JPS6022322Y2 - 細径コア光フアイバの目視軸合装置 - Google Patents

細径コア光フアイバの目視軸合装置

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JPS6022322Y2
JPS6022322Y2 JP407981U JP407981U JPS6022322Y2 JP S6022322 Y2 JPS6022322 Y2 JP S6022322Y2 JP 407981 U JP407981 U JP 407981U JP 407981 U JP407981 U JP 407981U JP S6022322 Y2 JPS6022322 Y2 JP S6022322Y2
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Japan
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optical fiber
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small
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core optical
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JP407981U
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泉 三川
正男 立蔵
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日本電信電話株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は細径コア光ファイバの接続において、細径コア
光フアイバ端面のつき合わせ位置近傍における前記光フ
ァイバの細径コアを目視することにより、高精度に軸合
わせする装置に関するものである。
従来のこの種装置は、2種類に大別することができる。
その第1は、光ファイバの外周を目視により軸合わせす
るものである。
第1図にその概略を示す。
第1図において、1および2は光ファイバ、3は光フア
イバ固定器、4は三軸微動式光フアイバ固定器、5は照
明用光源、6は顕微鏡である。
これは次のように動作させる。光ファイバ1を光フアイ
バ固定器3に保持固定し、光ファイバ2を三軸微動式光
フアイバ固定器4に保持固定して、光ファイバ1と光フ
ァイバ2の端面をつき合わせる。
この端面のつき合わせ位置近傍を、照明用光源5より照
明し、端面衝合位置近傍の光ファイバ1および2を顕微
鏡6で観測する。
軸合作業者は三軸微動式光フアイバ固定器4を微動調整
して、顕微鏡6により拡大された光ファイバ1および2
の外周を軸合わせする。
従来の目視軸合装置の一例は以上のような構成になって
いるので、光ファイバの外周は軸合わせできても、コア
は全く軸合わせされていない、すなわち原理的に照明用
光源5による照明では光ファイバ1および2のコ゛アを
目視することができず、コアを軸合わせすることは不可
能であるという欠点があった。
特に細径コア光ファイバを軸合わせする場合、この欠点
は顕著に現われる。
このため細径コア光ファイバを軸合わせする場合、第2
の軸合装置が用いられている。
この概略を第2図に示す。
第2図において、11および12は細径コア光ファイバ
、13は光フアイバ固定器、14は三軸微動式光フアイ
バ固定器、15は入射用光源、16は受光器、17は表
示パネルである。
これは次のように動作する。
細径コア光ファイバ11および12をそれぞれ光フアイ
バ固定器13および三軸微動式光フアイバ固定器14に
保持固定して、細径コア光ファイバ11および12の端
面をつき合わせる。
その後、入射用光源15から細径コア光ファイバ11に
光を入射し、この光を細径コア光ファイバ12に接続さ
れた受光器16で受光させ、前記光強度を表示パネル1
7に表示させる。
軸合作業者は表示パネル17に表示された光強度が最大
になるように、三軸微動式光フアイバ固定器14を微動
調整し、光強度が最大になった時、細径コア光ファイバ
11および12のコアが軸合わせされたとするのである
従来の軸合装置の他の例は以上の構成になっているので
、前記光ファイバ11および12が長距離である場合、
入射用光源15と受光器16が軸合作業者から遠く離れ
てしまい、軸合作業者が表示パネル17を直接見るため
には、多くの困難が生じ、非常に作業性が悪い欠点があ
った。
本考案は細径コア光ファイバを軸合わせする際に、簡便
な光学機器を用いるだけで、細径コア光ファイバのコア
を直接目視して軸合わせすることを特徴とし、その目的
は細径コア光ファイバの接続において重要な軸合わせを
容易に、しかも高精度に行うことにより、高品質な接続
を実現し、細径コア光ファイバを用いた光通信網の実用
化に寄与することにある。
前記の従来の軸合装置の欠点を解決するには、軸合作業
者が細径コア光ファイバのコアを目視できればよい。
このため、この目視のための照明条件について実験検討
したところ、細径コア光フアイバ近傍にその側面から平
行光または発散光を照射する光源を配し、前記光ファイ
バに平行光または発散光を照射して、その透過光を顕微
鏡で目視すれば、前記光ファイバのコアを目視できるこ
とがわかった。
この原因は、細径コア光ファイバの中心付近、すなわち
前記光ファイバのコアをほぼ平行に透過する光の場合、
円柱レンズである光ファイバが光を屈折する影響が小さ
く、前記光ファイバのコアの透過情報を伝える光が、顕
微鏡に入射し易いためである。
ところが、発散光を照射する場合、このための点光源と
、細径コア光ファイバの中心および顕微鏡の軸を一致さ
せることは非常に難しい。
そこで平行光を前記光ファイバに照射する第3図に示す
一実施例を考案した。
第3図において、11,12は細径コア光ファイバ、1
8は光フアイバ固定器、19は固定台、20は18と同
じ光フアイバ固定器、21は三軸微動台、22は平行光
光源、23は顕微鏡、24は′■カメラ、25はカメラ
制御部、26はテレビモニタである。
前記細径コア光ファイバ11は、固定台19上の光フア
イバ固定器18により保持され、前記細径コア光ファイ
バ12は三軸微動台21上の光フアイバ固定器20によ
り保持されている。
この三軸微動台21を微動調整することにより、細径コ
ア光ファイバ12を動かし細径コア光ファイバ11と衝
合させることができる。
また平行光光源22から出射された平行光は、細径コア
光ファイバ11,12の端面衝合位置近傍を透過して顕
微鏡23に入射する。
この顕微鏡23により拡大結像された細径コア光ファイ
バ11および12の像は、TVカメラ24により電気信
号に変換され、カメラ制御部25を経てテレビモニタ2
6に表示される。
次に平行光光源22からの平行光で細径コア光ファイバ
11.12のコアを目視することができる理由について
述べる。
第4図はその原理図であって、Aは細径コア光ファイバ
のコア周、Bは細径コア光ファイバの外周、CおよびD
は細径コア光ファイバを透過する平行光の光路である。
前記細径コア光ファイバは、円柱レンズと同様の作用を
する。
したがって光路りのように、前記光ファイバの中心から
離れた領域に入射する光路は、該光ファイバを透過した
後いったん収束して大きく発散する。
ところが光路Cのように、前記光ファイバの中心付近に
入射する光路は、該光ファイバを透過した後、はとんど
拡散せず、第3図に示した顕微鏡23に入射するので、
前記顕微鏡23で細径コア光ファイバのコアを目視する
ことができる。
さに前記顕微鏡23で目視する細径コア光ファイバのコ
アは、実際の細径コア光ファイバのコアに比べ、見かけ
上拡大されていることについて説明する。
第5図はその説明図であって、Aは細径コア光ファイバ
のコア周、Bは細径コア光ファイバの外周、Eは細径コ
ア光ファイバのコア周A上の1点、Fは見かけ上前記E
に対応する1点、Gは見かけ上の細径コア光ファイバの
コア周である。
細径コア光ファイバに入射した光は、前記光ファイバの
コア周A上の1点Eで散乱され、第5図中に矢印を付し
た実線で示す光路を通り、前記光ファイバを透過する。
ところがこの光路は、あたかも見かけ上の1点Fで散乱
され、第5図中に破線で示す光路であるように振舞う。
すなわち顕微鏡23で目視する場合は、見かけ上の細径
コア光ファイバ57周Gを見ることになる。
仮に細径コア光ファイバのコア径が、外径のw分の1で
あり、前記光ファイバの屈折率が1.46とすると、前
記見かけ上の細径コア光ファイバ57周Gの径は、細径
コア光フアイバコア径の約1.6倍となることから、細
径コア光ファイバ57周を拡大して目視することができ
るのである。
また平行光光源のかわりにコリメートされていない光源
を使用する場合、透過する光を第6図にす。
第6図において、Aは細径コア光ファイバのコア周、H
は前記コア周を通る透過光の範囲、■は前記Hとコア周
Aとの接する領域である。
コリメートされていない光源から出射されたHの範囲内
の光は、細径コア光ファイバのコア周Aの領域Iの情報
を伝達し、顕微鏡の対物レンズに入射する。
このため目視の際には、第6図中にδで示す領域がコア
周として目視されることになり、読取誤差の原因となる
しかしこの場合も、顕微鏡の対物レンズの開口数をNA
、細径コア光ファイバのコア半径をa1細径コア光ファ
イバと光源との距離を1、光源の半径をdとしたとき、 の関係を満足すれば、目視の際に、コア周として目視さ
れる領域は前記δ以内におさえられる。
また単一モード光ファイバの接続の場合、軸ずれによる
損失を0.1dB以下にするためには、軸ずれ量Xが の範囲になければならない。
このような高度な軸合わせを遠戚するには、前記領域δ
はさらに小さく、次式を満たす必要がある。
0〈δ<0.2 (31以上の
式(1)、 (3)より、次式の関係が導かれる。
式(4)の関係を満足すれば、前記領域δは充分小さく
、目視の際の読取誤差を小さくすることができる。
以上説明したように、平行光光源から出射された光を顕
微鏡23で観測し、TVカメラ24を通してテレビモニ
タ26に表示させると、両細径コア光ファイバ11およ
び12のコアを拡大して結像することができる。
軸合作業者は、このテレビモニタ26上の細径コア光フ
ァイバ11および12のコアを目視しながら、三軸微動
台21を微動調整し、前記細径コア光ファイバを軸合わ
せする。
このような構成、動作になるため顕微鏡23の倍率を向
上させることにより、著しく高精度に軸合わせすること
ができる。
すなわち実験的に検討したところ、10μmの細径コア
光ファイバのコアをテレビモニタ26上で約2cmまで
拡大することが可能であったので、軸ずれの測定精度は
約0.5μm以上である。
この場合、iは0.1であり、軸合精度は従来の光強度
測定による軸合方法とほぼ同じか、それ以上に向上され
ている。
また軸合作業者は接続現場でテレビモニタ26を見るだ
けで軸合わせできるので、従来の軸合装置に比べて著し
く作業性が良い。
なお以上の説明は、単一顕微鏡を用いて、テレビモニタ
上でモニタしながら、水平方向の軸合わせを行う場合に
ついて述べたが、この時、垂直方向については、同一の
顕微鏡で軸合わせすべき2本の光フアイバコアを観測し
ているわけであるから、両者の明確な像が得られている
すなわち両コアに顕微鏡の焦点が合っている時に、対物
レンズの焦点深度に対応する精度での垂直方向の位置合
わせがなされていることとなる。
さらに軸合わせの精度を上げるためには、観測系を2組
設け、あるいはミラーを用いて、直交する2方向から軸
合わせを行なえばよいことは言うまでもない。
以上説明したように、本考案の細径コア光ファイバの目
視軸合装置は、接続現場で細径コア光ファイバのコアを
拡大し目視することができるので、接続現場のみでの操
作ですみ、作業性が良く、しかも高精度に軸合わせが可
能となる。
さらに前記軸合装置は安価に製作できることから、細径
コア光フアイバ接続技術の発展に大きく貢献し、細径コ
ア光ファイバを用いた光通信網の実現を前進させるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は2種類に大別される従来の軸合装置のうち、第
1の軸合装置の概略図、第2図は第2の軸合装置の概略
図、第3図は本考案装置の一実施゛例の概略図、第4図
、第5図および第6図は細径コア光ファイバを透過する
光路の原理説明図である。 1.2・・・・・・光ファイバ、3・・・・・・光フア
イバ固定器、4・・・・・・三軸微動式光フアイバ固定
器、5・・・・・・照明用光源、6・・・・・・顕微鏡
、11,12・・・・・・細径コア光ファイバ、13・
・・・・・光フアイバ固定器、14・・・・・・三軸微
動式光フアイバ固定器、15・・・・・・入射用光源、
16・・・・・・受光器、17・・・・・・表示パネル
、18・・・・・・光フアイバ固定器、19・・・・・
・固定台、20・・・・・・光フアイバ固定器、21・
・・・・・三軸微動台、22・・・・・・平行光光源、
23・・・・・・顕微鏡、24・・・・・−TVカメラ
、25・・・・・・カメラ制御部、26・・・・・・テ
レビモニタ、A・・・・・・細径コア光ファイバのコア
周、B・・・・・・細径コア光ファイバの外周、C9D
・・・・・・細径コア光ファイバを透過する光路、E・
・・・・・細径コア光ファイバのコア周A上の1点、F
・・・・・・見かけ上E点に対応する1点、G・・・・
・・見かけ上の細径コア光ファイバのコア周、H・・・
・・・透過光の領域、■・・・・・・透過光とコア周A
との接する領域、δ・・・・・・目視の際コア周として
目視される領域。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 接続する2本の細径コア光ファイバの2個の端面をつき
    合わせて両細径コア光ファイバを光学的に軸合わせする
    装置において、軸合わせする2個の細径コア光フアイバ
    端面のつき合わせ位置近傍に、前記両細径コア光ファイ
    バの側面から光を照射する光源と1、前記つき合わせ位
    置近傍を透過する光が入射して前記両細径コア光ファイ
    バのコアを目視できる顕微鏡を具備し、その配置関係は
    、コアの目視誤差をδ、前記顕微鏡の対物レンズの開口
    数をNA、細径コア光ファイバのコア半径をa1細径コ
    ア光ファイバと光源との距離を1、光源の半径をdとし
    て、 0.8・−く(1一見) d−<NA i al の関係を満足することを特徴とする細径コア光ファイバ
    の目視軸合装置。
JP407981U 1981-01-17 1981-01-17 細径コア光フアイバの目視軸合装置 Expired JPS6022322Y2 (ja)

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