JPS60222064A - 二重構造管及びその製造方法 - Google Patents
二重構造管及びその製造方法Info
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- JPS60222064A JPS60222064A JP59076701A JP7670184A JPS60222064A JP S60222064 A JPS60222064 A JP S60222064A JP 59076701 A JP59076701 A JP 59076701A JP 7670184 A JP7670184 A JP 7670184A JP S60222064 A JPS60222064 A JP S60222064A
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- Pending
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は二重構造管、特に医療用として使用される二重
構造管とその製造方法に係り、材質の異なる樹脂によっ
て構成される外管と内管を強力に合体させるようにした
ものである。
構造管とその製造方法に係り、材質の異なる樹脂によっ
て構成される外管と内管を強力に合体させるようにした
ものである。
従来から輸血輸液セット、人工腎臓用血液回路、人工心
肺用血液回路、カテーテル等、医療分野における血液、
体液、薬液等の移送にポリ塩化ビニル製のチューブが使
用されていることはよく知られている。
肺用血液回路、カテーテル等、医療分野における血液、
体液、薬液等の移送にポリ塩化ビニル製のチューブが使
用されていることはよく知られている。
しかし、これらのポリ塩化ビニル樹脂は生体成分や薬液
と接触すると、樹脂中に配合されている可塑剤、安定剤
等が生体成分や薬液中に溶出し、そのため人体に悪影響
を与えたり、材料の力学特性に変化を与えたりする欠点
がある。
と接触すると、樹脂中に配合されている可塑剤、安定剤
等が生体成分や薬液中に溶出し、そのため人体に悪影響
を与えたり、材料の力学特性に変化を与えたりする欠点
がある。
このため、従来から種々の検討がなされており、その１
つとして第１図に示すようにポリ塩化ビニル製の外管ｌ
の内側に、生体成分や薬液が接触しても有害な物質を溶
出せず、生体適合性の良好な熱可塑性高分子材料、たと
えば熱可塑酸ポリウレタンや熱可塑酸ポリカーボネート
等の内管２を一体的に結合させたものが知られている。
つとして第１図に示すようにポリ塩化ビニル製の外管ｌ
の内側に、生体成分や薬液が接触しても有害な物質を溶
出せず、生体適合性の良好な熱可塑性高分子材料、たと
えば熱可塑酸ポリウレタンや熱可塑酸ポリカーボネート
等の内管２を一体的に結合させたものが知られている。
このような二重構造管は、生体成分や薬液が直接ポリ塩
化ビニルに接触することがないため、有害物質の溶出を
心配せずに使用することができ、しかも抗溶血性、抗凝
血性が改良される等種々の特性が得られる。
化ビニルに接触することがないため、有害物質の溶出を
心配せずに使用することができ、しかも抗溶血性、抗凝
血性が改良される等種々の特性が得られる。
しかしながら、こうした二重構造管は、外管１と内管２
とが親和性のない材質の異なった樹脂であるため、押出
し機による一体成形を行なった場合、両者が剥離するこ
ともある。例えば塩化ビニルとポリカーボネイトでは、
互いに溶融接着せず、こうした取り合わせの二重管の製
造は困難である。また内管２の樹脂は、柔軟性に欠ける
ものが多く、したがって、特に内管２の肉厚を薄くした
ような場合、チューブを曲げたり、外圧が加わったりす
るとひび割れが生じたりすることもある。こうしたひび
割れが発生すると、その部分から外管１の有害物質が溶
出したり、さらにはそのひび割れ部に残血が生じる等、
種々の悪影響の原因となることはいうまでもない。
とが親和性のない材質の異なった樹脂であるため、押出
し機による一体成形を行なった場合、両者が剥離するこ
ともある。例えば塩化ビニルとポリカーボネイトでは、
互いに溶融接着せず、こうした取り合わせの二重管の製
造は困難である。また内管２の樹脂は、柔軟性に欠ける
ものが多く、したがって、特に内管２の肉厚を薄くした
ような場合、チューブを曲げたり、外圧が加わったりす
るとひび割れが生じたりすることもある。こうしたひび
割れが発生すると、その部分から外管１の有害物質が溶
出したり、さらにはそのひび割れ部に残血が生じる等、
種々の悪影響の原因となることはいうまでもない。
本発明はこのような従来の不利欠点を解消するために検
討の結果提案されたものであり、特に前記内管の周方向
に複数の突起を形成するとともに、この突起を前記外管
に埋入させることにより、外管と内管を強固に密着させ
るようにしたものであり、さらには、このような構成の
二重構造管を効率的に製造する方法を提供しようとする
ものである。
討の結果提案されたものであり、特に前記内管の周方向
に複数の突起を形成するとともに、この突起を前記外管
に埋入させることにより、外管と内管を強固に密着させ
るようにしたものであり、さらには、このような構成の
二重構造管を効率的に製造する方法を提供しようとする
ものである。
以下、本発明の具体的実施例を添付図面に従って説明す
ると、まず第２図は本発明に係る二重構造管の断面図を
示したものであり、ｌＯはポリ塩化ビニル製の外管、１
１は、血液等の生体成分や薬液に触れたときに有害な物
質を実質的に溶出せず、生体適合性のすぐれた懸回塑成
合成樹脂でできた内管である。
ると、まず第２図は本発明に係る二重構造管の断面図を
示したものであり、ｌＯはポリ塩化ビニル製の外管、１
１は、血液等の生体成分や薬液に触れたときに有害な物
質を実質的に溶出せず、生体適合性のすぐれた懸回塑成
合成樹脂でできた内管である。
内管１１の材料としては、たとえば、ポリカーボネート
、ポリプロピセン、ポリエチレン、フッ素系樹脂等があ
る。
、ポリプロピセン、ポリエチレン、フッ素系樹脂等があ
る。
これら外管１０と内管１１とは、一体的に密着しており
、内管１１の周方向には複数の突起１２が形成されると
ともに、これら突起１２は外管ｌＯの内部に埋入されて
いる。この場合、前記突起１２は、先端部にクサビ部を
形成して、内管１１が外管ｌＯと容易に剥離しないよう
にするとよい。このクサビ部としては第２図のような断
面円状のほかに、第２−’！？＋ｚのように断面矢先形
状としてもよいことはいうまでもない。
、内管１１の周方向には複数の突起１２が形成されると
ともに、これら突起１２は外管ｌＯの内部に埋入されて
いる。この場合、前記突起１２は、先端部にクサビ部を
形成して、内管１１が外管ｌＯと容易に剥離しないよう
にするとよい。このクサビ部としては第２図のような断
面円状のほかに、第２−’！？＋ｚのように断面矢先形
状としてもよいことはいうまでもない。
第３図は、第２図に示したような二重構造管を押出し機
により製造するに際しての金型の−る溶融樹脂の通路２
１が形成され、外側に外管１０となる溶融樹脂の通路２
２が形成されている。そして、入口２３から入った外管
樹脂と入口２４から入った内管樹脂とは溶融状態で回忌
円周上を同時に直進した後、まず外管樹脂は金型の途中
において第４図のＡ−Ａ断面に示すごとく、周方向に複
数分割し、さらに前方に進むに従って第５図に示すごと
く分割した樹脂が再び結集して管状となるような経路を
たどる。
により製造するに際しての金型の−る溶融樹脂の通路２
１が形成され、外側に外管１０となる溶融樹脂の通路２
２が形成されている。そして、入口２３から入った外管
樹脂と入口２４から入った内管樹脂とは溶融状態で回忌
円周上を同時に直進した後、まず外管樹脂は金型の途中
において第４図のＡ−Ａ断面に示すごとく、周方向に複
数分割し、さらに前方に進むに従って第５図に示すごと
く分割した樹脂が再び結集して管状となるような経路を
たどる。
一方、内管樹脂は外管樹脂通路２２の内側からしだいに
径を大きくして通路２２の内周に近ずくと同時に、内管
樹脂の一部は分割した各外管樹脂の間に導かれ、第５図
に示すごとく最終的にこれら樹脂が合体することになる
。
径を大きくして通路２２の内周に近ずくと同時に、内管
樹脂の一部は分割した各外管樹脂の間に導かれ、第５図
に示すごとく最終的にこれら樹脂が合体することになる
。
こうして合体した樹脂は、所定の肉厚となって出口２５
から押出され、次いで冷却固化されるものである。
から押出され、次いで冷却固化されるものである。
以上説明した本発明によれば、異なった樹脂から構成さ
れる二重構造管において、内管の周方向に複数の突起を
形成し、この突起を外管に埋入させるようにしたので、
内管が外管に対して強固に密着することになる。従って
、特に内管の肉厚を薄くしたような場合でも内管が容易
に剥離せず、また管本体に外圧が加わっても内管にひび
割れ等が発生するのを防ぐことかでき、内管の特性を維
持することができる。また本発明法によれば、このよう
な二重構造管を効重重に大量生産することができる。
れる二重構造管において、内管の周方向に複数の突起を
形成し、この突起を外管に埋入させるようにしたので、
内管が外管に対して強固に密着することになる。従って
、特に内管の肉厚を薄くしたような場合でも内管が容易
に剥離せず、また管本体に外圧が加わっても内管にひび
割れ等が発生するのを防ぐことかでき、内管の特性を維
持することができる。また本発明法によれば、このよう
な二重構造管を効重重に大量生産することができる。
なお、本発明は、血液回路、カテーテル等の医療用管の
ほかに、工業用、家庭用等に使用される合成樹脂製の二
重構造管にも適用することができる。
ほかに、工業用、家庭用等に使用される合成樹脂製の二
重構造管にも適用することができる。
第１図は従来の二重構造管を示す断面図、第２図は本発
明に係る二重構造管の一例を示す断面図、第２−ｂ図は
本発明の他の実施例を示す断面図、第３図は本発明に係
る二重構造管を製造するための金型の一例を示す断面図
、第４図は第３図のＡ−Ａ断面図、第５図は同じく第３
図のＢ−Ｂ断面図である。 図中１０は外管、１１は内管、１２は突起、２１は内管
樹脂通路、２２は外管樹脂通路である。 出 願 人 川澄化学工業株式会社 代 理 人 弁理士 西野茂美
明に係る二重構造管の一例を示す断面図、第２−ｂ図は
本発明の他の実施例を示す断面図、第３図は本発明に係
る二重構造管を製造するための金型の一例を示す断面図
、第４図は第３図のＡ−Ａ断面図、第５図は同じく第３
図のＢ−Ｂ断面図である。 図中１０は外管、１１は内管、１２は突起、２１は内管
樹脂通路、２２は外管樹脂通路である。 出 願 人 川澄化学工業株式会社 代 理 人 弁理士 西野茂美
Claims (2)
- （１）合成樹脂製の外管と、この外管の内側に密着しか
つ前記外管と異種の合成樹脂製の内管とから成る二重構
造管において、前記内管の周方向に複数の突起を形成し
、この突起を前記外管に埋入させることを特徴とする二
重構造管。 - （２）外管となる合成樹脂を外側にし、内管となる合成
樹脂を内側にして、これら合成樹脂を溶融状態で押出す
とともに、外側の合成樹脂は途中において周方向に複数
分割させ、前記内側の合成樹脂の一部を分割した外側の
合成樹脂間に導いて、最終的に両者を一体的に合体させ
、その後全体を冷却固化させることを特徴とする二重構
造管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59076701A JPS60222064A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | 二重構造管及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59076701A JPS60222064A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | 二重構造管及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60222064A true JPS60222064A (ja) | 1985-11-06 |
Family
ID=13612811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59076701A Pending JPS60222064A (ja) | 1984-04-18 | 1984-04-18 | 二重構造管及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60222064A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103566431A (zh) * | 2013-11-15 | 2014-02-12 | 北京伏尔特技术有限公司 | 一种复合层医用管材、共挤机头及制造医用管材的方法 |
| JP2015181886A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | テルモ株式会社 | 医療用チューブ、バルーンカテーテル、及び医療用チューブの製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5030677A (ja) * | 1972-07-26 | 1975-03-26 |
-
1984
- 1984-04-18 JP JP59076701A patent/JPS60222064A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5030677A (ja) * | 1972-07-26 | 1975-03-26 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103566431A (zh) * | 2013-11-15 | 2014-02-12 | 北京伏尔特技术有限公司 | 一种复合层医用管材、共挤机头及制造医用管材的方法 |
| JP2015181886A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | テルモ株式会社 | 医療用チューブ、バルーンカテーテル、及び医療用チューブの製造方法 |
| US9968768B2 (en) | 2014-03-26 | 2018-05-15 | Terumo Kabushiki Kaisha | Medical tube, balloon catheter and method of manufacturing medical tube |
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