酸クロリドと4,4′−ジアミノ
ジフェニルエーテルから合成される一般式で表わされる
FAI(たとえば特公昭42−15637号公報記載)
は、本質的に結晶性であり、その融点が熱分解温度を越
えるため溶融成形は実質上不可能である。
(c)無水トリメリット酸クロリドと4.4′−ジアミ
ノジフェニルスルホンから合成される一般式で表わされ
るFAIは、4.4’−ジアミノジフェニルスルホンの
重合活性が本質的に低いため、重合度の低い重合体しか
得られず、たとえ溶融成形できても実用的強度を有する
成形物品用樹脂素材としては実用性がない。
(d)無水トリメリット酸とメタフェニレンジアミノか
ら合成される一般式 で表わされるFAI(t:とえば特公昭49−4077
号公報記載)は、実用的耐熱特性を有し、しかも多少の
溶融流動性を有しているものの、溶融滞留時に三次元架
橋する傾向が強いために溶融成形することがかなれむす
かしく、1ことえ成形できたとしても機械的特性が著し
く悪い成形体しか得られない。
一方、溶融成形性を有するPAI樹脂も、米国アモコ社
商標1トーロン′で代表され、または特開昭49.−1
29799号公報、特公昭56−16171号公報およ
び特開昭56−112933号公報に開示されているよ
うに、ジアミノ(またはシイツノアネート)残基が 0〜100モル% 60〜0モル% (ただし、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は炭
素数1〜4のアルキル基またはハロゲン原子、Xバー5
O2−基、 0 基ま?: +、t CH,、基、aは
1〜11 −C,−−C− 唱 CH3 25、bは0または1〜4、Cは0または1〜2の整数
を示す6)の構造および組成(ただし全体で100モル
%)で構成される非晶性熱可塑性芳香族FAI樹脂とし
て知られている。
芳香族FAIが成形性を有するためには、高分子主鎖中
にイミド結合、アミド結合およびジフェニルエーテル結
合を含有し、しかも非晶性である必要があるが、これら
の非晶性熱可塑性芳香族PAI樹脂は、これら特性を備
えている。
しかし、この種の熱可塑性PAI樹脂は、溶融成形性を
重視するあまり、ジフェニルエーテル単位を多用しすぎ
ているきらいがあり、そのため熱1 変形温度;h+、
l:″″摩擦摩耗特性′はt、abata諸物性がやや
犠牲になっており、不満足なレベルにとどまっている。
これらの欠点を改善する試みとして、FAI樹脂に力学
特性向上を1指したガラス繊維、炭素繊維などの強化剤
の配合、摩耗特性改善を1指したグラファイト、フッ素
樹脂、酸化チタン、二硫化モリブデンなどの配合が一般
的に行なわれているが、強化剤の配合は、摩擦摩耗性を
低下させ、また、摩擦摩耗付与剤の配合は力学特性を著
しく低下させる傾向があり、力学特性を一定レベルに保
持したまま摩擦摩耗特性を向上させることにはまだ成功
していない。
〈発明の解決しようとする問題点〉 そこで本発明者らは、溶融成形(主として射出成形およ
び押出成形)可能な特定FAI樹脂の溶融成形性および
力学特性をあまり犠牲にすることなく、摩擦摩耗特性を
向上させることを目的として鋭意検討した結果、特定の
分子構造を有するPI樹脂を配合することが極めて効果
的であることを見出し、本発明に到達した。
く問題点を解決するための手段および作用〉すなわち、
本発明は(イ)ジアミノ(またはシイノンアネート)残
基が次の構造および組成(ただし全体で100モル%)
で構成される非晶性熱可塑性芳香族ポリアミドイミド樹
脂 0〜iooモル% (タタシ、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は炭
素数1〜4のアルキル基またはハロゲン原子、Xバー5
O2−基、 O基またハCH3基、aは1〜11 1 −C−−C− CH3 25、bはOまたは1〜4、CはOまたは1〜2の整数
を示す。)および (ロ) 一般式 %式% (ただし、Yは直接結合、−0−1O、−5O2−11 C− CH3CF3 1 −C−−C−を、Ar は芳香族のジアミン(また1、
I HJCF3 はシイノンアネート)残基金示す)で表わされる繰返し
単位を主要構造単位とする芳香族ポリイミド樹脂からな
り、全組成物中に占める割合が(イ)非晶性熱可塑性芳
香族ポリアミドイミド樹脂60〜99重量%および芳香
族ポリイミド樹脂1〜40重量%からなることを特徴と
するポリアミドイミド樹脂系組成物を提供するものであ
る。
本発明で用いられる第1成分としての非晶性熱可塑性芳
香族FAI樹脂は一般式 HO または で表わされる高分子主鎖中にイミド結合およびアミド結
合を必須成分として含有する芳香族重合体類であり、式
中、Zは3官能基のうちの2官能基が隣接炭素に結合さ
れている3官能性芳香族基、Ar は2価の芳香族残基
を示す。また、Ylは合成原料として用いるジアミ/(
またはジイソシアネート)から誘導される残基を示し、
次の構造および組成(ただし全体で100%)で構成さ
れる。
0〜100モル% 80〜Oモル% 60〜θモル% (ただし、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R2は炭
素数1〜4のアルキル基またはハロゲン原子、CH。
25、bは0または1〜4、Cは0または1〜2の整数
を示す。) この式(1)および(It)の中でのイ専→へ〇へmそ
の閉環前駆体としてのアミド酸結合 1 F ことができる。Arは少なくとも一つの炭素6員環を含
む2価の芳香族基であり、たとえば、←e:〉−x−〈
:〉←(式中Xハo、 S、 CO,SO2、SO1炭
素原子数1〜6個のアルキル基を示す)などが挙げられ
る。
上記式(I)で示されるFAI樹脂(1)はジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリ
ドン、クレゾールなどの極性有機溶媒中で組合せを反応
させることにより合成される。
また、上記式(1)で示されるPAI樹脂(1)はPA
■樹脂(1)の原料の または  11 1 0 11 0 111 HOC−Ar −COHで置換して反応させることによ
り合成される。
Y単位の具体例としてはたとえば、 CH3 などが挙げられる。
これらジアミン(またはジイソシアネート)残基Yを構
成する成分中、0i)の構造体が80モル%を越えると
FAIが次第に結晶性となって溶融成形性が著しく低下
するので好ましくない。また■0の構造体が60%を越
えると、FAIの物性、特に強靭性が目立って低下する
ので実用上価値がなL)。
本発明で使用される第1成分FAI樹脂の典型例として
、次□の3種を挙げることができる。
m/n=70/30モル比 II m / n = 50 / 50モル比本発明で用いら
れるPI樹脂は一般式 %式% で表わされ、Yは直接結合、−o−1O、−5O2−1
1 C− CH3CF3 1 −C−−−C−から選ばれる1種または2種以上の1、
I CF3CF3 連結基であり、 Arは芳香族のジアミノ(またはジ(
Y′は直接結合、−0−1O、−5O2−1CH3、−
C−−C− CF3 CF。
−C−から選ばれる1種または2種以上の連結基CF3 である。)を意味する。
国)式の定義にあてはまるPl樹脂の具体例を示すと次
のようなものが挙げられる。
O II u II OII 0 0 11]1 1I O11 0 0 0 1111 1I OII o 0 m/n=80/20モル比 0 0 111 111 0 0 0 0 111 1I II o 0 0 0 1)11 111 OO 00 本発明の組成物は、上記(1)式または(1)式で表わ
されるFAI樹脂60〜99重量%および上記側)式で
表わされるPI樹脂1〜40重量%から構成される。P
I樹脂が1重量%未満では、耐熱性および/または摩擦
摩耗性向上効果が実質的に得られないので不適当である
。また、PI樹脂が40重量%を越えると、組成物の加
熱溶融時の流動性かもとのFAI樹脂のそれに比べて大
幅に低下するため成形加工性が悪くなり不適当である。
本発明の組成物には必要に応じて70重量%以下の範囲
で次のような充填剤類を含有させることができる。(a
)耐摩耗性向上剤、グラファイト、カーボランダム、ケ
イ石粉、二硫化モリブデン、フッ素樹脂など、Φ)補強
剤ニガラス繊維、カーボン繊維、ボロン繊維、炭化ケイ
素繊維、カーボンウィスカー、アスベスト繊維、石綿、
金属繊維など、(C)難燃性向上剤 三酸化アンチモン
、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムなど、(d)電気
特性向上剤゛クレー、マイカなど、(e)耐トラツキン
グ向上剤:石綿、シリカ、グラファイトなど、(f)耐
酸性向上剤:硫酸バリウム、シリカ、メタケイ酸カルシ
ウムなど、(g)熱体導度向上剤:鉄、亜鉛、アルミニ
ウム、銅などの金属粉末、<11)その他ニガラスビー
ズ、ガラス球、炭酸カルシウム、アルミナ、タルク、ケ
イノウ土、水和アルミナ、マイカ、ンラスバルーノ、石
綿、各種金属酸化物、無機質顔料類など300℃以上で
安定な合成および天然の化合物類が含まれる。
本発明の組成物を混合調整するには通常溶液混合法と溶
融混合法の2つの方法が用いられる。
溶液混合法は第1成分FAI樹脂および第2成分FAI
樹脂を、それぞれ別々に非プロトノ性の極性溶媒、たと
えばN−メチル−2−ピロリドン、N、N−ジメチルホ
ルムアミド、N @N −ジメチルアセトアミド、レメ
チルスルホキシドなどに溶解して溶液を調製し、続いて
その2種類の液を混合することによって行なわれる。
また、溶融混合法は、通常のゴムまたはプラスチック類
を溶融ブレンドするのに用いられる装置、たとえば熱ロ
ール、バンバリーミキサ−、ブラベンダー、押出機など
を利用することができる。混合操作は、均一な配合物が
得られるまで継続される。混合温度は、配合系が溶融可
能な温度以上、かつ配合系が熱分解しはじめる温度以下
に設定されるが、その温度は通常250〜400℃、好
ましくは300〜380℃の範囲から選択される。
本発明の組成物は均一溶融ブレンド体を形成し、生産性
の高い成形方法である射出成形または押出成形を行なう
ことが可能であるが、その他の圧縮成形、焼結成形など
に適用してもなんらさしつかえない。
本発明の組成物を成形して得られる成形物品は、耐熱性
、機械的特性、電気的特性、摺動特性、耐溶剤特性など
のすぐれた性質を有しており、多くの用途に活用するこ
とができる。
たとえば、自動車部品、電気・電子部品、給配水機器部
品、摺動部材などに有用な組成物を配合設計できる“。
〈実施例〉 以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳述する。
なお、本実施例に示す%、比および部の値は、特にこと
わらない限りそれぞれ重量%、重量比および重量部を示
す。
実施例1〜4および比較例1 酸クロリド法による低温溶液重合法で合成した次式 %式% で示される対数粘度0.61(ポリマ濃度=05%、溶
媒:N−メチルピロリトノ、測定温度:30℃)のFA
I樹脂および次式 %式% で示されるPI樹脂(アノプンヨノ社′1PI−208
0’)をそれぞれ別々にN−メチルピロリドンにポリマ
濃度20%で溶解して均一溶液を調製した。
次に上記で得た2種類の溶液を第1表の組成になるよう
に均一混合したのち水再沈、脱水、乾燥(130℃で5
時間、続いて200℃で3時間処理)を順次行なって均
一配合粉末を得た。
次に上記で得た均一配合粉末をブラベンダープラストグ
ラフエクストルダーに供給して処理温度360℃、スク
リュー回転数4 Orpmで溶融押出ししてペレット化
したのち、温度350℃、圧力50〜l90kq/dで
圧縮成形して成形試験片を作成し、摺動特性および物理
的特性を測定したところ、次の第1表のような結果が得
られtこ。
第1表の結果から明らかなように実施例1〜4の場合P
I樹脂を配合しない比較例1に比較して摺動特性および
熱変形温度の改良効果が顕著であつtこ。
(本頁以下空白) 第1表 比較例2 実施例1と同一のFAI樹脂30部およびPI樹脂70
部を各々N−メチルピロリドンの20%溶液にして均一
混合したのち水再沈、脱水、乾燥処理を順次行なって均
一配合粉末を得た。
次に上記で得た均一配合粉末をブラベンダープラストグ
ラフエクストルダーに供給し、温度360℃で溶融押出
し操作を行なったが、エクストルダー内で樹脂組成物が
ゲル化して溶融押出しが不可能であった。
実施例5および比較例3 次式 m / n = 70 / 30 モル比で示さnるP
AI樹脂粉末(アモコ社製1 トーロノ4000T’)
901 部および低温溶液重合法で合成した次式で示されるPI
樹脂粉末lO部をトライブレンドしたのち、フルフライ
ト型スクリューを備えた30寵り押出機(処理温度33
0〜360℃)に供給し、溶融混練して均一配合組成物
ペレットを得た。
次にこの均一配合組成物ペレットを射出成形機(バレル
温度340〜355℃、射出圧力1,600kQ / 
d 、金型温度230℃)にかけて物性試験片を作成し
、摺動特性と機械的特性を測定しtコところ、第2表の
ような結果が得られた。
第2表の結果から明らかなように、本組成物はPI樹脂
を添加しない比較例3と比較して摺動特性が大幅にすぐ
れ、しかも機械的特性のバランスのすくれたものであつ
すこ。
(重置以下空白) 第2表 実施例6および比較例4 4、4’−2,2−プロピルビス(p−フエニレノオキ
シ)ジアニリンと無水トリメリット酸クロリドの反応に
よって合成された次式 で示され、対数粘度0.63(溶媒:N−メチルピロリ
ドン、温度:30℃、濃度:0.5 f /dl )の
PAI樹脂80部および2,2−ヒス(3’ 、 4’
−ジカルボキンフェニル)へキサフルオロプロパンニ無
水物と4,4′−ジアミノジフェニルエーテルの反応に
よって溶液重合法で合成した次式 で示され、対数粘度0.48(溶媒二N−メチルピロリ
ドン、濃度: 0.5 f /dl、温度=30℃)の
PI樹脂20部を実施例1と同様の方法で溶液ブレンド
、水再沈、脱水、乾燥処理を順次行なって均−配合粉末
を得た。
次に上記で得た均一配合粉末をブラベンダープラストグ
ラフエクストルダーに供給して処理温度350℃で溶融
押出しして均一配合ペレットを得た。
次に上記均一配合ペレットを温度360℃、圧力120
#/dで圧縮成形して成形試験片を作成し、摺動特性と
機械的特性を測定したところ第3表のような結果が得ら
れtこ。
第3表の結果から明らかなように本組成物はPI樹脂を
添加しない比較例4と比較して摺動特性にすぐれ、しか
も機械的特性のバランスのすぐれたものであった。
C不貞以下空白) 第3表 比較例5 無水トリメリット酸クロリドと4,4′−ジアミノジフ
ェニルエーテルの反応によって合成された一般式 I樹脂80部と実施例1と同一のPI樹脂20部を溶液
ブレッド、水再沈、脱水、乾燥を順次行なった後、ブラ
ベノダープラストグラフエクストルグーに供給し、温度
350℃で溶融混練して押出す操作を行なったが、FA
I樹脂が全く溶融しないために溶融混線、溶融押出しが
全く不可能であった。
比較例6 無水トリメリット酸クロリドとメタフェニレンジアミン
の反応によって合成された一般式90部と実施例1と同
一のPI樹脂粉末lO部をトライブレンドしたのち、ブ
ラベンダープラストグラフエクストルダーに供給し、温
度350℃で溶融混練して押出す操作を行なったところ
、初期は一応溶融混練が可能であったが、FAI樹脂が
加熱溶融時に極めてゲル化しやすいため、間もなくエク
ストルダー内部で樹脂組成物がゲル化し溶融押出しが不
可能になった。
比較例7 無水トリメリット酸クロリドと4,4′−ジアミノジフ
ェニルメタノの反応によって合成された一般式 AI樹脂90部と実施例1と同一のPI樹脂lO部を溶
液ブレンド、水再沈、脱水、乾燥を順次行なった後、ブ
ラベンダープラストグラフエクストルダーに供給し、温
度350℃で溶融混線に押出す操作を行なったが、溶融
流動開始温度がFAI樹脂の熱分解温度を越えていたた
め、エクストルダーの出口から一部分解した樹脂と分解
生成ガスが同時に吐出され、スムーズなペレット化操作
ができなかった。
〈発明の効果〉 本発明の組成物は、とくに300〜400℃の温度領域
における良好な熱安定性および流動性を兼備し、かつ射
出成形可能なジフェニルエーテル結合を必須成分として
含有する非晶性熱可塑性芳香族PAI樹脂の熱度′形温
度および摩擦摩耗特性を改善することが可能である。
特許出願人 東 し 株 式 会 社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (イ) ジアミン(またはジイソシアネート)残基が次
    の構造および組成(ただし全体で100モル%)で構成
    される非晶性熱可塑性芳香族ポリアミドイミド樹脂 0〜100モル% 80〜Oモル% (ただし、R1は炭素数l〜4のアルキル基、R2は炭
    素数l〜4のアルキル基またはハロゲンi子、x バー
    5o2−基、 O基まt:ハcH3基、aは1〜1l −C−−C− CH3 25、bは0または1〜4、CはOまたは1〜2の整数
    を示す)および ←)一般式 %式% (ただし、Yは直接結合、−〇−1O、−5O2−11 C− CH1CF3 1 −C−−C−1Ar は芳香族のジアミン(またはl CH3、CF。 ジイソシアネート)残基を示す)で表わされる繰返し単
    位を主要構造単位とする芳香族ポリイミド樹脂からなり
    、全組成物中に占める割合が(イ)非晶性熱可塑性芳香
    族ポリアミドイミド樹脂60〜99重量%および(ロ)
    芳香族ポリイミド樹脂1〜40重量%からなることを特
    徴とするポリアミドイミド樹脂系組成物。
JP9635784A 1984-05-16 1984-05-16 ポリアミドイミド樹脂系組成物 Expired - Lifetime JPH0619019B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009249454A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Toyota Motor Corp 摩擦材

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JP2009249454A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Toyota Motor Corp 摩擦材

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